剣客のメモ

ぶんぶん　(2002/06/06(Thu) 00:51:43)

古道居合術の達人といわれた、御影流八代目師範の宮本朝雲氏（５８歳）が、
真剣で何者かに首を切断され、死体となって発見された。
被害者は自分が何者かに命を狙われていることを知っていたようで、
「自分が万が一首を取られた時は、このメモを警視庁の佐々木警部に渡してほしい。」
と家族に告げていたらしい。
宮本氏は警視庁の剣道部の名誉顧問でもあったため、佐々木警部とは親しくしていた。
警部はそのメモを受け取ったが、さっぱり意味がわからなかった。
犯人の手がかりとなるメモには次の四つの言葉が書かれているだけだった。

＜化学繊維＞＜台風＞＜予定＞＜佐賀県＞

佐々木警部のかわりに、このメモの謎を解き、犯人の名前を答えてもらいたい。




む、難しい。容疑者リストも無いんですね。
しかもメモの内容も意味不明だし、どこから手をつけていいのやら．．．
軽いヒントを一発いただけませんか？

どうでもいいことですが、宮本氏は殺されることは分かっていても、
その殺され方が「首をとられる」であろうことまで分かっていたんですね。すごい！


ノーヒントだとかなりむずかしいかな？
では、かるーいヒントです。
「首をとられる」は、この問題のひとつのキーワードです。
昔の剣客は、人を殺すこと自体を「首をとる」と言ったようです。


＜＞の中が全て漢字ですな。
それと、「首をとる」というのは部首をとるってことでは・・・


かなり苦戦しているみたいですね。素通人さんの部首をとるっていう考え、
おもしろいけど違います。
このメモの謎を解くには、問題文に記されている２つのキーワードが必要です。
１つは「首をとる」。もうひとつは・・・。
今日のヒントはこのへんで・・・。


ヒムロ　マナエ

理由はのちほど


およ？いつのまにやら答えが出てましたね。
muwさん、おみごとです。理由はのちほどってことは、
ほかの皆さんにも考えて頂こうってことかな？
では、まだ解説しないでおこうかな。


確かに、ダイイングメッセージの中に「ヒムロマナエ」の姿はみつけたんですけど、
何故最終的にそうなるのかがわかりません…。うーん……。


頭の文字は
化・台・予・佐
無理矢理カタカナに分解すると・・・
イヒ・ムロ・マア・イナエ
母音（アイウエオ）を取るのかな？
そうするとちゃんと「ヒムロマナエ」に・・・
あれ、「エ」も母音だ。
しかも「首をとる」との関係がない。


多分、首を取る＝殺人ということで、にんべんを取るということだと思うんですけど……。
それだと、予や台の説明がつかないんだよなあ…。


すでに、答えが出てしまっているので解説をします。
このメモの謎を解くには、問題文に記されている２つのキーワードが必要です。
１つは「首をとる」。これはメモに書かれていた
言葉の頭文字をとるって意味です。つまり頭を切りとるってことですね。
それによって取り出した＜化・台・予・佐＞この４つの文字は、
カタカナの組み合わせで構成されているという共通点を見つけることができます。
ただし、普通にカタカナに並べ替えるとイ・ヒ・ム・ロ・マ・ア・イ・ナ・エ
となり、人名とは程遠い意味不明なことばになります。
そこで必要になるのがもう一つのキーワード。
被害者が居合術の達人だったということです。居合術の達人が残したメモなら
当然居合抜きで首をとらなければなりません。
上記の９つのカタカナの並びから、イ・ア・イの３文字を抜くと、
ヒムロマナエという人名が浮かびあがります。
けっこう難しいと思ったんですがmuwさん、
ほぼノーヒントでやられてしまいました。あっぱれです！！



※　問題中に使用されている人名、地域名、会社名、組織名、製品名、イベントなどは架空のものであり、実在に存在するものを示すものではありません。