殺し屋の失敗

三原ジュン　(2004/02/15(Sun) 19:35:33)

大金持ちの老人の殺害を依頼されたある殺し屋がいた。
殺し屋は老人の邸宅へ行き、すぐさま老人にピストルを向けた。
「あんたには悪いが死んでもらうよ」
殺し屋が言うと、老人はあわてて
「命だけは助けてください。お金ならいくらでもあげますから」
老人の申し出に殺し屋はうなずいた。
もちろん命を助ける気はさらさらない。
金をもらうだけもらって死んでもらうのだ。
「その前にこの高級ブランデーで乾杯しませんか？」
老人はブランデーを取り出し、グラスをふたつテーブルにおいた。
ブランデーで乾杯をするふたり。
殺し屋はブランデーを飲み干すとすぐさま金の要求をした。
老人はそばにあった金庫へ向かい、中に入っていたお金を取り出した。
殺し屋は目を輝かせて札束の数を数えている。
思わぬ収入にすっかりご機嫌の殺し屋は、札束をしまったあと
静かに老人に向きなおり、引き金を引いた。
老人はあっけなく死んでしまった。
殺し屋は自分の指紋は全部ふきとり、グラスをふたつともきれいに洗い、
自分が来たという証拠をすべて隠滅してから老人の邸宅をあとにした。

しかし、あっという間に殺し屋は捕まってしまった。
「一体俺のどこに抜かりがあったんだ？」
警察から事情を聞くと
「しまった！あの老人のほうが一枚上手だったのか！」
さて、なぜ殺し屋はあっという間に捕まってしまったのでしょう？

あっ、セコムやってたとかそういうのはナシでお願いします(^▽^;)


殺し屋がお金を数えている間に、グラスをすり替えたのでしょう。


唾液のＤＮＡが決定的、では？でも自分の来たという証拠を全部消してから逃げたのでしょう。うーん。あ、そうだわ！執事さん（め〜←それはひつじ）が一部始終を見ていたからでは？


殺されるのを予期していたまたは大金持ちだったのでもし盗まれたときの犯人の特定にと老人は札束に発信機を付けて殺し屋の場所を特定させた。（金庫の中にでも警察へのメッセージがあったとか）我ながら冗談としか思えないくらい酷い推測だなと思います・・・第一、問題文にも老人が死期を予感していた記述もありませんし・・・黒ラベルさんのが一番在り得るでしょうね。



レスありがとうございます。
殺し屋は来客があったという証拠を隠滅するために
グラスをふたつともきれいに洗ってしまったということでお願いします。
（編集済みです）
でも黒ラベルさんと古畑さんはかなり近いです。
老人は自分が殺されるのをわかっていたのです。
もう正解出そうですね〜


三原ジュンさん、こんばんは。

老人が渡した札束は、ニセ札か、あるいは
銀行強盗などの犯罪によって老人が手にしたもので
警察によってナンバーが控えられていた。
つまり「使ったらすぐに捕まってしまうお金」
だったのでは。


黒ラベルさんが近いというなら札束を数えてる間に老人が何かをしたっていうことは確実ですね。
こうなったら古畑さんの推理の中で最も有効なのは「警察へのメッセージ」。
つまり老人は犯人の隙をついてメモかなんかを･･･ってそんなんで犯人を特定できるわけないか。
発信機なんですか？


　こんばんは。

　私も参加。。。といっても、もうほとんど答え出てる感じということなので、後追いですが（＾＾；

　黒ラベルさんと古畑さんの推理が近いということなので、
　「犯人が飲んだグラスを違うグラスにすり替えた後、金庫に犯人が飲んだグラスを入れた」
　というのはどうでしょうか。
　


ブランデーの中に睡眠薬を混ぜた。
老人宅をあとにした殺し屋は車の中などで爆睡してた…
だから簡単に捕まった。…とか＾＾；


くおんさん正解です！(^^)
老人は殺されるのをわかっていたので、
殺し屋がお金を数えている間に別のグラスとすりかえ、
彼の指紋がついたグラスを金庫に入れたのです。
指紋を全部ふきとっても金庫の中までは確かめなかったのが失敗でした。
回答してくださったみなさんありがとうございました！


※　問題中に使用されている人名、地域名、会社名、組織名、製品名、イベントなどは架空のものであり、実在に存在するものを示すものではありません。