今となっては…

粉雪凛々　(2004/09/26(Sun) 18:41:13)

俺の名前は木更津裕。２８歳で、私立探偵をしている。
これは、俺の担当した事件のなかで、最も悲しいものだった・・・

その日は雨だった。俺は、依頼人の螺翔百合さんの家にいた。依頼内容はこうだった。
「夫の螺翔一馬のもとに、＜お前をいつも見張っている。やめて欲しければ、１０００万円の金を用意しろ。さもなくば、お前を見張りつづけるか，殺す＞という脅迫状が届いている。どうか、犯人を捕まえてくれ。」というものだ。
　そのとき、事件はおきた。地下のワインセラーの方から、一馬の悲鳴が聞こえた。
俺は、百合さんと一緒に地下へと急いだ。
ワインセラーには、鍵が掛かっていた。百合さんの持っていた唯一の鍵で、俺たちは中へ入った。
　ワインセラーの中の蝋燭は全て消えていて、辺りは真っ暗で，何も見えなかった。
百合さんは急いで火を灯した。そこには、胸をナイフで刺され，死んでいる一馬の姿があった。家には百合さんと俺と一馬さんしかいなかった。百合さんは，俺と話をしていた。状況からして、外部犯はありえない。
それになにより、ワインセラーは完全な密室だ。
地下なので，窓も無い。唯一の出入り口の扉の鍵は，１つしかなく，ずっと百合さんが持っていた。・・一体誰が？どうやって彼を殺した？

今となっては，答えは歴然だ。・・・今となっては・・・



残る可能性は自殺ですか？


妙な事件ですね･･･

鍵は夫が内部からかけたか、妻が外からかけたか
夫が自分で刺したとしたら悲鳴をわざわざ出すというのは相当手が込んでいる
しかも真っ暗だったということは暗闇の中で胸を刺すのは難しい
（犯行時に灯りがついていて、犯行後にすぐ消すのは難しい）
密室の中の蝋燭は酸素が無くなれば自然に消える
しかし、百合さんがすぐに火をつけられたことからこの線は消えた

ここで、元に戻って考えてみます。

仮説1
百合さんは夫を殺し鍵を閉めた上で探偵と会っていた。
男の悲鳴を適当な時間に再生されるようにテープか何かをセットしていた。
脅迫状は百合さんが疑われないようにするための偽装？






　犯人は百合さんで、事前に殺しておき、主人公にテープか何かで悲鳴を聞かせることでアリバイを確保しようとした。


おもいっきりかぶってましたね；；
むたさんと私は全く別々に同じ説を出してます･･･


前、こんな話が推理番組でやってました！
その番組では、たしか自殺だったんですけど・・・・
なので、私も自殺かなぁと思います。



こんにちは〜。

とりあえず２つ浮かんだので・・・

１．憎い妻に殺人の罪を着せるための自殺
２．実は被害者は二重人格で、もう一人の人格が彼を殺した（つまり自殺）

思いつきで書いたので全然自信なしです（＾＾；


ここでいくつかヒントを出そう。
まずは、被害者の妻百合さんの証言だ。
「じつは、夫には借金があったらしいんです。前にも、今回のような脅迫状が何通も届いてきて，気持ち悪くて，ここに最近になって引っ越してきたんです。ワインセラーの
前は，空のダンボール箱やなにやらで、ごちゃごちゃしていたものですから・・犯人は
そこに隠れていたのかも・・」
次に，もう一つ。ワインセラーの中には，俺と百合さんと、被害者の一馬さんのほかにひとはいなく、百合さんが明かりをつけるまで，誰も外へはでなかった。
最後に，百合さんは犯人じゃないぜ。俺もな。
・・おっと、少し喋り過ぎたな。もう正解してる奴もいるみたいだしよ。
正解は，そのうちな。


一馬は自殺です。

鍵のかかったワインセラーの前で悲鳴を上げ、ダンボールの中に隠れる。
百合が鍵を開け探偵と中へ入り、明かりをつけるまでに室内へ入りにナイフで自殺。
（隠れてからしばらく目を閉じるなどして暗闇に目を慣らしておく）

一連の行動は殺されたように見せかけて保険金を手に入れるためだった。
脅迫されてるように見せかけて探偵を呼ぶように仕向けたのは
第三者と一緒に行動させることで妻を容疑者から外すため。




と、私の見たテレビではこんな感じだったんですけど。どうですか？


なーるほどー。
自殺は自殺でも、考え方が逆でしたね（＾＾；
では、前のレスの１．を訂正して・・・

１改．保険金目当ての自殺。
　　妻に容疑がかからないよう、密室にした。

といったところでしょうか？


名無しさんとvegaさん、正解だ。やっぱり、ちょっと喋り過ぎたな。
そう、一馬さんは、借金を返す保険金を手に入れるために，自殺したんだ。
これも、愛の形の一つなんだろうな・・
あと一つ，問題だ。これを答えたら、済にチェックしてやるよ。
もし、一馬さんが背中から刺されていたら，どうだ？
状況は，今回と同じとするぜ。


ナイフの柄をあらかじめ氷で固めて固定して、
それに思いっきって背中から飛び乗れば背中にナイフが刺さる・・・
これでいかがでしょう?


氷よりはドライアイスのような、
すぐに気体になるものを使ったほうがいいかと思います。


おお、すげえな。俺がちょっと留守してた間に，もう・・世の中にゃあ、名探偵さんがたくさんいるな。・・ＯＫ。俺の負けだな。これで、この問題は終了させてもらうとするぜ・・じゃあな。また、会おうぜ・・



※　問題中に使用されている人名、地域名、会社名、組織名、製品名、イベントなどは架空のものであり、実在に存在するものを示すものではありません。