頭の運動 〜クイズでIQ&右脳を鍛えよう!〜

No. カテゴリ タイトル 投稿者 投稿日時
022428 推理 警部山田隆夫の事件簿5 2004/09/30(Thu) 18:16:05
022444 未選択 実体験問題その33(マジック編) キョウ 2004/10/01(Fri) 11:31:39
022465 未選択 精神学論3 2004/10/01(Fri) 23:55:48
022467 推理 一青 窃殺人事件 SHO 2004/10/02(Sat) 09:54:37
022472 未選択 NO TITLE 粉雪凛々 2004/10/02(Sat) 12:17:55
022479 未選択 不幸せの赤いハンカチ 海人 2004/10/02(Sat) 13:39:42
022491 未選択 アンゴー redherring 2004/10/02(Sat) 20:59:40
022493 未選択 精神学論4 2004/10/02(Sat) 21:49:18
022516 推理 警部山田隆夫の事件簿6 2004/10/03(Sun) 17:36:31
022531 推理 M大学殺人事件の悲劇 ボナパルタ 2004/10/03(Sun) 21:34:03
022546 未選択 実体験問題その34(天災編) キョウ 2004/10/04(Mon) 10:45:46
022571 未選択 実体験問題その35(帰省編) キョウ 2004/10/04(Mon) 13:20:40
022579 未選択 うれし恥ずかし実体験 にゃん 2004/10/04(Mon) 14:14:53
022617 未選択 重たい凶器 海人 2004/10/05(Tue) 12:22:35
022631 未選択 犯人探し shishimaru 2004/10/05(Tue) 21:12:28
022652 未選択 嘘つき両親(実体験問題) Vega 2004/10/06(Wed) 12:50:49
022655 暗号 父からの暗号 おやつ編 海人 2004/10/06(Wed) 15:00:32
022671 未選択 証言の密室 2004/10/06(Wed) 22:15:36
022672 未選択 コンサート内の殺意 SHO 2004/10/06(Wed) 22:38:34
022683 未選択 実体験問題その36(カツ丼編) キョウ 2004/10/07(Thu) 10:08:17
022694 未選択 実体験問題その37(GW編) キョウ 2004/10/07(Thu) 13:01:10
022704 未選択 実体験問題その38(通勤電車編) キョウ 2004/10/07(Thu) 14:07:35
022716 未選択 実体験問題その39(エンスト編) キョウ 2004/10/07(Thu) 15:04:13
022729 未選択 実体験問題その40(ホテル編) キョウ 2004/10/07(Thu) 16:15:27
022738 未選択 遠い日の「祭り」 ρ_-)..。 2004/10/07(Thu) 17:35:10
022746 未選択 実体験問題をひとつ… 三原ジュン 2004/10/07(Thu) 18:04:46
022762 未選択 氾濫する実体験問題〜ペット編 ぺぷ 2004/10/07(Thu) 18:38:02
022773 未選択 氾濫する実体験問題〜虫編 ぺぷ 2004/10/07(Thu) 19:09:40
022776 未選択 遠い日の「ミドリガメ」 ρ_-)..。 2004/10/07(Thu) 19:35:28
022777 未選択 氾濫する実体験問題〜追憶の虫偏 ぺぷ 2004/10/07(Thu) 19:40:46



問題No.022671

証言の密室

 (2004/10/06(Wed) 22:15:36)

ここは金田家の邸宅。
金田家の長男、金田一郎は、父である金田武夫の部屋を辞した。画家として生きていきたいという願いは、ついに聞き入れられなかった。一郎は、先ほどの武夫との会話を思い出す。
「なぜ、親父は、俺の夢を聞き入れてくれない!」
「お前はまだ、若い世間知らずだ!俺の言うとおりに会社を継げば、生涯は安泰なんだぞ!」
一郎はため息をついた。夢は破れた。いや、破られたのだ。こうなってしまえば、もう、父が死んでくれるしかないのだ、死んでくれるしか・・。

一郎が部屋を辞してまもなく、執事の村井がやってきた。ドアをノックし、
「旦那様、コーヒーをお持ちしました、コーヒーを・・」
「入れ」武夫が言う。
「失礼します」
村井が中へ入る。彼の持つコーヒーは、相変わらず湯気を立てている・・。

台所長の妻、恵子は、ヒョイと顔を上げ、台所の窓から外をのぞいた。そこからは邸内の様子が見られるのだ。
「異常なし、異常なし・・」
彼女の夫で、料理長の俊介が裏口から入ってくる。
「ビックリするじゃない、室内から入ってよ」
「ああ、すまん、癖でな・・」
「今のところ、邸内に、少なくとも台所周辺には異常なし、と・・」
この女は邸の監視が趣味なのだった・・。

金田家次男、次郎は父の部屋の前で立ち往生していた。
「父さん、父さん」
呼んでも返事はない。そこへ、執事の村井がやってきた。
「どうされましたか?」
「父さんに用事があって来たんだけど、ノックしても返事がないんだ。部屋は中から鍵がかけてあるみたいで・・」
「旦那様、旦那様」
村井がノックしても返事はない。
「仕方ない、鍵を持ってきてくれ」
「かしこまりました」村井はさがっていった・・。

再び台所。恵子は仕事をしながらも、絶えず窓の外に気を配っている。
「あら?」
執事の村井と一人のメイドがあわててやってくる。村井の手にはひとつの鍵。そして、窓の近くにある引き出しの前で立ち止まった。村井は持っていた鍵を引き出しの鍵穴でガチャガチャさせると、引き出しを開き、中から大きな鍵束を取り出した。そしてまた、二人はかけてゆく。
「どうしたのかしら?」
恵子がそう思いながら、仕事にかかって数分。やがて聞こえてきたのは、メイドの悲鳴・・。

金田家当主、武夫の部屋に現在いるのは、鑑識が数名、刑事が二人、そして金田家長男、次男、執事の村井にメイドが一人であった。
「では、事件当時のあなた方の行動をお聞きしましょう」年輩の刑事が尋ねる。
「私は」村井が言う。
「私は八時調度に旦那様にコーヒーをお持ちしました。いつもその時間なのでございます。私が旦那様の部屋を訪れる直前、長男の一郎様が、部屋を辞されるところでした。その後、私は自室で一人きりでした」
一郎はぎくりとする。
「その後、一時間ほどしたでしょうか、次男の次郎様が旦那様の部屋のドアをノックしていらしたのです」
「そのとおりです」次郎が言う。
「私が父さんの部屋を訪れたのは、兄さんの会社の相続のことです」
「どういうことですか?」
「兄さんは、画家になろうとしていました。でも、父はそれを許さなかった。私は、兄さんの夢をかなえてあげるよう、父さんを説得しに行ったのです。それまでは、私も自室にいました」
「ほほう」刑事は面白そうだ。
「ですが、返事はありません。おまけに、部屋には鍵がかかっています。私は、執事に鍵を取りに行くよう、指示しました」
「鍵は台所前の戸棚の引き出しの中にあるのですが・・」執事が言葉を継ぐ。
「その引き出しには鍵がかかっていまして、それをあけるためのもうひとつの鍵が必要だったのです。その鍵を、途中で会ったメイドと取りに行き、鍵を取った私は引き出しの中から鍵束を取り出して、旦那様の部屋へ向かったのです」
「そして、部屋に入ってみると、金田家当主、武夫が首をつっていたというわけだな」
死体は片付けられていたが、部屋には衣類などをかけるところがあって、武夫はそこで首をつったらしかった。
「そのとおりです」次郎が言う。
「つまり、武夫氏は、村井さんがコーヒーを持ってきた午後八時からその一時間後の午後九時までの間に行われたということになりますなところで・・」
刑事は一郎のほうを向く。
「一郎さん、あなたはなぜ、お父さんの部屋を訪れたのですか?ああ、その時にあなたが殺しちゃいないことは承知しています。ですが、被害者との関係も洗っておきたいのでね」
「僕は、僕は会社の相続を断りにいったんです。結局、断られましたが・・。その後は自室に引き取りました」
「と、いうことは、あなたは武夫さんが死んで好都合ということですね」
「刑事さん!」
「いや、失礼、失礼。それはともかく、村井さん、この部屋の鍵は、誰でも持ち出せるのですか?」
「はあ、さっきも言ったとおり、鍵束は台所前の引き出しにあるのですが、その引き出しにも鍵が掛かっていまして、その鍵は、台所を横切って少ししたところにぶらさがっています」
「誰でも、持ち出せるのかね?」
「はい」
「でも、引き出しの中から鍵を出すのは不可能ですよ」
一同は、その声のするほうを向いた。そこには、いつの間にか、台所長の妻の恵子が立っていた。
「あなたは?」刑事が尋ねる。
「私は、ここの台所長、つまり料理長の妻の恵子と申します。私は、台所の窓からその引き出しを見ていましたが、誰も近づく者はありませんでしたよ」
「そ、それは確かですか?誰も、鍵束を取り出したものはいない・・」
「ええ、そうです。誰か来れば、必ず気付きますよ」
「と、いうことは・・ですよ」さっきまで黙っていた若い刑事が口を開いた。
「誰も鍵を持ち出していない、だが、部屋に鍵は掛かっている。これは、密室殺人ということですか?」
「まだ、殺人とは決まっていないのだよ」刑事が言う。
「だが、殺人だとすると・・フーム」
老刑事は深く考え始めた・・。
「あの料理女が嘘をついているのか?うーむ・・その亭主は?ドイツもコイツも怪しく見える・・」
全員が容疑者!さて、密室殺人のトリックと、その犯人とは?長いけどどうぞ。





 
ポケ (2004/10/06(Wed) 23:40:59)

執事が犯人ではないかなぁ〜と思います。
いや、こういう場合(密室事件)は鍵を持っていった人が怪しいので。


 
ceiling-walker (2004/10/07(Thu) 00:30:11)

自殺でもなくて、部屋が完璧な密室(窓も含む)なら、鍵束を取り出した執事が犯人です。
答えは書いてもいいのかな?
一応、鍵束、とだけ……。

箱さんの問題好きです〜。
精神学論シリーズとか。
でも今回のパターンでは、密室にする理由が不明です。
容疑者が絞られすぎる上にメリットが少ないと思うんですが。(まぁ、僕の考えが正しければですけど……。)
あと
>「あの料理女が嘘をついているのか?うーむ・・その亭主は?」
この辺があいまいなんでミステリとして成立してないような気が……。

文句ばっかすみません。


 
Vega (2004/10/07(Thu) 13:18:07)

こんにちは〜

私もceiling-walkerさんと同じく執事だと思います。
考えてるトリックもたぶん同じかな・・・
正しく鍵がこの密室のカギなのですよね(さむ!

>でも今回のパターンでは、密室にする理由が不明です。
殺害方法が絞殺なあたり、自殺に見せたかったのかもしれませんね〜

 
 (2004/10/07(Thu) 17:21:44)

ご参加、ありがとうございます。
ポケさん・確かに、一番怪しいですよね〜。理由もどうぞ。
ceiling-walker さん・お褒めの言葉と、厳しい意見(苦笑)ありがとうございます。密室にした理由は、一応、自殺に見せかけたかったということで。トリックのほうは、思いつき次第、ばしばしどうぞ。瞬殺覚悟!
Vegaさん・そうです!鍵がカギなのです!同じく、トリックも言っちゃっていいですよ〜。

 
ポケ (2004/10/07(Thu) 18:20:46)

合ってるかどうかわからないけど、僕の考えを書いておきます。
執事は引き出しを開けるための鍵束と引き出しの中にあった鍵束を持って武夫の部屋に向かいました。その時、本当に『引き出しの中にあった鍵束』についていた鍵を使って部屋に入ったかどうか・・・・・。
答えと全然違う方向だったら教えてくださいね。箱さん。

 
ceiling-walker (2004/10/07(Thu) 22:09:40)

ホントですね、ちゃんと「首を吊って」って書いてありましたw
すみません〜。失礼しました。



 
ヤザキ (2004/10/09(Sat) 06:05:57)

僕もポケさんと同じです。引き出しを開けるとき鍵をガチャガチャ言わせて開けるふりをしたのでは?

 
 (2004/10/09(Sat) 13:23:45)

もう、答えを言っても大丈夫なようですね〜。
結論から言いますと、犯人は執事の村井で、事前に「武夫の部屋の鍵」と「引き出しの鍵」を入れ替えておいたのです。「引き出しの鍵」もとい「部屋の鍵」は台所を横切ったところにあるので、恵子に見つからずに持ち出せるというわけです。後は、鍵束を取り出すところですばやく部屋の鍵と引き出しの鍵を入れ替えるだけです。村井は執事なので、一番鍵に細工しやすかったというのがポイントでした。
と、いうわけで、ヤザキさんと、ポケさん、正解です。ceiling-walker さんとVegaさんは、この推理だったのかな?

 
ceiling-walker (2004/10/09(Sat) 17:21:40)

答えと違ってたw

えとですね、あらかじめ武夫の部屋の鍵を鍵束からはずしておいて、八時〜九時の間に殺害。
部屋に鍵をかけて、誰かが異変に気づくのを待ち、引き出しの鍵を取りに行く。
鍵束をとった後に、鍵束に武夫の部屋の鍵をつけて完成。
鍵束に武夫の部屋の鍵がないことは、ぱっと見では分からない。
みたいな感じだったです。w

 
ポケ (2004/10/09(Sat) 18:14:17)

俺も、どちらかというとceiling-walkerさんの考えに近かったです。


 
※ 問題中に使用されている人名、地域名、会社名、組織名、製品名、イベントなどは架空のものであり、実在に存在するものを示すものではありません。


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