交霊会再現

斑猫 ◆XMrov1pg　(2004/12/13(Mon) 19:32:04)

１９世紀末に欧米で交霊術・交霊会が大流行しました。
ここでそのひとつを再現してみます。（細部は省略）
当時は多くの科学者文化人が騙されました。コナンドイルもその１人。
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交霊術を疑うＫ男爵は、有名な交霊術師を呼んで試すことを計画した。
噂を聞いてＦ伯爵夫人と御令嬢も参加したいと言ってきた。
３日後の晩、交霊術師とＦ伯爵夫人・令嬢がＫ男爵邸を初めて訪問する。
丸いテーブルに交霊術師　Ｋ男爵　Ｆ夫人　Ｆ嬢　Ｋ男爵夫人の５人が座る。

　　　　Ｆ嬢 Ｆ夫人
Ｋ男爵夫人 ○ Ｋ男爵
　　　　 交霊術師

ガス灯の照明の操作は男爵家に長年仕える執事。他には人はいない。
亡き母の愛用した小型アコーディオンのケースをテーブル中央に置く。
交霊術師 『テーブルの上に手を乗せて隣の人と手をつなぎましょう。
つないだ手は最後まで絶対に離さない、下におろしてもいけません。
霊は光が嫌いです。明かりを消して暗闇にしてください。
それでは男爵、アコーデｨオンのケースのフタを開けてください。
アコーデｨオンは中にありますね、確認したら右手を戻して。
それでは男爵の母上を呼んでみます・・・・・・来ました。
霊が誘ってきます、みなさん手はしっかりつないでいてください。
さあ霊よ、あなたが男爵の母上ならアコーディオンを鳴らしてください。』
テーブルの中央で鳴り出すアコーディオン。きちんと曲を演奏する。
『霊は帰りました。男爵、アコーディオンを確かめてフタを閉めてください。』
Ｋ男爵が再び右手を伸ばすとアコーディオンは元どおりにケースの中にある。
『明かりをつけてください。交霊術を終わります。』

Ｋ男爵とＫ男爵夫人はお互いに交霊術師の手を離さなかったと確認します。
丸テーブルとアコーディオンは男爵家にあった物です。
アコーディオンはテーブルの上で演奏されていた。
アコーディオンは両手を使わなければ曲の演奏ができない。
アクロバットや曲芸演奏のような不自然さはなかった。
間違いなく母のアコーディオンの音だった。
もちろんレコードやテープの音ではない。（当時あったとしても）

問題　この交霊術のトリックは？
　　　　瞬殺はしかたない、というかこんなことを考えた当時の交霊術師が悪い



こんばんわ
コナン･ドイルの遺族は日本の出版社から
出版を許可してくれるよう頼まれた時
コナン･ドイルの霊を降ろして尋ねた。
という豆知識はどこで自慢すれば良いのか
迷う線分ftです。
(ちなみに霊の回答は「日本だけは駄目だ」だったとか)

さて、前置きが長くなりましたが……
・腹話術
・エクトプラズマを出して、それで演奏
・執事が買収されていた
・K男爵とK男爵夫人の手を繋いだ

あ、しまった。
「瞬殺もしかたない」に反抗してボケて終るつもりが
まともな答が混じってしまった……(本当は自信がないだけ)


ども
まず質問したいのですが、アコーディオンは演奏されたのですか？それともただ単に鳴ったのでしょうか？
それによってトリックはかなり限られてきます


交霊術師が左手でＫ男爵夫人の手をつかみ、Ｋ男爵にその左手の手首のあたりをつかませていた。つまり左手だけで両端と手をつないでいた。開いていた右手で弾いていた。


F夫人がグルだった



線分ft さん　こんばんわ
>・K男爵とK男爵夫人の手を繋いだ
taruさん　どうもです
>交霊術師が左手でＫ男爵夫人の手をつかみ、
>Ｋ男爵にその左手の手首のあたりをつかませていた。
>つまり左手だけで両端と手をつないでいた。
室内が明るいうちから交霊術師の右手をＫ男爵が、
左手をＫ男爵夫人がずっとにぎって放しませんでした
暗闇になっても両者に気付かれる事なく
手をつなぎ換えることは不可能だと思います
そもそも交霊術師の両手を自由にさせないために
Ｋ夫妻がわざわざ両側を固めているのですから
交霊術師の両手は、
左右の手を近づけることを含め
不自然な動きは何もできなかったはずです

>開いていた右手で弾いていた。
『アコーディオンは両手を使わなければ曲の演奏ができない。』
なので不正解です

たまりんど さんどもです
>アコーディオンは演奏されたのですか？それともただ単に鳴ったのでしょうか？
『テーブルの中央で鳴り出すアコーディオン。きちんと曲を演奏する。』
とありますね　１曲を完璧に演奏したと考えてください

瞬殺されませんね
こういうトリックはあまり知られてないのかな？

他のサイトで「交霊会」のネタばらしがあるかと検索してみた
うわぁどこもマジサイトだよ。
『先月の交霊会では・・・・』うわぁまだ皆さんやってるよ
もしかしたら交霊会のネタばらしってタブーなのか？
公表すると組織（？）から狙われるのか？

あのーみなさん
たとえば霊が鳴らすという「ラッブ音」は
フォックス姉妹のでっちあげだった話は知ってますよね？
そんな話もどこかで検閲されるのか？



斑猫さん毎度です。
おそらく、Ｆ婦人とＦ嬢が交霊術士とグルなのでしょう。
Ｋ男爵が手を離した時に、Ｆ婦人とＦ嬢も手を離します。
そして、掴む時に、Ｋ男爵とＦ嬢が手を繋ぐ。
これでＦ婦人は、両手が空きますから、Ｆ婦人が演奏します。
そして、閉める時に、Ｆ婦人が元に入っておしまいです。
Ｆ嬢は、手が離れた上に、しかも男性の手になるのですから、
グルでないとは考えられません。
つまり、交霊術士・Ｆ嬢・Ｆ夫人はグルです。
まぁ、うわさを聞きつけたと言うよりは、交霊術士が入るように働きかけたのでしょう。
以上、証明終了です。


ところで、交霊術師じゃなくて、降霊術師じゃないの？


SHOさん　どうも
>交霊術師じゃなくて、降霊術師じゃないの？
Googleだと　交霊術師　2,140　Hits
　　　　　　　　降霊術師 5,160 Hits ですね
もしかしたら　言葉の使い分けが決まってるのかもしれません
ざっと見た感じでは　降霊術師が古来のイタコなどを含むニュアンス
交霊術師にはチャネリングに通じる新しいニュアンスがあるかな？
私もどっちで書くか迷いました　誰か知っていたら教えてください

TK4さん毎度です
>Ｋ男爵が手を離した時に、Ｆ婦人とＦ嬢も手を離します。
>そして、掴む時に、Ｋ男爵とＦ嬢が手を繋ぐ。
>これでＦ婦人は、両手が空きますから、Ｆ婦人が演奏します。
>そして、閉める時に、Ｆ婦人が元に入っておしまいです。
>つまり、交霊術士・Ｆ嬢・Ｆ夫人はグルです。
>まぁ、うわさを聞きつけたと言うよりは、交霊術士が入るように働きかけたのでしょう。
正解です

Ｋ男爵にとって心理的トリックとなったのは
伯爵夫人という身分とその気品でした
窮屈な上流社会で欲求不満だった貴婦人たちの多くが
争うように交霊術師に心酔し盲信しました
そして「これは霊の指令です」と言われれば
資金援助から高位の貴族への紹介まで協力を惜しまなかった
もちろん多くの紳士たちも同様でした

交霊術師は３日かけて、呼ぶのが男爵の母であり
愛用のアコーディオンがあることを調べた
そこで多くの協力者の中から
アコーディオンの演奏ができるＦ伯爵夫人を
令嬢といっしょに参加させたのです

交霊術のトリックは、サクラの女性が行ったり
交霊術師自身が女性であることも多かった
当時は貴婦人の身体検査などはタブーだったので
長いスカートの中にどんな物でも隠せたのです



※　問題中に使用されている人名、地域名、会社名、組織名、製品名、イベントなどは架空のものであり、実在に存在するものを示すものではありません。