夏になるとクイズ番組の視聴率が上がる？

rimse　(2003/06/26(Thu) 01:27:12)

「風が吹くと桶屋が儲かる」ということわざがあります。
なぜそうなるのか、いろいろな解釈がありますがその一例を挙げます。

原因：風が吹く
　↓
１．砂埃が舞う
　↓
２．外出を控える人が増える
　↓
３．家で三味線を習う人が増える
　↓
４．猫の皮が大量に必要になる
　↓
５．猫が減る
　↓
６．鼠が増える
　↓
７．増えた鼠が桶をかじる
　↓
結果：桶屋が儲かる

というものです。
この例では「原因」と「結果」の間には７つもの「過程」があるわけです。

このような「風が吹けば桶屋が儲かる」的な発想を利用して、以下の事柄を説明できるでしょうか？

(1)「夏になるとクイズ番組の視聴率が上がる」
(2)「たこ焼きが売れると海外旅行者が増える」
(3)「新しい高速道路を造るとタモリがいいとも生放送中にサングラスを外す」

ただし原因と結果の間の過程が少なければ優秀な解答というわけではありません。
文の書き方を変えることによって過程を増やすことも減らすこともできるので。
むしろ重要なのは「説得力があるか」等です。


(3)の解答例です。

新しい高速道路を造る
　↓
車で旅行に行く人（もちろん芸能人も）が増える
　↓
旅行に行った芸能人がその地方でしか売っていないサングラスを買う
　↓
その芸能人がいいともに出演する
　↓
その芸能人が旅行先で買ったサングラスを「おみやげです。かけてみてください。」と言ってタモリさんに渡す
　↓
タモリがいいとも生放送中にサングラスを外す



夏になるとクイズ番組の視聴率が上がる理由
〜〜キョロロン的見解〜〜〜
　　　夏到来
　　　　↓
日焼けがしたい等で海外に行きたい人がいる
　　　　↓
　お金がある人が少ない
　　　　↓
クイズ番組で懸賞クイズ（当てた人にはハワイ･グァム島招待）にする
　　　　↓
　　国民夢中で見る
　　　　↓
クイズ番組の視聴率上昇

こんな感じでどうでしょうか？



たこ焼きが売れる
　　　↓
おいしいたこ焼きを大阪人は誰彼かまわず紹介する。
　　　↓
その中に外国人がいて、外国人がたこ焼きを食べる。
　　　↓
「オイシイデース。ショウカイアリガトウ。コンドボクノイエノテリョウリデモドウデスカ？」
　　　↓
その家は外国にある。相手が屈強な外国人では後で暴れられると怖いので体の小さな日本人はその家に遊びに行かざるを得ない
　　　↓
海外旅行者が急増する。


たこ焼きが売れる。
↓
たこ焼き屋が儲かる。
↓
たこ焼き屋が材料を沢山仕入れる。
↓
たこ焼きの材料のタコがよく売れる。
↓
タコを取る漁師が儲かる。
↓
お金で漁船を改造する。
↓
舟屋が儲かる。
↓
新しい部品開発に力を入れる。
↓
超省エネ型エンジンを作る。
↓
これを漁船につんで遠洋漁業をする人が増える。
↓
どうせ遠くまで行けるのなら別のことに使えばいいのに、と思う主婦が増える。
↓
勝手に夫の漁船を奪い、海外へ行く。
↓
海外旅行！！
↓
帰ってきて近所のおばさんに自慢話をする。
↓
するとその話を聞いたおばさんが真似をする。
↓
漁船を借りるが、長い間帰ってこない。
↓
いらいらしている夫はキレる。
↓
裁判沙汰になる。
↓
新聞に載る。
↓
これはいいぞ！！と全国の漁師の妻が思う。
↓
海外旅行が増える。


おまけ
海外旅行が増える。
↓
当然漁船なので密航になる。
↓
逮捕される日本人女性が増える。
↓
日本の評判が下がる。
↓
日本は評判を良くしようと犯罪の摘発に勤める。
↓
密航の原因が高性能すぎるボートにあると判明する。
↓
普通のボートに戻る。
↓
遠洋漁業をしていた人まで巻き添えを食う。
↓
漁師を辞める人が増える。
↓
食卓の魚が消える。
↓
猫が困る。
↓
ねずみを食べる。
↓
桶の需要が減る。
↓
桶屋が困る。


「風が吹くと桶屋が儲かる」過程は、いくつかあるようですね
僕が聞いたのはこうです

原因：風が吹く
　↓
１．砂埃が舞う
　↓
２．歩いている人たちに砂埃が目に入る
　↓
３．盲目になる
　↓
４．仕方ないから琵琶法師になる
　↓
５．琵琶が売れる
　↓
６．猫の皮が大量に必要になる
　↓
７．猫が減る
　↓
８．鼠が増える
　↓
９．増えた鼠が桶をかじる
　↓
結果：桶屋が儲かる


やはり色々な過程があるんですねえ。私も考えて見ます



実は風が吹くと〜の論理には二箇所の重大な欠落があります。実際の落語はそこを笑うためにわざとそうしているのですが、それはいったいどこでしょう？


夏になる
　↓
夏は暑い
　↓
暑いなら扇風機
　↓
扇風機もいいけどクーラーも
　↓
扇風機メーカー「みんな！今年もジャンジャン売り出そう！」
　↓
クーラーメーカー「扇風機なんかメじゃないね。」
　↓
扇風機「うむむ・・・このままじゃクーラーメーカーに負けちまう！」
　↓
「そうだ！宣伝をしよう！」
　↓
扇風機の広告が増える
　↓
クーラーメーカーも負けじと広告を出す
　↓
扇風機「このままじゃ負ける・・よし。テレビのスポンサーになろう！」
　↓
「というわけで、広告料弾むのでよろしく！」
　↓
TV局「こりゃあどうも。これだけお金があればいい番組がつくれそうですねえ」
　↓
視聴者「今年の番組は面白いぞ！」
　↓
視聴率が上がるのです



むたさん＞

ここはあくまで
>(1)「夏になるとクイズ番組の視聴率が上がる」
>(2)「たこ焼きが売れると海外旅行者が増える」
>(3)「新しい高速道路を造るとタモリがいいとも生放送中にサングラスを外す」
の３つの理論を説明できるかというテーマですので、

>実は風が吹くと〜の論理には二箇所の重大な欠落があります。>実際の落語はそこを笑うためにわざとそうしているのですが、それはいったいどこでしょう？
の話題は別スレッドでお願いできないでしょうか。



すいません、調子に乗りました。消し方わからないので無視してください。


※　問題中に使用されている人名、地域名、会社名、組織名、製品名、イベントなどは架空のものであり、実在に存在するものを示すものではありません。