ゼノンの逆説での疑問
♭ ◆UuBm6d7Q (2005/02/02(Wed) 16:27:34)
自分が今、考えている疑問です。皆さんの意見を教えてください。
古代ギリシアの哲学者ゼノンの
「飛んでいる矢も各瞬間には一定の位置を占めている。
一定の位置を占めているものは、その瞬間は止まっている。
したがって、飛んでいる矢は止まっている」
この「一定の位置」から「一定の位置」まで移動するまでにも
「一定の位置」というものがあること、
つまり「一定の位置」というのは無限にあるのではないか?
という疑問です。
(始点)●━━→━━○━━→━━○━━→━━●(終点)
*この図では「○」は2つしかありませんが省略しているだけです。
「●」は球、「━→━」は球の軌道、「○」が一定の位置 だとします
○が一定の位置であるから「止まっている」ということになります。
けど「一定の位置」の間にも「一定の位置」があるはずだから
●━━→━━○→━○→━○━━→━━●
という風になっていきます。
これをずっと続けると「一定の位置」の間は 1/無限大数 秒ほどになりますよね
「一定の位置」の間に「動く」という動作は無いことになりますよね。
どっちかというと1コマづつ書いていくアニメの原理と同じになるんです、
(それが「動く」ということかもしれませんが。)
それとも「動く」というものは「酸素」とかと同じで分けることができないもの
なのでしょうか。
ながくなりましたが意見をよろしくお願いします ♭
たまりんど ◆NV3Xxf2g (2005/02/02(Wed) 17:14:59)
ども
>それとも「動く」というものは「酸素」とかと同じで分けることができないもの
なのでしょうか。
いまいち意味が判らないのですが、もしかして量子論のことをいっています?
それともただ単に酸素を一分子だけ取り出せないといいたいのでしょうか?
さて「動く」ということですがアニメの原理もいいですが「線」と「点」と考えた方がいいと思います。さて「線」とは何でしょう?「線」とは「点」の集合体ですね。点をいくつも繋いでいくと線になります。「動き」とはある一点から一点への移動です。縦、横、高さ、では無く時間を軸とした点の移動が動きなわけです。「動き」を点の集合体として捉えた時、ある一定の点は静止している点と変わりありません。その一点には時間が存在しないのですから
むた (2005/02/02(Wed) 17:20:05)
まあ、一種の言葉のトリックです。時間の部分を入れてこの内容を言えば至極簡単になります。
わかりやすい例を挙げますと、100Mを10秒で均等に走る人がいるとします。その人のことを「Aさんはスタートしてから5秒後には50M地点にいる。」と言えばごく普通の文章です。それを「Aさんはスタートしてから5秒後に限定して考えれば、50Mの地点にとまってるのも同じこと」と言い換えればかなりゼノンの言葉に近くなるでしょう。まあ翻訳の間違いか、かなりあざとく言い換えているかどちらかなのでしょうね。
サイン (2005/02/02(Wed) 19:45:00)
簡単な話、
空気抵抗と重力の抵抗で一定スピードになる。
すると、時速は同じだから、止まっているのと同じ。
03s ◆YyxDc52I (2005/02/02(Wed) 22:49:28)
「一定の空間を占める」という事は時間に関係なく存在するということで、「動いている」という事は運動エネルギーをもった状態でなのだと思います
また、モノの存在は時間の流れに関係なく一定だから、「一定の空間を占めない瞬間」というのはないと思います。(もしあったら急にモノが消えたり、一瞬だけ一つしかなかったモノが二つになったりしますし)
もう少し国語をがんばらないとやばいですねw
言ってることに間違いがあったらどなたかご指摘をお願いしますm(_ _)m
りぴ (2005/02/14(Mon) 00:40:46)
むたさんなどと同意見で、この手の問題(アキレスと亀など)では、時間を無視していると聞いたような覚えがあります。
つまり、ゼノンさんが、「飛んでいる矢も、各瞬間には一定の位置を占めている(中略)、故に矢が止まってる」と言っていたのは、現代で言えば、ビデオで矢が飛んでるところを撮って、それを一時停止させながら、「ほら、止まってる」っていっているようなものだと言えると思います。
もちろんそんなもん見せられて黙ってられませんよね。「そりゃ時間を止めてるからだろ!」と突っ込んでやりましょう。
※ 問題中に使用されている人名、地域名、会社名、組織名、製品名、イベントなどは架空のものであり、実在に存在するものを示すものではありません。