一つのリンゴ

みぃ　(2003/04/03(Thu) 14:47:14)

　すごい久しぶりの出題ですが、みなさんよかったら考えてみてください☆（＾＾）

　　私は、今日も知り合いの刑事によばれ、事件現場にきていた。
　「すみませんねぇ、急によびだして。」
　「いえ・・今日も依頼はなかったので。」
　　いつもろくな事を言わない刑事に白々しい笑みを向けきりだした。
　「・・それで、被害者の所へ案内してもらえませんか？」
　「あ、ああ・・」
　　こちらへ、と言うように先に立って歩き出す。その後につづく私を、鑑識や私服の警官達が珍しそうにながめている。警察ではない私服の女性・・。亡くなった彼の後を継いで探偵になった私への世間の目は厳しい。この前なんて探偵が私だと分ったとたん依頼を取りやめた人もいた。多少いやな思いをしても、この仕事をやっていこうと決めた時から覚悟はしていた。
　「被害者はディック・グレイ。２１歳、大学生で作家です。」
　現場はキッチンと丸テーブルに椅子が二つあるだけのさっぱりした部屋だった。必要の無い物はおかない主義なのか、もう一つの部屋にも、大きなデスクとベッドが一つだけだった。
　「・・ディック、ディック！！どういうことなの？！」
　若い女性のはりさけそうな悲鳴に振り返ってみると、ウェーブの掛かった短い赤毛の女性が呆然と立っていた。
　殺害現場の状況は、テーブルのそばに被害者が頭の上にあげた方の手にリンゴをもってうつ伏せに倒れており、背中を果物ナイフで一突きしたものだった。致命傷だったが、息を引き取るまで時間があったようで、片手にしっかりとにぎられていたリンゴはダイイングメッセージと思われる。さっきの女性は被害者の彼女で、同じ大学の学生だという。リンゴは家が果物屋の彼女が持ってきたもので、昨日の夕方に会ったときに渡したものらしい。それから、今朝の10：00に被害者の原稿を取りに来た編集者のパーシー・ディクソンが発見するまでのあいだに殺害されたようだ。その間に殺害できる容疑者は４人。
　＊コニファー・メイルズ　　被害者の彼女。大学の同級生で、ディックのアパートから
　　　　　　　　　　　　　　徒歩５分の所に住んでいる。家は果物屋で、彼がにぎりし
　　　　　　　　　　　　　　めていたリンゴは彼女が持っていったもの。彼に別れ話を
　　　　　　　　　　　　　　持ち掛けられていたらしい。
　＊パーシー・ディクソン　　編集者。作家をしていた被害者の原稿をとりにきた、第一
　　　　　　　　　　　　　　発見者。被害者の大学の先輩で、学生時代コニファーの事
　　　　　　　　　　　　　　が好きだった。
　＊ウィリアム・グレイ　　　被害者の叔父。唯一の肉親で、保護者。資産家だが、騙さ
　　　　　　　　　　　　　　れて被害にあい、お金に困ってきていた。被害者の印税を
　　　　　　　　　　　　　　あてにしていた様。
　＊リジー・B・ワトスン　　モデル。被害者の親しい友人で、被害者のことが好きだっ　　　　　　　　　　　　　　た。出身はニューヨークで、この地にはショーのためやっ
　　　　　　　　　　　　　　て来ていた。被害者とはパソコンで知り合い、何回か会っ
　　　　　　　　　　　　　　ていた様。
　　　被害者はキッチンに頭を向けて倒れていたことから、被疑者をまねきいれ、リンゴを切ろうとし、後ろをむいた瞬間刺されたのだろうとわかる。
　「・・リンゴ・・・」
　（いったいこの果物一つに何の意味があるのだろうか・・・。）　その時、リンゴに爪で引っかいたような丸い、小さな傷跡を見つけた。　被害者の爪をみてみると、リンゴの
皮がついている。
　「・・これは？！」

　　　　　　　　さあ、犯人はだれでしょう？（＾＾）探偵の彼女はわかったようです☆
　　　　　簡単かもしれませんが、ぜひ考えて見てください！


ウィリアム・グレイ　　　被害者の叔父。唯一の肉親で、保護者。

初めまして。
とりあえず、肉、金ということでこの人。


リジー・Ｂ・ワトスンでしょうか？

使ってるパソコンがマッキントッシュだったとか。
もしくわニューヨーク出身だから。(ビックアップル)



ウィリアム・テルと同名のウィリアム・グレイで。


リジー・B・ワトスンで。使っていたパソコンがアップルコンピュータだったりとか。そんなわけないか・・


マック（アップル）社のPCにあるリンゴ（欠けた）みたいな感じですね。
リジー（PC通信）とパーシー（編集者）は確実に所持してそう…
なんで、普通に果物屋の娘にしときます。
引っかいた後は死後硬直で出来たものとか＾＾；



物凄く捻くれた解答を……

>被疑者をまねきいれ、リンゴを切ろうとし、後ろをむいた瞬間刺されたのだろうとわかる。
なのでリンゴはダイイングメッセージなどではなく
偶然持っていた物の可能性が高いと考えられます
と、すると被害者はリンゴである事を考慮せずになにかを引っかいた事になり
死に際に指を動かしたらリンゴを引っかいたのだと考えると……
探偵の“私”が犯人だと思われます

……なわけないか＾＾；


　済！｡｡忘れちゃいました（＾＾；


　みなさん回答ありがとうございます☆ロッキーさん、緑茶さん、正解です（＾＾）ぱぴヨンさん、ニューヨーク出身＝ビック・アップルというのはミスディレクションで＾＾；蒼鉛さんや、KAIRIさんの言っていた、引っかき傷についてですが、”致命傷ではあったが、即死ではなかった”ことから、被害者が、死ぬ間際に残したメッセージと言う事ができます。犯人が叔父のウィリアム・グレイだという理由は、もちろん、被害者が”作家”だということも考えて、リンゴから”ウィリアム・テル”を連想し、同名のウィリアムにたどり着くのですが、その決め手は頭の上にあったリンゴに付いた小さな傷です。これは、ウィリアム・テルの作品の中で、頭の上に載せたリンゴを弓で射るのですが、そのときに付いた傷を彼は示していたのです。（＾＾）　。。。というのが私の解答ですが、パピヨンさん、スマイリーさん、KAIRIさんが言っていたマッキントッシュ＝アップルというのは考えつかなかったです！すごい！＾＾（笑）蒼鉛さんからも面白い推理が聞けて楽しかったです☆　また出題しますのでよろしくお願いします☆ｍ（ｕｕ）ｍ


済をつけましょうね。


　ヤマトさんすみません、ありがとうございます（＾＾）


また消えてますよ。
書き込むたびにつけましょう^^；


※　問題中に使用されている人名、地域名、会社名、組織名、製品名、イベントなどは架空のものであり、実在に存在するものを示すものではありません。