警部補

サトヒロ　(2002/07/01(Mon) 12:22:40)

とあるマンションの一室。例の曲とともに古田登場。

「古田さん。遅かったじゃないですか。僕以外はもう皆引き上げちゃいましたよ」
「私は忙しいんだよ。いやあ、床のカーペットにいっぱい血がついてるねえ。あーあ、壁紙にもこんなに・・・」
「かわいそうに刺し傷が１４ヶ所もあったんですよ」
「１４ヶ所も？見ないで良かったよ。これ被害者の写真？こんなに綺麗なお嬢さんなのにねえ・・・（拝）。縞泉くん、それで？」
「えーとですね、被害者は吉崎恵美子、２９歳。独身。Ｓ出版社に勤めてました。
死亡推定時刻は昨夜の１９時から２１時の間。凶器はこの家の包丁が使われた
ようです。廊下に落ちてました。指紋は拭き取られていました。
本日、遺体を発見したのは無断欠勤を心配して来た会社の同僚とこのマンションの
管理人です。」
「遺体はどこにあったの？なんか床の血痕を見るとずいぶん移動してるみたいだけど？」
「そうなんですよ。遺体があったのはキッチンなんですよ。生意気なちびの海音寺が言うには被害者は廊下で一旦倒れて、犯人が逃亡した後にキッチンまで這っていって絶命したんではないかと・・・」
「うーん、そういうことだろうねえ・・・。でも何のためにキッチンに？」
「それがですね、古田さん。被害者は『お刺身』握って死んでたんですよ」
「何だって？『お刺身』？パックのやつ？」
「はい。被害者が昨夜、帰宅前に駅前のスーパーで買ったものです。財布の中にレシートがありました。その袋から『お刺身』取り出して、握りしめて死んでいったみたいです。ねえ古田さん。これは『ダイニング・メッセージ』ですよね・・・」
「うーん、何の『お刺身』だったの？」
「えーと『３品盛り合わせ』です。『中トロ』と『イカ』と『甘エビ』の３品で９８０円のお買い得品でした」
「他には何か買ってたの？」
「はい。えーと、玉子１パック、レタス、タマネギ、ヨーグルト、マーガリン、それからグレープフルーツジュースです」
「冷蔵庫に入れるはずのものばかりだねえ・・・」
「そうなんですよ。生意気なちびの海音寺が言うには、おそらく犯人は玄関の前で被害者が帰ってくるのを待っていて一緒に部屋に入った。そのため被害者は買い物したものをとりあえず冷蔵庫の前に置いたままで接客してたんじゃないかなって」
「そのくらい私だってとっくに気が付いてたさ。それより君の意見はないのかい？」
「すいません」
「縞泉くんさあ、被害者の携帯電話は？」
「それがどこにも見当たらないんですよ。発見者の同僚の人もずっと通じないって言ってました」
「そおー。んー、縞泉くんさあ、ちょっと調べてもらいたいことがあるんだけどねえ・・・」
「何でしょう？」

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「えー、今回の事件、どうやら犯人の目星がつきました。
今回のポイントは『１４ヶ所の傷』、『多量の血痕』、『なくなった携帯電話』そしてもちろんダイイング・メッセージの『お刺身』です。
古田任三郎でした」　


訂正です。
マスターキーの一件は忘れてください。
玄関の鍵は開いていたことにします。
これじゃあ、犯人は鍵持ってる人間になっちゃう（汗）


容疑者は誰ですか。


登場人物が管理人しかいないから、管理人でしょう。
古田任三郎ということもあるかもしれませんが。


縞　泉：「ダイニング・メッセージがポイントだな・・・」
海音寺：「縞泉さん、それじゃあ『食堂の伝言板』になってしまいます」
縞　泉：「・・・う、うるさいっ！」


『１４ヶ所の傷』『多量の血痕』『なくなった携帯電話』『お刺身』
え〜、ずばっと解答が出ません・・・。
３種類も入ったお刺身を１人で食べるって考えにくいから
誰か（恋人？）を家に呼んでいた。
携帯電話がなくなったのは犯人が持ち去ったのかな？
発見者の同僚があやしい・・・。


連続投稿になっちゃいますけど、まだ考えてます。
おさしみ・・・０３４３・・・。
はっ！！０３−４３・・・という電話番号の相手？！？

う〜ん、これじゃあ縞泉くん以下かな。

『１４ヶ所の傷』っていうのも解決のカギなんですよねぇ。
うぅぅぅぅ・・・(＞o＜)


はじめまして。
めちゃめちゃ悩んで私なりの考えがでました。

まず、犯人は被害者の同僚と思います。
その同僚が女性と仮定してください。その女性の恋人が被害者と浮気してるのに気付き、それを問うため被害者の家に行った。

被害者と口論になり、先に被害者の方から包丁で切りつけてきたが何らかの形で犯人が被害者を刺してしまった。自分も怪我をして血が出てしまい、カーペット等にその血が付着したので被害者の血でそれをカモフラージュするために「14箇所」も刺した。
「多量の血痕」があったのがそのせいだと思います。

そして「携帯電話」ではその浮気の証拠がメールにあると犯人は思い、持ち帰った。
最後に『３品盛り合わせ』は3つの刺身が1つの器のなかに一緒に入っているということで同じ会社の同僚っちゅうことで。。。

長い文ですいませんっ！！
かなりムリヤリな答えになってしまいました(^^ゞ
でもこういう問題は好きです！またいろいろ出題してくださいね。


りゅりゅさんの推理は良いセンいってると思います！！

私の考えを補足させてもらうと、刺身の意味は、
刺身についてくる「ツマ」を表わしているのでは？
ツマ→妻から、被害者は不倫をしていたと。
で、犯人はその不倫相手の奥さん。




宇宙戦艦ヤマトさん、黒ラベルさん、シロさん、りゅりゅさん、そらさん
レスありがとうございました。

　では解決篇です。

「古田さん、発見者の同僚の方に電話してみました。古田さんがおっしゃってたとおり被害者は不倫をしていたそうです。なんでも、担当していた作家先生が相手だったそうです。でも、もう別れたと友人には話していたそうですが・・・」
「そお。で、煙草の件は？」
「被害者は吸ってなかったそうです」
「縞泉くん、キッチンの三角コーナーの中、覗いてごらん」
「あっ、吸い殻がありますね。まさかこれはその作家先生の・・・」
「おそらくそうだろうねえ。２人は周りには「別れた」と言っていながら、関係が続いていたようだねえ」
「その作家先生が殺したんですね。ついに彼女が邪魔になって・・・」
「ちがうよ。わからないかい、犯人は女性なんだよ。いいかい、被害者は１４ヶ所も刺されてたんだろ。それでもキッチンまで這っていける程、まだ息があったということは犯人が刺す力が弱かったということだ。そして何よりも、あんなに血が飛び散ってるってことは犯人はかならず返り血を浴びてるはずなんだよ。どうして犯人はそんな格好で逃げることが出来たんだろうね？答えは簡単さ、被害者の服を上に羽織って出て行ったんだよ」
「その女って誰なんです？」
「ここで『お刺身』が出てくるんだよ。彼女が伝えたかったのは犯人がどんな人間かということだったんだよ。縞泉くん、『お刺身』につきものの大根を使って造るものといったらなんだい？」
「『ツマ』ですよね。あっ！」
「ふーふーふー、君にもわかったようだねえ。犯人は『妻』という女性なんだよ」
「じゃあ作家先生の・・・」
「そーゆーことだろうねえ。きっと作家先生も奥さんに彼女とは別れた、と言っていたんじゃないのかなあ。でも奥さんは疑っていたんだろう。それでここへ来てみた。そしてアレを見てしまった・・・」
「アレって？」
「三角コーナーの吸い殻だよ。作家先生と同じ銘柄のね。そして逆上して包丁を・・・」
「じゃあ被害者の携帯電話を持っていったのは？」
「作家先生が浮気を続けていた証拠が履歴とメールにぎっしりと詰まっていたんだろうからねえ。持ち出して読まずにはいられなかったんだろう」
「あっ、電話だ。海音寺くんからですよ。もしもし、・・・古田さん？今一緒だよ・・・そうか、わかった。古田さん、作家先生の奥さんが作家先生に付き添われて自首してきたそうです」
「そお。じゃあ、縞泉くん、私たちも帰ろうかねえ・・・」



りゅりゅさん、そらさん、お二人で合わせ一本！！です。参りました。



済！わすれちゃったあ・・・


※　問題中に使用されている人名、地域名、会社名、組織名、製品名、イベントなどは架空のものであり、実在に存在するものを示すものではありません。