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unknow(9 (2002/08/13(Tue) 00:26:40)
注意。知識が必要です。分からないことはネットワークを駆使して調べてください。
それでは始まり、始まり。。
大西洋沖にある海底実験施設マリーナで爆発事故が発生した。
爆発が起こったのは五つからなる施設の一つだった。
そこは海上から運ばれてきた資材を一時的に置いておく場所で、
事故はちょうど資材の搬入の行われた日だったことから、
その資材の中に爆発物が紛れ込んでいたものと思われ、
マリーナの実質的な主催者であるCCDコーポレイションの機関の一つが捜査を開始した。
捜査開始から数日が過ぎようとしていた。
しかし、爆発物が何であるのかは今だに不明のままだった。
今までに分かったことといえば、室内から爆発で発生したと思われる微量の水分が検出されたことと、
そして、人一人が爆発に巻き込まれて死んでいたことだけだった。
死んだのは海洋生物学の権威、サマンサ・スキャーリー。
彼女はこの実験施設の古株の一人だったという。
サマンサは実験機関の上層部と仲が悪かったらしく、いつも対立していたという。
上層部のやり方に、納得できなかったのだろう。
案外その線で消されたのかも知れないが―
しかし、いったいどうやって・・・。
十数名の調査員が忙しそうに動き回る中、私は部屋中を見回しながらゆっくりと歩いていた。
彼女は部屋の入り口から五メートルほど離れたところに転がっていたと、ある調査員から聞いた。
今は白いテープが倒れていた姿を象っている。
足をこちらに向け、両手を上に上げている。
まるで、空を疾駆するスーパーマンのような形である。
インターホンのところから吹き飛ばされたのだろう。
そういえばこの入り口の辺り、妙に燃え盛った後がある。
出荷元はここか?
インターホンのあった場所に私は歩み寄った。
カン!
と、私の足に何かがぶつかった。拾い上げると、
それは金属製の蓋?インターホンにカバーだった。
爆発で激しく変形、変色していた。
ふと、私は閃いた。
「ごめん、君、事件当日に搬入された物、分かるかい?」
「え?ええ、これがそうですが・・・」
調査員はフォルダーの一番下から一枚の紙と取り出した。
私はそれに目を通し、フッと天井を仰いだ。
「ここで最近、主に研究していたのはたしか、ヒートポンプに関することだったね。」
「ええ、ほかにも、新燃料や、圧縮に関することも・・・」
私は呟いた。
「彼女は、サマンサキ・キャリーは嵌められたのかもしれませんね、この企業に・・・」
「え`!?」
調査員は酢頓狂な声を上げた。
その声を聞いて、その場にいる全員の視線が私に向けられた。
「恥ずかしいじゃないか、馬鹿やろう」
小さく言って、私はそそくさと部屋を後にした。
搬入が行われた資材・備品は以下のようなものだった。
蒸留水・酸素ボンベ・窒素ボンベ・ハイドライド・木材・肥料・ゲッター材・炭素棒・ソフトフェライト・アルミ化成箔
備品
コーヒーフィルター・保温ポット・パソコン二台・レポート用紙・トナー・トイレットペーパー・ボールペン・CD−ROM・食材(多数)
無事だったもの。
酸素ボンベ(中身の減少はほぼ無し)、窒素ボンベ(一本焼失)、炭素棒、肥料、食材(一部)
リョウ (2002/08/13(Tue) 00:45:31)
あのぉ……
……殺害(爆破)方法を答えるのですか?(^−^;)
(何を答えたらいいのかを書かれていないので…)
unknow(9 (2002/08/13(Tue) 12:10:32)
すいません、寝起きで書いたもので・・・(^^;
推理するのは爆破方法のみでかまいません。
麗 (2002/08/13(Tue) 13:05:40)
微量の水分が残っていたことから・・・
水素を爆発させた可能性があるのでは?
すいません、学生の時に習った科学を思い出しているんですが・・・
確か炭素棒かなにかを使って電子分解みたいなことしませんでしたっけ?
ああ−−−−−なんか知能指数ばれたかも 汗
宇宙戦艦ヤマト (2002/08/13(Tue) 20:36:14)
?@窒素ボンベの中身(1本)を抜く。
?Aフィラメント状のフェライトを、ふたの部分の内側に取り付ける。
?Bフィライトの先に延長コードをつなげる。
?C水を電気分解する。
?D水素と酸素が発生。
?Eボンベにそれらを注入。(圧縮機を使って。)
?F延長コードのコンセントをさす。
?Gボカン
で、どうでしょう。
unknow(9 (2002/08/13(Tue) 23:49:22)
なるほど、火力の点はともかく、おそらく爆破はしますね。
昔、電球を改造して電球爆弾と称してよく作りました(爆)
作っておいてナンなのですが、
どうやら、この問題には複数の答えがあるようですね。
今、気がついた限り、
難しいが一つ。そこそこが一つ、簡単が二つ。
あと、ヤマトさんが上げた回答もそうですね。
ヒントを上げれば、
?@、海底実験施設において、空調は重要である
?A、ヒートポンプ、圧縮、新エネルギー
?B、保温ポット
宇宙戦艦ヤマト (2002/08/13(Tue) 23:59:44)
燃料を保温ポットにいれる。
てつや (2002/08/15(Thu) 01:57:49)
40度くらいに保った保温ポットに肥料と野菜屑や紙屑を入れて、
メタンガスを発生させる。
しばらく置いておけば、かなり圧縮されたメタンガスが得られるのでは。
で、インターホンごしに
「保温ポットにコンセント差しておいてくれ」
と言い、電気でドカンと爆発、かな。
CH4+2O2=CO2+2H2Oなので水も発生するし。
unknow(9 (2002/08/15(Thu) 09:07:59)
お、簡単な方の答えが二つとも出ましたね。
ただ、メタンガスの方は恐ろしく、時間がかかるので、
最初は候補からはずしていたのですが。。。
宇宙戦艦ヤマト (2002/08/15(Thu) 09:39:45)
肥料に堆肥などをいれ、
容器に入れて腐らせる(恐ろしく時間がかかるが・・・・・)と
黒色火薬ができる。
unknow(9 (2002/08/15(Thu) 12:58:28)
ヤマトさん。
肥料に堆肥加えて作った火薬は、実は破壊力自体は大したことがありません。
そこに、鳥の糞などから精製した??あるもの?≠?加えると、
若干威力は上がりますが、それではおそらく水は発生しないのでは・・・?
難しい分の答えはおそらく出ないと思われます。
(資材、備品に注目・その手の科学者ならば気がつくはずですが・・・
思いつかないだろうなぁ)
黒ラベル (2002/08/15(Thu) 13:15:45)
強力な爆発を起こすものとしては、粉塵爆発ですね。
食材の小麦粉を窒素ガスで舞い上げて、インターホンのスイッチ押したときのスパークで爆発させたのでしょう。
unknow(9 (2002/08/15(Thu) 13:22:59)
だから、水が発生しないってば。。
難しい方の答えでは、水素が使われています。
しかし、資材には水素がなかった。
電気分解の答えは既出なので、それ以外ですね。
宇宙戦艦ヤマト (2002/08/16(Fri) 11:00:48)
う〜ん・・
新燃料に関する研究をしているなら、
水素ぐらいあるような・・・・・
リョウ (2002/08/16(Fri) 12:07:03)
あれかな?
燃料電池とかで使うやつかな?
前に予備校で聞いたんだけど、水素を単純に圧縮するより、
チタン(だったかな?)に含ませる方が効率が良いんだって(^−^)
……でも、それらしき物も搬入されてないしなぁ……
unknow(9 (2002/08/16(Fri) 16:59:34)
宇宙戦艦ヤマト さん。。た、たしかに水素はありそうですね(笑)
リョウさん。かなり惜しいです。
それらしきもの、ありますよ。
黒ラベル (2002/08/16(Fri) 17:16:25)
ハイドライドとは、水素吸蔵合金(メタル・ハイドライド)のことでしょうか。
水素ガス中でガス圧力を上げるか温度を下げると水素を吸蔵して発熱し、ガス圧を下げるか温度を上げると水素を放出して吸熱する性質がある。
ということから、保温ポットにハイドライドを入れて加熱させることで爆発させる。
unknow(9 (2002/08/16(Fri) 20:42:44)
うーん、ちょっと違うけどいいか。。
難しいほうの答えが出ました。黒ラベルさん、正解です。
ハイドラドを保温ポットに入れ、加熱させる。
水素を逃がすためにポットの蓋は少しだけ開けておく。
ハイドラドには大体、1グラムに対して約1200倍の水素が入っていると考えて、
ポットの内容は大体、5リットル(もっと入るか?)なので、
5000×1200=6000000(=600リットル)の水素が部屋に充満することになる。
(計算違ったらごめん。。)
あとは、前もってインターホンの内部の銅線の一部を電熱線に変えておき、
そこに少量の火薬と、脱脂綿(ポケットのごみでも可)を巻きつけておけば、
スイッチを押した瞬間にドカン!
後には少量の水と、黒焦げの死体ができるというわけです。
(こんなにうまくいくかは知らんがおそらく殺せるでしょう)
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尚、知らない人のために説明しておくと
水素吸蔵合金とは主に充電式電池などの電極部分に使われる素材で
圧力を上げる、温度を下げるすると吸蔵、
圧力を下げる、温度を上げると放出する素材で、
合金の質量に対して百倍から千数百倍までの水素をその中に収めることのできる素材です。
放出時には合金自体の温度が下がるために放出がほぼ一定しており、非常に安定した素材である。
その反面、自動車などの燃料にするには若干の難がある為、
現在ではその性質を利用し温冷気を家庭に送るときのヒートポンプなどに使うための実験が行われている。
別名(メタル)ハイドラドと呼ばれる。
※ 問題中に使用されている人名、地域名、会社名、組織名、製品名、イベントなどは架空のものであり、実在に存在するものを示すものではありません。