友人十色
尋熊 (2002/09/29(Sun) 11:47:40)
今回のお話はひねっていないかもしれません。
世界的に名高い外科医『柊 刺光』の解剖が誰に任せられるの
か、それがちょっとした好奇心だ。
自分専用の運転手までいるには驚きだった。格好も豪邸にふさ
わしいし、執事としても勤まるような人だった。僕は運転手の『
宗方 登』さんに目礼して、高価な車を後にした。
彼、『柊 刺光』は色々な高名な友人を呼んだらしい。私的で
内輪的なパーティーじゃなかったのかな?という、皮肉を閃いた
が、柊には勿体ないので仕舞っておいた。
それにしても、柊の相棒でこれまた有名な外科医『椿 芳紀』
は良いとしてもだ。衆議員の中でも悪名高い『若草 刈矢』に、
過激な風刺小説家『何某 繰緒』、最も刑務所に近いマーラ教の
教祖の『瀬関 瀬馬』だ。なんていうか・・・・とても心配してしま
う友人関係だ。まぁ、そんな友人関係のせいで死んだのかもしれ
ない。
夜中に痛いほどに叩かれたドアノックに気づいた僕はドアを開
けたら、突然顔に肌色の何かに覆われた。ビックリして、それを
確認しようしたら、宗方さんの声がした。どうやら、とても動揺
してるみたいだ。何やら広間にどうとかと、叫んでいた。だから
広間に行ってみると血塗れの柊が倒れていた。周りには運転手の
叫びにここに来たのだろうか、あの四人が青ざめた顔で居た。
若草・聞きづらく「まさか、・・きが」、
椿・焦り声で「俺のアレは使われていないはずだ・・・」、
何某・「みんなの・には・がついてないのに」、
瀬関・「もしかして・・・」、
「殺人かな・・だが、皆は自分以外を疑っている?」そう見切り
をつけて、僕の正体?を明かして四人のアリバイを聞き、柊の身体
を調べた。
彼の手には紙が握られており、紙には(ヤツハK)と血文字で
書かれていた。ダイイングメッセージの可能性が高い、となると
犯人はあの二人のどちらかか、それとも他に・・・。
僕は『見抜き屋』。死体を視て、現場を観て、犯人の内なる心
を見抜く。だが今回は心を見なくても犯人は分かるようだ。
上記の通りです。犯人は後で証拠を見せられ、犯行を認めます
。皆さんも解いてみて下さい。
<にしても今回も長かったなぁ、何でだろ・・・・?
舞 (2002/10/03(Thu) 20:48:16)
読み方教えてくださいな♪
尋熊 (2002/10/04(Fri) 17:02:54)
了解。
・柊 刺光(ひいらぎ さしみつ)
・椿 芳紀(つばき よしのり)
・何某 繰緒(なにがし くりお)
・瀬関 瀬馬(せぜき せま)
・宗方 登(むなかた のぼる)
と読みます。
※ 問題中に使用されている人名、地域名、会社名、組織名、製品名、イベントなどは架空のものであり、実在に存在するものを示すものではありません。