五人目
プルミエ (2006/02/13(Mon) 01:07:58)
2006/02/13(Mon) 01:09:08 編集(投稿者)
2006/02/13(Mon) 01:08:59 編集(投稿者)
新参者なのでお手柔らかに^^;
先日大学時代の友人3人と九州の九重というところで温泉巡りをしたときの話です。
社会人になって間もない私達は、旅行するまとまった軍資金は無いけれど、それでも多くの温泉を巡りたい…という、さもしくも貪欲なジレンマを抱えていました。
一番年下のは私は年長者であるK子さんに、この錬金術じみた旅行プランの立案を半強制的に一任されました。
正月。こんなの無理やん!と頭を抱えて途方にくれつつも、インターネットを駆使し私は懸命に安く抑えられそうな旅館を探しました。
こりゃ車で野宿かな…と半ば諦めかけていたときのこと。
帰省中の私に母上が、『前に旅行したときお父さんと泊まった民宿が安かったよ』と云うので早速その民宿を調べてみると…確かに安い! ここだ! という具合に即決。
絶対無理かと思われた錬金術が賢母の助けにより実現されることとあいなりました。
けれど…安い民宿というものは、
やっぱり『出る』ようで…
私達は当初の計画通り、この民宿を根城に周囲の温泉名所を車で巡ることにしました。
当日宿を訪れてみると、やっぱりその民宿というのは古く…小さめの安学生寮っぽい建物でした。
三人は予想通り不平を云いましたが、私が憤怒の形相で震えだすと此方の心中察してか、お口にチャックで沈黙してくれました。
フロントで民宿の主人に部屋の鍵を貰い、私達は荷物を抱えて部屋へ向かいました。部屋番号は204号室でした。
部屋は畳敷きで、どうにか4人分の布団をひけるかな?という程度の広さでした。
この日は既に日も落ちており、カーナビのついてないK子先輩の車では迷うのがオチなので、わたしたちは次の日に備えて早めに就寝することにしました。
布団を横四列に並べて私達は床に就きました。
順番は右からK子先輩・T子先輩・わたし・N子という具合でした。
三人は暫く布団に寝そべり仕事の話や彼氏のグチなど。そして大学時代の思い出話をしました。
午後11時頃。
金曜ロードショーを有料テレビで観ていたT子先輩がアクビをしながら、『そろそろ寝よっか…』と目蓋をこすり始めました。先輩はこの日長時間の運転で疲れていたようです。電気を点けていては眠れないからと、他の三人もT子先輩と一緒に眠ることにしました。
照明のスイッチはK子先輩の寝ている位置から最も近かったので、K子先輩が明かりを消す役担当です。K子先輩は、『良い? 消すよー』と確認を取ると明かりを落としました。
カーテンのひかれた真っ暗闇の中で、
わたしは天井に埋め尽くされたボンヤリ光る『何か』を目にしました。
一瞬吃驚しましたが、その『何か』の正体はすぐに知れました。
どうやら部屋の天井には蛍光塗料で星座が描かれているらしく、同時に観られない筈のオリオン座とサソリ座を布団の中から仰いで一同は苦笑しました。
『メチャ恥ずかしいわ。メルヘンやねぇ』とK子先輩は呆れ声。
『これ…あの主人が一人でやったんかね?』と眠たそうにT子先輩。
『でも、これはこれで…』と、わたしが発言しようと口を開きかけたとき、突然横で寝ている筈のN子が大きな悲鳴を上げました。
何事かとK子先輩が飛び起きて明かりを点けると、N子が怯えと戸惑いを含んだ表情で私の顔を見ていました。
『どうしたの?!』と私が訪ねるとN子が『…あなた、いま私に何かした?』というのです。
布団に肩まで潜り込んでいた私が首を振ると、今度は視線をK子先輩とT子先輩に移しましたが、ふたりとも私と同様に首を横に振りました。
『どうしたの?』と心配そうにN子先輩が私と同じ質問を投げかけると、N子は怯えきった表情で、
『いま誰かが私に覆い被さって来て、右目を塞いだ』と云うのです。
一同眉をひそめて顔を見合わせましたが、誰もN子が嘘を云っている訳でも、誰かが、勿論私を含めて、N子に悪戯を仕掛けたワケでもありません。
さて、このN子がみた5人目の正体は一体誰なのでしょか?
斑猫 (2006/02/13(Mon) 02:41:13)
プルミエさん はじめまして
>『どうしたの?』と心配そうにN子先輩が
K子先輩かT子先輩の間違いでしょうか?
推理小説として読ませて頂くとトリックはこれでは
暗号7文字[ 2a041861b51e1a0b6aff5ee51014d35a ]
プルミエ (2006/02/13(Mon) 17:42:14)
こちらこそ初めまして^^
> >『どうしたの?』と心配そうにN子先輩が
> K子先輩かT子先輩の間違いでしょうか?
はい、斑猫さんのご指摘通り、ここ部分の『N子』は間違いです。
この場合はスイッチから最寄の『K子先輩』が正解。
訂正、ありがとうございました。^^;
> 推理小説として読ませて頂くとトリックはこれでは
> 暗号7文字[ 2a041861b51e1a0b6aff5ee51014d35a ]
折角投稿して頂いているところ誠に申し訳ないのですが、上に書かれた暗号を解読することが出来ません。
文字を暗号化する意図と方法は分かりましたけれど、[HELP]等を拝見しても肝心の解読方法が分かりません。
もし宜しければ、どなたか解読方法を教授願えませんでしょうか?^^;
斑猫 (2006/02/13(Mon) 17:51:20)
>上に書かれた暗号を解読することが出来ません。
出題者のプルミエさんに「7文字」でピンとくる言葉があれば
暗号化で照合できたということです
しかし思い当たる言葉がないようなので
私は不正解ということです
・・・・・・うーん考え方が違ったのかな
※ 問題中に使用されている人名、地域名、会社名、組織名、製品名、イベントなどは架空のものであり、実在に存在するものを示すものではありません。