現実から北へ100キロ離れた話
むた (2006/04/23(Sun) 11:47:32)
後輩「あ、先輩お久しぶりです。」
先輩「おお、あれから彼女とはどうなった?」
後輩「痛いところつきますね。どうも彼女の好みに僕はあわなかったようです。まあ、ワイルドな男の魅力はわかりにくいものなんですかね?」
先輩「いや、単に君がスピード違反していただけだし。」
後輩「何を言っているんですか。ちゃんと交差点で子供を引きかけたときに男らしさをアピールしてるんですから。」
先輩「手で彼女を押さえようとしたことか?シートベルトがあるから多少体が前に飛び出しても大丈夫だろう。」
後輩「いや、子供に『てめえ、気をつけろ!』と男らしく怒鳴ったんです。」
先輩「・・・・ヤクザや警察にも同じように言うんだな・・・?」
後輩「そういう時は礼儀が大事です。」
先輩「・・・・まあ、いいや。で、今日はどんな爆笑珍問答のねたを提供してくれるんだ?」
後輩「ええ、やはりあんな女はこちらから願い下げと言うことで、もっといい女を手に入れるためにまずは金を手に入れようと思ってるんです。」
先輩「その無駄なポジティブさは賞賛に値しそうだな・・・・。で、どんなバイトをするつもりなんだ?」
後輩「発明ですよ。一発当てて大もうけ!見てください。この設計図。」
先輩「サンダルか?少し形が面白いことを除けばありふれたものじゃないか?」
後輩「何言ってるんですか。これは僕のオリジナル。前からでも後ろからでもはける便利サンダルです!」
先輩「えーっと、モバイト君のHPはっと・・・お前の生年月日はいつだっけ?」
後輩「何、勝手に人を登録しようとしてるんですか。こんな便利なものないですよ。前後どちらからでも履けるサンダルなんて人類の夢ですよ!面倒くさい手間が大幅に省けるんですから!」
先輩「どんだけ横着なんだよ・・・。しゃがんでまわすか、向きを変えればすむだろう・・・。」
後輩「僕が成功した後で、吠え面かかかないでくださいよ。」
3日後・・・・
先輩「どうした、がっかりした顔して。そんな顔してるとうれしくなっちゃうじゃないか。」
後輩「ええ、あの後、特許庁に行ったんですよ。そしたら、そんなものは何十年前からあると言われまして・・・ついてないですよ・・・全く・・・。」
先輩「いや、むしろ幸運じゃないか?少なくとも不運ではないと思うぞ。」
問題:さて、なぜでしょう?
後輩「え?」
有毒無害 (2006/04/23(Sun) 16:48:10)
bonam vesperum.
特許は書類が面倒だった筈……まぁ、良いか。有毒無害です。
(弁理士か……)
さて、先輩の口調風に……
・「そんなの思いつく阿呆がお前だけじゃなくて良かったな」
・「どうせ売れないから、特許出願のコストが削減出来て良かったじゃないか」
・「モバイトからお前にピッタリのバイト情報が来たところだ」
……やや辛口すぎるかな?^^;
むた (2006/04/23(Sun) 17:07:12)
有毒無害くん、どうもです。そして正解です。
まあ、題名からして相当辛口ですから、いいんじゃないですか?
ここでのキーワードは「何十年も前から登録されている」「商品化されていない」です。
つまり、仮に特許がとれても、どうせ売れない可能性が高いということです。
仮に特許が取れて、どこの企業も手を出さないだけならまだしも、思い込みだけで暴走したあげく大損ぶっこく可能性もあるのですから、門前払いでよかったねということでしょう。
しばらくはモバイトくんに登録したほうが、後輩君のためにはなりそうです。
※ 問題中に使用されている人名、地域名、会社名、組織名、製品名、イベントなどは架空のものであり、実在に存在するものを示すものではありません。