矛盾
あっしー (2004/06/07(Mon) 22:13:46)
国語で習ったことがあると思いますが、
「楚の国の人で盾と矛・・・・(略)」
で、思ったんですけど
実際に矛で盾を突いたらどうなってたと思いますか?
黒ラベル (2004/06/07(Mon) 22:18:04)
ある意味矛盾が無い状態は、
矛が盾に先端のみ突き刺さって、突き抜けない。
盾の機能としては、人に刺さること無いので果たしている。
矛は、突き刺さることはできたので、一応満足。
むた (2004/06/07(Mon) 22:37:38)
そういえばその手のネタを小話にしたことがあります。高校時代にね。
前段略
「その矛で盾を突いたらどうなるんだ?」
男がからかう。詰まる商人。嘲笑の声がますます大きくなる。意を決したように商人が叫んだ。
「ようがす!突いてみましょう!」
商人は声を上げた男を指名すると矛を持たせ自分は盾を構えた。
「さあ!突いてみなせえ!」
「おお!」
男は矛を構える。そのときだ。空一面に暗雲がたちこめ一瞬にして広場を覆う。
「早くしろ!雨が降るぞ!」
男は矛を構えなおす。ピカ!ゴロゴロゴロ・・・・ドカン!一瞬みなの視界がさえぎられる。そして恐る恐る目を開けるとそこには盾と矛を構えた二体の死体が黒焦げになって横たわっていた。
「こんな天気に金物を構えているからか?」
「いや、試しちゃいけなかったんだ!何でも突き通す矛で何でも受け止める盾を突いてみせるだなんて。そんな・・・・神をも恐れぬことを・・・。」
雨が降る広場の中人々はクモの子を散らすように逃げていった。そして矛盾という言葉だけが残った。
心せよ諸君!人の賢しげな知恵でつじつまを合わせるようなことをしてはいけない。それは神をも恐れぬ所業なのだ!
なんとなく最後は重大なことを言ってるようにまとめるのが当時のマイブームでした。(^^;
シャーロキアン (2004/06/08(Tue) 10:17:41)
「パタリロ!」でも同じネタをしていました。
パタちゃんの理論では宇宙にまで発展していましたね(^^)
むた (2004/06/08(Tue) 16:40:36)
>シャーロキアンさんへ
すげー。宇宙か。やはりプロは発想が根本的に違うんですね
あっしー (2004/06/08(Tue) 19:05:27)
スレありがとうございます。
黒ラベルさんには「さすが!」と納得させられてしまいました。
むたさんの小話はそのまま教科書に載せてほしいです。
とても楽しい授業になります!(笑
あけすけ (2004/06/08(Tue) 23:59:25)
「矛盾」については
有名な解釈があるのでご紹介を(^^ゞ
実際に,その矛で楯を突いてみると
1)矛が楯を貫く
2)楯が矛を跳ね返す
3)その他(黒ラベルさんの意見や分からない,など)
が考えられます。
3)はまさに「矛盾」の意図すべき回答でしょう。
1)のとき,楯は「何でも楯ではない」ことが
証明され,商人ピンチ。
しかし,
2)のとき,矛は「何でも矛ではい」とはいえません。
ある人が実際にその矛でその楯をついてみると跳ね返された。
「何でも貫けるっていったじゃないか」
との主張に対し
「それはあなたの突き方が悪いからですよ」
と商人。
何でも貫けるといっても,それは本当に突いたときであり,
コツンと軽く当てただけや下手なつき方では不十分だと主張できる。
すなわち,楯が矛を跳ね返す限りにおいて,
「突き方が適当でない」と主張でき,
矛が「なんでも矛ではない」とは立証できず,
「何でも楯」でありかつ「何でも矛」である可能性は並存する。
よって,
その商人が本物の「何でも矛」と「何でも楯」を売っており,
実際に試してみると,題意である3)だけでなく2)も有りうる,
というお話でした(^-^)
ここに,
「何でも矛」は,どんな楯でも破る矛,
「何でも楯」は,どんな矛も跳ね返す楯,の略称。
清老七対子 (2004/06/10(Thu) 18:23:40)
あけすけさんの御議論、半端じゃなく感心しました。
なるほど!
あっしー (2004/06/11(Fri) 20:14:58)
でも本当にそんな盾と矛があったら
いざという時も安心ですね〜(^^)
03s (2004/06/12(Sat) 10:05:45)
そんな矛があったらいやですが・・・(笑
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