頭の運動 〜クイズでIQ&右脳を鍛えよう!〜

No. カテゴリ タイトル 投稿者 投稿日時
019891 未選択 凶器は? 真紅 2004/05/21(Fri) 15:53:43
019908 推理 探偵事務所第3の事件 越智月久 2004/05/23(Sun) 10:10:33
019910 未選択 ??? 4869 2004/05/23(Sun) 18:05:35
019932 暗号 暗号問題ですよ(2) ぶんぶん 2004/05/25(Tue) 14:23:58
019942 推理 探偵事務所新たな事件 越智月久 2004/05/26(Wed) 16:43:20
019944 未選択 NO TITLE 怪盗1412 2004/05/26(Wed) 22:24:09
019947 未選択 予告状2! トム 2004/05/26(Wed) 23:55:04
019956 未選択 待ち合わせ場所は? キョウ 2004/05/27(Thu) 11:10:40
019967 未選択 密室のパターンあれこれ ぶんぶん 2004/05/28(Fri) 01:04:06
019973 推理 探偵事務所・越智月久殺人事件 越智月久 2004/05/28(Fri) 09:51:45
019988 未選択 水の不思議 (^-^) 2004/05/29(Sat) 17:18:58
019995 未選択 得点は? とおる 2004/05/29(Sat) 19:50:23
020005 未選択 将棋好きな人たち natsu 2004/05/29(Sat) 21:55:12
020032 未選択 青酸の恐怖 怪盗1412 2004/05/30(Sun) 23:16:52
020052 推理 連続殺人事件 in S町(前編) 湯歌 2004/06/01(Tue) 00:28:42
020065 未選択 毒について教えていただければ 怪盗1412 2004/06/01(Tue) 23:53:04
020084 推理 連続殺人事件 in S町(後編) 湯歌 2004/06/04(Fri) 00:06:25
020088 未選択 探偵事務所 バスヒカル家の犬 越智月久 2004/06/04(Fri) 19:50:31
020089 未選択 彼方に悲哀を、貴方に愛を Apollo 2004/06/04(Fri) 20:36:47
020092 未選択 ラーメン屋 あっしー 2004/06/04(Fri) 22:28:18
020113 未選択 探偵事務所 6つのナポレオン 越智月久 2004/06/05(Sat) 18:29:03
020128 未選択 Q探偵団のくつろぎ〜意味不明な文章〜 2004/06/06(Sun) 22:25:40
020136 未選択 探偵事務所:緋色の研究 越智月久 2004/06/09(Wed) 09:40:23
020141 未選択 探偵事務所・水晶の栓 越智月久 2004/06/12(Sat) 09:29:41
020145 推理 路上殺人 N.K 2004/06/12(Sat) 23:14:08
020146 未選択 忘れる前に あけすけ 2004/06/12(Sat) 23:14:47
020161 未選択 探偵事務所:二銭銅貨 越智月久 2004/06/14(Mon) 06:31:14
020169 推理 湯けむり温泉殺人事件 Apollo 2004/06/14(Mon) 22:51:03
020182 未選択 探偵事務所:砂の器 越智月久 2004/06/16(Wed) 09:22:34
020195 未選択 NO TITLE 越智月久 2004/06/17(Thu) 10:13:18



問題No.020089

彼方に悲哀を、貴方に愛を

Apollo (2004/06/04(Fri) 20:36:47)

 Apolloをご存知の皆様、お久しぶりです。Apolloをご存知でない皆様、はじめまして。
 問題を一つ思いつきましたので、久々に出題させていただきます。なお、ご存知の方には例の如くといった感じでしょうが、内容の割にはかなりの長文です(でもあのシリーズではありません)。インターネット使い放題ではない方で、この問題にお付き合いいただける方には、本文をWordなどにコピーして接続を中断することをお勧めします。
 ちなみに今回は暗号問題ではありません。
 それでは、どうぞ。

※ この話はフィクションです。この作品に登場する個人名・団体名・年頃なのにいつまでも純粋で「怖い夢を見たの。お兄ちゃん、一緒に寝てもいい?」と枕を抱きしめながら上目遣いで尋ねてくる妹などは、全て架空のものです。

          ***
【問題編】

 今日は穂奈美とのデートの約束も無え。だから俺はとある屋敷の広い庭の芝生の上で、首筋を掻きながらまったりとしていた。
 この屋敷は道路関連の公団のお偉いさん、梶山一郎って奴の家だ。
 高い塀に囲まれた広い敷地には、洋館が一軒建っている。洋館の正面の中央には玄関があり、その脇に車庫があって、敷地の出入り口にある門と車庫や玄関とが、幅の広いアスファルトの真っ直ぐな一本道で結ばれている。その道の真ん中辺りには、コンクリート作りの立方体の小屋が一つ隣接している。敷地の中にあるものは、洋館と一本道と小屋だけ。その他はでっかい樹がまばらに生えるだけの、芝生の庭になっていた。
 ここ数日は雨が降ってねえせいか、芝の臭いに水気が足りねえことが残念だが、ここは日当たりも良くて、昼下がりの時間をのんびりと過ごすにはもってこいの場所だった。
 俺はあくびを一つ噛み殺す。と、その時、出入り口の鉄格子の門の向こうにパトカーが数台停まり、そこから降りてきた男が屋敷の呼鈴を鳴らした。
 少しすると館から梶山が現れ、そこそこ距離のある道をたるんだ肉をたぷたぷ揺すりながら走り、門扉を開けた。走るくらいなら玄関と門をもっと近くに造れよ。頭を使え頭を。そんなんだから拘束道路とか梗塞道路とか言われるんだ。
「こっちだ」
 梶山が刑事らしき人間達をぞろぞろと連れて道を戻ってくる。なんか面白そうなので、俺もそっちに駆け寄った。
 刑事には私服の奴も制服の奴もいて、年齢や性別もさまざまだった。そんな刑事達を連れた梶山が、道沿いの小屋の前で足を止めた。ん? そういやおとといの夜、ここで何かあったような気がするなあ。
 と、俺が首をかしげていると、梶山が刑事の一人に言う。
「ここだ。……えーと、あんた」
「本件の現場指揮を担当する、真鍋です」
「真鍋さんか。ちょいとここから小屋の中を覗いてくれ」
 梶山に促され、真鍋刑事が通風孔らしき小さな窓から小屋の中を覗いた。そして顔をしかめた後、真鍋刑事は小屋の扉へと向かった。
 一枚の頑丈そうな厚い板で出来た扉で、ちょうつがいは内側に付けられているらしかった。その扉を真鍋刑事が開けようとしたが、扉が動かない。
「鍵が掛かっているのですか?」
 真鍋刑事が梶山に訊いた。
「石製の閂だ。中から施錠されているんだろう」
「そうですか。扉を壊しても構いませんか?」
「やむをえん。頼む」
 梶山の了解を得て、男刑事三人が体当たりして扉を壊す。その途端、なんかクサイのか漂ってきた。
 真鍋が臭いに顔をしかめながら小屋の中に入る。どうもこの臭いは小屋の中から発せられているらしい。
 そんな訳で、俺は人波をすり抜けて小屋の中に入った。
(――!)
 途端、俺は硬直した。
部屋の中にあったもの。それは壊された扉の破片と、閂らしき石の棒と、血まみれでうつぶせに倒れる女の人と、彼女の胸を中心に広がった血溜まりに浸るナイフだった。
 その光景を見た瞬間、俺はおとといの夜にこの小屋で起きたことを思い出した。
          ●
 おとといの夜、俺はフラフラと出歩いてこの庭を訪れた。その時に、この小屋の中にいる梶原が、梶原の向こう側に立っていた奥さんの胸をナイフで刺した現場を、偶然目撃してしまったのだ。
 奥さんを刺した梶原がナイフを引き抜く。その瞬間、俺は何か熱い液体を顔に数滴浴びた。
 直後、全身の力が抜けたらしく、奥さんはうつぶせに崩れ落ちた。奥さんは死んだのだ。
 その死んだ奥さんの手に梶原が一度ナイフを握らせ、そして血溜まりにナイフを落とした。
 黙々とそういう作業をする梶原。館からの薄明かりに照らし出された奴の横顔に、表情は何も無かった。

 それを見た後、俺は手近な木の根元に吐いた。
 いや、ショックで吐いたんじゃねえぞ? その前から「うわー、なんか吐きそー」って予感があって、たまたまそのタイミングで吐いちまっただけなんだけどな。ほら、体を洗ったら吐きたくならねえ? ならねえか。あ、そ。
 ま、どうでもいっか。
 それにしても、殺された奥さんはいい人だった。いや、何度かメシを食わせてもらっただけなんだけどな。細身で年いってる割にはキレイな人で、「若い頃はすんげえ美人だったんだろうなー。その頃に会いたかったよ」って思ったモンだ。
 ん? 穂奈美? 穂奈美は美人とはとても言えねえなあ。
 ま、どうでもいっか。
           ●
 ――という回想と無駄な思考を一瞬にしてやり遂げた俺は、これまた一瞬にして小屋の中の様子を確認する。
 俺がいるのは扉のところ。
 奥さんの顔の傍にナイフが落ちている。
 部屋には死体とナイフと木片と閂らしき石棒以外は何も無え。あ、真鍋刑事はいるけどな。
 小屋の内面は壁も天井も床もコンクリートだが、扉の対面の壁には一面――ベニヤ板だ。一枚のベニヤ板が一面に隙間無く貼られている。
 左右の壁には少し血痕があるが、ベニヤ板や扉側の壁には無え。
 向かって右側の壁に俺の顔三つ分くらいの大きさの通風孔があるが、目の細かい鉄網が嵌め込まれてあって、そこからナイフを通すことはできねえ。その鉄網の端は壁に埋め込まれてあり、取り外しはできねえらしい。あと、たしか扉が破壊される前、扉と周囲の壁との間に隙間は無かった。
 ちなみにちょうつがいは俺の右側の方にあった。
 ついでにこの家は門も館の玄関も小屋の扉も全て南向きだ。これは偶然なのか、それとも風水とかで決めたんだろうか。
 ――と、ここまでを俺は一瞬で確認した。
「お。おいコラ! こんなトコをチョロチョロするんじゃない!」
 と、一人の男刑事に首根っこを掴まれて俺は外に放り出された。なんだその扱いは? 俺は『頭脳は大人!』のガキか? バカヤロー、俺絶対あんたよりアレの経験が豊富だぞ!
 ま、どうでもいっか。
 それよりも、確認することがある。だから俺は小屋の裏手に廻った。
 するとほれ、やっぱりだ。小屋の裏手の芝生には、いくつか血のシミが残っていた。
 ――ん? でもなんかこの小屋、おとといの夜と比べて違和感があるような……。
 およ? そういやあの殺人を目撃した数時間後にこの屋敷のそばを通った時、大型車の走行音が聞こえたよなあ。はっは〜ん、なるほど、そういうことか。だからアレの型の一部が残ってるんだな?
「――なるほど。現場の状況は大体わかりました。後は鑑識に詳しく調べてもらいましょう」
 と、真鍋刑事が小屋から出てきたらしく、扉の方から彼の声がした。
 俺がそちらに駆け寄ると、真鍋刑事が梶原に事情聴取をしていた。
「えーっと、梶原さん。あなたの奥さんが失踪したのがおとといの夕食の後。その時から今まで、あなたの知る限りでは訪問者はいない。我々に通報した時、そうおっしゃいましたね?」
「そうだ。そして先程、何心無くこの小屋を通風孔から覗いた時、家内を見つけたんだ。出血が酷く、呼び掛けても身じろぎ一つしないので、死んでいると思った」
 んあ? 何言ってんだこいつぁ? 奥さんは失踪したんじゃなくてあんたが殺したんだろうが。
 そう思う俺をよそに、真鍋刑事が頷き、あろうことかこんなことを言い出す。
「そうですか。……さて、申し上げにくいのですが、奥さんについての見解を述べましょう。内側から施錠された小屋にナイフが落ちていたことを考えますと、これはもう自殺で決まりですね。密室でお亡くなりになられてましたし、間違いないでしょう。――梶山さん、何か奥さんの言動に、このようなことになる予兆などはありませんでしたか?」
 んああっ!? あんた何言ってくれちゃってるのぉ? 梶山が「今朝家内を見つけた」とかほざいてるけど、それパーペキに嘘だって証拠もあるじゃねえかよ。
 よおし、ここは一発俺がそのことをずばり証明して――
 って、……なんかもう面倒になってきたし、ま、どうでもいっか。
 いや、確かに梶山の嘘を暴いたほうが奥さんも浮かばれるだろうし、俺は奥さんから受けた恩を忘れちゃいねえよ? けど俺達って基本的に恩を返そうとかいう発想が無え訳よ。ついでに気まぐれだし、なんかもういいやって思ったらそれまでなんだよな。
 てな訳で、今回は自殺ってことになっちゃうね。
 ま、どうでもいっか。
「――いいえ真鍋さん。ちょっと待って下さい」
 と、その時、その場にいた刑事が声を上げた。そしてそいつは、この事件に死んだ奥さん以外の人間が関っていることを、論理的に証明して見せた。

          ***

 以上です。長文、お疲れ様でした。
 さて、犯人は被害者の夫の梶山一郎です。彼がどうやってこの密室殺人を行ったのかを推理して下さい。
 問題に穴があったらすいません。答を聞いて「なんじゃそりゃ」と思う方もいるかもしれませんが、大目に見てやって下さい。「生活空間でもない小屋がどうして内鍵なんだ?」という疑問についても大目に見てやって下さい。誤字脱字はどんどんご指摘して下さい。なお、Apolloを納得させた場合は別解も認めます。
 それでは、頑張って下さい。

関係ない付記1:
 俺はいつまでも少年の心を持ち続けたいと思ってるスよ。で、自分を評して「体は大人! 頭脳は子供!」と言ったところ、「役立たねー」と友人に即ツッコミを喰らいました。
関係ない付記2:
 内定が出ました。ついこの間まで「内定なんて無いっていー」と笑えないギャグを言うしかなかったんですけれども。ともあれ来年から俺も社会人や。どないしょ。


【編集にて追加】
以下の条件を追加します。
「梶原はこの屋敷に奥さんと二人暮しだった」

 
むた (2004/06/04(Fri) 22:02:24)

 殺した後、大型車で扉の反対側の壁を壊し、後からベニヤを張った。鍵はベニヤを張る前にかければいい。結構むちゃくちゃな推理ですな。
(−−;←この顔文字、友人にメールのとき送ったら「イメージにぴったり」だって・・・。どういう意味なんだろう・・・?

 
Apollo (2004/06/04(Fri) 23:12:24)

むたさん、ご参加ありがとうございます。

>殺した後、大型車で扉の反対側の壁を壊し、後からベニヤを張った。鍵はベニヤを張る前にかければいい。
 作者の文章力不足で伝えきれていないようで、すいません。扉の対面にもしっかりと壁があり、その内側にベニヤ板が貼られているのです。ですので、対面はベニヤ板だけということではありません。

>結構むちゃくちゃな推理ですな。
 えー、作者の用意している答も「めちゃくちゃだ」とか「反則だ」とかいうお叱りを受けるかもしれないようなものです。ただ、問題としては破綻していないつもりですが。


 あと、すいません。明言していない部分がありました。以下の条件を追加しておきます。
「梶原はこの屋敷に奥さんと二人暮しだった」
スレの方も編集して追加しておきます。

 ついでに、ちょっと大変な問題かもしれないので、回りくどいヒントを。
「作中の『俺』はこの殺人を、芝生の上から目撃していた」


またまた付記:
>(−−;←この顔文字、友人にメールのとき送ったら「イメージにぴったり」だって・・・。どういう意味なんだろう・・・?
傍目に苦労人だと思われているのでしょう。
これからも是非、がんばるを通り越してぐわんばって下さい。

 
古畑 (2004/06/04(Fri) 23:27:27)

初めましてApollo さん、古畑と申します。う〜ん、図表モードをお使いいただければ推理しやすくなると思うんですが、どうでしょうか。現場に居合わせた「俺」の位置がどうも特定できません。「俺」はどこから見ていたのでしょうか。

 
Apollo (2004/06/05(Sat) 01:20:22)

 古畑さん、はじめまして。

>現場に居合わせた「俺」の位置がどうも特定できません。「俺」はどこから見ていたのでしょうか。
 犯行の時の位置のことでしょうか? 館・門・小屋の位置関係が分かれば、「俺」が梶原の犯行をどの辺りから目撃したかの見当がつくと思います。てゆーか、それが分かればこのトリックの最大のポイントを解決する糸口が見えてくると思います。

>図表モードをお使いいただければ推理しやすくなると思うんですが、どうでしょうか。
 屋敷の全体図があった方が良いということでしょうか? そうですね。すいません、説明が下手で建物の配置などが分かり辛いと思うので、文章力の無さを補うために今日中に(6月6日)なんとか全体図を載せようかと思います。


 見当外れの返答でしたら、すいません。

 
りぴ (2004/06/05(Sat) 03:02:32)

Apolloさん、はじめまして。
小屋が、一本道の東側か、西側か、ということはあまり重要ではないですか?
西側なら考えてることが一歩前進するんですが…。
全体図があがるの待ってます。

 
Apollo (2004/06/05(Sat) 09:35:50)

 りぴさん、はじめまして。

>小屋が、一本道の東側か、西側か、ということはあまり重要ではないですか?
 大して重要ではないですが、一応西側に設定しております。西側にあると何か方法があるのでしょうか? 作者の想定外の答でも、納得したならば別解として正解にしますので、よろしければその推理をお聞かせください。


全体図と現場の見取り図ができました。
うまくできていなくて分かりにくいかと思いますが、載せておきます。

 
Apollo (2004/06/05(Sat) 09:40:55)

図を作りましたが、これで分かっていただけるかどうか自信がありません。
なんとか理解してください。すいません。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

全体図     北   注意
        ↑    ・小屋は立方体で、道路に隣接している。
        南    

  __________________
  |                |
  |   __________   |
  |   |        |   |
  |   |   洋館   |   |
  |   |   __   |   |
  |   ⊥__|玄関|__⊥   |
  |      ‖  ‖      |
  |      ‖  ‖      |
  |      ‖  ‖      |
  |   芝  ‖  ‖  芝   |
  |      ‖  ‖      |
  |    __‖  ‖      |
  | 小屋⇒||‖  ‖      |
  |    ⊥⊥‖  ‖      |
  |      ‖道 ‖      |
  |      ‖  ‖      |
  |      ‖  ‖      |
  |      ‖  ‖      |
  |      ‖  ‖      |
  ⊥______‖〓〓‖______⊥
          ↑
          門

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

現場見取り図     北   注意
           ↑    ・空気の通れる隙間は通風孔のみ。
           南
               壁とベニヤ板はくっついている。
                 ↓
  =======壁============
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ベニヤ板 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ←実際には隙間は無い
  ‖                  ‖
  ‖                  ‖
  ‖     / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\      ‖
  ‖     |     | ● ←ナ ‖
  ‖     |     |    イ ‖
  壁     |  死  |    フ 壁
  ‖     |  体  |      ‖
  ‖     |     |      ‖
  ‖     |     |      ‖←このあたり、  
  ‖     |     |      ‖ 真鍋刑事の目線の高さくらいに通風孔
  ‖     |     |      ‖
  ‖     |     |      ‖
  ‖     \_____/      ‖
  ‖                  ‖
  ‖ 落ちた石製の閂   ここに    ‖
  ‖   ↓       ちょうつがい ‖
  ‖  〓〓〓〓       ↓    ‖
  ‖====‖        ‖====‖
           ↑
     板の扉が破壊され、近くに残骸が落ちている


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

全体図については物の大きさの比や配置がほぼ正確です。
現場見取り図については、位置関係は正確ですが、
物の大きさの比はあまり正確ではないです。


 
古畑 (2004/06/05(Sat) 11:15:24)

分かりやすい見取り図を作っていただきありがとうございます。やはり私の作成した図とは違っているところも多く本当に助かりました。問題のほうですが「俺」が犯行現場を目撃したのは通風孔かドアからかに限られてきますが問題文を見るに通風孔からではないかと思います。トリックは大型車に気を取られ過ぎかもしれませんが一応考えました。

1:被害者を殺害。石製の閂をさも扉を壊した時に外れたかのように転がしておく。
2:大型トラックで小屋に圧力をかける。つまり小屋というフレーム自体を歪ませてしまえばドア枠が歪み密室が完成するということです。

しかしこれでは現場の遺留品及び状況と一致しないのでまた考えてみます。



 
Apollo (2004/06/05(Sat) 12:26:43)

古畑さん
>1:被害者を殺害。石製の閂をさも扉を壊した時に外れたかのように転がしておく。
>2:大型トラックで小屋に圧力をかける。つまり小屋というフレーム自体を歪ませてしまえばドア枠が歪み密室が完成するということです。
 なるほど! 今回の現場の状況とは一致しませんが、この方法でも犯行は可能ですね。お見事です。別解として正解とさせていただきます。
 通風孔から真鍋刑事が覗いた時に閂を確認されたらおしまいですが、真鍋刑事が(てゆーか作者が)見落とし、後の会話でも閂の存在には気付いたいなかった感じなので、OKでしょう。まあ、光があまり入らなくて中を確認しにくい部屋ですし……。いえ、言い訳ですけど。


 えー、再び回りくどいヒントを。
 この問題は、皆さんの既成概念を利用して難易度を上げさせています。枠組みを取っ払ってから推理してみて下さい。密室トリックはシュークリームばかりとは限りません。小龍包もあるのです。

【編集にて追加のヒント】
 犯行から通報までに、梶原は一日半ほどの時間を置いています。それは、翌日に通報するのは都合が悪いからです。

 
キョウ (2004/06/05(Sat) 17:03:03)

Apolloさんはじめまして。キョウです。

犯人は、大型車(レッカー車)で小屋の屋根と壁を持ち上げた。
そして小屋に被害者を入れまた屋根と壁を元に戻す。

ちょっと無理があるかな...

 
りぴ (2004/06/05(Sat) 16:40:56)

結局核心部分はわかってないのですが、引っかかった点がありまして。
まず、蝶番(ちょうつがい)が右側にあるということなんで、ドアは、一本道側に開くことになります(これも外開きでないと成立しませんが)。普通(小屋の用途はわかりませんが)小屋には一本道側から入ることが多いはずです。つまり、小屋の入り口に対して、右側からやってくることが多い場合、ドアは、左側に開くほうがじゃまになりませんよね?だから小屋の入り口は、事件前は東か北を向いていたのでは、と考えました。
小屋の裏側(北側と判断)に血痕があったというのも、

?@入り口が東を向いていた場合
俺の見ていた位置→一本道をはさんで向かい側の芝生から、入り口を通して見た。
裏の血痕→通風孔の網目から飛び出た。

?A入り口が北を向いていた場合。
俺の見ていた位置→小屋の西側から通風孔を通して見た。
裏の血痕→入り口から飛び出た。

と、両方ともありっぽいんで。

ここまでが考えた点です。どうやってandなぜ小屋全体の向きを変えたか、密室はどうやって作ったか、など重要な点はまだまとまってませんけど、別解認めてもらえるようこれから、こじつけていきます(笑)
文章力に乏しいので、わかりづらいところがあったらご指摘ください。

 
Apollo (2004/06/05(Sat) 20:14:48)

 キョウさんはじめまして。
>大型車(レッカー車)で小屋の屋根と壁を持ち上げた。
>そして小屋に被害者を入れまた屋根と壁を元に戻す。
 なるほど。これはもう、カッパーフィールドも裸足で逃げ出す大掛かりなトリックですね。この場合、血痕の残っている左右の壁は持ち上げておらず、他の壁と屋根を持ち上げたということでしょうか? ですが、この方法だと切り離した部分が目立ってすぐにバレてしまうでしょう。
 発想は悪くありません。ただ、もっと簡単でバレにくい方法があるんですよ。多少時間が掛かり、やはり細工の跡が残ってしまう方法ですが。


 りぴさん、引き続いてのご参加、ありがとうございます。
>文章力に乏しいので、わかりづらいところがあったらご指摘ください。
 いえいえ、よくわかりました。
>小屋の入り口に対して、右側からやってくることが多い場合、ドアは、左側に開くほうがじゃまになりませんよね?だから小屋の入り口は、事件前は東か北を向いていたのでは、と考えました。
 えー……、これは厳しいご指摘です、はい。あまり扉の利便性とかを考えていませんでした。ただ、
>蝶番(ちょうつがい)が右側にあるということなんで、ドアは、一本道側に開くことになります(これも外開きでないと成立しませんが)。
>右側からやってくることが多い場合、ドアは、左側に開くほうがじゃまになりませんよね?
 ちょうつがいは内側に付いていたので、内開きなんです。ですがドアの内開き外開きに関らず、この場合ドアは左側に開く方が邪魔にならないと思います。すいません。
>小屋の裏側(北側と判断)に血痕があった
 この判断は正解です。
>どうやってandなぜ小屋全体の向きを変えたか、密室はどうやって作ったか、など重要な点はまだまとまってませんけど、別解認めてもらえるようこれから、こじつけていきます(笑)
 これもカッパーフィールドが裸足で逃げるほど大掛かりですね。作者の用意した答とは違いますが、これをこじつけられてしまっては、別解として認めない訳にはいきません。



 さて、ヒント。
>小屋の用途はわかりませんが
 りぴさんがこのようにおっしゃられていますが、この小屋の用途はずばり「殺人トリックに利用すること」です。
 更にヒント。「俺」が殺人を目撃した時、小屋は小屋と呼べなくはないものの、厳密にはまだ不完全でした。

 どうか最後までお付き合い下さいませ。それでは。

 
古畑 (2004/06/05(Sat) 23:12:32)

>この問題は、皆さんの既成概念を利用して難易度を上げさせています。
う〜ん、なるほど。Mental blocksですか。これは結構きついですね〜。
>「俺」が殺人を目撃した時、小屋は小屋と呼べなくはないものの、厳密にはまだ不完全でした。
う〜ん、屋根に穴が開いていて人が入れるようになっていたのを塞いだとかでしょうか。
木と釘は屋根の状態に合わせたもの(わざと劣化させるなど)を使えば誤魔化せるかもしれないですし。
>部屋には死体とナイフと木片と閂らしき石棒以外は何も無え。
現場にあった木片は屋根の一部や材料の一部とか。
>そしてそいつは、この事件に死んだ奥さん以外の人間が関っていることを、論理的に証明して見せた。
それからこれの論理の根拠はやはり
>左右の壁には少し血痕があるが、ベニヤ板や扉側の壁には無え。←これでしょうか。
★:左右の壁に飛び散るほどの返り血が被害者の対面にあるベニヤ板につかないはずがない。つまりこれは対面に何か障害物があった=誰かいた、このような論理の展開でしょうか。
 


          




 


 
りぴ (2004/06/06(Sun) 00:07:58)

古畑さんの文章、参照させていただきます。

> >左右の壁には少し血痕があるが、ベニヤ板や扉側の壁には無え。←これでしょうか。
> 1:左右の壁に飛び散るほどの返り血が被害者の対面にあるベニヤ板につかないはずがない。つまりこれは対面に何が障害物があった=誰かいた、このような論理の展開でしょうか。

この部分、非常にいいと思いました。大賛成です。
あと、事件時にはまだ小屋は不完全な状態だった、というヒントと、小屋が立方体であったということから、

事件時には屋根が無く、殺害後、閂をかけ、梯子か何かで部屋を脱出した後にどこかにあらかじめ用意しておいた小屋の壁と同じサイズの一枚のコンクリート板を、クレーンかなにかで屋根にかぶせる。そのとき、各壁のてっぺんに接着剤のようにコンクリートを塗り、完全に乾き、元からそうであったかのようにくっついた後、警察に通報した。乾くまでに、1日半かかった。

ということでどうでしょう。
ただ、こうすると、小屋裏の血痕など、謎のままになってしまいますね。

 
郁人 (2004/06/06(Sun) 00:57:53)

はじめまして。

ベニヤ板の用途、左右の壁にしかない血痕、小屋の裏手の芝生に血のシミ。
これらの要素を含む推論として、
この小屋はもともと『北側の壁が無かった』のではないでしょうか。
不完全な小屋で殺害、『俺』は壁の無い北側からそれを目撃していた。
犯人はその後、壁の無い北側にコンクリートで壁を作る(大型車というのはミキサー車?)

>だからアレの型の一部が残ってるんだな?

というのは壁を作る際に使用したが、
どうしても片付ける事の出来ない内側のベニヤ板のことだと思います。


 
ころ (2004/06/06(Sun) 01:20:20)

こんにちは。
密室の謎とか、全然考えてないのですが、
問題文中の「館からの薄明かりに照らし出された奴の横顔に・・・」
という部分に引っ掛かりを感じていて、
ヒントではないかとにらんでます。
入り口が南側だと館からの明かりが入り込めそうにないからです。

郁人さんのいうように
> 不完全な小屋で殺害、『俺』は壁の無い北側からそれを目撃していた。
というようなことが、十分ありそうだと思います。



 
Apollo (2004/06/06(Sun) 10:03:26)

 この度、正解が出ました!



 では正否判定を。

古畑さん
>う〜ん、屋根に穴が開いていて人が入れるようになっていたのを塞いだとかでしょうか。
 これ、惜しいです。発想は合ってます。後は通行可能だった場所の問題ですね。
>木と釘は屋根の状態に合わせたもの(わざと劣化させるなど)を使えば誤魔化せるかもしれないですし。
 コンクリート造りなので、木や釘は不要なんですよ。ですが、現場の状況とは一致しないものの、方法論としては別解として正解にカウントします。
>左右の壁に飛び散るほどの返り血が被害者の対面にあるベニヤ板につかないはずがない。つまりこれは対面に何か障害物があった=誰かいた、このような論理の展開でしょうか。
 これも惜しいです。ただ、「俺」が飛んできた血を数滴浴びたとおり、障害物があった訳ではないんです。むしろ逆だったんですよ。


りぴさん
>事件時には屋根が無く、殺害後、閂をかけ、梯子か何かで部屋を脱出した後にどこかにあらかじめ用意しておいた小屋の壁と同じサイズの一枚のコンクリート板を、クレーンかなにかで屋根にかぶせる。そのとき、各壁のてっぺんに接着剤のようにコンクリートを塗り、完全に乾き、元からそうであったかのようにくっついた後、警察に通報した。乾くまでに、1日半かかった。
 これだと細工を目立たせずに密室を完成できますね。これも現場の状況とは一致しませんが、別解として正解です。ちなみに、一般的なコンクリートは半日ほどで固まるそうです。
>ただ、こうすると、小屋裏の血痕など、謎のままになってしまいますね。
 そこですよね、問題は。


郁人さん
>この小屋はもともと『北側の壁が無かった』のではないでしょうか。
>不完全な小屋で殺害、『俺』は壁の無い北側からそれを目撃していた。
>犯人はその後、壁の無い北側にコンクリートで壁を作る(大型車というのはミキサー車?)
>>だからアレの型の一部が残ってるんだな?
>というのは壁を作る際に使用したが、
>どうしても片付ける事の出来ない内側のベニヤ板のことだと思います。
 おめでとうございます。正解です。
 さすがにコンクリート壁の造り方などは皆さんもなかなか知らないだろうと思っていたので(実は作者もあまりよく知らない)、『北側の壁が無かった』だけで正解にしようとしていたのですが、ベニヤ板で型を取ったことや大型車がミキサー車(コンクリートを固めてしまわない為にコンクリートの入ったタンクを回しながら運搬する車)であることまで、完璧に推理なさいました。完全解答して下さり、ありがとうございます。


ころさん
>問題文中の「館からの薄明かりに照らし出された奴の横顔に・・・」
>という部分に引っ掛かりを感じていて、
>ヒントではないかとにらんでます。
>入り口が南側だと館からの明かりが入り込めそうにないからです。
 着眼点が合っています。そこから『北側に壁が無かった』という点まで発展したので、正解です。おめでとうございます。



 さて、正解が出ましたので、解決編を掲載して締めくくろうかと思います。


 
Apollo (2004/06/06(Sun) 10:05:13)

【解決編】

 真鍋刑事の安易な結論を阻止したのは、むた、古畑、りぴ、キョウ、郁人、ころって名前の六人の刑事達だった。そいつらは、……えーっと、多角的? そう、多角的に現場を検証して、この事件が殺人事件であるかもしれねえ可能性を示した。

 ベニヤ板に血痕は無えのに、左右の壁や小屋の裏手には血痕がある。これはどういうことか。
 考えられるのは二つ。一つは血がベニヤ板や壁をすり抜けて外まで飛び散ったってこと。いや、これはありえねえ。俺達の舌が甘味を感じることくらいありえねえ。
 だから結論は一つだ。犯行当時、小屋の北面にはベニヤ板も壁も無かったってことだ。だからそこまで血が飛んだ。そういや犯行当時、館からの薄明かりが小屋の中を照らしてたけど、あれって北の壁が無かったからだったんだ。
 じゃあなんで二日後には壁があるかと言えば、これは単純に壁を造ったからだ。
 まずベニヤ板で壁の型を造り、そこに大型車のミキサー車から固まっていないコンクリートを流し込み、半日ほど掛けて固める。固まったらベニヤ板を剥がし、コンクリートを上塗りして形を整え、更に半日ほど置いて固める。小屋の内側に残っていたベニヤ板は、もう剥がせねえ場所にあるからそのままになっていたって訳だ。
 結局のところこの小屋は、まず外側があって後から中身を入れて作るシュークリームではなく、まず中身があって後からそれを包み込んで作る小龍包だったのだ。枠組みは後付けだったってことだ。
 さて、刑事達の推理に戻ろう。
 常識的に、中の死体に気付かずに壁を造ったってことはまず考えられねえ。だから、「奥さんが小屋で自殺した後に偶然壁を作った」なんてことはねえって訳だ。この事件には確実に、奥さん以外の人物も関っている。そういう推理が、梶山に突きつけられた。

 ただ、六人の刑事が推理を披露し始めた当初は、刑事達も梶山も小屋の外の血痕には気付いてなかった。だから梶山は、「ベニヤ板に血痕が無いのは、たまたまその方向に血が飛ばなかったからかもしれない」と言い張った。
 けどその言い訳はすぐにまかり通らなくなった。
 なんでかは、――分かるよな? 俺が小屋の裏手の血痕のそばで、一つ鳴いてやったんだよ。
 前にも教えたとおり、俺達は気まぐれだし、基本的に恩を返そうなんて発想も無えよ? けどな、だからって、受けた恩を忘れてるって訳じゃねえってことだ。
           ●
 それから一週間が経った。
 で、俺はやっぱり梶山邸の庭にいた。
 この屋敷にはもう住人はいない。奥さんは殺されて、梶山もやがて捕まったからだ。
 殺人に利用したミキサー車とかコンクリートとかの出どころは、まだ明らかになってねえ。つーか梶山の職業を考えれば誰でも予想のつくトコから出てるんだろうが、どうも『そこ』は操作の手が及ばねえ領域らしい。そこを調べると困る人がいたり死者が出たりするそうだ。意味不明だ。
 全く人間ってのは面倒だなあ。嘘とか隠し事が多過ぎる。
 ま、どうでもいっか。
 さてさて、今日は穂奈美とデートだ。恩人が死んだばっかだけど、俺はそれまでと変わらず穂奈美との逢瀬を繰り返している。
 不謹慎? ほっとけ。悲しんでる暇があるなら、その分楽しい思いをしときてえんだ。
 湿っぽいのは遠くにどけて、想いを好きな奴にぶつける。それが俺の生き方なんだよ。
 ――なんて考えていると、穂奈美が現れて俺に近づいてきた。
 美人じゃねえけどこの上なくキレイな穂奈美は、上機嫌だった。その証拠に、尻尾がヒョコっと上を向いている。ま、俺に会いに来てるんだから、機嫌がいいのも当然か。
 なんとなく気になって振り返ってみると、やっぱり穂奈美と会うだけあって、俺の尻尾も上向きに立っていた。やっぱり俺達は人間達とは違い、嘘や隠し事ができねえらしい。
 ま、どうでもいっか。
 ――ちなみに俺、名前はまだ無い。
                               〜 彼方に悲哀を、貴方に愛を  Fin 〜

          ***

 以上です。皆さんのおかげで無事解決の運びとなりました。少しでも楽しんでいただけたなら、これ幸いです。
 素人の長文を一読でもして下さって皆様に、元体育会系人として厚く熱く御礼申し上げます。
     したあっ!!
 という訳で、済!




 
りぴ (2004/06/06(Sun) 23:45:24)

Apolloさん、おもしろい問題ありがとうございました。
事件の解決とともに、なんで「俺」が勝手に邸宅の中に入れたのか、というところの謎も解決しました(笑)。非常にしゃれていて最後まで楽しく読ませていただきましたよ。正直、「俺」の行動は主人公だから許されることなのかなぁ、無理やりだなぁ、なんて思いながら問題にあたっていました(失礼)。次作があったら、ぜひともまた参加させていただきます。
済!後の書き込み失礼しました。

 
Apollo (2004/06/07(Mon) 00:49:12)

りぴさん、ご感想ありがとうございます。
>Apolloさん、おもしろい問題ありがとうございました。
 恐縮です。その言葉が何よりの励みです。
>事件の解決とともに、なんで「俺」が勝手に邸宅の中に入れたのか、というところの謎も解決しました(笑)。
 こういう手法って主人公目線の小説だからこそのものなんですよ(たぶん)。個人的にこういった遊び心を入れた話が大好物なもので、自分でも色々と策を弄してどうにか作ってみました。なんとか形になっていれば、と思います。
>正直、「俺」の行動は主人公だから許されることなのかなぁ、無理やりだなぁ、なんて思いながら問題にあたっていました(失礼)。
 あ、そうか。そのあたりのケアを忘れてました(失礼)。
>次作があったら、ぜひともまた参加させていただきます。
 うーん、まだ何も思いつきません……。でもいずれまた何か書きたいです。
>済!後の書き込み失礼しました。
 いえいえ、感想レスが自分にとって何よりのカンフル剤ですし、南ちゃんはタッちゃんの疲労回復剤です。――こういうことを書く時、俺ってもうオッサンやねんなーって気になります。

 ともあれ、感想をありがとうございました。



 
※ 問題中に使用されている人名、地域名、会社名、組織名、製品名、イベントなどは架空のものであり、実在に存在するものを示すものではありません。


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