狙撃されたスナイパー
ノイジー (2002/01/22(Tue) 20:15:10)
銃砲店店主を殺害し、拳銃を奪った男が一人の女性を人質に住宅地の袋小路に逃げ込んだ。
民家の壁を背にし、女性の頭部に拳銃を突きつけているために追い詰めた警官たちも手出しができなくなっていた。
当局の情報により男が強奪したのはベレッタ社製の拳銃(マシンガンではない)だということが分かった。
男は非常に興奮しており、人質の命が危なかった。
手詰まりになった局(警察)は男を狙撃、射殺することに決定した。
狙撃位置は住宅地に近隣する最近建設されたばかりの42階建てのマンションの屋上に決定、二人の狙撃手が配置された。
数時間後、男は射殺され、人質であった女性は多少のかすり傷は会ったものの無事に救出された。
しかし、狙撃手Aが男が応戦したときに放った銃弾により死亡してしまった。
こうして、事件は辛くも終焉を迎えたように見えた・・・。
が―現場検証が始まり、ことは急展開を迎える。
事件から五日後、Aの殺害容疑でもう一人の狙撃手、Bが逮捕されたのである。
そして、取調べの結果、Bは自分が殺害したことを認めた。
いったい何故、彼が殺害したということがわかったのだろうか。
ノイジー (2002/01/22(Tue) 20:16:14)
書き忘れです。
彼が疑われる要素は二つありました。
M小林 (2002/01/22(Tue) 22:18:22)
42階建てのマンションの屋上というと単純に120mはあります。
普通の拳銃ではその高さまで届かないか殺傷能力が無いのじゃないかな。
もう一点は?? 狙撃手Aの撃たれた角度が水平に近かったとか。
てと (2002/01/22(Tue) 22:26:24)
(一)(狙撃で使ってる人のたまが特別だった場合)
犯人のモノとは違うスナイパー専用の銃の球がAの体から出てきたためとか?
(弐)興奮している犯人が42階のスナイパーを正確に殺せるように撃てるかって疑問が警察内部からでた。
ノイジー (2002/01/22(Tue) 23:03:57)
理由Aのみ正解です。
高層マンションの屋上にいるスナイパーを地上から狙撃することは
(ベレッタの性能を考えても)不可能だから。
理由Bですが犯人(B氏)が犯行に使ったのは通常装備のベレッタです。
ノイジー (2002/01/22(Tue) 23:14:33)
訂正
理由Bですが、犯人のB氏が使用したのはベレッタです。
銃に知識がない人のために書きますが・・・、
スナイパーライフルで使用する弾丸とベレッタで使用する弾丸では、
弾の直径、着弾時のアクション(※)などまったく違います。
※うんちく
弾丸によっては軟弾頭といって着弾し、体内に入った場合に弾頭から裂けてゆき、
破片を体の中にばら撒きよりいっそうの殺傷能力を得るもの、
また逆に戦車などの装甲を貫通させるために硬度を上げて貫通性を持たせたものなど、
同じ口径でも用途によって、さまざまな種類があります。
もっつぁれら (2002/01/23(Wed) 11:21:00)
アクションの起き方が至近距離だったから。たしか軟弾頭は、着弾した側の反対側の破裂傷の大きさで、ある程度の発砲した距離がわかるんだったような…。
ノイジー (2002/01/23(Wed) 19:00:20)
弾丸は参考までに書いただけです。
あと、傷痕はあまり気にしないでください。
高所から低所の物体を狙うときの体制を考えてください。
POKO (2002/01/24(Thu) 00:51:20)
はじめまして、よろしくお願いします。
理由B
現場検証の結果、ビルの外側に狙撃手Aの血痕がなかったから・・・
ビルの上から覗き込むように狙ってるわけですから、もし下から打たれたのであれば、ビルの外側に血痕が残るはず。
また、狙撃手Bが狙撃手Aを殺害しようとしても、覗き込んでる狙撃手Aをビルの外側から撃てませんよね。
後頭部から撃つとあまりにも不自然なので、乗り出すのをやめたとき(犯人をやっつけた後?)にビルの上で、犯行におよんだから・・・・
それとも、単に心臓を撃たれていたから・・・とか・・・
ノイジー (2002/01/24(Thu) 12:45:23)
お見事です!POKOさん
大正解〜!
ビルの屋上から覗き込むわけなので必然的にBが狙うのはAの後頭部になります、
(胴体を狙うと屋上壁面の内側に弾丸がめり込んで残ってしまう可能性がある上、
仕損じたときに、相手も銃を持っているので反撃される可能性を考えると確実な頭部を狙うはず)
もしも、外側から撃たれたのならば、ビル内側の屋上階のどこかに血痕、
それがなくとも、ルミノール反応が出るはず(まあ、そこまではしないでしょうけど・・・)
実は問題出した後で友達に「これって推理じゃないじゃん」と突っ込まれた・・・。
う〜ん、微妙・・・。
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