朝刊探偵殺人事件簿
ノイジー (2002/02/05(Tue) 23:38:04)
その日・・・・
「なになに、昼下がりの午後、私は義理父の上で・・・??」
そう、私が丁度、朝刊の??今日のコラム?≠ノ目を通していたときのことだ。
事務所に一つしかない黒塗りの電話のベルが鳴り響いたのは・・・
「なに!殺人事件だって!」
それは愛犬家の 鮎川 順子 が自宅で死体となって発見されるという痛ましい事件だった。
第一発見者は夫である 欽也氏 で、彼によれば発見当時
順子氏 はうつ伏せで倒れており、
背中に包丁が突き刺さっており、あたりは血まみれだったという。
殺害現場である応接間の庭に面したガラス戸が割られていることから、
物取りの可能性が高かったが、
その割には部屋が荒らされておらず、部屋にはガラスを割るときに使ったと思われる
拳より一回りほど小さい石が転がっていただけだった。
一応、重要参考人として三人の人物が呼ばれていた。
?@ 隣に住む 雨宮 京子の証言
「まさか私が尋ねていったあとに殺されるなんて(どうやら婦人の家でお茶していたらしい)、この辺も物騒になったわねえ・・・」
近所の聞き込みによると彼女は婦人とは、婦人の飼う犬のほえる声のことで揉めていたという。
?A 婦人の義理の姉(兄?) 来栖 アリス(本名:黒川 団十郎)
「何よぅ・・・何なのよぅ・・・私は確かに
彼女(彼?)と婦人とはアリス氏の職業により、婦人はあまり好いてはいなかったらしい。普段からもそんな職業止めなさいよとしつこく言い寄っていたらしい。
?B 夫 鮎川 欽也
「ま、まさか妻が殺されるなんて・・・身に覚えがあり過ぎていったいどれなのかすら分かりません・・・。」
ここ最近の不景気で彼の経営する広告代理店の経営が危うくなっているといううわさがある。また、彼は夫人に多額の保険を掛けていたらしい。
また、近所の聞き込みによると、近隣の住人から確かにガラスの割れる音がしたという
証言を得た。
以上のことから、
空き巣に入った犯人はガラスを割る音を聞いた婦人に見つかってしまう。
が、力自慢の(???)犯人はあっさりと婦人を押さえつけて、
隠し持っていた包丁で婦人の背中をブスリ!
犯行後、入ってきたガラス戸から逃走した。
という推理を警察局は立てた・・・。
まったくどうやればこんな推理を胸を張って言いえるのやら・・・・。
「いや、警部さんまってくれよ、犯人はこの中にいるぜ!」
「なに!?それは本当かね・・・!」
私は応接間から庭を覗き込んでニヤリと笑った。
ちなみに彼女が庭で飼っていた犬はドーベルマンで鮎川夫婦以外以外にはなつかなかったという。
麻呂男 (2002/02/06(Wed) 01:12:15)
近隣の住人の「ガラスの割れる音」の証言と、
雨宮 京子の「知らなかった」的なコメント、
「犬が家のものにしか、なついてなかったこと」、
「犬の鳴き声が隣の家まで十分に届くこと」を
総合して考えると、・・・犯人は「夫」かな?
もしそうなら、偉いぞ、犬!!
※ 問題中に使用されている人名、地域名、会社名、組織名、製品名、イベントなどは架空のものであり、実在に存在するものを示すものではありません。