ある研究者の死
篠田裕一 (2002/04/01(Mon) 20:34:38)
都内にある某企業の開発研究所で殺人が起こった。殺されたのはその研究所に勤める香川俊之(31)香川は5階の実験室で、鋭利な刃物で胸を刺されて死亡していた。通報によって駆けつけた警察は近くにいた同僚の坂下浩介(31)を重要参考人として身柄を確保した。坂下は新商品に使われる新素材の研究をめぐり、日頃から対立が激しかった。しかし、坂下は凶器になるようなものは何一つ持ってはいなかった。その日のうちに現場検証が行われ、凶器の捜索が行われたが、それらしきものは見つからなかった。「ほら御覧なさい。何も証拠が出てこないじゃないですか。人を犯人扱いして・・・場合によっちゃ、名誉毀損で訴えますよ!」坂下のメガネの奥の瞳は激しい怒りに満ちていた。手を焼いた警察は名探偵・篠田裕一氏の応援を頼むことにした。篠田氏はさっそく現場検証を行った。現場は事件当時の状態をほぼ完全に再現してある。おそらく香川は例の新素材の実験をここで行っていたのだろう。テーブルには沸騰したお湯、化学薬品の入ったフラスコ、ゴム栓をされた試験管などがおいてあった。奥の棚には実験器具や使われていない薬品のビンが放置されていた。しかし、現場の状況から篠田氏は坂下が犯人であると確信し、彼の進言により物的証拠も発見されたのである。さて、
1.坂下が犯行に用いた凶器とは?
2.篠田氏が探り当てた犯行の物的証拠とは?
問題文長すぎましたかね・・・スイマセン。
そら (2002/04/01(Mon) 22:43:12)
まさか凶器は鋭く凍らせた氷じゃないですよね?
犯行後それを沸騰したお湯で溶かしたと。。。
物的証拠はお湯に被害者の血液が混じっているので、ルミノール反応が表れたってことですか?
もしくは、開発中の新素材っていうのは形状記憶合金で、
お湯につけるとメガネが凶器に早変わり!!
犯行後はそ知らぬ顔で身につけているとか(笑)
篠田裕一 (2002/04/01(Mon) 23:01:49)
>>そら さん
す・・・素晴らしい!完璧ですね。
氷のほうはきっとすぐわかると思ったんで、何か条件を加えようかと思ってたところなんですが・・・まさかメガネのフレームにこんなに早く気付かれるとは!ビックリです!そら さんの解答がもうそのまま正解ですね。「坂下のメガネのフレームは形状記憶合金でできており、被害者を刺したあと、お湯につけて元に戻した」そして証拠は「坂下のメガネのフレームから検出された血液反応」でした。凶器が分かったらそれでOKです。
篠田裕一 (2002/04/01(Mon) 23:08:22)
このサイトの皆さんは流石ですね。僕としては結構自信あったんだけどなぁ・・・脱帽です。
そら (2002/04/01(Mon) 23:28:33)
今後も名探偵・篠田裕一氏の活躍を期待していますv
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