警部補

サトヒロ　(2002/07/18(Thu) 22:46:43)

都内のホテルのラウンジバー。カウンターには古田と３つとなりに美しい女性の２人だけ・・・。バーテンダーが古田に電話を渡す。


「ああ、私です。・・・もしもし、縞泉くん？君なんでケータイに・・・。えっ？・・・電池が切れた？まったく君は使えないねえ。そーかケータイないと電話番号わからないのかい。それでしのぶちゃんには会えたのかい？そお、良かった良かった。もう待ちくたびれたよ。じゃあ早くおいでよ。ウン。海音寺くんも一緒なんだろ？えっ？会ってない？１時間も前に君を探しに出て行ったんだよ。しのぶちゃんから待ち合わせ場所に君がこないってお店に電話があったんだよ。ウン。じゃあ、海音寺くんのケータイに電話してごらんよ。ウン。わかってるよ。全然飲んでないよ。じゃあ、急ぎなさいよ。ハイ、ハイ」　チーン。

「アレッ？あいつ海音寺くんのケータイの番号・・・」
「あの、お待ち合わせの方、遅刻みたいですね」
「あー、お騒がせして申し訳ありません。いえね、以前、捜査で知り合った女の子がどうしてもお礼を言いたいって仙台から出てきたんですよ。それで私の部下に東京駅まで迎えにやったんですけど、これが使えない男でしてねえ・・・」
「今、捜査っておっしゃいました？もしかして警察の方ですの？」
「えー、実はそうなんです。古田と申します」
「古田さん。あれっ？なんかお名前お聞きした覚えが・・・」
「えー、『ＴＯＫＩＯ』の事件、解決したの私なんです。おそらくそのときに・・・」
「まあ、そうですの！うれしいですわ、名刑事さんにお会いできて」
「いえいえ、そんな。えー、ちなみに「刑事」ではなく「警部補」です」
「アラ、すいません。名警部補さん」
「ふーふー。なんかミョウですね。古田で結構です」
「古田さん。ご結婚は？」
「えー、残念ながら・・・」
「まあ、ステキでいらっしゃるのに・・・」
「神様は私に犯人を捕まえる才能は与えてくれましたが、女性を捕まえる才能のほうは・・・」
「またまた。いつもご自分のほうから逃げていらっしゃるんでしょう」
「えー、ご想像におまかせします。えー、でも子供の名前は決めてあるんです。女の子が産まれたら愛情の愛と書いて・・・」
「ワタシはバツイチなの」
「えっ？それは、それは・・・」
「そうだ！名刑事さんに問題よ。お仲間が来るまでのヒマつぶしにね。『離婚するのに良くない季節は？』」
「えー、それはなぞなぞのたぐいですか？」
「いいえ。ワタシの体験からの出題よ。もちろん、ちゃんとした理由があるのよ。もし当てたら一杯おごらせていただくわ。でもわからなかったらおごってくださいね。名刑事さん」
「えー、警部補です」


------------------------------------------------------------------------------

「えー、たまには私も事件を離れてこのようなこともないといけません。えー、今回の問題は・・・説明いりませんね。
古田任三郎でした」


> 「えー、ご想像におまかせします。えー、でも子供の名前は決めてあるんです。女の子が産まれたら愛情の愛と書いて・・・」

なつかしすぎ♪
再放送やってましたね〜

>『離婚するのに良くない季節は？』」

秋かなぁ
分かれたら人恋しくなりますよ〜
そのあと一人で過ごす冬はつらいわ（経験上）


冬、それも年末ですかね。
夫にしてみたら「配偶者控除」を受けられなくなるので。
ついでに一人身に北風は凍えますし。


えー、あいひめさん、てつやさん、ご意見ありがとうございます。
今回は海音寺くんがいませんのでわたくし、古田がお相手いたします。
えー、ヒントをお出ししますと「かなり恥ずかしいことになる・・・」ということでしょうか。
古田任三郎でした。


>「かなり恥ずかしいことになる・・・」

というヒントから。
『年賀状を投函した後＝年末（冬）』でしょうか？
女性は旧姓に戻る場合がありますので。
でもこれじゃ「季節」とは言えないですよね。


「秋」かな？
友達に「いつ別れたの？」と聞かれ
「秋が来た頃」と答え
「飽きが来た頃」と思われた。
（無理があるかな・・・）


シロさんの納得〜！
あと6月の結婚式シーズンとか？
名前書くとき旧姓だと恥ずかしいとかかなぁ
脱線しますが、これって↑女の人が辛い話よね
国会の頭ガチガチのおやじども、さっさと夫婦別姓選択制にしろ〜〜！


あとは
「紅葉の時」を
「高揚の時」と聞き間違われた。
（もっと無理があるか・・・）


えー、シロさん、ムタさん、あいひめさん、ご意見ありがとうございます。
いちいち御尤もなご意見です。えー、ただ、今回の彼女の場合はちょっと話がちがいます。
問題の会話を聞いていただきますとお判りいただけると思いますが、彼女は初対面の人間にも物怖じしない性格なんですねえ。そしてこれは後で判ったことなんですが、彼女は営業の仕事をしていて、それこそ四六時中とびまわって人と接していたんです。
えー、そして彼女の仕事が答えと無関係とは言えないのです・・・。うーん、ちょっとむづかしいヒントですが、どうぞ考えてみてください。
古田任三郎でした。


サトヒロさん、こんにちは。今回は古田さんが直々に対応してくださるということで、
気合をいれて答えたいと思います。

彼女は営業で飛び回っているということで、名刺をいつも携帯しているのではないで
しょうか？？なので、自分は旧姓を名乗ったのに名刺には結婚していた時の姓になって
いて恥ずかしい思いをしたとか…
でもこれだと季節が分からないんですよね。うーん…
とりあえず人事異動とかが多そうな春ということで(爆)
また考えてみます☆


あ〜わたしもみっくさんと同じ事思った！
確かにこれだと季節がね・・・。



えっと、彼女は初対面の人間にも物怖じしない性格ですか。
え〜、私の「サザエさん占い」によると、春ですかねぇ。

営業ってのが、良く解らない・・・
離婚して、実家には帰り難いし。
４・５月って賃貸を探すのが大変かなぁ・・・
これって、名刺・年賀状よりも、困ることでは無かったり？
わからん・・・


えー、みっくさん、あいひめさん、ＳＴＦさん、いつも素晴らしいご意見をありがとうございます。
えー、今回は私がお相手をさせていただいておりますので、この場をお借りしまして御礼申し上げます。えー、これからも皆様方にご参加いただけるような「素敵な」犯罪を世の犯罪者の方々におこしてもらいたいものです。ふーふーふー。
えー、今回は犯罪には無関係ですが、独身の私には実にむづかしい問題でした。それでも何とか答えが出せたのは実際に彼女をこの目で見たことがとてもヒントになったのです・・・。
えー、そうなんです。「見た目」が大事なのです・・・。
古田任三郎でした。

『見た目』ですかぁ。うーん。

結婚指輪のあとが残るくらい夏の間に
日焼けした場合、指輪を外した後に
恥ずかしい思いをするのは秋かな？
営業さんだったら書類を出したりする
時に手を見られることも多いだろうし。

いかがでしょうか？古田さん。

答えは秋ではないでしょうか？
理由はシロさんと同じく、指輪の跡が残るから。腕時計の跡や、片方の腕が日焼けしちゃう運転焼けなんかもちょっと気になりますね…。


えー、皆様ご意見をありがとうございました。
解決篇です。


「えー、あまり自信はありませんが、初秋の頃ですかねえ？」
「理由は？」
「えー、今あなたを拝見いたしますと結構日に焼けていらっしゃいます。離婚なされる女性はたいがいご自分で働いていらっしゃる方がおおいでしょうから、あなたはご結婚されていた当時から今のお仕事をされていた。そう仮定しますと当時もその時期には日焼けしていたと思われます」
「ふふふ。それで？」
「えー、そうしますと結婚指輪をはずされた場合、その跡のところが日焼けせずにクッキリと判ってしまいますよねえ・・・」
「あー、参りましたわ。さすがは古田さん！」
「おそれいります」
「ふふふ。本当に困っちゃったのよね。しょうがないから暫く指輪をしてたわ。・・・おや、どうやらお仲間のご到着のようですわよ」

「あっ！しのぶちゃん！あのナンパしてるのが古田さんだよ！」
「縞泉くん。君はなに馬鹿なことを（デコビシッ！）」
「お約束ですわ。古田さん、ワタシから皆様にシャンペンをプレゼントさせてくださいな。バーテンさん、こちらの皆様にクリュッグのグランド・キュヴェを」
「これは、これは！私はクリュッギストなんですよ！」
「まあ、ワタシもですわ！」
「えっ？古田さんて『古着スト』なんですか？」
「いいから君はだまってなさい。あー、しのぶちゃん、よく来たねえ。さ、さ、皆で乾杯だよ！」


えー、シロさん、灯守さん、お見事です。
えー、シロさんには最初の事件のときからお世話になっておりますので今回正解を出していただけたことが大変うれしいです。これからも古田を宜しくおねがいします。
えー、ニンちゃん賞、デコちゃん賞、マモちゃん賞、三賞すべてをシロさんに差し上げたいと思います。ありがとうございました。
古田任三郎でした。

当たっちゃいましたね！ついにー！！
ありがとうございます。これからも
参加しますのでヨロシクおねがいします。

※　問題中に使用されている人名、地域名、会社名、組織名、製品名、イベントなどは架空のものであり、実在に存在するものを示すものではありません。