広場にて
むた (2002/07/25(Thu) 00:08:37)
俺はその日親友に相談があるといわれて広場に行った。砂利ばかりの何もないところだ。その日は風が強く、広場に咲く花のかすかな匂いまでただよってくるほどだ。そして、広場に入ろうとしたそのとき俺は異変に気づいた。親友の背後から黒い布をすっぽりかぶった奴が迫っている。
「逃げろ!」
俺が声を出すと親友はふりむいて奴の肩を突き飛ばして逃げようとしたが奴は中肉中背の体格に似合わず平然と受け流し親友を刺して音もなくすばやく逃げていった。
俺は奴が逃げたほうに向かって追いかけた。その先は行き止まりで大きな屋敷がある。奴はそこに逃げ込んだ。面倒なことになった。何せそこの奴らときたらそろいもそろって常識のない連中だからだ。だが、親友の敵を見逃すわけには行かない。俺も奴の後について屋敷内に飛び込む。屋敷の中はあっという間に大混乱だ。おれはその混乱でしばらく視界をさえぎられた。しばらくして落ち着いてくるといろいろなものが見えてきた。
「勝手に入ってくるな!」デブの太郎が俺に向かって叫んでいる。
「つまみだせ!」臆病者のちび野郎の次郎が巨漢の三郎の後ろでわめいている。
「あたしにまかせて。」花子が香水のにおいをぷんぷんさせながら近寄ってくるのを四郎がとめている。四郎の奴はなぜか裸足だ。その白い足がやけに目に付く。
「話し合おう。」尊大な態度でモールのついた靴をはいて五郎の奴がこちらに近付く。
俺はぐるりと連中の顔を見ると犯人と思しき奴の前に立った。するとそいつは泣きじゃくって命乞いをはじめた。俺はためらわずに奴を殴りつけた。一体俺が殴りつけたのはこの六人の中の誰だろう。
ヒント:消去法を使ってとくのがよろしいかと思います。
ともくん (2002/07/25(Thu) 00:29:44)
五郎?
まず犯人は中肉中背なのでデブの太郎、ちびの次郎、巨漢の三郎は没。
次に花のかすかなにおいが嗅げたので香水くさい花子も没。
また四郎ははだしで白い足をしていたので没。(砂利の上をはだしで走ったら
もっと汚れるなり傷つくなりするはず)
のこりは五郎だけ?
sanji (2002/07/25(Thu) 02:00:17)
四郎でしょうか?
体型から、太郎、次郎、三郎は除外。
また、香水の匂いから花子であればすぐ気付くはずなので除外。
残るは四郎と五郎ですが、砂利道を歩けば、靴はかなり白っぽく
汚れているはず。五郎の靴にはその様な汚れが見られない。
四郎が裸足だというのは、汚れた靴を脱いだ為?と思ったのですが・・・
もっと、深いかな?自信ないです。
STF (2002/07/25(Thu) 02:21:03)
確かに、sanjiさんの言う通り、モールのついた靴が
砂利道を走って汚れないのは・・・
四郎でしょうねぇ・・・
むた (2002/07/25(Thu) 06:43:09)
正解は四郎です。そんな深い問題じゃないですよ。体形と体臭から4人は除外できます。また五郎さんの靴では音もなく走ることは不可能です。(モールつきの靴はガチャガチャうるさいですから。)
それから、この文章に与えられた条件では靴をはきかえるのも不可能でしょう。あのような靴はブーツ状のものが多くはくのに時間がかかるでしょうから。
でも混乱を利用すれば黒い布を捨てる時間があったのですから、靴を脱いで一緒に捨てることは可能だと思います。
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