YES
尋熊 (2003/06/11(Wed) 12:58:58)
中には赤く、白は透明でも無色でもない。まして言の葉を発すれば緑を見る。
榊慶介は昼、いつも通り大学内にある食堂で肉うどんをすすっていた。
慶介:「250円って中途ハンパで嫌だなぁ、50円ダマなんていつも持ち合わせてるわけ
ないやん。どうせなら200円して欲しいよ。」
どうでもいい事を口に出してみる。
藤見:「ってかそんなマジィもん良く食えるな、おまえも。肉はペラペラ、メンは堅す
ぎて食いにくい、単品メニューの中でも地の底に届く。」
慶介:「人の楽しい昼食に汚水を注すこの不貞な輩は、藤見耕太という非常に非情な騒
動持込型に分類され、常に女性と事件を・・・」
藤見:「違うぞ」
即答する藤見。
慶介:「何だ、訂正か?」
藤見:「ああ、女性と表現しては俺が世界全ての女性を愛する節操なしの博愛主義者み
たいじゃないか。」
慶介:「そうじゃないのか?」
訝しがる慶介
藤見:「俺は全ての生物を愛する、全究極博愛主義者。つまり、バイセ・・・」
慶介:「・・・・その発言で"ここから"追い出されたら、あいつ(尋熊)悲しむぞ・・
ってか、マジ泣きだ。」
藤見・慶介:「 」
――『突然ですが、事件が発生しました。』―――
――『○○工学部××情報科の1回生の榊慶介君は至急、【怪傑と解決】室まで来てく
ださい』―――
校内放送が悪報を静かに慶介達の耳を突いた。
慶介:「またか・・・」
藤見:「やったぞ!また臨時収入が増えるじゃねぇか」
慶介はよく事件を解決すると、"お小遣い"をもらっているのである、額も"お小遣い"程度
だが・・・・
慶介:「やれやれ・・・昼休みももう終わるっていうのに。」
藤見:「おかげであいつ(尋熊)の昼休みも終わっちまったな。」
・
・
・
・
//マジで昼休みが終わりそうなので、家に帰宅してからまた書き込みます。
//ネタが無いわけじゃありませんよ?本当です。信じて待っててください。>尋熊
//待っててくれる人いるかなぁ
star (2003/06/11(Wed) 21:35:02)
まっているのに・・・
黒ラベル (2003/06/11(Wed) 21:37:07)
どこで道草食ってるのだろう。
尋熊 (2003/06/12(Thu) 02:03:44)
放送が鳴り響いた、校内は段々と湯が沸くかのように声が沸きあがってきた。
藤見:「今回はどんなおもしろ事件だろうな、慶介?」
こんな放送を何回も流れるような大学に疑問を抱いたことはないのだろうか?
慶介はいつも悪ガキよりタチの悪い笑顔を撒き散らしている藤見をみるとそう思う。
慶介:「無視させてくれ。」
身体が前のめりになる。亡者に両腕を引っ張られている気持ちを少しだけ考えてみた。
藤見:「牧野のやつも一緒にいりゃぁなぁ・・・」
慶介:「コモリだから、無理だろ。」
藤見:「暗くて黒くて、ヘドロより動作の遅いおかげで頭が良いんだろうな。」
かなり酷いことをほざいているが藤見はこれでも褒めているのだ。うん。きっとそうだ。慶介はそれ以外の思考を閉ざす努力をした。無理だった。
――『怪傑と解決』室内―――
陰気君:「・・・遅い。」
一言で言わせてもらえない位に暗くて黒くて、ヘドロより動作の遅い、人間かと思えない程、不動な男だ。
藤見:「あぁ?ヘド・・牧野じゃねぇか。」
慶介:「いつから、ここが牧野の温床になったんだ?」
口々に棘を投げさす。しかし・・・・
牧野:「・・・事件を解決しろ。」
自分の時間を正しく動かすことのできる牧野は人の話を聞こうとしないのが平常だ。それがデフォルトである。
慶介:「待て待て、どうしてお前がここにいるのかを先に教えろ。」
牧野は基本的にヒキコモリなので大学内で彼が移動している姿は移動教室の際か、タバコを吸いに灰皿を求め彷徨っている時くらいだ。
牧野:「大衆が望んでいるのはそんな些末な情報ではない。」
ヘドロに岩を投げ込んでも、ヘドロの流れは変わりはしなかった。
牧野:「俺の役目はスピーカだ。アンサーではない」
――事件の内容―――
ドアを開ければ広々と見渡せる会議室。タイルの張られた床には、マスごとに幾何学的な文様が描かれていた。片付けたままになっているのか、机や椅子、ホワイトボードまで部屋の隅に重ねられて邪魔にならないように整理されていた。ミニサッカーをするにはちょうど良い広さであった。きっと気持ち良い汗が流せるだろう。
だから、そんな開放感を感じさせないために閉塞感を与えたいために。部屋のド真ん中に彼は存在したのかもしれない。
大の字になって倒れていた人物は真琴田誠(マコトダ マコト)。慶介達と同じ1回生であるが、一応先輩である。ダブリーの19歳。衣服は乱れていなかったので、争った形跡はないと言える。ちなみにうつ伏せになってたおれていた。死んではいない(殺人事件は極力起こさない方針。痛くないまち針。)、頭を強く打ち付けたらしいので保健室で安静している(意識不明だが、重くはない)。
当然、ガイシャから情報を引き出せないので、事件の謎を手探りで紐を掴み解くしかない。 謎。 もちろん謎がなけりゃ慶介を召喚した意味がない。その謎とは? いやいや、 失望を大きく膨らませるには期待が必要なのだ・・・それなりの興味がそそられる謎を醸し出してみたいと思う。
――現場検証―――
・会議室は四方が30メートル程はある、正方形型の部屋である。
・床には犯人を匂わせるような血や髪、指紋は一切残ってはいなかった。
・会議室には机や椅子などは片付けてあったが、ガイシャを中心に前後左右にタイルに合わせて紙が置かれていた。
・その紙は一つづつにおかしな文章が書かれていた。
一枚目;
日は大きく燃え始め
僕の御目の前を通り
やがて全ての親にな
る
二枚目;
誰何の声を聞き最後
に向かい合うモノは
対等ではない下等な
ソンザイ
三枚目;
日は沈み次にゆく
しか し子は2度越
して創始者と対面
する
四枚目;
ワレは底であり 上
位者を脅かす下位者
そこは逆転の連続栄
光 は続きはしない
上記のものが被害者を中心にして前後左右に置かれていたのである。
そして謎がもう一つ・・・
慶介:「被害者が最後に呟いた言葉?」
牧野:「ああ・・養護教諭の話によると、なにやら『いっぱい』とか『算数』がどうとか。そんなふうに言っていたらしい。」
慶介:「『いっぱい』って何が『いっぱい』なんだ?会議室は全然空っぽだったじゃないか。それに『算数』って、数学ならまだしも・・・・う〜〜ん。」
誰に言うわけでもなし慶介はでかい独り言でウンウン唸っている。慶介の場合、ウンウン唸っている、という表現は文字通りの意味だ。実際にウンウン言っているのである。
牧野:「・・・空っぽではないぞ。」
ボソっと一言
慶介:「うぅ〜・・ウン?」
独言世界にどっぷり浸かろうとしたその矢先、牧野が発した言の葉で止められた。
牧野:「・・・・・・・」
自分は何も言ってません、てな雰囲気、いやバリアを張っている。余程、エネルギィを消耗するのが嫌のだろう、言い直すそぶりすら見せない。
慶介:「えと・・・何て言ったっけ?」
しょうがないので、聞きなおすことにした。こっちがエネルギィを消耗する。きっとこいつと会話をしようものなら、10文字分発声する毎にご飯一杯分必要なのだろう。
牧野:「最も不可解な謎が前後左右の紙だということだ。」
言ってくれた。友人のためにカロリーを消費してくれたのだ。さっきさらに暗い表情に変わったのは気のせいだろうか。
牧野:「容疑者はもう集まっているんだ、無駄に話するのは避けるべきだ。」
やはり話疲れたらしい。ソファに深く座り込み、眼を閉じて次の言葉を放つ。
牧野:「容疑者は4人だ」
――容疑者情報―――
*東山悟*[最近、被害者である真琴田と中が悪く、何時も顔を合わせるたびに聞くに堪えない口喧嘩をしていた。会議室で待ち合わせするはずの一人目。最初に発見したのも東山である]
*村中日心*[明るくハキハキしすぎた女性で被害者に最近出来た彼女でもある、一日中べったりしていて、被害者から少々煙たがられてた。待ち合わせの二人目。三番目に会議室に到着]
*喜多南次郎*[被害者と最も仲の良い友人。もともと被害者とは趣味から知り合って交友を深めてきた。しかし、被害者から借金をしており、ほとほと困り果てていた。待ち合わせの三人目。二番目に到着]
*城宮翠*[被害者の元恋人だが、別に酷い別れ話があったりとかそんなものはないし、仲もむしろ良いほうだった。いわゆる自然消滅といったところ。現恋人である村中日心とは大親友と言えるほどの仲である。待ち合わせの四人目。四番目に到着]
しかし被害者は何もせず、ただジッと倒れているだけだった。少しは動ける状態でもあったのに、ただ倒れていて、気絶した後に例のダイイング・メッセージ(?)を残したのだった。
慶介:「・・・・・真琴田の心情は理解できなくもないよ。だけど他人の気持ちを理解しようなんて所詮、自分の気持ちの良い理想の結末を透かし重ねようとしているだけじゃないか。」
藤見:「相変わらず、人間関係には厳しいねぇ・・・」
藤見の表情が初めて翳る。
牧野:「曖昧模糊でベストがない、ベターな真実。人間の絶えず変動する感情を許せないのだろう。答えが不定というのは確かに気持ち悪い。」
多分全て戯言です。>尋熊
こんな書き方して、不愉快になる方がいらっしゃいましたら、どうぞ遠慮なく尋熊のところまでレスしてください。
納得できない解答が真実。これがデフォルトなんです。答えをペンディングしておかないと面白くないので・・・・
岩名 杏奈 (2003/06/16(Mon) 12:18:53)
尋熊さん、失礼します♪
「いっぱい」でズレて「さんすう」から
喜多南次郎さんかと思ったのですけど、
それだと村中日心さんも気になりますし…。
もしかしたらミスリードに嵌まっていますかねぇ〜…。
取り敢えずこれで宜しくお願いします♪
尋熊 (2003/06/18(Wed) 12:34:43)
すみませんが・・・・・
追記事項があります。
被害者は「あさは涼め」という合言葉で四人を呼びました。
「いっぱい」はそう聞こえたにすぎません。「さんすう」も右におなじです。
このダイイング・メッセージは犯人には直接的には関係しません。と言っとかないと後でおこられるかも・・・
慶介:「尋熊の書いた問題の文章は全てが重要なわけではないんだ。みなさん、お気をつけください。」
岩名 杏奈 (2003/06/19(Thu) 07:20:14)
おはようございます♪
「あさは涼め」は判りました。
時々なきたくなります(;_;)
上のレスでも多分そうじゃないかなぁ〜と思って、
「算数」からどちらかかなぁ〜と思って
そう書いたんですけど、違うんですよねぇ〜……。
また質問で申し訳ないのですが(^^;、
暗号文の所々が抜けていたりするのも
解読するのに必要なんですか?
宜しくお願いしまぁ〜す(^−^)/
尋熊 (2003/06/19(Thu) 12:27:01)
> 「あさは涼め」は判りました。
> 時々なきたくなります(;_;)
そんなものです。
> また質問で申し訳ないのですが(^^;、
かまいません
> 暗号文の所々が抜けていたりするのも
> 解読するのに必要なんですか?
もちろん、これなくしてはとけません。
それにまたまた書き忘れたのですが、あの紙は被害者が書いておいたもの・・・・
現実的に考えてみましょうか・・・
頭に昏倒するくらいの衝撃を喰らい意識が朦朧した状態で犯人を匂わせるような単語を
被害者がつぶやくと思えるでしょうか。
被害者は今もただ楽しかったころを思い出しているだけなのかも知れませんし・・・
最後にひとつ。
事件を説明した文章のみを見てもわかんない・・・と言わないと、怒られそう。
これでよろしくお願いします。
岩名 杏奈 (2003/06/21(Sat) 19:50:52)
こんばんは♪
ず〜〜〜〜〜〜〜〜っと考えているのに、
何ぁ〜〜〜んにも見えて来なくて撃沈です(;_;)
取り敢えず、この真琴田さんは事前に暗号を書いていたので、
犯人に狙われていた事は薄々気が付いていた、と言う事ですよね!?
で、気になったのがやっぱり待ち合わせの順番なのですが…。
それと、
>事件を説明した文章のみを見てもわかんない・・・
と言うヒントで気になるのは、肉うどんの値段の事ばかりなのですが…(爆)。
それか冒頭の2行…???
取り敢えず、これからまた熟考します(^^)/
また出直して参ります☆
尋熊 (2003/06/23(Mon) 12:08:00)
岩名 杏奈さん<そうですね。
冒頭の文がキーとなるかも。です。
というか、後半の文に注意を逸らしているだけかも。
岩名 杏奈 (2003/06/26(Thu) 12:10:29)
こんにちは♪
説明ありがとうございます(^^)
でも、どこに注目して良いのかどんどん解らなくなっています(・・;
で、また質問なのですが、3枚目の『2度越して創始者と対面する』の
『2』は『に』でもなく『二』でもないんでしょうか?
>中には赤く、白は透明でも無色でもない。まして言の葉を発すれば緑を見る。
は単純に『あさは涼め』を表しているのかと思ったのですが…。
いつも質問ばかりですみません(>_<)
また出直します♪
尋熊 (2003/06/30(Mon) 12:20:06)
> こんにちは♪
> 説明ありがとうございます(^^)
毎度どうもありがとうございます。
> でも、どこに注目して良いのかどんどん解らなくなっています(・・;
大体がレッド・へリングなので・・(苦笑
> で、また質問なのですが、3枚目の『2度越して創始者と対面する』の
> 『2』は『に』でもなく『二』でもないんでしょうか?
まさに、自分の術中にはまっています。
『文章』に気を取られすぎてはいけません。
こんなくだらない問題に根気よく考え、レスしてくださる岩名さんに感謝、と
同時にすごい罪悪感が湧き上がるのを感じます。
> >中には赤く、白は透明でも無色でもない。まして言の葉を発すれば緑を見る。
> は単純に『あさは涼め』を表しているのかと思ったのですが…。
そうです。
> いつも質問ばかりですみません(>_<)
> また出直します♪
全然かまいません。
でももし、真相にたどり着いたら、思いっきり罵倒してもかまいません。
その程度のものですから(←マテ
岩名 杏奈 (2003/07/01(Tue) 08:46:54)
おはようございます♪
またまた質問なのですが、手紙が貼られていた順番は
?B
┌─┐
│真│
?C│琴│?A
│田│
└─┘
?@
こんな感じだったのでしょうか?
後、「村中日心」さんは何て読むのですか?
文章に気を取られ過ぎては行けないのに、
空白には意味があると言う事なので、
考えたのですが…、
また出直します♪
難しいですね!!(>_<;
ヤマト (2003/07/01(Tue) 19:38:45)
質問します。
文章(一回目)の文頭の
>中には赤く、白は透明でも無色でもない。まして言の葉を発すれば緑を見る。
は暗号に関係ありますか?
あと、
できれば問題文改行したほうがいいです。
画面から外れるとマウスの行ったり来たりで疲れます〜〜〜(×_×)
で、暗号はサッパリです。(^^;)
一応
喜多南次郎
が犯人かと・・・・
ガイシャは犯人の名前を名乗れたのに名乗らなかったのは信じたくなかったから!!
かなぁ・・・・(ぉぃ
あっ、それじゃぁ推理になりませんね。^^;
岩名 杏奈 (2003/07/12(Sat) 20:38:57)
お久し振りです♪
難し過ぎて見当も付かずレスしないでいたら、
埋もれていた様なので、上げたいが為に変な回答ですが、
カキコさせて下さい(爆)
文章には気を取られてはいけなくて空白には意味がある
と言う事なので…、
4枚目の暗号からだけなのですが、
暗号の列数が9から、
1列目→1〜9列目→9
と考えて、空いている部分が、2・8列目なので、
2ソウと8ソウが必要な手の緑一色が
暗号の表したかった事だと考えると、
城宮 翠(みどり?)が犯人だと思いました★
それか…、
1〜4枚目の文章から、『あさは涼め』の順番と
文章の内容から、
一枚目「日は大きく燃え始め…」→東→東山悟
二枚目「何の…」→南→喜多南次郎
三枚目「日は沈み…」→西→村中日心
四枚目「底…」→北→城宮翠
を表していると考え、来た順番に相当して、
真琴田さんは、犯人はきっと待ち合わせの順番通りには
来ないだろう事を悟っていたのではないかと
考えると、犯人は、村中日心か喜多南次郎のどちらかかと
思ったのですが、最初に真琴田さんが呟いていた
「いっぱい」→一敗で、親が移動
「さんすう」→3・4→2・5待ち
で、東→城宮翠、南→東山悟、西→喜多南次郎、北→村中日心
になって、待ち合わせの順番で5番目の人間はいないので、
2番目に来た(北)、村中日心だと思ったりもしました。
でもこれがと実際に2番目に来たのは喜多南次郎だし、
待ち合わせの順番通りに来る事がないと思っていたら、
考えられない事なのですが…。
…何だか中途半端で支離滅裂な回答ですが、
取り敢えずこれで宜しくお願いします♪
rim&rami (2003/07/13(Sun) 09:48:05)
>中には赤く、白は透明でも無色でもない。まして言の葉を発すれば緑を見る。
これだけ読むと何かアタック25を連想します。
青がないけど。
※ 問題中に使用されている人名、地域名、会社名、組織名、製品名、イベントなどは架空のものであり、実在に存在するものを示すものではありません。