美和台国の場所はどこだ!?
ラスコ (2003/12/11(Thu) 22:25:05)
新しい問題です。結構難しいですが、みなさん解いてみてくださいませ。
*********************************
伊西江(いにしえ)教授は、新しく発見された書簡の調査のため
大日本博物館へやってきた。
そこへ館長の武樫(むかし)が、問題の書簡を持って現れた。
「いやぁ、どうも武樫さん。おひさしぶりです。おや?その手にあるのが例の書簡 とやらですか?」
「えぇ、そうなんです。この発見で、ようやく美和台国(みわたいこく)の論争に 終止符が打たれるかもしれません。」
「と、いいますと、美和台国に心酔していたという、あの人物が書いた書簡という ことですか?」
「それが、確証がつかなくてこまっとるんです。とにかく内容が奇怪で暗号めいて
いるんですよ。」
「なるほど。それでは書簡のほうを拝見してもいいですかな?」
「ええ。こちらです。」
<書簡の内容>
『
「二月より蝋(ろう)にらみ目が無い二人、今庭に名づけの母死なせる。」
わが生涯最高最大の御歌なり。
我が名において、等しきものは除き、残りしものを組み込めし
御所に古代美和の栄光が永久につづかんことを。
』
「うぅむ、これは複雑怪奇だ!しかしこれは、今は無き美和台国の場所を明らかに
後世のだれかが暗示して書いていますよ、武樫さん。」
「そうでしょう?まったくどう読めばいいのやら。とりあえず、いまのところ
美和台国にかつて存在したとして候補に挙がってる場所だけ見ておきますか。」
<候補地>
●鶴丸本殿(つるまるほんでん)
●旧島崎城(きゅうしまざきじょう)
●蓮王庁(れんおうちょう)
●橘亭址(たちばなていあと)
●六野郭(ろくのかく)
さあ、いったい誰がこの書簡を書き、そしてどの場所が、伝説の美和台国に存在 したというのか? (もちろん、フィクションで〜す)
水◇龍 (2003/12/11(Thu) 23:42:10)
蓮王庁ですか・・?全然分かりません。
日本史は弱いんです〜〜〜(泣
キートン (2003/12/12(Fri) 09:23:24)
どうも、おはようございます。
わたしは歴史を専門に勉強していますが、なかなか面白そうな
問題なので書き込みました。
文中の「あの人物(書簡の作者)」とは、実在した人物を答えればいいのですか?
それとも、「二月より蝋にらみ目が無い・・」の暗号から名前が分かるとか?
わたしには、かなり難しい問題のようです。
小鉄 (2003/12/12(Fri) 09:31:56)
美和台国→邪馬台国→卑弥呼?
いつき (2003/12/12(Fri) 18:08:55)
「二月より蝋にらみ・・」の部分って、
もしかして「御歌」ってあるから誰かの歌になるんですよね?
オジャる丸 (2003/12/12(Fri) 18:53:24)
こんばんは。「等しきものは除き、残りしものを組み込めし・・」
というのは・・なんじゃ?さっぱりです。
二月の「二」と二人の「二」とかかなぁ・・。
歌? 和歌とか?
ラスコ (2003/12/12(Fri) 19:21:42)
みなさん、こんばんは。どうやら手こずってるみたいですね。
水◇龍さんへ
日本史・・?う〜ん。たしかに日本史の知識も必要ではありますね。
でも書簡を書いた人物の名前は、みなさん一度は聞いたことがある
とても有名な名前です。どちらかというと、古典の中で聞くほうが多いかな?
キートンさんへ
恐縮です。まさに歴史に強いキートンさんのような方には、
「二月より・・」の歌は絶〜対に知っていることと思います。
がんばって解いてみてくださいね。
小鉄さんへ
卑弥呼ですか。たしかに邪馬台国をモデルにはしていますが、
問題にはまったく関係ありません。ややこしくてすいません(汗
いつきさんへ
そのとおりです。歌、正確には有名な和歌になります。
とりあえず和歌の内容については、有名な人物の有名な歌とだけ
いっておきましょう(笑
オジャる丸さんへ
まずは歌のほうを解いてみてください。それから出てきた名前について
「等しきもの・・」の部分を用いて、場所を導き出すのです。
またしばらくしたら、ヒントを書き込みますので、それまでに
ぜひとも皆様正解してくださいね〜。
令月 (2003/12/12(Fri) 19:54:21)
「土」と「マ」が残ると考えれば「橘亭址」。
「野」と「町」が残って、そのどちらかでも組みこめるならば「六野郭」。
「等しきものは除き、残りしものを組み込めし」という書き方を考えて
「橘亭址」を結論とします。
いつき (2003/12/12(Fri) 19:31:22)
柿本人麻呂ですか?
令月 (2003/12/12(Fri) 21:32:40)
あ、人名も答えなければならなかったのですね。
小野小町です。
キートン (2003/12/12(Fri) 23:14:24)
わかりました。百人一首でしたか・・。
漢字の部分も「小野小町」から等しいものを省くと、「矛」と「丁」と「土」が残って丁度「橘亭址」に組み込めました。
ふぅ〜、苦労しました。
水◇龍 (2003/12/13(Sat) 00:00:01)
なるほど、解けました。
小野小町か〜。勉強になったっす。
ラスコ (2003/12/13(Sat) 08:34:32)
みなさん、おはようございます。そして参加ありがとうございました。
令月さん、キートンさん、水◇龍さん、お見事、正解です。
一回のヒントではやばやと解かれてしまいましたね。
<解説>
「二月より蝋にらみ目が無い二人、今庭に名づけの母死なせる」
を平がなにしまして並び替え、和歌にします。
↓
「はなのいろは(花の色は)
うつりにけりな(移りにけりな)
いたづらに(徒に)
わがみよにふる(我が身世にふる)
ながめせしまに」
この歌の作者、小野小町の名前から、「漢字で」等しい「部分」を除くと、
キートンさんの答えのように、「矛」「丁」「土」が残ります。
あとは、この漢字が組み込まれている場所を選べばいいのですから、
「矛」→「橘」、「丁」→「亭」、「土」→「址」
つまり、「橘亭址」が、かつて美和台国に存在した場所となるわけです。
世界三大美人のひとり、小野小町だけに
「美和」→「和(=和風、日本)の美(人)」をひとつのヒントにしたつもり
だったのですが、どうだったでしょうか?
またつくったら解いてくださいね。
※ 問題中に使用されている人名、地域名、会社名、組織名、製品名、イベントなどは架空のものであり、実在に存在するものを示すものではありません。