私のやさしい手
むた (2005/08/26(Fri) 10:45:45)
第1章
その日は雨が降っていた。そしてそのときは夜中だった。おかげでその高速道路のドライブインにいた人たちもそれを捨てた人が誰か、どんな車かを誰も見ていなかった。ただ言えることは、黒いボディバッグのような物体が捨てられていて、清掃員が中を確認するとそれはまだそう時間のたっていない若い女性の死体であったということだけであった。
第2章
「死体の女性はサトウユリコ、24歳。大学院生だ。」
ヤグチ刑事の説明に私はうなづく。今、私たちは彼女の在籍した大学に向かっている。
「しかし、君の悪い話だな・・・。死体は死に化粧をしてあったよ。」
「サトウさんが化粧していたのではなく?」
「うん。死んだ後に塗ったものらしい。おそらくしたのは犯人だろうな。」
だとするとかなり趣味の悪い話だ。そんな話をしている間にも、大学についた私たちは、彼女の在籍していたゼミの教授のところに向かった。教授は穏やかな顔をしたまじめそうな人である。実際、校内の評判も良いようだ。だが、ことの大きさに動転したのか、少し疲れているように見える。
「ええ、優秀な学生でしたよ。・・・今度辞める助手の代わりに彼女を後釜にすえようとしていたんですよ・・・。」
実際それは、かなり手続きが進んでいたようだ。
「交友関係はいかがですか?たとえば恋愛上のトラブルに巻き込まれていたとかはありませんかね?」
私の質問はありふれたものだ。
「まじめな娘でしたから・・・そうだ、タカハシ君にはつきまとわれて困っていたようでした・・・。」
「タカハシ?」
「この青年です。タカハシヨシオ君です。」
それはゼミ全体を写した集合写真だ。いかにも陽気そうな若者を教授は指差す。対照的にサトウユリコは緊張した面持ちだ。
私たちは、その後いくつかの質問をすると、写真を借りて研究室を退出した。
第3章
「タカハシ?そういやここ何日か、戻ってないな。」
タカハシのアパートのそばに暮らす隣人のヤマサキジュンが面倒くさそうに答える。
「何か心当たりあるかい?誰かに横恋慕してたとかは?」
「聞いてないよ。まあ、たまにアパートの前に女の子が待っていたな。一緒に出かけてたよ。」
私はユリコの写真を見せる。
「ああ、多分この子だ。」
「確かだな。」
「あ、うん。」
第4章
「この娘さん?ユリコちゃんでしょう?礼儀正しいいい子でしたわ。」
いかにもゴシップ好きという感じのおばちゃんが、聞いてもいないことを話し続ける。彼女はユリコのアパートの隣室に暮らしている女性だ。
「悩んでいる様子は?」
「いえ、ね、刑事さん。最近は洋服屋さんでもよく会うようになったんですよ。かわいらしい服を買ったりして。聞くと嬉しそうに『秘密』なんていってたのに・・・。」
「恋人でもできたのですかね?」
「さあ、私は聞いてはいませんけど・・・。」
きっとそのとき、私は鬼のような顔をしていたのかもしれない。
問題:サトウユリコを殺害した犯人は誰だろうか?
線分ft (2005/08/26(Fri) 11:49:31)
2005/08/26(Fri) 11:50:53 編集(投稿者)
こんばんは
死化粧と聞いて乱歩の『蟲』を思い浮かべたのは私だけではあるまい。線分ftです。
(後は『恐怖王』でも死化粧が……(他人に分らないネタを延々と言ってみる))
さて、恋人がネクロフィルで愛する為に殺した。とか一瞬思ったのですが
色々と危な過ぎるので、マトモに考えます。
第3章と第4章の証言と、第2章の証言が微妙に食い違っているのがポイントでしょうか。
犯人は教授で、被害者とタカハシ氏は相思相愛であったのを横恋慕し
何とか手篭にしようと助手の席を用意する等画策したが、拒絶され
勢い余って殺害……これだと死化粧が分らないか^^;
むた (2005/08/26(Fri) 23:42:25)
どもです。
>さて、恋人がネクロフィルで愛する為に殺した。とか一瞬思ったのですが
>色々と危な過ぎるので、マトモに考えます。
まあネクロフィルならまだ新しいうちに捨てないでしょうね。詳しいことは知りませんが・・・。
>第3章と第4章の証言と、第2章の証言が微妙に食い違っているのがポイントでし>ょうか。
全くそのとおり。かなり食い違ってます。
>犯人は教授で、被害者とタカハシ氏は相思相愛であったのを横恋慕し
>何とか手篭にしようと助手の席を用意する等画策したが、拒絶され
>勢い余って殺害……これだと死化粧が分らないか^^;
相思相愛を横恋慕は文中からも明らかですね。ですが、手篭めにしようとしたでは、動機の面が辻褄が合いません。もし手篭めにするなら助手にする手続きをしないでしょう。「助手にして欲しければ言うことを聞け。でなきゃ手続きを進めないよ。」というやり方が普通でしょう。
問題はクリアしましたが、動機の部分をうまくクリアすれば正解にします。
ちなみにおまけの問題。タカハシさんは今どこにいるんでしょうね?それがわかれば教授の証言の趣旨もわかるでしょう。では(^^)ノシ
斑猫 (2005/08/27(Sat) 00:20:56)
むたさん こんばんわ
「君の悪い話」→「気味の悪い話」ですかね
>彼女を「後釜」にすえようと
これは誤字ではなく教授の本音が見える点
「彼女を後任にしようと」が一般的表現
後釜は妻とか愛人にぴったりくる言葉ですね
教授は助手を自分の愛人のように考えてるのかな
さて教授が犯人なら
彼はタカハシに罪をきせようと画策している
1.タカハシに惚れていたユリコは
タカハシに会うときは必ず化粧をするようにしていた
そのため化粧をさせる必要があった
2.おそらく教授はタカハシに
車で高速を使い遠出させた
ユリコのふりをして「旅行先で落ち合いましょう」
は難しいかな
教授の立場でゼミの用事を頼んだんでしょう
タカハシが車を走らせる時刻に合わせて
ドライブインに死体を捨てた
Vega (2005/08/27(Sat) 01:14:02)
こんばんは。
>相思相愛を横恋慕は文中からも明らかですね。
ではこの続きを・・・
嫉妬した教授はタカハシがいなくなればユリコは自分のものになると思い、タカハシを殺害。
で、助手であったタカハシがいなくなったので、愛するユリコを新しい助手に据えようとしたが、逆にそのことがきっかけでユリコにタカハシが死んだことがばれてしまう。
そして教授はユリコと言い争ううち、図らずも殺してしまう。
>そうだ、タカハシ君にはつきまとわれて困っていたようでした
の台詞は、タカハシに罪をなすりつけるためと、彼の失踪の本当の理由をうやむやにするため。
死化粧をしたのは教授のユリコへの愛情のゆえでしょう。
ドライブインに捨てたのは、死体がきれいなうちに発見されるように、かな?
むた (2005/08/27(Sat) 02:15:34)
正解者が出ました。
>むたさん こんばんわ
こんばんわ
>「君の悪い話」→「気味の悪い話」ですかね
あらら、間違えてたわ。どもです。
>彼女を「後釜」にすえようと
>これは誤字ではなく教授の本音が見える点
>「彼女を後任にしようと」が一般的表現
まあ、そうですね。でもまあ普通にこういう言い方する人は珍しくないですから沖になさらずに。私は言葉より文章の流れを大事にします(問題解くときのポイント)。
>後釜は妻とか愛人にぴったりくる言葉ですね
>教授は助手を自分の愛人のように考えてるのかな
教授はそんな人ではありません。だからこの事件は無残なんです。
>さて教授が犯人なら
>彼はタカハシに罪をきせようと画策している
そうそう。
>1.タカハシに惚れていたユリコは
>タカハシに会うときは必ず化粧をするようにしていた
>そのため化粧をさせる必要があった
まあおしゃれしてますからね。でも生前の化粧か、死に化粧かは顔に塗ってあるファンデーションとかの汗を調べりゃ一発です。偽装としては杜撰です。
>2.おそらく教授はタカハシに
>車で高速を使い遠出させた
>ユリコのふりをして「旅行先で落ち合いましょう」
>は難しいかな
>教授の立場でゼミの用事を頼んだんでしょう
>タカハシが車を走らせる時刻に合わせて
>ドライブインに死体を捨てた
この書き方だとユリコさんが先に死んだのでしょうか?だとしたら不正解です。
どちらが先に死んだかは結構重要です。
>こんばんは。
こんばんわ。
>相思相愛を横恋慕は文中からも明らかですね。
>ではこの続きを・・・
はいな
>嫉妬した教授はタカハシがいなくなればユリコは自分のものになると思い、タカ>ハシを殺害。
>で、助手であったタカハシがいなくなったので、愛するユリコを新しい助手に据>えようとしたが、逆にそのことがきっかけでユリコにタカハシが死んだことがば>れてしまう。
>そして教授はユリコと言い争ううち、図らずも殺してしまう。
ここはストーリーとは違いますが、まあ正解です。
>そうだ、タカハシ君にはつきまとわれて困っていたようでした
>の台詞は、タカハシに罪をなすりつけるためと、彼の失踪の本当の理由をうやむ>やにするため。
>死化粧をしたのは教授のユリコへの愛情のゆえでしょう。
>ドライブインに捨てたのは、死体がきれいなうちに発見されるように、かな?
何よりここがすばらしいです。そうです、これはユリコさんの才能に魅せられた教授の老いらくの恋(彼なりに純愛)が原因だったのです。だけど、彼女はタカハシ君に恋しているため、教授の感情は暴走してしまったのです。
そして、タカハシ君に罪を擦り付けること、彼女の死体を早く発見させることで
教授は刑事たちの目を外にそらそうとしたのです。ただ、惜しいことにまさか彼女が彼のアパートにデートのとき迎えに行って隣人に見られていることは彼女のふだんの態度からは想像も出来なかったことにあったのです。
では解決編に進みます。
むた (2005/08/27(Sat) 07:00:13)
私はなんだか憂鬱な気分にとらわれていた。だが私の推測はおそらくはずれていないだろう。私は教授にまずは当たり障りのないことを聞く。
「なぜ、嘘をついたのですか?」
「嘘?」
「教授はサトウさんはタカハシ君につきまとわれて困っていると言いました。でも調べてみるとむしろ積極的なのはサトウさんです。アパートの前に迎えに行くほどに。」
教授は無言だ。私の頭になぜが渦巻く。
「そうだとするとタカハシ君がサトウさんを殺すという仮定は現実味を失います。むしろ怪しいのは嘘をついたあなたということになります。」
「・・・そうか、サトウのほうが積極的だったのか・・・・。」
教授は、なんだか安堵しているように見える。
「サトウさんとタカハシ君を殺したのはあなたですね?なぜですか?なぜ、まじめで優秀な学生二人が評判のいい温厚な教授に殺されねばならなかったのですか?」
教授はポツリポツリという形で話し出す。
「ボードレールを知っているかね?・・・彼がランボーに初めて会ったとき、手紙で『妻の肉体よりランボーの才能に欲情した』と書いておるんだ・・・。」
「優秀な弟子であるサトウさんに・・・恋をしたんですか・・・?」
「彼らは結婚を前提に交際していると打ち明けられてな。・・・自分がこんな感情になるとは思ってもみなかった。・・・おかしいかね?」
おかしくなどない。ただそのために人生を台無しにした人間が3人出たことがたまらなく悲しい。
「ドライブインに捨てたのは、早く発見して欲しかったからだ。腐って骨になってから見つかるのでは悲しすぎるではないか。」
「だから化粧を施したのですね・・・。タカハシ君は今どこに?」
「私の家の床下だ。」
彼は疲れきっている。逮捕してあげるほうが親切なのであろう。私はその旨を伝えると彼はほっとしたように言った。
「ありがとう。これで少しは解放されるかな?自分を尊敬してくれる優秀な弟子二人を殺した苦しみから・・・。」
これからが始まりですとは、私にはいえなかった。
斑猫 (2005/08/28(Sun) 00:44:02)
>「ドライブインに捨てたのは・・・腐って骨になってから・・・悲しすぎる」
>「だから化粧を施したのですね」
なるほど心情的理由なんですね
どうも合理的理由をこじつける癖がついていて
むたさんの出題は少し苦手かもしれませんね
失礼しました ではまた
むた (2005/08/28(Sun) 06:56:25)
いちいち得意不得意を言わんでも・・・。
ただ、あなたの場合はもっと基本的な部分の知識が必要かもですが。
斑猫 (2005/08/28(Sun) 14:07:20)
>ただ、あなたの場合はもっと基本的な部分の知識が必要かもですが。
ファンデーションの汗を調べて死に化粧と判るとかですね
犯人の教授もそんな事は知らなかったと考えたのですが
私の推理は、化粧に縁のない男なりによく考えた計画であり
それほど杜撰な計画とはいえないのでは
あーもしかして教授は化粧学部(?)の教授だったとか?
いや医学部?司法解剖が専門かな
むた (2005/08/29(Mon) 08:13:38)
いえ、たとえばデートの最中、女性はよくトイレに行きます。
たいていの場合、理由は「化粧直し」です。これはつまり、人間が汗をかき、
化粧が時間がたつにつれ崩れることが原因です。(まあ便意を化粧直しでごまかしてる場合も多々ありますが。)
このような日常の出来事を把握していれば、解答のような偽装工作は
無理であることが理解できると思います。知識は本の中だけではないのです。
斑猫 (2005/08/29(Mon) 17:12:19)
>理由は「化粧直し」です。これはつまり、人間が汗をかき、
>化粧が時間がたつにつれ崩れることが原因です。
問題が変わっていませんか?
本人の化粧後すぐ殺されたか
殺された後に化粧されたか
それが判るかって話ですよね?
問題文の中でちゃんと刑事が
「死んだ後に塗ったものらしい。」
と言ってますね
私はそれを読んだ上で
「教授は警察がそれを見破れるとは知らなかった」と推理したんです
書き込みでは省略しましたが
「Nシステムの逆利用」を狙ったトリックです
結局「基本的な部分の知識が必要かも」
の意味がよくわからないのですが
むた (2005/08/30(Tue) 12:49:12)
1.論理の部分
まず、あなたのトリックは二人が恋人同士であることが前提になります。
ところが第2章で、教授は「つきまとわれて困っていた」と言っています。
わざわざ、恋人に殺されたように偽装しようとした教授が二人の関係を否定するような証言をした時点で「死に化粧は偽装工作」という論理が破綻します。
2.知識の部分
「人間は汗をかく」「化粧は汗で崩れる」という知識は医学部の教授でなくても特に難しい知識ではないでしょう。この部分に着目すれば生きてるときの化粧と死んだ後の化粧が区別のつかないことに気付かない、というのはかなり無理のある前提になります。
また上記の2条件から、「化粧の前に汗をぬぐう」という次の段階の知識を導くことも難しいことではないでしょう。生前の化粧の場合、汗をふいた後で化粧をしているとその最中も汗をかいている。一方、死に化粧の場合は、ふいた後は汗をかかない。偽装工作のために死に化粧をした教授がここに気づかないというのもかなり無理のある前提です。
1の部分は文章全体を読まずに論理を構築した読解力の問題ですし、2の部分につきましては、人間の体の特性についての知識の不足です。このような無理のある前提から解答を導いて「合理的」といい、さらに「あなたの問題が苦手」といわれては書き手に「あなたの問題は不合理」ととられても仕方がないでしょう。過去にも基本的な知識の不足や無理のある前提から導いた無理のある解答を散見しました。残念ながら、これを見過ごすわけにはいきませんので指摘させていただきます。
斑猫 (2005/08/30(Tue) 17:19:49)
>解答を導いて「合理的」といい
私は「こじつけ」だと自分で認めてますよ
では要点を絞って確認させてください
「生前の化粧か、死に化粧かは顔に塗ってあるファンデーションとかの汗を調べりゃ一発です。」
この説明だけお願いします
死亡から化粧まで時間がたってるとか
いくつか条件が重なったとき
「死に化粧だと一発で判った」これなら理解できます
でも
「生前の化粧か、死に化粧かは顔に塗ってあるファンデーションとかの汗を調べりゃ一発です。」
これは本当かなと疑いたくなります
死亡の直前にした化粧と死亡の直後にした化粧
シロウト考えでは、その識別は難しいと思います
「ファンデーションとかの汗を調べりゃ一発です。」
とはとても思えません
発汗なんて個人差がありますからね
なにか根拠になる資料がありましたら
教えてもらえませんか
HPアドレスでも書籍名でもかまいません
よろしくお願いします
むた (2005/08/30(Tue) 22:45:42)
では発汗の個人差を数値で提示してください。
むた (2005/08/30(Tue) 23:02:10)
1についても返答をお願いします。
むた (2005/08/30(Tue) 23:14:14)
最後にお願いが一つあります。
問題文にも回答文にも私は化粧の直後に殺したなんて一言も書いておりません。
普遍的な内容で普遍的に問題を書いたつもりです。例外を見つけて鬼の首を取ったように言い立てて問題を殺されては迷惑です。また再三言うように、言葉尻を捉えて揚げ足取りをするのは今後やめてください。あなたはこれが初めての行為ではありません。確かに死亡直後の資料は存在しません。日本の法律では死亡確認後24時間たってないと死亡届の提出が出来ないため死化粧はすべてそれを基準に書かれているからです。
そんなに正解にしたい鳴らしてあげます正解です良かったですね。さようなら。
斑猫 (2005/08/30(Tue) 23:48:57)
むたさんは「基本的な知識の不足」として私を非難しました
その基本的な知識がこの問題では
「生前の化粧か、死に化粧かは一発でわかる。」でした
「あなたの場合はもっと基本的な部分の知識が必要かもですが。」
はそういう事ですよね
言い換えれば
「生前の化粧か、死に化粧かは一発でわかる。
そんな事は誰でも知ってる基本的な知識です。
あなたはそんなことも知らないのですか。」
むたさんの主張はこうだったと思います
もしそれが基本的な知識であるなら根拠の提示は
とても簡単であるはずですけど
違うんですか?
じゃあ何を指して
私の基本的な知識が不足していると非難したのですか?
私はずっと
「あなたの場合はもっと基本的な部分の知識が必要かもですが。」
この意味を聞いているのですが
>発汗の個人差を数値で提示してください。
私は「死に化粧かは一発でわかる。」を信じていません
説明責任があるのは、それが基本知識だと主張するむたさんです
>1についても返答をお願いします。
もちろん私の「こじつけ」ですから論理が破綻してます
>私は化粧の直後に殺したなんて一言も書いておりません。
だって死に化粧は一発でわかるんでしょ
生前と死後では明確な差異があるって事でしょ
「揚げ足取り」?
自分で「一発でわかる」と断言して
私の回答を「杜撰」の一言で斬って捨てたんですよ
「揚げ足取り」はないでしょ
自分の発言には責任を持ってください
「死に化粧かは一発でわかる。」は間違いだったと認めてください
私に対しての基本的な知識の不足という指摘は
不正確だったと謝罪してください
風雷翼 (2005/08/31(Wed) 00:29:16)
突然お邪魔する失礼をお許しくださいませ。
私は普段この掲示板にてROM専門ながら問題を解く事を楽しんでいるものですが、今回どうしても口を挟みたくなってしまい、ぶしつけとは存知ながら書き込ませていただきました。
私はむた様、斑猫さまどちらの作られる問題も楽しませていただいております。
そのお二人がこのような言い争いに発展するのは少々見ている方からすれば悲しく感じます。
失礼ながら、今回の問題について私が感じました事を書かせていただきたく思います。
「生きている間の化粧と死に化粧の違いは見て分かるものか」という件についてですが、実際化粧をする女性の立場で言わせていただければ「分かる」と言って差し支えはないと思います。
私は実際の化粧と死に化粧、両方を見た事も施した事もあるのですが、やはり生きた「肌」に対する化粧と死んだ「皮膚」に対する化粧ではファンデーションや口紅など化粧品の乗り、と言いますか…何かが違うように思えるのです。
どこがどのように、どれほど違う、というような詳細なデータを上げてくれ、と言われてしまうと返答に窮してしまうのですが、何と言うか…化粧した肌をある程度見慣れている人間であれば気づく範囲の違いではないか、と思うのです。
それと、生きた人間が自分で自分の肌に化粧する場合は必ず「化粧の癖」が生じると思います。その人固有の「塗り方の癖」と言うのでしょうか。ファンデーションの塗り方、口紅をどこから引くか、アイラインはどう入れるか、など本人でなければ出ないもの…その人の化粧の「味」のようなものがある、と言えばご理解いただけるかと思います。
ですから他人が施した化粧と自分がした化粧ではやはり何となく雰囲気が異なって見えると思います。
ですから私はむた様の説明を読んだ時「ああ、それは確かに」と納得できると思いました。他人が、死んだ「皮膚」に施す化粧ですから生きた「肌」と同様に仕上がるはずはない、と。
さらにむた様ご本人も書かれておりましたし私も問題、解答を通じて読ませていただいて修正がない事を確認させていただきましたが、確かにむた様は「死んですぐ化粧をした」とは書かれておりません。
私は教授が彼女を殺してしまい、逡巡し、見つかり易い場所に遺棄する事を考えた上で初めて「化粧をしてやろう」と心が動いた、と認識しました。今回の事件の状況では殺してすぐ化粧を思いつくほうが不自然だ、と。
心の機微、は犯罪者にも被害者にもあると思います。
物事を論理的に、四角四面に捉える事は簡単ですが、こういった事件の場合は論理では決して図る事のできない心の動きが事件を複雑にし、そして解きほぐす鍵になると私は思っております。
その点から言わせていただければ、今回のむた様の作品は「化粧を施す」という部分から加害者である教授の心の襞を見ることが出来たように思えました。
おそらく理論ではなく、そういった…何と言うのでしょう、「ファジー」な面での配慮のようなもの、そして化粧そのものに関する知識ではなくこのような推理作品における「作り事」を理論ではなく心の機微で受け止める柔軟さをむた様は指摘されたのではないかと思います。
決して斑猫様を責めるつもりはございません。
斑猫様も毎回素晴らしい作品を作られていますし、理論的な推理には毎回感服させられます。
ですが…今回は正直、揚げ足取りというか論理で武装されているようにしか見えず、いつもの斑猫様のクールな部分が見えない上に技巧派のお二人の対立が見ているほうとしても本当に悲しく、ついつい横槍を入れてしまった次第です。
もしこの書き込みがこの場所にそぐわないという事でしたらスレッド主のむた様、どうぞお申し付けいただければ削除させていただきます。
長文まことに失礼いたしました。
今後、お二人が以前のように切磋琢磨しつつ素晴らしい作品と推理を披露されることを願って止みません。
以上、お二人の一ファンからの横槍とさせていただきます。
風雷翼 (2005/08/31(Wed) 00:52:30)
書き忘れていた事がありましたのでもう一つだけ書かせていただきます。
先ほどの私の書き込みの内容は総て私の主観であって、資料や詳細なデータなどに基づくものではない事をお断りさせていただきます。
それでは、私はまたROM専門に戻りたいと思います。
重ね重ね失礼をいたしました。
むた (2005/08/31(Wed) 05:34:30)
まず、私は斑猫様の質問には誠意を持って答えてきたつもりでした。どこがずさんか、何がおかしいか、私は答えてきたつもりですが、相手は論点が違うだの、おかしいだの言い張り、重箱の隅をつつくような例外となる論点まで持ち出してまで私の問題を殺しに来ました。しかも自分のずさんさを指摘したことに対しては
「こじつけ」という言葉を使って開き直った態度をとっております。これでは私は相手は論争に名を借りた問題と私自身に対するテロを仕掛けにきたと断定するよりほかありません。
斑猫さんは色々と理由を挙げておりますが、これはこのスレだけが理由でなく、おそらく、過去私自身が自覚していないことで何か反感を買うようなことがあったのではないかと思います。そうでなくては今回の彼の粘着性、憎しみ等は説明できません。正直私は過去論争することもあるなど彼について尊敬していただけに、このような態度を彼に取られたことは己の気持ちを踏みにじられたような、裏切られたような思いでいっぱいであります。
もちろん、このような相手の感情や人間性を見抜けなかったのは私自身の責任であり、またこのようなくだらない論争で皆様にご迷惑、ご心配をおかけしたことについても責任をとらねばならないことと痛感しております。
私にとってこのHPは楽しいものでした。また今でもネットを通してにすぎませんがすばらしい仲間と出会えたことは私の財産とも考えております。ですが、このように私に反感を持っている人間がいる以上、ここにいることはやはり許されないものと思います。皆様、くだらない人間の仕掛けに乗って論争をしてしまいご不快な気分にさせたことを深くお詫びします。また、当HPの発展を願っております。お世話になりました。
斑猫 (2005/08/31(Wed) 17:08:04)
2005/08/31(Wed) 17:16:32 編集(投稿者)
開き直りなんかしていませんよ
私はむたさんの正解に最初から納得しています
私の論点はずっと1つだけです
「私のどこが基本的知識不足なのですか?」です
>■29508 / inTopicNo.8) Re[7]: 私のやさしい手〜解決編
>□投稿者/ 斑猫 -(2005/08/28(Sun) 00:44:02) [ID:NCj8hJXR]
>>「ドライブインに捨てたのは・・・腐って骨になってから・・・悲しすぎる」
>>「だから化粧を施したのですね」
>なるほど心情的理由なんですね
>どうも合理的理由をこじつける癖がついていて
>むたさんの出題は少し苦手かもしれませんね
>失礼しました ではまた
この書き込みが
今回の出題に対しての私の敗北宣言でした
むたさんの正解を読んで
「なるほど」と素直に納得しています
心情的理由に発想がいかず、合理的こじつけばかり考え
正解を見つけられなかった自分を恥じています
「心情的」に対比させて「合理的」という言葉を使いましたが
妥当な表現だったと思います
「少し苦手かもしれませんね」も素直な感想です
私にはまったくその意図はありませんでしたが
これを読んで、むたさんは感情を害されたようです
自分の正解が「合理的でない」と攻撃されたと思われたようです
そして私に対し基本的知識不足という非難をしました
出題者のむたさんは
私の回答を不正解と断じる事ができます
出題者のむたさんは
私の回答の欠陥を指摘することができます
しかし基本的知識不足という指摘となると話は違います
私も簡単には納得できません
むたさんの主張した内容はこうでした
「死に化粧は一発でわかります。
それは誰でもわかっている基本的知識です。
斑猫さんはそんなあたりまえの事も知らないのですね。」
むたさんは私の基本的知識不足を非難をされました
その基本的知識は多くの人間が知っている事だと示し
私を納得させる責任があります
その基本的知識が事実である根拠を私に示す責任があります
繰り返します
「死に化粧は一発でわかる」の根拠を示してください
百科事典は調べられましたか?
医学大事典は調べられましたか?
百科事典でも見つからないのに
本当に基本的知識なんですか?
前回の論争では事態を収めるために
私はむたさんに謝罪をしました
謝罪した私に対し
むたさんはかさにかかって
私の非を指摘しました
今回もむたさんは自分が100%正しく
私が100%悪いという姿勢を貫いています
私に対する「訂正と謝罪」はそんなに悔しいですか?
どうか私の〔29508〕をよく読んでください
悪意も非難も攻撃性もどこにもないですよ
むたさんは最初に目に入った「合理的」という単語に
過剰反応したんだと思います
むたさんが〔29508〕の意味を取り違えて
自分の正解にケチをつけられたと思い
私に反撃しようとした
どうもそこから全部おかしくなったようです
むた (2005/09/01(Thu) 07:52:21)
先日は言葉が過ぎましたことを深くお詫びします。興奮して大人気ない態度をとりました。またたの利用者の方々にも深くお詫びします。
一応、採用されるかどうかは別としましてデータを残しておきます。
私が言っていた基本的知識というのは「人間が汗をかく」「汗で化粧が崩れる」「死に化粧の前に生前の汗をぬぐう」というのもで、この条件から死に化粧を偽装に使うことを選択することは考えが杜撰という意味で言いました。
で、死に化粧と生前の化粧の違いが斑猫さんの2番目の質問のときにわかるかどうかについてデータを示せということでしたので説明します。
大分体育協会の調査では夏季において、人間の発汗量は1時間につき500-600mlという記載がありました。これは体全部の数値なので顔はまあ3分の1くらいでしょう。またこれは個人のブログ等のため、資料は示せませんが女性の化粧時間は約15分という表現が女性のHP等の日記から散見しましたのでこれらの数値を使わせていただきますと、恐らく生前の化粧完了直後の女性の顔からは既に平均して50mlの汗が検出されるものと思われます。一方、死に化粧の場合、汗を顔からぬぐうため顔に残る汗はほぼゼロとなることが考えられます。以上から死に化粧と生前の化粧が区別がつくかというのは区別がつくと結論させていただきます。
やはり数値を知らなくても「人間が汗をかく」という基本的知識を知っていればこのようなトリックを採用することは考えられないということもあわせて指摘いたします。
斑猫 (2005/09/01(Thu) 17:15:56)
むたさん ありがとうございました
私の期待したものとは違いましたが
今回の根拠の提示を
むたさんの最大の誠意だと解釈したいと思います
このへんで和解というのはいかがでしょうか?
前回の反省をふまえ
両方が同時に相手に謝罪することを
提案させていただきます
むた (2005/09/01(Thu) 19:19:57)
こちらこそすいませんでした。
またこれは自業自得ですが、暴言を吐くなどして
管理人さん初め他の利用者さんにも迷惑をかけましたので
しばらくはこのHPに来ることを自粛したいと思います。
まことにお恥ずかしい。
斑猫 (2005/09/01(Thu) 20:18:16)
>しばらくはこのHPに来ることを自粛したいと思います。
>まことにお恥ずかしい。
えっ?待って待って
私むたさんに謝りたい事も
伝えたい事もたくさんあります
いいじゃないですか和解で
お互いが謝罪して終わり
ダメですか?
どうかお願いします
refrain (2005/09/01(Thu) 20:55:40)
2005/09/01(Thu) 20:56:04 編集(投稿者)
さしでがましいようですが私も、これからもむたさんにこのHPに来て頂きたいと
思っております。
Yuko (2005/09/01(Thu) 23:21:53)
refrainさんに同意ですー。
って便乗しちゃってごめんなさい。
平凡な言い方だけど
雨降って地固まる、ですよネ。
岩名杏奈 (2005/09/02(Fri) 01:51:38)
2005/09/02(Fri) 01:52:00 編集(投稿者)
むたさんの問題、次こそは・・・って思っていたので、またお願いしま〜す♪
ぱぷわ〜 (2005/09/02(Fri) 14:46:58)
2005/09/02(Fri) 14:50:44 編集(投稿者)
どーも。
少なくとも自分は迷惑だとは思いませんでした。
別に荒らしなどの行為に及んだわけでもないのに
自粛する必要もないと思いますが・・・
いかがでしょう?・・・>むたさん
rinmu (2005/09/03(Sat) 10:09:08)
結局、斑猫さんは謝らないんですか?
和解とは出てきたけどごめんなさいが伝わらないよ。
事の発端はあなたの書き方の問題でしょ?
むたさんが素直に謝ったんだから、
和解だのなんだの言ってないで、自分も謝ったらどうですか?
斑猫 (2005/09/03(Sat) 10:37:06)
>結局、斑猫さんは謝らないんですか?
むたさんの「こちらこそすいませんでした。」は
私の「ありがとうございました」を受けたものです
その意味は
「(あなたの期待する根拠は用意できなくて)すみません」
という意味だと思います
私が提案している
「論争をしたことに関しての謝罪」とはニュアンスが異なります
私はお互いで謝罪しましょうと提案しているんです
第三者 (2005/09/04(Sun) 07:39:09)
ざっと目を通しただけの感想ですが、
わたしは斑猫さんが全面的におかしいと思います。
ここで理由を書いても揚げ足を取られたり理屈で言いくるめようとされそうなので
書きませんが、みなさんはどう考えてるのでしょうか。
わたしの考え方が間違ってるのかもですね。
斑猫さん、言葉の暴力で勝とうとせずに
もっと「相手の気持ちがわかる人」になってくださいね。
それでは。
※ 問題中に使用されている人名、地域名、会社名、組織名、製品名、イベントなどは架空のものであり、実在に存在するものを示すものではありません。