遺産分け
プーやん (2004/04/29(Thu) 11:35:35)
11個の遺産をを3人兄弟で分けるというクイズで
よそから1つ借りてきて12個にしてから分けるという解答があるけど
あれって正確に言うと11個に対する割合じゃないから
違うような気がするのですが、誰かこの疑問について教えてください!
伊藤赤 (2004/04/29(Thu) 16:52:59)
問題は
「11個の遺産がある。
長男に1/2,次男に1/4,三男に1/6ずつ分ける
どうわければよいか」
でよいでしょうか。
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そもそも遺言にある数を足すと
1/2+1/4+1/6=6/12+3/12+2/12=11/12
となり、そもそも1/12の配分先が決まっていないのです。
ではまず遺言どおりにわけると
長男:11×1/2=11/2=66/12(個)
次男:11×1/4=11/4=33/12(個)
三男:11×1/6=11/6=22/12(個)
で、
11/12(個)あまってしまいます。
ではここでこれを遺言にあった
比率にしたがって3人に分けてみましょう。
1/2:1/4:1/6=6:3:2でわけると
長男に6/12個、次男に3/12個、三男に2/12個になります。
最初の遺産とあわせて
長男:66/12+6/12=72/12=6(個)
次男:33/12+3/12=36/12=3(個)
三男:22/12+2/12=24/12=2(個)
これでひとつ借りてきたときと同じになりました。
長々失礼しました。
BBQ (2004/04/29(Thu) 22:16:12)
遺産は金の延べ棒だったりすることもありますが、
馬で考えてみるとしましょう。
どうしても借りてきたくない!というのなら・・・。
長男 11×1/2=11/2=5+1/2
次男 11×1/4=11/4=2+3/4
三男 11×1/6=11/6=1+5/6
この式からわかるとおり、11頭中8頭は無傷で相続されますが、残りの3頭はグシャグシャです。
しかも11/12頭余るのでどこかに捨ててこなくてはなりません。
・・・比で考えて、長:次:三=6:3:2 で分けるのが賢明ですよね?
越智月久 (2004/04/30(Fri) 08:31:51)
この問題はジェームズ・フィックス著、多湖輝先生訳の「天才パズル」
にあります。最近文庫本で再出版されました。
原作で求められているのは「全部のラクダの2分の1、3分の1……」
つまり「全体に対する割合」なのです。ところがこの解答は「兄弟間の
比率」を満足させただけなのです。「全体の」をカットすればパズルと
してまあ納得するでしょう。私もこの本が出版される前に原作を読んで、
面白い問題だと記憶していましたので……。
正式に算数風の解答を出せば、2分の1、3分の1、9分の1では、
合計が18分の17で、全体が1にならないから問題が間違っていると
するのが正解でしょう。そうでなければ、ラクダを切り刻んで分けるしか
ありません。
パズルと数学の違いということで、パズル的に面白いからいいのでは、
と思っていますが。
プーやん (2004/05/05(Wed) 06:47:36)
ありがとうございました!
※ 問題中に使用されている人名、地域名、会社名、組織名、製品名、イベントなどは架空のものであり、実在に存在するものを示すものではありません。