平凡な高校生の探偵日記「遠隔操作的殺人」
Chisato (2002/10/22(Tue) 16:24:30)
登場人物
赤崎 祐也 17歳
一見冴えない高校生だが、事件となると別人のように活躍する。
葛城 七海 17歳
祐也の幼馴染。学園中にネットワークがあり、彼女に知らないことはないといわれている。どんなネットワークかは祐也も知らない。
とある学校である事件が発生した。
生徒が屋上から落ちて死亡したのだ。
被害者は金崎和美、18歳。この学校に通う高校2年生だ。
遺体のそばには携帯電話と壊れた高さ3mほどの柵が落ちていた。
問題の柵は前々から多少ガタガタになっていたらしく、生徒には柵に寄らないように指導していたのだが…。
このことから警察は被害者が問題の柵に寄りかかりながら電話してるうちに柵が壊れて転落した「事故」と断定した。
「というわけらしいんだけど……」
七海がわかったことを報告する。
「…単なる事故じゃねーの?」
祐也がさらりと言い放つ。
「だけど、いくらガタガタだからってちょっとやそっとじゃ壊れないだろうし…転落前にすぐ下の階で屋上から妙な音が聞こえてたっていう証言があったよ」
「妙な音?」
「携帯の着信音のような感じだったらしいよ」
「……………なるほどな」
「何かわかったの?」
「その女子生徒の身長はどのくらいだかわかるか?」
「え〜っと……160くらいかな、あ、後ね。これは直接関係ないかもしれないけど」
「なんだ?」
「事件の日、彼女携帯が盗まれたって騒いでたらしいよ」
「……なるほどね」
「どうしたの?」
「ああ、事件解決のピースはそろった。この方法ならちょっとした下準備でどこにいようと彼女を転落させることができる」
さて、犯人はどのような方法で彼女を転落死に見せかけて殺したのでしょうか?
※言葉が足りませんでしたので一部修正しました。
宇宙戦艦ヤマト (2002/10/22(Tue) 17:26:01)
棚の入れるほうを外向きにして、
上から3・4段目に入れる。
それからガイシャを棚の所に行かせ、
それを確認した後電話をかける。
ガイシャは取ろうと手をのばし
ガシャン!
でしょうか?
あいひめ (2002/10/22(Tue) 17:31:51)
彼女の身長より高い位置に携帯を下げておく。
ジャンプして取ったはいいが、勢いあまって
緩めてあった柵からとびだしてしまう
あー、でも下の階の着信音は・・・(汗)
purimo (2002/10/22(Tue) 17:55:23)
1.被害者の携帯電話を盗んでおく。
2.犯行前に彼女の携帯電話を柵の下の方に結び付けておき、
柵は少し体重を掛けた程度でも壊れるくらいにさらにグラグラにしておき、
彼女を屋上に呼び出す。
3.彼女の携帯に電話を掛ける。
4.屋上に来ていた彼女は、携帯電話の着信音を聞き、
(着信音から自分の携帯のだとわかるので)
音のする方へ近づく。
5.グラグラになっている柵にもたれかかった途端、柵が壊れて落ちてしまう。
で、いかがでしょうか…。
柵には近づかないように指導されていたとの事ですが、屋上に上がる事自体は禁止されていたわけではないんですよね?
あいひめ (2002/10/22(Tue) 17:50:55)
勘違いしてました。
屋上でなってた着信音が下の階に聞こえたのですね。
これで解決(にっこし)
ぽんきち (2002/10/22(Tue) 18:12:58)
柵が内側に倒れたら意味が無いので、
柵の外側、手を伸ばしてようやく届くくらいの位置(立った状態で)に
携帯をセットする。
これは、柵の一部を壊してセット出来るように工夫したいです。
(その他、糸などを使うと手口がバレたり、回収のリスクがある。)
被害者に、携帯が屋上にあった事を伝えて、
屋上に行ったことを確認してから、電話をかける。
慌てて携帯をとろうと、柵にもたれかかり…
う〜ん。自分が犯行を計画している気分…
(分りにくい文章で失礼しました。)
さぷり (2002/10/22(Tue) 21:59:23)
柵というのはフェンスですか?
(網目状になったやつ)
砂時計 (2002/10/23(Wed) 02:10:18)
・携帯を盗む。
・柵の高さギリギリ(3m)につるす。(倒れかかっている
ことに途中で気づいても逃げにくい上に、重心が回転軸から
離れているほうが倒れ易いので)
・柵をさらに壊れ易くして、内側に倒れないようにつっかえを
取り付けて、(先にこれをやってしまうと自分が携帯セット
出来ないので^ ^;)被害者を屋上に呼び出し、電話。
取ろうとして被害者落下。
一応考えましたが、結構条件がいりますね。
1.犯人が自分の身の危険をかえりみない位被害者を恨んでいた。
(一応柵は壊れかけていたので、そこにあえて登って携帯を
セットした点で。)
2.被害者を屋上に呼び出すために、携帯がそこにある事を
被害者に伝えなければならないので、犯人が、被害者の携帯が
盗まれたという事をあらためてどこかで聞かなければならない。
(赤の他人が何もなしにそんな事を知っているのはおかしいので。
犯人が被害者の友人なら、その事が話題に出てくるのは必至なので
この条件は簡単に解決がつきますね。恨みを持つ可能性も赤の他人
よりありますし‥。)
3.被害者は、人がよかった、かつ無謀な人だった。
(普段から近寄らないように言われていた柵に自分の携帯が、しかも
高さ3mなんかにつるされていたら、まず怪しみますね^ ^;
それに普通なら自分でそんな危ない所に登る様な無謀な事はしないで、
まず先生か誰かを呼ぶと思います。)
しかし、犯行時刻が放課後のかなり遅く、職員もほとんど帰った位の
時刻なら、2,3の条件は場合によっては必要ありませんね。
昼間だと、屋上で一部始終を目撃されてしまう可能性が高いですし。
仮にその時間に犯行が行われたとして‥
まず、被害者をその時間まで学校にとどめておくには、やはり犯人は
被害者の友人であると考えると楽ですね。
犯人は被害者と二人きりになった時点で(第三者がいると後々
不利なので‥。)それとなく携帯が屋上にあった事と、柵が
修理された(ウソ)事を伝える。この時、「何で知ってたんなら
取っておいてくれなかったの?」などと言われないように、
よく確認はしなかったが、もしかしたら‥と言う。
犯人、用事があるといって被害者と別れ、壊した柵が見える位置に
移動。
被害者、屋上に到着。柵にかかっている携帯を見て、誰か呼んだほうが
いいか迷う。(もうほとんど誰も学校に残っていなさそうなので。)
犯人、頃合を見て、被害者の携帯に電話、(この時運悪く、まだ学校に
残っていた下の階の生徒に、教室がほとんど人がいなく静かだったため、
小さな音でも着信音が聞こえてしまった。)誰か呼ぼうとしていた被害者は、
かかってきた電話を先にとることを選ぶ。(他人よりも信用できる「友達」が、
柵がなおっているといった事もあって。)
後は計画どおり。
‥かなり穴ぼこだらけの推理ですが‥
この場合、犯人がしらをきっても、被害者の携帯が無事ならその着信履歴を
見て、最後に電話をかけ、かつ被害者以外に携帯に指紋がベタベタついている
(他人の携帯って普通そんなに触らないので)人物が犯人ということに
なりますね。
もっと簡単に出来るような気がします。出直してきます‥。
Chisato (2002/10/25(Fri) 11:00:20)
一応僕が用意していた解答を物語風に発表します♪
「ねえ、何で屋上にまでくる必要があるの?」
「実演したほうがわかりやすいだろ」
七海は祐也に連れられて屋上にきていた。ああいう事件があったせいだろうか,いくつか設置してあるベンチに人の姿はなかった。
壊れた柵のところはビニールテープでふさがれ,さらに2つのコーンでバリケードが作られていた。
「さて、説明しよう。七海、お前携帯持ってたよな。ちょっと貸してくれ」
「はい」
祐也は受け取った携帯を持って別の金網に近づきながら説明を開始した。
「まず、犯人はあらかじめ被害者の携帯を盗んでおく。そしてここにきた犯人は人がいない隙に携帯を例の金網に引っ掛けておく。このとき、被害者の身長を考慮してギリギリ届かないような高さにな」
「どうして?」
「それは後で説明する。ま、設置には何か踏み台を使った可能性がある。そのほうが安全に仕掛けることもできるしな。そして金網をちょっと体重がかかっただけで壊れるような状態にしておく」
祐也もベンチを踏み台にして七海の携帯を引っ掛ける。
「こんな風に設置した後、犯人は下に降りていき、携帯を探している被害者に『屋上にそれらしいのあったけど』とでも伝える。そして屋上に向かったのを見届けると犯人は盗んだ携帯に電話をかける」
「それが下の階に聞こえたのね」
「ああ、屋上についた被害者は鳴っている携帯を見つけて…」
「ちょっと待って、どうして携帯を鳴らす必要があったの?そのままにしといてもすぐに見つかるのに」
「それは犯行の成功率を上げるためさ。鳴ってない携帯なら何か踏み台を探してからとろうとする可能性がある。ちょっとやそっとじゃ壊れないとはいえ、やっぱり怖いだろうしな。だが、屋上にきたとき携帯が鳴っていれば、高い確率ですぐに携帯に向かうだろう」
「あ、『早く取らなきゃ』というわけね」
「そういうことだ。ここからは実際にやってみたほうが早い。七海、この携帯をとってみろ,ただし台を使わずにな」
……七海は首をかしげながらも金網に引っ掛けてある携帯をとろうとする……が、後ちょっとというところで届かない。そこで七海は金網に体重を預け、指先を伸ばす。
「あっ!」
「そういうことだ。金網の一番上に引っ掛けてあれば迷わず踏み台を持ってこようとするだろうが,後ちょっとで届かないなら今の方法でとろうとするだろう。それで金網は外れる。体重を金網に預けていた状態ならまず外側に倒れるだろうし、被害者も逃げようがない」
「なるほどね。じゃあ犯人は被害者の顔見知りかしら?」
「たぶんな。いきなり見知らぬ人間に携帯のありかを言われたって行く人間は少ないだろうし」
というわけです。
欠点や矛盾があったら遠慮なく指摘してください。
そのほうが僕の今後の参考にもなりますので♪
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