探偵事務所：時を越える少女でなくおっさん

越智月久　(2004/06/18(Fri) 13:13:09)

　探偵事務所におかしなことが起こっている。以前隣の英会話教室で
火事が起こってからだ。先日は松尾芭蕉を名乗るじいさんが、
「あ、場所を間違えた」と言ったし、その前は清少納言という女が、
「枕の掃除に来ました」とか言っていた……
「これは空間にひずみが出来て時代が混乱している」
　って通りがかった坊主が言っていた。
　何かが起こっていることは確かだ。そんな所へ着た男。変な格好で、
カラスボウシをかぶっている。
「ちゃいまんがな……これ、烏帽子（えぼし）いいまんねん。ちゃん
と覚えておかんと、次のテストで出るでえ……」
「何や、お前」
「わて、大伴御幸（おおとものみゆき）ちゅう殿様の家来ですわ」
「何やその美由紀ちゅう人は」
「あんた、漢字が違いまっせ……」
「話をしているのに漢字の間違いを指摘せんといて」
「実は、この殿はん、かぐや姫ちゅう女に迷ってましてな」
「あなたはもう忘れたかしら」
「それは南こうせつとかぐや姫、30年も前のフォークグループやがな」
「ほんで、かぐや姫がどうしました」
「この殿様がプロポーズしたら、竜の首の珠を持ってこい、こないな
無茶言いまんねん」
「そら災難やな」
「そこで、何でも知っている寺の坊さんに相談に行ったんやけど、
おまへんねん」
「どちら行かれはった」
「それを探してほしいのや」
「手がかりは暗号やな」
「そや、これやねん」

　　ＨＥＡＴ　ＡＴ　ＹＯＵ　ＧＥＴ　ＴＯ　ＫＡＴＥ．

「これでどやろ、坊さんのいるところわかりまっか」
「あんはんの時代に行けまっしゃろか」
「わてが来てまんので、行けまっしゃろ」
「そやな、となりに空海の棺があるんやから……」
　どうして隣の狭い部屋にあんな有名人の棺がおかれていたのか
は分からないが、とにかく相手は平安時代のお金持ちらしいから、
金にはなるだろう。え、時代考証がめちゃくちゃだって……
小さいことを気にしないで、坊主のいる場所を特定してくれ。


どーも。

坊さんの行方は「兵庫」？

読み物としてもたいへん面白いですね。
あの美しい未亡人が登場しないのはちょいと寂しい気もするけど・・・。


清少納言は枕草子＝枕の掃除？？？



久々にこんばんは。

私も今昔亭さんの「兵庫」に一票です。
問題を何度か読んでやっと分かりました。。。


漢字が関係あるような感じがする・・・
だけど、さっぱり解りません。


　世界的なパズル作家、収集家であったノブさん（芦ヶ原伸之氏）が
19日に亡くなりました。通夜は22日（火）、告別式は23日（水）、
東京小平市で行われます。
　そういう訳で続きはその後……申し訳ない。


「この間の、大伴の深雪さんの家来の人だね」
「また漢字が違うとります。大伴御幸でおま」
「坊さん、見つかったやろ」
「へ、お陰で見つかりましたわ」
「そやろ。簡単な問題やで……今回の問題はかぐや姫や。つまり
「竹取物語」でんな。ローマ字で問題が書かれてまんので、「たけ
とり」つまりＴＡＫＥを取れば「ＨＹＯＵＧＯ」が残って、「兵庫」
にいるという答えになるんや。そやけど、なんでわてら変な関西弁
になってるんやろ」
「竹取は平安時代、京都で読まれたからやおまへんか」
「でも、京都も大阪もごっちゃのことばやないか」
「ええで、読んでる人も素人や」
「そやな」
「それで、坊さんは見付けたんですがね。どこへ行ったら龍が手に
入りますやろ、言うたら、今無言の行とやらで話がでけんようでな、
紙に書いてくれはったんや」

　　たのさゆうや

「わて、田野佐雄哉ちゅう人知りまへんのや」
「これ、人の名前やないで。パズルになっとるのとちゃうか」
「さよか……ほな、あんさん、答えの所に行ってくれまへんか」
「ええけど、出張料は別にもらうで」
　そういう訳で、龍を探しに出張することになったが、どこへ
行けばええんやろ。



越智さん毎度！

『たのさゆうや』って『たの左右や』って
意味ではないでっしゃろか？
『た』の左右ゆうたら『さ』と『な』でんな
兵庫には『奈佐森林公園』ちゅうとこがあり
まっせ。一回行ってみなはれ。

もしかしたら『ＮＡＳＡ』かもしれまへんな。


　キョウ君の情報で奈佐森林公園へ向かった。ところが、まず空海の棺で
平安時代の京都へ行ったのだが……
「おい、兵庫まで、新幹線の切符をくれ」「そんなのありません」
「じゃあ、飛行機の便はあるか」「平安時代にそんなのありませんよ」
　困っていると、大伴美有喜の番頭が現れた。
「字が違うとります。御幸でんがな。それに情報も情報違うとりまっせ。
坊さんに聞いて来ましたわ。まだ無言の行をやっとりましたが……兵庫に
行かなあきまへんか、と尋ねたら、犬連れて来ました。チャウチャウでし
たわ。ほんで、うちの近所で見つけられますかと尋ねると、飲み物を出し
なはった。ソーダですわ。兵庫まで行かんと、近所で見つかるはずですわ」
　ううん……キョウ君の推理はいい線行っていると思ったが、もう一歩
詰めが甘かったか……今爪をかんだらしょっぱかった……


ソーダ、京都へ行こう！

で、京都なんだと思うけど、京都のどこだろう？
「たのさゆうや」もよくわからないし・・・


読み方は「たのさゆうさ」でいいんでしょうか、昔は反対から読んでたっていうのは関係ないですよね？


　みんな困っているな……正解に一番近いらしいキョウ君に電話して
みよう……う……ううう……「只今使われておりません」だと。
とうとう電話も止められたか。ううん、誰か解いてくれ。


越智はん毎度！

越智はんから振込ないから電話止められましたわ。
ようやく繋がるようになりましたわ。

わしの解答が近いんでっか？
たの左右？京都？左京区，右京区？
あかん、さっぱり解りまへん。

まだ無言の行やってんのでっか？
ロウソクの火消したら誰か喋って
無言の行も終わるんちゃいますか？

っということで考えているのですが解りません。


キョウさんの「左右」という推理を参考にして、
「た」を左右に分解→ ﾅ ﾆ →十二 or ナニ？
というのはどうでしょう。

検索すると「十二坊町」とか「京都十二薬師霊場　第12番　妙心寺」
とか出てきますけど、うーん、今ひとつ？



「この間の、大伴の巳湯貴さんの家来の人だね」
「大伴御幸でおます。そろそろ漢字もこじつけになっとりますわ」
「もう少し詰めが必要でな。待っとくれやす」
「頼んまっせ。あんさん、今までのパターンで、地名が出てくると
思うてなはんな」
「地名やないのか」
「そうらしゅうおます。坊さんに手がかりを頼んだら、しゃもじを
出してきました」
「しゃもじ……これも何かの暗号か」
「いえ、答えが四文字あるという洒落でっしゃろ」
「洒落になってねえ……」
　まあ、それだけのことらしい。解決頼むよ。



越智はん毎度！

あかん！全然解らん。
今回は地名とちゃうんですか？
あと四文字ってひらがなでっか？

四文字．．．四文字．．．大文字って
無理矢理こじつけてもあきまへんな。

ごめんなさいもう少し考えます。


う〜ん？伊勢神宮（四文字）


越智はん毎度！

下手な鉄砲数撃ち当たるで
無理やり考えています。

『あかさたなはまやらわ』の
『た』左右から適当に文字を抜粋する。
抜粋する文字は『か』『さ』『や』
並び帰ると『やさか』→『八坂神社』

っと思ったけどやっぱり違う。

抜粋する文字は『か』『さ』『な』『は』（『た』の左右２文字づつ）
で並び帰ると『はなさか』そう『花咲か爺さん』
京都に住んでいる花咲か爺さんのとこの犬に聞いたら
ここ掘れワンワンって教えてくれるのでは？



「２０２８１のレスで、地名やないちゅうとるんやが……」
「ああ、多鞆の御幸さん」
「今度はおおともの方を変えてきやはったな。暗号が示すのは
具体的な地名やないんや」
「私は分かっていますよ」
「ほな、答えは……」
「いや……その……部下の者達が調べているので、無駄にしては
ならないと、じっと答えを出すのを我慢しているんだ」
　……本当は全く分からないのだ……そろそろけりをつけてくれ。


越智はん毎度！

もう頭がパンクしそうですわ。
今回は『か』『さ』『な』『や』で
『魚屋』でどうでっしゃろ。
（相変わらず『たの左右』でこだわっている）

ところで、
さゆう＝左右という考えは当ってるのでっか？
坊さんに聞いて見て下さい。
坊さんの答えがソーダか犬か楽しみにしてます。


越智はん、毎度ど〜も（今回は私も関西弁でしゃべってみようか）
わても今回「左右」という見解にこだわってみますは
「たのさゆうや」となんべんも連続でゆうたら「やたのさゆう」
になりまへんか？
つまり「やたの鏡、の左右」ということになりますやろ。
それか「や」、「た」の左右「ら」「ま」、「な」、「さ」の４文字を並べ替える
という考え方はどうでっしゃろ？越智さん
（多分間違ってると思うけどな、この考え方は）



こんばんわ。

「竜の首の珠」
苦しいですけど「たつのくびのたま」と読んで
２つの「た」の字の前後を取って（最初の「た」は末尾の「ま」
ま　つ　の　ま
松の間？
旅館の部屋ですか？
以上、無理矢理でした；；


　キョウ君から、坊主が用意した正解が届いたと報告があった。
　「たのさゆう」とは　つまり、五十音で「た」の横に並んで
いる文字は「あかさたな」の「さ」と「な」、答えは「さ」か
「な」だ。つまり「たのさゆうや」は「さかなや」と読める。
　龍は海に住んでいるという。海の生き物なら当然魚屋にある
はずだ。パズルを解くまでもない簡単な解答である。それに
しても、平安時代の坊主、「チャウチャウ」とか「ソーダ」とか
出さずに首を縦横にふればいいじゃないか……だいだい、平安
時代にソーダがあるのか……愚痴をこぼしながら、私は「空海の
柩」を利用して平安時代の魚屋へ飛んだ。
　お話はまだ続くようなので、新しいレスを立てることにする。
　次回に続く


※　問題中に使用されている人名、地域名、会社名、組織名、製品名、イベントなどは架空のものであり、実在に存在するものを示すものではありません。