平賀探偵登場です
ぼの (2004/07/14(Wed) 15:22:18)
こんにちは。僕の名前は平賀です。以後お見知りおきを。
ここ塀加町に相棒の谷江留くんと探偵事務所を開いています。最近、何でだかわかりませんが、
「考古学をやってるんですよね?」とか「サバイバルは大変だった?」とか聞かれます。
いまいちよくわからないんですが、特に否定しなかったら依頼が増えてきました。
谷江留くんからも「キートン」と呼ばれるようになりました。
「おいキートン、依頼だぞ」
「やめてよ谷江留くん。僕は社会の選択は地理だし、サバイバルはさいとうたかをしかしらないんだよ」
「わかってるよ、そんなこと。おまえが島根人と新潟人のハーフだってこともな。」
「それでどんな依頼なの?」
「ある研究室から毒薬がなくなったんだってさ。その毒薬は液体のままだと毒性はないんだが、気体や固体になると1gで1万人は死んじゃうらしいぜ」
「うわぁ、それすっごいやばいんじゃないの?」
「いや、犯人はもう捕まってるんだってよ。その毒の入ってた瓶が研究室で見つかったんだと。その瓶に指紋がべったりくっついてたんだよ。その研究室の講師だって」
「へえ、じゃ解決してるじゃない」
「いや、中身がすっからかんなんだとよ。犯人も毒は研究室の中にあるって言ってるんだが、液体らしきものはどこにもない。他の瓶に移し変えた様子もないしな。」
そのとき僕はひらめいた!
「そんなの簡単じゃない。凍らせて冷凍庫に入れてるんだよ」
ぼぐっ、どかっ、ぐしぇっ
「ひでぶっ」
谷江留君のつっこみが炸裂した。今日はやさしいほうかな。
「おまえはほんとにアホだな。気体や固体になったらその研究室に入っただけで死んでるぜ? 誰も死んでないってことは液体の状態であるってことさ」
ぼくは谷江留くんにはずされた関節をひとつひとつ入れながら、
「研究室には何があるの?」ときいた。まったく、キャシャな体がうらめしい。
「うーん、依頼書の図を見る限りだと普通の実験室っぽいな。ラットやらウサギやらもいるぞ。まあ実験に使うものは何でもそろってるみたいだな。・・・珍しいな、研究室なのに水道がない」
「じゃあ、水道に毒を流したことはありえないと」
「そういうことになるな」
どうですか? 皆さんわかりました? 僕はキートンではないのでさっぱりです。
僕のかわりに誰か考えてくださーい。
間違ってたり、変な答えだったら谷江留君からやさしくないつっこみが入るから注意してね。
・・答えは用意していますが、正解はひとつじゃないと思います。
考えてみてくださいね。
キョウ (2004/07/14(Wed) 15:44:34)
ぼのさんどうも。
講師は、その毒薬が本当に液体だと毒性がないかを
確かめたく、ラットやウサギに飲ませたのではない
でしょうか?
>他の瓶に移し変えた様子もない
この条件にチョット違反している様な気がしましたが、
他の瓶ではなく動物の体内っていうことで善しと考え
ました。
従って、毒薬は、研究室内の動物の体内。
三原ジュン (2004/07/14(Wed) 16:41:21)
ウサギは水をかなり飲む動物なので、当然ウサギの檻には
給水器(ペットボトルをさかさまにしたような物)があったと思います。
その給水器の中へ移したのではないでしょうか。
あと実験器具がひととおりそろってるとのことなので
アルコールランプの中へ入れたというのも考えられます。
アルコールを揮発させればあとから毒のみを取り出すことも可能かと…
(あ、でもその前に毒薬が揮発してしまったらアウトですね(^^;;)
でも
>他の瓶に移し変えた様子もない
どちらもこの条件に反してるのかもしれません(^^;;
黒ラベル (2004/07/14(Wed) 17:33:34)
他に考えられることとしては
動物の体に注射して入れた。
スポンジなどに吸い込ませた。
極めつけは、本人が飲んだ。
ぼの (2004/07/14(Wed) 21:27:02)
皆さんありとうございます。早速谷江留君に伝えてみよう。
「ラットかウサギの体内にあるんじゃないの」
そのとき谷江留くんの右手の上に円盤状に光るものが現れた。
そういえば親戚に栗林とかいうひとがいたんだっけ。
危うく首と胴の切断マジックを披露するとこだった。
「ん〜、そんなことするとさすが体に悪そうだな。動物愛護の会から苦情がきそうだから却下」
「そんな、勝手な・・」
「ほかに考えつかないのか?」
「じゃあ、給水器かアルコールラ・・・」
さすがに僕も気がついた。他の瓶に移しかえているから、違うと思う。
あともう一言いってたら、谷江留君の背中から腕が二本生えきっていただろう。
「天さんにはいろいろ教わったなあ」
「えーと、じゃあ犯人の体内にあったりして。」
あれ、おかしいな。谷江留君の横に馬が見えるぞ?
ぐわしっっ!
「馬中の赤兎馬とはよくいったものだ」
ああ、顔にひづめのあとができてしまった。
「スポンジに吸い込ませたのか・・・な?」
さすがに連発はきついので声が小さくなる。
「うん? なるほど。いい線いってるかもな」
ああ、よかった。この調子でつっこまれないように皆さん考えてください。
私の考えた正解が出るまでもうちょっとよろしくお願いします。
oil (2004/07/15(Thu) 14:49:28)
とりあえず思いついたのは
1.実は盗まれた毒薬は1マイクログラムだったので、気体または固体で実験室内にあ っても誰も死ななかった。
2.完全な密閉の中で気体または固体になっている。
3.活性炭、シリカゲルなどに吸着させてある。
4.液晶または超臨界流体の状態で保存してある。
鈴 (2004/07/15(Thu) 21:31:52)
別室に運んでそこの水道に捨てたんじゃあ、ダメなんですか?
ぼの (2004/07/16(Fri) 07:02:18)
よし、早速谷江留君に言ってみよう
「毒って1マイクログラムしかなかったんじゃないの?」
たしかに1,000,000マイクログラムで10000人だから、1マイクログラムだと0,01人しか殺せない。
間違ってはいないな。
そのとき、僕は谷江留君の背中にオーガを見たんだ。
「そんなこと言ったら、作者が困るだろーが。どこに隠されてるか考えてやらんかい!」
やばい、こうなった谷江留君は自分の妻でも殺せるぞ。
やっぱり研究室の中に隠されているみたいだ。
「気体か固体の状態だけど、密閉した中に入ってるのかなあ?」
いや、それはおかしい。だって谷江留君は液体の状態であるって言ったんだもの。
谷江留君はああ見えても間違ったことは言わないんだ。
「ほお、お前は液体の状態じゃないというんだな・?」
ああ、今度は背中に侠客立ちが見える。
やくざのはいてる蛇皮製?っぽい靴でけりあげられた。
「別室にある・・」
わけないよ! こんなこと言ったら殺されチャウヨ〜
ほら、やっぱり。谷江留君の袖がちぎれちゃった。
まだまだ筋肉が成長してるあかしなんだ。
「お前もトラのようにしてやろうか?」
僕はネリョチャギをくらいました。
谷江留君に逆らっちゃだめなんだってば。
「活性炭、シリカゲルなどに吸着させてあるか液晶または超臨界流体の状態で保存してある」
むむ、これは僕でもなんとなく正解っぽいってわかるな。
「ふむ、活性炭やシリカゲルに吸着させるとあるが、それは液体状態でも吸着できるのか?
もし気体にして吸着させるのなら、紐切リするぞ。
液晶または超臨界流体の状態で保存してあらか・・。これはありえる気がするな。
しかし、どうやら作者はこんな科学的な方法は思いつかない奴だから、作った解答より
ちゃんとしたのが出ちゃったんで凄く困ってるようだ。
だがきっとこれが正解だろう。よし、研究室に行くぞ、キートン!」
皆さんのおかげで事件は解決しそうです。でももうちょっと僕に危害が加わる回数がおおかったかも。
次は無傷でいられるようにしてね。
というわけで、oilさんの答えは正解とします。
私が作った答えよりこっちのほうがかっこいいみたいなんでこれで済みにしようかと。
用意してたのは
「ラットの入ってるケージの中のトイレ砂に吸着させた」
でした。家でウサギを飼ってるんですが、そのトイレ砂が
すっごくおしっこを吸うことから思いつきました。
では済み!
※ 問題中に使用されている人名、地域名、会社名、組織名、製品名、イベントなどは架空のものであり、実在に存在するものを示すものではありません。