磁石はどれだ?
遊魔 (2002/10/04(Fri) 04:21:07)
ある日、男が物置の中を整理していたときのこと。
それぞれ別の箱に入っていた3本の金属棒と3本の棒磁石を誤ってぶちまけてしまい、
どれがどれだかわからなくなってしまいました。
金属棒と棒磁石はそれぞれ互いに、
形状、硬度、重量、寸法、温度、比熱、色、、、見た目などで感じられる部分での違いがなく、
唯一判断できる要素になるのは、磁力の有無、だけでした。
また、周囲に砂鉄などを含めた金属物は一切ないため、
磁力の有無は、棒磁石自身を別の棒磁石か金属棒に近づけて
くっつくかどうか試すことでしかわかりません。(金属棒は棒磁石にくっつくことができます)
「棒」と「棒」をくっつける回数をできる限り少なくして磁石と金属棒を選り分けるには、
少なくとも何回「くっつけ」ばよいでしょうか?(「棒」は金属棒・磁石両方を指す)
ただし、最初の状態で計6本は互いに離れて接してない状態とし、
3本を一気につけた場合は3回(A−B、B−C、C−A)などとカウントします。
金属棒・棒磁石はともに強固で、傷つけたり、削ったりしてできず、砂鉄を生成することもできません。
また、棒磁石で金属棒をこすっても磁化はしないものとし、同時に、
強力な力で棒磁石を叩きつけても磁力は失われないものとします(つまり、磁力の移動はない)。
また、磁石はちゃんとN極とS極を持っており、N極とS極はくっつき、
N極同士、S極同士が近づくと斥力(離れようとする力のこと)を発し、
磁力は肌にわかる程度の引力・斥力を生みますが、
N極とS極を近づけたときの引力と、磁石と金属棒を近づけたときの引力の差はわかるほどは感じません。
#この問題は一部、回答の途中にある知識を必要としうる場合もありうるため、
正解は知識の有無により2種類用意しています。
まる王子 (2002/10/04(Fri) 10:28:43)
こんにちは〜!
ちょっとズルい回答を・・・
棒をヒモにぶら下げて『方位磁石』としてみる。
同じ向きを示す3本が磁石です。
匿名 (2002/10/04(Fri) 11:31:53)
※「多くても、何回くっつければ判別できるか」
という出題意図であるとして回答します
1.まず、AをBの中央に(T字型になるように)くっつける
?@これでくっつけば (A,B)=(磁石,鉄) 以下磁石=じ 鉄=て
?Aくっつかない場合に、ABを逆にして くっつけば (A,B)=(て,じ)
?B 〃 逆にしてもくっつかない場合 (A,B)=(て,て)or(じ,じ)
2.上記?@,?Aの場合には、同様のことをC,Dで行い
?@最初にくっつけば (C,D)=(じ,て)
?A逆にしてくっつけば(C,D)=(て,じ)
?B 〃 逆にしてもくっつかない場合 (C,D)=(て,て)or(じ,じ)
3.2−?@,?Aの場合には、同様のことをE,Fで行い
最初にくっつけば (E,F)=(じ,て) くっつかなければ(E,F)=(て,じ)
4.2−?Bの場合、CとEの組み合わせで同様のことを行い
最初にくっつけば C=D=じ で残り確定
くっつかなければ C=D=て で残り確定
5.1−?Bの場合、CとDの組み合わせで同様のことを行い
?@最初にくっつけば (C,D)=(じ,て)
?A逆にしてくっつけば(C,D)=(て,じ)
?B 〃 くっつかなければ (C,D)=(て,て)or(じ,じ)
6.5−?@,?A,の場合 AとEの組み合わせで同様のことを行い
最初にくっつけば A=B=じ で残り確定
くっつかなければ A=B=て で残り確定
7.5−?Bの場合、EとFの組み合わせで同様のことを行い
?@最初にくっつけば E=じ F=て
その後、EとAの組み合わせで同様のことを行い
くっつけば A=B=て E=じ で残り確定
くっつかなければ A=B=E=じ で残り確定
?Aくっつかなければ E=て F=じ
その後、FとAの組み合わせで同様のことを行い
くっつけば A=B=て F=じ で残り確定
くっつかなければ A=B=F=じ で残り確定
で結局 最高でも 6回
遊魔 (2002/10/05(Sat) 14:11:32)
> まる王子 さん
どもども。
柔軟な発想、ありがとうございますです。
そうなんです、確かにこれなら、「くっつける」回数はゼロですみますよね。
ただこれは、金属棒も偶然同じ方を向いちゃうこともあるかもしれなくて、
判断としては曖昧で甘いものになるかもしれません。
自分としてはこの答えも使いたかったのですが論議を招きそうなので
今回これは「ユニークな参考解」とさせてください。どうもありがとうございます。
> 匿名 さん
ご回答、ありがとうございます。出題意図もおっしゃる通りです。
なかなかいいところ突いてらっしゃいますが、もっと少ない回数で全部わかります。
ちなみに、匿名さんの記事を読んだ方なら「5回」で磁石と金属棒の判別ができます。
どうやればよいでしょう?
遊魔 (2002/10/05(Sat) 14:14:33)
問題文に語弊がありそうなので一部改めます。
(改定前) 少なくとも何回「くっつけ」ばよいでしょうか?
↓
(改定後) 少なくとも何回「近づけ」てみればよいでしょうか?
すみません。。。
流石速人 (2002/10/06(Sun) 22:51:06)
う〜〜ん…どうしても6回にしかなりませんでした(苦笑)
匿名さんの回答のすばらしいこと!
ですが、6の手順は AにEを ではなく Aに鉄とわかっている方の棒を ではないでしょうか。
間違っていたらごめんなさい。指摘お願いします@@
遊魔 (2002/10/06(Sun) 23:48:00)
> 流石速人 さん
チャレンジしていただいてありがとうございますです。
ご指摘の通り、匿名さんの6の手順は「Aと鉄」が正しいですね、はい。
そうしないと、A=B=?が何かわかりませんから。
どうもありがとうございました。
ちなみに答えは先に述べたとおり「5回」になりますので、
もしひらめいたら答えてみてください。
遊魔 (2002/10/07(Mon) 00:02:37)
> この問題は一部、回答の途中にある知識を必要としうる場合もありうるため、
> 正解は知識の有無により2種類用意しています。
冒頭で述べたこの「知識」というのは、磁石と金属のくっつく関係です。
匿名さんのような回答ではTの字にくっつけたとき、
「棒磁石→棒磁石」はくっつかないことになってるのですが、
磁力の強さによっては「ちょっとずれてくっつくこともあるそうです。
また磁石を詳しく知らなくて、「磁石→??」はかならずくっつくと考える方もいると思います。
そこで、次のような異なる2つの状況でそれぞれ答えを設けた、ということでした。
?@「棒磁石→金属棒(Tの字)」だけくっつく。(匿名さんの回答はこっち派ですね)
?A「棒磁石→???(Tの字)」なら棒磁石も金属棒も必ずくっつく。
ただどっちにしても答えは「5回」です。頑張ってください。
なお、?@が解けない方は?Aを先に解くとひらめくかもしれません。
#ちなみに、この記事にもいろんなヒントが隠れていると思うので、
今も解いてらっしゃるありがたい方はぜひ参考にしてみてください。
まる王子 (2002/10/07(Mon) 11:00:06)
遊魔さん「ユニークな参考解」としてくださってありがとうございます〜!
この磁石の問題おもしろいですね〜昔楽しんでいた「平成教育委員会」って番組をなつかしくおもいま〜す。
ちょっとまじめなお話しを・・・。
正解というモノが一つしか存在しないという考え方を少し疑問に思っています。
ドイツの某教育法に興味を持ったのがきっかけでした。
2+3=5
確かに5です。
それを・・・
5って何?という質問に変えます。
いろんな答えがありますね・・・
という感じの教育法です。
興味ありますか?
遊魔 (2002/10/07(Mon) 17:10:53)
> この磁石の問題おもしろいですね〜
> 昔楽しんでいた「平成教育委員会」って番組をなつかしくおもいま〜す。
あ〜あ〜、ありましたね、そういう番組。
すごく懐かしいです(←今でも年末年始とかの特番バージョンで楽しみにしてたりします)。
磁石の問題もあんな感じでお楽しみいただけてるようで、出題者冥利につきるというものです。
どうもありがとうございます。
> 正解というモノが一つしか存在しないという考え方を少し疑問に思っています。
> ドイツの某教育法に興味を持ったのがきっかけでした。
> 「2+3=5」
> 確かに5です。
> それを・・・
> 「5って何?」という質問に変えます。いろんな答えがありますね・・・
> という感じの教育法です。興味ありますか?
あっ、それなんですか?
ものすごく惹かれる何かを感じました。興味大有りです。
そもそも、自分の「ものの捉え方」はそれに近いかなあ、、、
与えられた命題の外に広がるものっていうか、発展というか、事実で遊ぶっていうか、
問題とかを解いても興味がついえない癖が自分にはあるんですけど、そんな感じですか?
そういう感じの教育法があるのなら聞いてみたいです(スレッドの本題からはそれてますけどね)。
まる王子 (2002/10/07(Mon) 17:26:09)
こんにちは〜!
「挑戦状ですごい人物」のコメントのところにカキコ&投票しておきました〜。
※ 問題中に使用されている人名、地域名、会社名、組織名、製品名、イベントなどは架空のものであり、実在に存在するものを示すものではありません。