運命
ロッキー (2003/06/09(Mon) 23:59:18)
とある男Aの死体が自宅のリビングで発見された。
死因はアルコールの大量摂取による急性中毒死。
死体は酒瓶を握っていなかったが、
刑事は家族が「出かける前までは見なかった」と口をそろえて言う、
リビングの内開き木製ドアの下方についた爪切り大の水平な傷を不審に思った。
実際、漏尿も少なかった。
よって自殺の線でも捜査を進めた。
番犬が配置されているその家に犯行当日入れたのは、家族のみ。
家族構成は父、母、妹。
第一発見者は母で、続いて父、妹が帰ってきたらしい。
普段ドアは比較的開けっ放しだという。
犬のエサを入れる大きな直方体のタッパーを最近リビングの中で移動させたくらいで、
家のどこからも空の酒瓶は発見されなかった。
また被害者の自殺願望を知っているのは両親だけだった。
部屋入口であるドア近くのデスクトップパソコンの位置が少しずれていたが、
これといって機能的に壊れてはいなかった。
問題.
なぜドアの下方についた傷が自殺を匂わすのか?
かなり想像力を働かせてください。
隠匿の犯人当ては結構です。
っていうか本来別に隠す必要ないですから、答えも用意してません。
元々「家族間での推理」的問題を刑事事件にアレンジしただけですので、
第一発見者の母親が自殺と兄弟に知らせないように証拠を隠滅しただけです。
※殺人(自殺ですが)を入れてみました。
※不備等あるかもしれませんがご容赦ください。
※見取り図などは書けないので、不審な点、ここが怪しいとか、
説明・表現不足と思ったら遠慮なく質問してください。
追記1回。
Yuko (2003/06/10(Tue) 01:14:44)
少し問題について質問させて下さい。
>リビングの内開き木製ドアの下方についた
>爪きり大の水平な傷を不審に思った。
リビング側の戸板に、ということですよね?
水平な傷、というのは − こういう短くてまっすぐな
一本の線のような傷ということですか?
また、下方というのは下から何センチくらいの所でしょうか?
今んとこ全然わかんないです(汗
岩名 杏奈 (2003/06/10(Tue) 01:53:51)
ロッキーさん、こんばんは♪
さっきこれの前を見ていたのですが、
難し過ぎて参加できず、だったので、
問題が出ていて良かったです♪
でも、やっぱり難しいので解りません(;_;)
(↑だったら来るなって感じですね(^^;)
何となく、犬が怪しい…と思うのですが。
嗅覚を利用しているとか…
自分でも何を書いているのかサッパリなのですが、
また明日、考えさせて下さぁ〜い☆
また出直します♪
※変なレスでゴメンナサイ★
ロッキー (2003/06/10(Tue) 02:14:37)
◆Yukoさんへ
>少し問題について質問させて下さい。
いくらでもどうぞ。
>>リビングの内開き木製ドアの下方についた
>>爪きり大の水平な傷を不審に思った。
>リビング側の戸板に、ということですよね?
その通りです。
>水平な傷、というのは − こういう短くてまっすぐな
>一本の線のような傷ということですか?
そういうことです。
>また、下方というのは下から何センチくらいの所でしょうか?
30センチほどでしょうか。
>今んとこ全然わかんないです(汗
自分の筆力も分かんないので試行段階でございます。
追記するかもしれませんのでご了承を。
◆岩名さんへ
>さっきこれの前を見ていたのですが、
>難し過ぎて参加できず、だったので、
>問題が出ていて良かったです♪
前のは消しちまいました。
気分屋なのでまれに関係ないことで自信喪失することがしばしば・・・。
ごめんなさい。作り直しました。
心理描写式の方を覚えていれば多少有利かもしれません。
>何となく、犬が怪しい…と思うのですが。
>嗅覚を利用しているとか…
犬は室外犬ですから嗅覚とは違いますが大きなネックです。
想像を膨らませてください。
犬を飼うには・・・散歩・・・えさやり・・・しつけ・・・とか色々。
◆みなさんへ
ドアっていうのは約180度回転式のドアノブのついたドアです。
鍵は掛かってません。
尋熊 (2003/06/10(Tue) 13:03:34)
被害者が酒を飲む。
そして容器をタッパに入れる。(タッパがリビングにあれば、←無視)
犬がタッパ(もしくは容器自体)を咥えて、庭等に埋めてくる。
その際に犬の首輪には、ドアに打ち込んだ紐(軽めのもの)を装着してある。
それを引っ張らせて、紐でドアを閉じて、取り外して紐を後で回収。
変な文章でわかりにくいかも。
ロッキー (2003/06/10(Tue) 16:31:13)
◆尋熊さんへ
お久しぶりです。ご参加ありがとうございます。
別に密室殺人にする必要はないんですよ。
男Aの方も別に誰かに罪を着せようと思ってたわけじゃないし、
男Aは未成年ではなく堂々と酒を飲める年なので酒瓶を隠す必要もございません。
あと男Aはこの家族の一員ですよ。
追記しましたが第一発見者の母親が自殺ということを妹に知られまいと、
とっさに酒瓶を敷地外に捨てただけでございます。
ですからわざわざ犬を使って部屋のドアを閉めたりする必然性はないです。
それとこの犬は物を庭に埋めるような習性はないようです。
◆みなさんへ
くどいようなので略していますが、ドアというのはリビングのドアです。
家の入り口のことには触れていません。
だから室外犬が家の中と外を出入り・・・などという発想は捨てて下さい。
>普段ドアは比較的開けっ放しだという。
これは120度くらいということで、出入りに不都合ない状態ということです。
全開ではありません。
ヒントです。
この家の犬はとてもデリケートで、市販のドッグフードだと皮膚病になるので、
ペットショップから購入した袋詰のものをたくさん買い置きしていました。
その中から適量だけ普通の大きさのタッパーに入れて使っていました。
また首吊り自殺のときが一番顕著ですが死亡者は死んだあと尿を漏らします。
男Aは大量の飲酒による急性アルコール中毒で死んだにもかかわらず、
>実際、漏尿も少なかった。
この辺から考えられることは何でしょう。
推理するのはドアの下方の ― こういう傷一点です。
なぜこれが怪しいのかということです。
KAIJI (2003/06/10(Tue) 19:00:09)
傷の長さはどのくらいでしょうか?
よく自殺マニュアルなどで、ドアノブなどを使った首吊りなどを聞くのですけど、、
彼も最初、首吊りを試したのでは?
PCなどのコード(コンセント部分など)があれば可能なような気がします。
傷は、どうして付いたのか解かりませんが^^;
途中で、苦しいので断念する際にもがいて引っ掛けたとか。。
ロッキー (2003/06/10(Tue) 19:57:01)
◆KAIJIさんへ
お久しぶりです。
>>傷の長さはどのくらいでしょうか?
>リビングの内開き木製ドアの下方についた爪切り大の水平な傷を不審に思った。
爪切り大ですから横に9センチくらいの傷が爪切りを埋め込んだような形で、
つまりリビング内から見てノブ側は1〜2センチ、蝶番側になるほど浅くなっていく、
そんな形でついていたとお考え下さい。
>途中で、苦しいので断念する際にもがいて引っ掛けたとか。。
上記でお分かりだと思いますが人の指でつけられるような傷ではないです。
ドアノブでの首吊りは考えてませんでした。
短刀直入に答えるならばNOです。
それだけの重量をかけた後戻してもPCが正常に作動するかどうか僕には分かりません。
おそらくドアの側のPCの位置がずれていたという所に着眼されたのだと思いますが、
これは違う意図で書いています。
◆みなさんへ
やはり刑事事件にすべきではなかったような気がしてきました。
心理描写式が人気がないと思ったもので・・・。
無理矢理殺したり意味もなく酒瓶を隠したり、
自殺であること及び証拠隠匿犯人も分かっているのに、
「なぜドアの傷が自殺を匂わせるのか?」なんて我ながら矛盾してます・・・。
最後のヒントですが、回転式のドアは普段何気なく使っていますが、
毎回全開してドアノブを壁にぶつけていたら壁は凹んで穴だらけですよね。
何でそうならないんでしょうか。
そしてこの家族がリビングに最近したことは何でしょうか。
傷の謎がメインなのですが大して面白い答えではないので、
正解者が出なくても近日中に真相を発表します。
ロッキー (2003/06/11(Wed) 02:27:22)
では申し訳ないので真相を言います。
推理ポイント「謎の傷」に関してだけ評価してください。
被害者は大量飲酒していたのに漏尿が少なかったことから、
途中でトイレに行ったことが分かりますね。
その際、既にへべれけになっていたことが問題文より分かります。
パソコンがずれていた、というのはそこに手をかけたのでしょう。
もしかしたら腰が抜けて四つんばいで歩き頭をぶつけたのかもしれませんが、
それほど酔っていたということです。
フラフラになってトイレへ行き、帰りもヨタヨタ歩いてドアのところに来ます。
普段直立している状態では不都合のない角度に開いているドアでも、
腰も曲がるくらい体勢の不安定な男Aにとってはぶつかってしまうほどのものです。
ドアノブに手もかけますし、体重を預けると一度ドアは全開になろうとします。
しかし邪魔者があったのです。
内開き180度回転式のドアにはドアノブが壁に激突しないように、
ストッパーがついています。
合成化学物質が材質のドアには上方に金属製のストッパーがあることもありますが、
普通単なる木製のドアなら、回転しきったノブの下端の壁に棒のような物があるはず。
その「ドアとストッパーとの間」に大きな直方体のタッパーがあったのです。
それは犬のえさ買い置き保存用なので、かなりの大きさです。
ちょうど蓋の高さが底から30センチくらいになります。
今までは別のところにおいていたのでそのようなことにはならなかったのですが、
最近タッパーをそこへ移動させ、その後もドアに異常なく、
全開にしたのはこれが初めてだったのです。
リビングに入るとき思いっきりドアを開けた男Aは、
木製ドアがプラスチック製の頑強なタッパーにめり込んでいくのにも気が付かず、
手を離しました。
ただし全身全霊を込めて集中した力ではなく単なる酔っ払いですから、
爪きり大の形で済み、ドアとタッパーが合体することもなく2つは離れました。
ドアのノブ側の方が傷が深かったのもそのためです。
爪きりと再三言ってきましたが、爪切りを埋め込むことなどできませんし、
そんな所に上手く投げつけられるはずもありません。
そしてリビングに戻って飲酒行為を続け、あげく死亡したのです。
誰か帰ってきて発見しても、被害者のところにいくのが優先です。
呼びかけて反応がなかったとかは別にしてもこっそり覗いているのでない限り、
別の人がドアをバーンと大きく開けて傷をつけたとは考えにくいでしょう。
よって、被害者が酒に弱いのを知っていながら外で飲ませたとか、
家で一緒に飲んで煽らせて殺したとかいうのにはならないはずです。
「死ぬとは思わなかった」という大学生の強制飲み会でもないし、
自宅ですから慌てて逃げる必要もないし、
今までタッパーの置き場を変えても普通に暮らせていた他の家人が、
ドアに傷をつける理由は見当たりません。
刑事が調べたところ、見事ドアの傷はタッパーの位置、蓋の高さと合致しました。
というわけで、彼はリビングでの自殺と疑われたのです。
もちろん問題の設定上母親にも容疑はかかりますが、不問としてください^^;
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まだまだですね。
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