地縛霊を追い出そう
むた (2005/12/01(Thu) 18:07:34)
「むたさん、助けていただけますか?」
サツキが揉め事を持ち込んできた。彼女の隣には困った顔の老人と若い女性がいる。
「どんなこと?」
私が聞くと若い女性が話し出す。
「私はアオヤマヨシコといいます。こちらは大家さんのアベオサムさんです。」
彼女は自己紹介するとことの経緯を話し出す。
「私は5年前、田舎から出てきてこちらのアベさんのアパートで一人暮らしをしていたんです。無我夢中で働いていたんですが、去年こちらで彼氏が出来たんです。」
「うん、それで?」
「彼とは最初はうまくいっていたんですが、彼の仕事がうまくいかなくなって、彼が私の部屋に転がり込んできてから関係がおかしくなってきまして・・・。」
「別れたのかい?」
「そうしたいんで何度も別れ話をしているんですが、部屋に居座って出て行かないんですよ。」
この元カレくんは行くとこがないのであろう。だが追い出そうにも女の悲しさ、腕力ではかなわない。
「それに、話しかけても会話が成立しないし、わけのわからないことを言いまくるし・・・。」
「馬鹿と口喧嘩しちゃあかんよ。第一、喧嘩そのものが成立しない。」
「そうなんです。何であんな男に引っかかったのか・・・。われながら情けなくて・・・。」
「追い出すことは出来ませんかね?」
大家さんが私に懇願するように言う。この老人では若い男を追い出すのは不可能だろう。
「いや、無理矢理入ったものを追い出すのは不法侵入で何とかできるかもしれませんが、アオヤマさんのケースでは私らも手を出せないんですよ。」
申し訳ないが、民事不介入は結構な重さでかかってくる。裁判所の強制執行という手もあるが、金も時間もかかる。
「どうしたらいいですか?せめて知恵だけでも貸していただけませんか?」
そういわれると無碍にもできない。私はない知恵を振り絞る。そうだ!
「多分三万円くらいかかりますけど・・・。」
大家さんにある提案をする。
「わかりましたすぐ手配しましょう。その後は管理人さんと24時間体制で見張ればいいですね。」
「OKです。それと彼女にもやってもらうことがありますので・・・電話番号わかりますか?」
多分4箇所で充分だろう。彼女が嬉々として電話をしている。
それから1週間後、彼女から朗報が入ったことはいうまでもない。ただ一つのことを除いて・・・。
問題1:むた刑事が大家さんに提案した「三万円くらいかかること」(金額差はあるでしょうが)とは何でしょう?
問題2:むた刑事はアオヤマさんにどこにどんな意図で電話をさせたのでしょう?
三原ジュン (2005/12/01(Thu) 21:18:09)
こんばんは(^-^)
違ってたらすみませんが、このお話とそっくりな記事を
某超有名サイトで見ました。
本当に『どうしようもない男』ですよね…( ̄Д ̄;;
むた (2005/12/01(Thu) 22:07:39)
ばれましたか。(^^;
解答編を書いた後でそのサイトは明かそうと思っています。
先に書いたほうが良かったかな?ちなみに「くにみつの政」
でも似たアイデアがありました。
むた (2005/12/06(Tue) 22:36:50)
レスがないなー。ぶっちゃけ盗作がばれたのかな(^^;(開き直りすぎな俺)
まあ、よかったら挑戦してみて。
ヒント:現代の兵糧攻めともいう。
私もこの手で来られたら速攻で出て行きます。
P (2005/12/07(Wed) 22:51:58)
こんにちは〜
直接答え書いていいんでしょうか?
いちおう暗号化しましたが.
「348dcadec07db311b39274a04af83492 」答え(漢字2字)P(全角大文字)
> 彼女が嬉々として電話をしている。
この描写がなんとも…(笑)
むた (2005/12/08(Thu) 22:44:55)
Pさん、回答ありがとう。
一応試したのですが、私の回答とはあってませんでした。
答えはずばり書いて結構ですのでよろしくお願いします。
彼女は「これで終わりに出来る」と思ったのでしょうね。あるいは「いつまで耐えられるかな?」という意地悪な部分もあったのかもしれませんね。
むた (2005/12/09(Fri) 22:49:39)
うーむ、二日レスが止まった。自分的には早く終わらせたいんだが、困ったものだよ、ちょいと、奥さん(誰
ルナ (2005/12/10(Sat) 13:01:28)
むたさん、こんにちは〜。
>うーむ、二日レスが止まった。自分的には早く終わらせたいんだが
前半部分にはお応えできるのですが、後半部分には応えれるかどうか…。
何しろ私はボケ主体型ですから(^^;)
・彼女のバックにヤクザな人たちがいるように装った。
・彼女が家を留守にして、その間に不幸の手紙を元彼宛に3万円分送った。
・「出て行け〜!」で話題になったあの布団叩きおばさんを雇った。
・架空の彼氏をでっちあげ、家に呼んだりして、元彼を居にくくさせた。
・ピザ百人前、寿司50人前、天丼70人前など無謀な注文して、元彼を困らせた。
(裏でその人たちに協力を依頼している。)
まあ、正解はPさんが出してくれるでしょう。
むた (2005/12/10(Sat) 21:50:38)
ルナさん、回答どうもです。
今回のケースでは違いますが、架空の彼氏というのはストーカー対策に実際に使う手らしいですね。
ヒントを言うとここは彼女の部屋なんです。ということです。
むた (2005/12/15(Thu) 22:45:13)
もう1週間近くレスがないので答え書きます。(最近仕事でお疲れ気味な俺)
問1:鍵の交換(私が変更したときは27,100円でした)
問2:電気、ガス、水道、電話の解約
問1は入居者と大家さんの意思が一致すれば可能です。(入居者はあくまで女性)
問2はもともと彼女が一人暮らししてる部屋ですので、水道光熱費関係の解約は自由です。電話一本でその日のうちにとめることもつなぐこともOK。
この状況ではたいていの人は出て行くでしょう。正直ライフラインなしで生活するなんて今の自分の生活からは考えられません。
別解はあるかもしれないのでいいアイデアがあったら書き込んでもOKですよ。
(ただ現在のところ思考力が落ちているので気の利いたレスはできないと思いますが)
P (2005/12/16(Fri) 14:00:33)
ををぅ!? 書き込んだのをすっかり忘れてました.すいません(^-^;)>
私の答えはルナさんの5番目と同じ「出前」です.
この飽食の時代に兵糧攻めというから,てっきり逆に食べ物を送り続けるのかと思いました.
> 彼女が嬉々として電話をしている。
これで確信しました(笑) だって面白そうだもの.
ちなみに鍵の場合はともかく,ライフラインの解約ぐらいなら
サバイバルしてしまいそうですよ,私は(爆)
むた (2005/12/17(Sat) 11:45:21)
確かにライフラインだけなら何とかなりそうですな。(^^)
二つあわせるから恐ろしいわけですからね。
ちなみに、「探偵ファイル」というサイトからこの問題はとりました。
※ 問題中に使用されている人名、地域名、会社名、組織名、製品名、イベントなどは架空のものであり、実在に存在するものを示すものではありません。