税務調査の現場から
むた (2006/01/14(Sat) 16:04:42)
みなさま、こんにちわ。年末年始いかがお過ごしでしたでしょうか?
私は年末調整に追われて四苦八苦しております。これが終わると法定調書、そして2月からは楽しい、楽しい確定申告が始まります。こんな忙しい中で2月27日に法人会の仕事を手配してくれた部長には吐き気がするくらい感謝してます。きっとメチャクチャ嫌われているんだと思います。(いずれ勝負をつけてやる。)
さて年末調整は、よく「サラリーマンの確定申告」と言われるように普段、給与から天引きされている個々の社員の源泉税の支払い及び精算を会社が行なう行為です。これの趣旨は、本来個人の所得税を計算するのは確定申告を行なうのが原則ですが、社員に代わって会社が計算して税金を支払うというものです。きっと税務署の都合でできた制度だと思います。
それで、この源泉税。税務署が会社を調査するときによく狙ってくるところではあります。たとえば、こんな会話は税務調査の現場ではよく聞くものです。
税務署職員「なぜ、社員の給与の源泉税をお支払いしていないのですか?」
社長「社員の要望で全額渡しにしているんです。彼らは自分で確定申告しているというのでそれを信用しました。」
税務署職員「しかし、源泉税を支払うのはルールなのでお支払いくださるよう手続きいたします。」
社長「待ってください。社員は確定申告をして確かに払っているんですよ!」
税務署職員「それはわかってます。」
というわけでここで問題となります。
問題:税務署職員は社員が税金を払っていることを知りながら、会社に源泉税を支払わせるよう手続きをとろうとしています。これはあるルールがあるためなのですが、一体それはどんなルールでしょう。
むた (2006/01/17(Tue) 17:06:35)
やばいのでヒントを。(俺の問題はこういう傾向が多いな)
「家来の家来は家来にあらず。」
社長さんは大変です。(−−;
@yunocchi (2006/01/18(Wed) 09:58:57)
むたさん、お久しぶりです^^
あの...これって普通に答えちゃっていいんですかね?^^;
余談ですが私も今、年調の真っ最中です。
今年はみんな戻らないなぁ...(ぉ
むた (2006/01/18(Wed) 19:44:28)
お久しぶりです。YUNOさん。
瞬殺はむしろ望むところです。この問題を書いた動機は、この間職員研修会に講師をやりにいったのですが、間違って覚えている人たちがベテランの中にも多くてこりゃいかんと思ったというものです。
回答は1行もしくは2行で書けます。3行以上なら間違いかな・・・(^^;
まあともかく参加お願いします。(ここ数年、控除額改正しまくりで所得税は上がる一方ですよね・・・。)
@yunocchi (2006/01/19(Thu) 13:41:13)
あはは^^;
懐かしいキャラ名で呼んでいただいて(笑)
実は税法苦手です(殴
うろ覚えですが、社長さん(事業主さん)=『源泉徴収義務者』でしたよね?
...これを文章にするのは難しいので出直してきます( ̄▽ ̄;
むた (2006/01/19(Thu) 22:36:38)
いえ、お疲れ様でした。正解です。正確には「源泉徴収支払義務者」です。
回答としては「給与を支払う事業者が源泉税を支払う義務がある」となります。
それで、「源泉徴収支払義務者」という言葉からわかるように、事業主は源泉税を徴収する義務と支払う義務があるということになります。
だから問題文のケースはおそらく税務署の人の耳には「私は徴収義務を果たしていない。だから支払義務も果たさない」と言っているように聞こえるでしょう。これでは「二重の義務違反だ」と言われても仕方ないことになります。
講義をした後の質問で、「社員に払う義務があるんじゃないんですか」といわれたときは恐ろしくなりました。このような職員が担当している顧問先にこういう問題が発生したとき責任問題が発生しないことを祈るしかありません。でも俺が説明したこともあの職員たちはもう忘れているんだろうな・・・。
@yunocchi (2006/01/20(Fri) 10:25:04)
おはようございます^^
あらっ( ̄▽ ̄;合ってましたか^^;
というか、そういう勘違いって怖いですね〜...。
私も気をつけねば...^^;
勉強になりましたw
※ 問題中に使用されている人名、地域名、会社名、組織名、製品名、イベントなどは架空のものであり、実在に存在するものを示すものではありません。