遠隔殺人

斑猫 ◆XMrov1pg　(2004/12/15(Wed) 19:25:54)

「主人の死因はわかりましたのかしら。」
「検死解剖でもさっぱりです、睡眠中の突然死としか言えません。
　ただ調べたところ死亡時にあなたと電話中でした。」
「はい、電話はしていましたが会話はしていません。
変な話ですが私、主人のいびきを聞かないと安眠できませんの。
先月主人が沖縄に行ってからは毎晩ホテルの部屋に電話してました。
主人には受話器を持ったまま眠ってもらいます。
そのいびきを聞きながら私も眠りますの。」
「電話中にお互い眠るのですか？電話は切らずに？」
「朝起きて切ります。東京と那覇ですから電話代は少しかかります。」
「死亡当日の電話は？」
「やはりほとんど会話はせず、私もすぐ眠ってしまいました。
　朝にそのまま電話を切りました。」

「通話記録の裏はとったか。」
「これっす、俺こんなすごい電話代はじめて見たっす。」
「夫人の友人とかいう女の話は？」
「会話中に夫人がぽろっと『夫を殺すいい方法がある』と言ったとか。」
「実際そのとおりに夫はぽっくり、遺産はごっそりか。」
「でも東京と那覇っす。電話じゃ殺せないっす。」
「何か方法があったはずだ。」
「ジョークを聞かせれば腹がよじれて死ぬっすね。
　いきなり大声をだせばショック死、心臓停止っす。」
「いやガイシャに心臓疾患はなかった。
　深夜から朝まで連日繰り返されたこの膨大な通話時間にカギがある。」
「しゃべり続けて眠らせなかったっすね。夫は睡眠不足で死んだっす。」
「ガイシャは死亡当日も普通に仕事をした、眠そうでも疲れてもいなかった。」
「それなら眠った夫に延々と朝まで呪いの歌を聞かせ続けたっす。」
「なんだその呪いの歌というのは？」
「貞子に歌わせるっす。」
「（ため息）催眠術をかけた相手に電話でキーワードを言って
　暗示を発動させる事はできる。眠った相手に暗示を繰り返して
　暗示を強めていたのかもしれない。」
「屋上から飛ぶ・屋上から飛ぶ・屋上から飛ぶ・って感じっすね。」
「だがガイシャは睡眠中の自然死だ、暗示で何か行動したのではない。
　それに生存本能が拒絶するから死につながる暗示は難しい。」
「暗示でも催眠術でもないって事っすね。
　猛獣が吠える声を聞かせれば夫は悪夢を見る、うなされて死ぬっす。
　ガラスを爪でひっかいて聞かせれば、ストレスで死ぬっす。」
「不可聴域の音波が精神に影響するという説はある。
　ただ電話回線は不必要な音域をカットしてたと思う。」
「わかったっす、超音波っす。まず窓ガラスを超音波で割ってから、
　コウモリと蚊を呼び集めて夫を襲わせた・・・・ひぃぃぃぃ先輩痛いっす。」
「それ以上くだらない事を言うと明日から交番勤務だからな。
　彼女は電話という道具をつかって
　もっと夫の死に直接つながる何かをしたんだ。
　本当に“呪い”のように夫の寿命そのものを消す方法があれば・・・・
　電話のむこうでは夫が寝ていた・・・・・・そうか！」

問題　この恐るべき遠隔殺人のトリックは？
　　　　今回はジョーク問題です
　　　　あまり真面目に考えすぎないでください



うーん、わからないですねえ。
ジョークですか…。苦手分野かも。（苦手分野、暗号・あるなし・etc…）
ヒントを待ちましょう。
スレ汚しすいません…。m( _ _ ;)m


催眠術を掛けて、「息を止めて、そのまま」・・・死んだ。
ジョークならこんな感じでしょう。


斑猫さん、毎度です。
早速解答ですが。
睡眠をどんどん深くしたのでしょうかね？
イビキ・・・イビキ・・・
そういえば、睡眠中の急死の中には、窒息死があります。
イビキが出る人は危険なんです。
聞いたこと有りませんか？無呼吸症候群って・・・
これは、イビキが止まってしまうのですが、１分位ざらです。
そして、これは眠りが深いほど・・・死に繋がりやすくなります。
つまり、犯人はイビキを聞いて、被害者が無呼吸症候群である事を知った。
そして、犯人は眠りを深くする方法を探した・・・
それは、催眠術ではないかもしれません。
α波音楽を流したりして、睡眠を深くしました。
それによって、無呼吸症候群で窒息したのでしょう・・・

真面目すぎですかね？？


斑猫こんちわ。
むずかしいですね〜。じゃあシャレっと考えて解答を・・・
・実はお話ししてた電話は携帯だった。携帯を使い、沖縄までいって殺した。
もし、普通の電話で話した記録があるのであれば、転送機能を応用してとか・・・
違いますね。タイトルと異なってしまうから。
・電波で殺害！電波は身体に悪い！奥さんの方は電波は身体に悪いので通話おしたまま、違う部屋などにおいて自分の身を守ったということで。
もう少し考えマース。



斑猫さんこんちわ。
むずかしいですね〜。じゃあシャレっと考えて解答を・・・
・実はお話ししてた電話は携帯だった。携帯を使い、沖縄までいって殺した。
もし、普通の電話で話した記録があるのであれば、転送機能を応用してとか・・・
違いますね。タイトルと異なってしまうから。
・電波で殺害！電波は身体に悪い！奥さんの方は電波は身体に悪いので通話おしたまま、違う部屋などにおいて自分の身を守ったということで。
もう少し考えマース。


黒ラベルさん　どうも
>催眠術を掛けて、「息を止めて、そのまま」・・・死んだ。
「生存本能が拒絶するから死につながる暗示は難しい」
「暗示でも催眠術でもないって事っすね」
いくらジョーク問題でも「遠隔殺人」でトリックが「催眠術」では
皆さんも納得しませんよね

TK4さん　どうも
なるほど無呼吸症候群ですか
無呼吸症候群による死亡を人為的に起こせるのでしょうか？
眠りの深さと無呼吸症候群は本当に関連するのですか？
無呼吸症候群の患者であっても
眠りが深くなったという理由だけで死ぬとは思えません
もし夫がそんな重度の無呼吸症候群であったら
夫人が何もしなくても、ほっとけば死にますよね



「先輩難しすぎるっす。ヒントをだすっす。」
「“遠隔殺人”とか“電話”とかを考える前に重要な点がある、死因だ。」
「でも検死解剖しても判らなかったっす。」
「それがおかしい。例えば無呼吸症候群なら呼吸不全の症状とか
　解剖すればなんらかの死亡原因が見つかるはずなんだ。
　ガイシャは、なんの異常もなくただ死んでたんだ。」
「ああ、それで先輩はこう言ったっすね。
　　『本当に“呪い”のように夫の寿命そのものを消す方法があれば』って。
考えてみれば警察が自然死と認めてるっすから、
　もう夫人の完全犯罪は成立してるっす。」
「だいたい夫人の東京でのアリバイの話がでてこなかっただろ。
　遠隔殺人の事件なら普通はアリバイトリックだぞ。」
「作者が書き忘れたと思ってたっす。」
「アリバイうんぬんはこの事件には必要ないんだ。
　夫人がすごいトリックを使って沖縄に行ってたとしても
　どうやって検死でも判明しないように殺せる？
　この事件の謎はただひとつ“殺害方法”なんだ。」
「その殺害方法のヒントがほしいっす。」
>『彼女は電話という道具をつかって
> 　もっと夫の死に直接つながる何かをしたんだ。
>　本当に“呪い”のように夫の寿命そのものを消す方法があれば・・・・
>　電話のむこうでは夫が寝ていた・・・・・・そうか！』
「この部分でほとんど正解を言ってるようなものだぞ。
　その前の部分は、おまえにわざとバカ話をさせて他の答を封じただけだし。
　でもそれで問題文はやたらに長くなって誰も読んでくれなくなった。」
「でも殺害方法わからないっす。」
「電話をひとまず忘れてみろ。
　おまえは熟睡した俺を偶然に見つけたとする。
　でも触ったり道具を使うんじゃないぞ。
　それをすれば俺が死んでしまう事ってないか？
　横で見てる者が『そんな事やめなさいよ』と笑って止めるような事だ。」
「先輩が勤務中に寝ていたと署内にふれまわるっす。
　『このグータラ刑事をクビにしろ』と写メールをばらまくっす。
　先輩の刑事生命は終わるっす・・・・ひぃぃぃぃ先輩痛いっす。」



　心臓にペースメーカー入れてる人なら携帯の電波で狂わせて・・・。あれって本当なのかなあ？


むたさん　どうも
>心臓にペースメーカー入れてる人なら携帯の電波で狂わせて。
>あれって本当なのかなあ？
変な話だよね
隣で携帯を使われたぐらいで誤動作をする埋め込み型ペースメーカーが
もし本当にあったらそれは絶対欠陥商品だと思う
ペースメーカーの人がいるという理由で電車内の携帯電話使用が禁止されるなら
雑踏の中とか人が集まった場所すべてで禁止しないとおかしい
>いやガイシャに心臓疾患はなかった。
という訳で　この問題にはペースメーカーは無関係です



　黒　の　M　M　で　す　。
自分だったらショック死しそうになるのを一つ

黒板に
爪を立てかけ
滑らせる

でどうでしょう？ｗ
あ。でも電話だと聞こえないのかな？


下らない・・・かもしれませんが、一つの可能性として。
イビキが聞こえるという事は、受話器を当てていた訳です。
それが・・・口の上に・・・
そして、窒息したと・・・
もうちょっと考えて見ます。


こんにちわ

放っておくと寝たまま死ぬような状況ですか・・・
雪山で凍死くらいしか思いつきません。
ということで、
「酒を飲ませて、エアコンをガンガンに入れさせて（タイマーオフ設定）
低体温症で死なせた」でよろしく。
エアコンが切れれば那覇なので、室温はすぐにもどるでしょう。
酒でなく睡眠薬でも良いんですが、
それだと自分でエアコンを強くしないだろうな。
ちなみに素面だと死ぬ前に１度は目を覚ますらしいです。



えっと。
ジョークってことなので
「たまたまその日が寿命だった」とか
ありでしょうか？


１、お経を唱える
２、電話口で百物語
３、神を装い天啓を与える（操って殺す）
自然死にならんかｗ
やっぱり、音声に関係あるのかな〜？

あ〜、家電や医療機器が無線によって誤作動を起こすのは本当です。
ただ、１メートルぐらい離れてれば問題ないらしいので、規制が緩いのかと。それに、今は専用の電波を遮断する板みたいなのがありますし。



小ばかさん　どうも
エアコンも道具ですね　道具なしで殺せませんか

門亭梅村さん　どうも
>「たまたまその日が寿命だった」とか
それは　殺人じゃないって

ceiling-walkerさん　どうも
>２、電話口で百物語
百物語って　全部終わると確か
その場で実際に幽霊が出るとか　怖い事が起きるんでしたね
もし『百物語を聞かせれば相手は死ぬ』という事がいわれていたら
正解にしたかったです
発想の方向は一番近いです
というか早く正解だしてください



こんばんは〜。斑猫さんの問題初挑戦！

あくまで自然死ではなく、夫人が殺した（というか死なせた？）ことには間違いないわけですよね。
しかも何も道具を使わず・・・？難しい〜。

とりあえず、ジョークらしいので、こんなのどうでしょう？
寝ている夫の耳元で「寝るな！寝たら死ぬぞ！」と声をかけ続けた。
夫は暗示にかかり、本当に死んでしまった。

これじゃ黒ラベルさんの催眠術と同じ？（＾＾；


「うーん、寝てる人にすれば死んでしまう事っすか。」
「おまえは夫人が電話で夫に『何を聞かせたか』ばかり考えたな。
　でも夫が眠ると、東京の夫人は受話器を必死に耳に当てていたんだ。」
「は？つまり、いびきを聞いていたのは本当って事っすか？」
「それは・・・・・」
「すみません、僕を呼んだ刑事さんですか？」
「お待ちしてました。お呼びたてして恐縮です。どうぞおかけください。」
（先輩、どなたっすか？）
（夫人の嘘をあばく決定的証人だ）
「僕に聞きたい事というのは。」
「故人とは学生時代に親しかったとか。」
「ええ、寮が同室だったんです。」
「それなら夜は悩まされたでしょう。」
「本当にうるさかったですね。僕は毎晩耳栓をして寝てました。」
「わかったっす！そんなすごいいびきなら夫人も慣れるわけないっす。
　それが嘘だったっす。」
「え？いびき？？なんの話ですか？」
「・・・・・・・・・？」



こんばんは〜。

いびきじゃないけど、うるさくて眠れなくなるほどの物・・・
それはもしかして寝言でしょうか？

昔聞いたオカルティックな話で、他人の寝言に対して話しかけてはいけないというのがありました。
そうすると話しかけられた人は二度と目覚めなくなるのだとか。
つまり夫人は、夫が寝言を言うのを待っていて、それに合わせて会話をしたのではないでしょうか。


Vegaさん　正解です　おめでとうございます

では　解決編をどうぞ



「彼女が夫の眠る音を毎晩聞いていたのは本当です。
　でもそれは“いびき”ではなく“寝言”だった。
　彼女は毎晩眠らずに受話器を離さなかった、
　そして夫が“寝言”を言うたびに“返事”をしていたのです。」
「俺の婆ちゃんは寝言には絶対に返事しちゃならんと言ってたっす。」
「地域によって『寝言に返事をすると寝てる人は死ぬ』とか
　　　　　　　　　『寝言に返事をされると寿命が縮む』とか言います。
　彼女はこれを殺人に利用したのです。
　死因がわからなかったのも当然です、
　これほど奇抜な殺害方法は初めてでしょう。」
「そうか、俺は彼女が電話で夫に『何を聞かせたか』ばかり考えたっす。
　彼女が電話で『聞いていた』寝言こそがカギだったっす。さすが先輩っす。
　ひとつわからないっす。この方法で殺せば警察は自然死にしか見えないっす。
　わざわざ電話を使って遠隔殺人にする必要ないっす。」
「夫人は医者でも検死の専門家でもない。
　検死で他殺の疑問がでてくる可能性を考えた、それで遠隔殺人を思いついた。」
「そうか夫人は最初に死因が判明したか気にしていたっす・・長い伏線っす。」
「皮肉にも遠隔殺人だったので事件が俺の目にとまる、それが夫人の誤算だった。
　夫が隣に寝ている時に殺していれば、真相は誰にも判らなかっただろう。」

《補足》
このトリックの犯人は大人なのでジョーク問題になったが
遠くへ転校した友達を電話で殺したと思い込む子供の話にすれば
けっこう「ほのぼの系ミステリー」になるかもしれない
書き直してみようかな
でもまともな作品になると、こんなところ（笑）で発表するのはもったいないかｗ



『寝言に返事をすると寝てる人は死ぬ』ですか・・・
そう言えば、聞いたことあるかもしれません。
どこから発生した迷信なのでしょうかね。
昔、友人が寝言同士で会話していたときは笑いました。
まあ片方は「うるさい」「黙れ」しか言っていませんでしたが。

今後もよろしくお願いします。


>そう言えば、聞いたことあるかもしれません。
>どこから発生した迷信なのでしょうかね。
google　で　「寝言 返事」　は　23,100Ｈｉｔｓでした
興味があれば　どうぞ

こんなのもあった（笑）
私のダンナは寝言がすごくて、寝言に質問したりすると返事が返ってくる。
わたしはそれでダンナの嘘を2、3度発見したことがある。
ダンナが浮気をしているようなので、夜ダンナが寝ている時に、
「だーれダ？」と問い掛けると、私と違う名前を答えたんです。
（心理催眠教室の先生の解説）
人は浅い睡眠（レム睡眠）の時、一番無意識の状態となる為、
寝言等で本音を言いやすいと言われている。



※　問題中に使用されている人名、地域名、会社名、組織名、製品名、イベントなどは架空のものであり、実在に存在するものを示すものではありません。