奇跡のカンニング

斑猫 ◆XMrov1pg　(2005/05/13(Fri) 21:54:18)

ジョーク問題です　意外に長文になったしまいました
氏名はすべて架空です
--------------------------------------------------
学年主任の坂元が声を張り上げる。
「Ｃクラスのおまえたちが集団カンニングをしてるという噂がある。
　この物理のテストは先生９人で徹底的に監視するからな。」
俺たちの携帯・ポケベル・ＰＨＳなどはすべて没収された。
教室の中に仕掛けや細工がないか厳重に調べられた。
教室にあったテレビやスピーカーまで取り外された。
外部からのどんな通信・連絡も不可能になった。
「試験始め。」
３０分が過ぎる。俺のマークシートはまだ全部白紙だ。
佐々岡が手を上げる。
「書き終えたので、退出していいですか。」
佐々岡は自分の答案を教卓に提出して教室を出て行く。
よし、さすが開校以来の秀才といわれる佐々岡だ。
全国模試でも１０位以内のあいつはこんなテスト楽勝だ。
佐々岡様、おまえだけが頼りだぜ。
「む、さてはおまえたち！」
坂元が、白紙のままのみんなのマークシートに気付く。
「佐々岡だな？あいつがおまえらに答を教えるのか。」
しまった、バレた。
「大石先生、窓のカーテンを閉めてください。
　宮内先生、廊下に誰もいないか見てください。
　山田先生、木村先生、大沼先生、
　壁、床、天井をもう一度点検してください。
　滝沢先生、念のため窓の外で監視してください。
　水口先生、佐々岡のいた席を調べてください。
　森先生は佐々岡を追いかけて。
　あいつから目を離さないで。」
まずい。
今ごろ佐々岡は図書室で正解をチェックしている。
それから俺たちに答を教える手はずになっていた。
それなのにあらゆる連絡手段が封じられてしまった。
通信機器が持ち込めなかったのでＡ案Ｂ案Ｃ案が不可。
佐々岡に監視がついたためＤ案Ｅ案もダメ。
カーテンまで閉められたのが痛い。
発光信号をつかうＦ案まで実行不能だ。
坂元のおっさん、なかなかやるな。
だが俺たちにはまだ奥の手のG案があるぜ。
さあ佐々岡、頼むぞ。


「坂元先生、どういうことですか。
　カンニングは不可能だったはずです。
　それなのにＣクラス全員が９０点以上です。
　１００点が佐々岡君の他に３４名います。」
「すみません校長。
　ただクシャミが暗号か合図だったんだと思います。」
「クシャミ？」
「佐々岡が退出すると、残った生徒たちがしきりにクシャミをはじめたんです。
　あれで答を教えあってたに違いないです。」
「教えあうといってもあの物理のテストで
　１００点を実力で取れるのは佐々岡君だけです。
　カンニングペーパーを使っても他の生徒には無理でしょう。
　答を教えたのは佐々岡君のはずです。」
「そうか・・・誰かが佐々岡から正解を受け取る。
　そいつはクシャミでクラス全員に伝える。
　他の生徒のクシャミはそれをごまかすダミーだったのか。」
「佐々岡君は教室から退出するとき、メモを残すとか、
　信号を送ったとかしたんでしょうね。」
「佐々岡の教室内での行動は、私が厳重に監視していました。
　クシャミを含め不審な行動はまったくありませんでした。
　他の生徒との連絡や接触は不可能でした。
　教室をでた佐々岡は校舎の反対にある図書室に行きました。
　以後テスト終了まで教室には近づいていません。」
「うーん・・・・・それは変ですね。
　佐々岡君は教室にいる誰かに、
　遠くからテレパシーでも送ったんでしょうか。」
「図書室で佐々岡は司書の先生と
　ただ普通におしゃべりをしていたみたいです。」
「クラスの中に佐々岡君の双子の弟とか相思相愛の彼女とかいませんか。」
「校長、超能力じゃあるまいし離れた相手の考えなんて判るわけないです。」


問題　どんな方法でカンニングは行われたのでしょうか？



ども。
白紙のはずの佐々岡君が何故百点なんでしょうか。そこまで含めて問題でしょうか。と言ってみる。

司書の先生が、少し怪しいです。

とても優しい私は、佐々岡君から事情を話され、「やってみるわ」と言った。
9名の先生たちは佐々岡君と生徒たちを徹底的にマークしているから、教室に入ってきた私にまで気が付かなかった。いや、気づいたとしても応援部隊だと思っていたかもしれない。
だから、私が簡単な信号を送っていても、誰も気づかなかった。教室内の生徒のほかは。

幸い、そのことは他の先生方にはばれず、なんとか司書を続けている。
Cクラスの人がたくさん私に話しかけてくるようになったのは嬉しいが、私は念のため、たびたびこう言っている。
「もうあんなこと、ごめんだからね。」

とか、ならないかなぁ。


斑猫さんこんばんは！
未だに斑猫さんの問題に正解の無いrefrainです！(ToT)
ジョーク問題とはいえ全力で瞬殺狙います！
＞クシャミが暗号か合図だったんだと思います。
＞佐々岡は司書の先生とただ普通におしゃべりをしていたみたいです。
以上から司書の先生との会話の中でクラスのみんなの噂話をする事で
クシャミを誘発しサインとした。で、いかがでしょうか？


こんばんは〜。

>未だに斑猫さんの問題に正解の無いrefrainです！(ToT)
今回は正解かもしれませんよ〜。

試験がマークシートというのがポイントと思います。
１誉められ、２けなされ、３惚れられ、４風邪と言われるように
噂話の内容でくしゃみの回数は変わります。

おそらく、クラスメートひとりひとりに担当の問題を割り振って、
その人のくしゃみした回数＝担当する問題の解答、という風に決めておいたのでは。
あとは佐々岡君が、答えの番号に合う噂話を司書の先生にすればいいのです。


斑猫さんこんにちは！
Vegaさんフォローありがとうございます！m(__)m
＞今回は正解かもしれませんよ〜。
そうだとうれしいな。いつも私は書き足りないようなので追加して
出席番号と問題の番号を照らし合わせその子のクシャミの回数を
解答とする。
＞１誉められ、２けなされ、３惚れられ、４風邪と言われる
Vegaさんの書かれたように回数を調整しますが風邪はひかせられない
でしょうから１番の子がクシャミをせずに２番の子がクシャミを
はじめたら１番の答えは４といった感じかと思います。（ジョーク
問題でここまではいらないかな？）(^^)


SHOさん　どうも
>白紙のはずの佐々岡君が何故百点なんでしょうか。
書き方が悪かったかもしれません
「白紙のままのみんなのマークシートに気付く。」は
佐々岡くんが教室を出た後です
みんなとは佐々岡君以外のみんなです

優しい司書の先生はいいですね
学校にはこんな先生が一人はいてほしいですね

refrainさん　Vegaさん　もちろん正解です
>未だに斑猫さんの問題に正解の無いrefrainです
そうでしたか？
今回は瞬殺でした　おめでとうございます

>１誉められ、２けなされ、３惚れられ、４風邪
>その人のくしゃみした回数＝担当する問題の解答、
はいそれでも正解です　すばらしい推理です

一応用意した正解です

全員が確認できるように一番前の席の生徒に
または、特徴的なクシャミをする生徒に
番号をふります
青木（１）浅田（２）天野（３）・・・・・・・

正解が　問１　３　問２　１　問３　２　だとします

佐々岡君は司書の先生にクラスメイトの噂をしたのです
「天野はケチで、青木はマザコン、浅田は水虫なんです。」
教室では、天野・青木・浅田の順にクシャミをします
みんなはそれを見て「３　１　２」と答を書いたのです

>１番の子がクシャミをせずに２番の子がクシャミを
>はじめたら１番の答えは４といった感じかと思います。
>（ジョーク問題でここまではいらないかな？）(^^)
いや私は考える
私の方法だと問題と正解がズレるのが怖いので
佐藤君のクシャミ＝次が問11
鈴木君のクシャミ＝次が問21
こういう人間も用意しておきます



>全員が確認できるように一番前の席の生徒に
>または、特徴的なクシャミをする生徒に
>番号をふります
>青木（１）浅田（２）天野（３）・・・・・・・
なるほど！そっちの方が選択肢が多い場合にも対処できますね。
私の解答だと３択以上はできなくなってしまう（＾＾；
（refrainさんの仰るとおり、４は不可能でしたねｗ）

うーむまだまだ考えが浅いな・・・
ていうか、斑猫さんの問題で今までに正解できたのってジョーク問題だけだったり＿|￣|○


※　問題中に使用されている人名、地域名、会社名、組織名、製品名、イベントなどは架空のものであり、実在に存在するものを示すものではありません。