千里眼
箱 (2005/06/03(Fri) 00:16:41)
ここに来るのは、何ヶ月ぶりでしょうか。お久しぶりです、箱です。もろもろの事情で、長らくここへは着ていませんでしたが、よろしくお願いします。
では、話の本筋に。
千里眼を持つという男と、その助手は、彼らのいわゆる「力」をあばこうと躍起になっている学者との対決の真っ最中だった。(TRICKのノリで)
千里眼の男は、左目に眼帯をした、いかにも怪しげな男で、その助手はごく普通の男(あえていうなら、その雰囲気は、何か医者を思わせるところがある)であった。学者という男の描写は、省く。(と、いうのは、この男が、ごくつまらない人間だからである)
「では、その紙に、何でも好きなことをお書きください」と、千里眼の男は言った。学者はすかさず、
「その前に、その眼帯を見せなさい。いかにも怪しい眼帯だね」
男は学者ではなく、部屋の隅をじっと見ている。
「おい、君?」学者が言う。
「あ、ああ、失礼」
男は眼帯を取って、助手に渡すと、助手はそれを学者に渡した。
「結構、重いね。中に盗聴器か何かが入っているのではないかい?」そういって、
(その眼帯には、チャックがついていた)チャックを開くと、穴が幾つも開いた、銅板を取り出した。重いのはそのせいだ。
「やっぱり。この眼帯にも穴が開いていて、眼帯をしていても、それを通して外が見えるようになっている。こんなもんかね、君のトリックは。それとも、盗聴器か何かで助手から教えてもらうのかい?」
「そんな穴ぼこ、当てにしていないよ」と、男は言った。相変わらず、頬杖をつきながら、部屋の隅を見つめている。
「どうやら、盗聴器は無さそうだ」学者は言った。
千里眼の男が、眼帯をし直し、その上から両目を隠す布で覆った。(この時、彼の両目は完全にふさがっていた)学者は、紙に字を書いた。
実験を見ていた助手が、部屋を出て行った。学者は横目でじろりとにらんだが、
「まあ、彼が男と交信する手段も無い。大丈夫だ」と、思った。
少しして、助手が戻ってきた。男は、まだ、透視を行っている。
「わかりました」男は言った。その答えは、学者の書いたことと、完全に一致していた・・・。
さて、千里眼のトリックとは何でしょう?(結構無理があるトリックかな、と思いますが、そのヒントは全て物語の中に記されています)
斑猫 (2005/06/03(Fri) 00:48:13)
箱さんどうも はじめましてでしょうか
見当がつきませんが様子見の推理です
学者の書いた字が
ひらがなやABCの一字であれば
助手の行動だけで伝達できます
例えば第一の行動
1右のドアから出て行く
2左のドアから出て行く
3右のドアの前に立つ
4左のドアの前に立つ
5右のイスに座る
6左のイスに座る
第二の行動
1すぐ戻ってくる
2しばらくして戻ってくる
3かなり後から戻ってくる
これで18通りの組み合わせがあります
さらに歩数・歩く速さ・足音の大きさを信号に使えば
文字の伝達は十分に可能です
眼帯はオトリだったのでは
refrain (2005/06/03(Fri) 01:26:33)
箱さんこんばんは!はじめましてですよね?
さっそく行きます!
部屋の隅に近い位置にいた様なので助手が部屋を出て行く時に
千里眼の男がいる角の対角に当たる位置から小声で内容を伝えた。
焦点から焦点へだと他の人に聞こえない声でも伝わる事を利用したトリック。
いかがでしょうか?
達磨 (2005/06/03(Fri) 19:39:53)
箱さんお久しぶりです^^
名前を見たとき「うぉ」と思ったので
たぶん一度は書き込んだことがあると思います。
では本題へ。
眼帯の穴がキーでしょうか。
座る位置を完全に固定して、
頭の位置も眼帯の穴の一番左上を特定の場所に合わせるなどして固定してしまえば、
助手の一部(例えば右手など)がどの穴から見えるかで
数文字の言葉でも伝達できるかな。
手の形で、穴が50もなくても可能でしょうし、
さりげなく手を少し動かしたり数歩動くだけなら怪しまれないでしょう。
斑猫さんの
>第二の行動
>1すぐ戻ってくる
>2しばらくして戻ってくる
>3かなり後から戻ってくる
ここを利用すれば、ローマ字・日本語(ひらがな・カタカナ・漢字もしくは
漢字まじりなど)も使い分けることができるかな。
助手とのかなり綿密なシミュレーションが必要になりますが。
箱 (2005/06/03(Fri) 23:34:51)
お答えくださり、ありがとうございます。
斑猫さん・かなり詳しい推理、ありがとうございます。ですが、真相は、もっと単純なものです。
refrain さん・これまた、かなり専門的なトリックです!(自分のようなものには、思いもつかぬ推理です)ですが、今回のトリックを解くのに、専門的知識は、あまり要らないと思います。
達磨 さん・どうも。男の目は完全にふさがっていたので、助手の動作から読み取ることは不可能だと考えてください。
この問題は、文章の細かいところにも、ヒントが隠れています。(かなり細かいところにも、です)文一つ一つを疑ってかかり、データを集めれば、ある一つのことが分かってくると思います。まずは、「もしかしたら・・」と、想像してください。
Vega (2005/06/04(Sat) 00:56:49)
こんばんは、お久しぶりです!
今回は心理系の問題ではないのですねぇ〜残念。
(でも挑戦するのですが)
えと、解答する前に質問なんですが、
千里眼の彼は、学者が紙に何かを書いてそれを透視する間、目隠しをしたままなんでしょうか?
だとすると視覚を使ってのトリックは完全に不可能ということになるんですが・・・
とりあえず、思いついたのを2つ書いてみます。
〜その1.透視の間、目隠しを取っていた場合〜
千里眼の男は、千里眼まではいかなくても、実は大変視力がよかった。
そして、彼がじっと見つめていた部屋の隅には小さな穴があいていて、
透視の最中に部屋を出た助手が、その穴の向こう側からサインを送る。
〜その2.透視の間も目隠しをしたままだった場合〜
銅板の付いた眼帯は、実は助手の男(実は眼科医)が開発したもので、
それを一定時間付けて遠くを見続けると、眼帯をしている側の視力が飛躍的に高まる仕組みになっている。
(目のピント調整をずらす効果とでも言いましょうか)
トリックを暴こうとする人は必ずその眼帯が気になり、怪しいところがないか外してみろと言うので、そこで外して見せた後、左目にしていた眼帯を右目に付け直す。
すると左目は、目隠しの布目からでも書いたものが見えるくらいに視力が高まっている。
透視の途中で助手が出ていったのは、ただトイレに行っただけ(w
斑猫 (2005/06/04(Sat) 00:47:33)
「その紙に、何でも好きなことをお書きください」と言われて
学者は素直に「何でも好きなこと」と書いてしまった
・・・・これは違いますね
千里眼の男が頬杖をついているのがポイントでしょうか?
頬杖とは、頭の骨を腕の骨を間に挟んで机とくっつける事です
助手は真下の部屋に行き、天井にメガホンを当ててしゃべる
それを千里眼の男は骨伝導で聞いていた
refrain (2005/06/04(Sat) 01:33:53)
箱さんこんばんは!
単純に思いつきで
助手が学者に催眠術をかけてこちらの思い通りの文字を書かせた!
で、お願いします!
はじめまして (2005/06/04(Sat) 07:57:24)
助手は実際医者であり・・
千里眼の男の耳に盗聴器で聞こえるように器具を埋め込んだ・・
線分ft (2005/06/04(Sat) 19:38:12)
こんばんは
月見れば千々に物こそ哀しけれ……線分ftです。
(それは大江千里だろうが)
さて、思いつきを一つ。
眼帯の銅板が邪魔になり、目隠しをつけても目と目隠しは密着せず
目の直ぐ下には少し隙間が出来る。
(本文の「彼の両目は完全にふさがっていた」が問題ですが……)
そこから、学者の書いた言葉を見ていた。
部屋の隅を見ていたのは下の僅かな隙間から物を見るのに慣れる為。
……助手は無視です(笑)^^;
達磨 (2005/06/10(Fri) 21:13:01)
箱さんこんばんは^^
ひとつ、思いつきました。
>「もしかしたら・・」と、想像してください
ええ、もしかしたら・・・
いやでも無理があるかなぁ、と思いつつ
>結構無理があるトリックかな、と思いますが、
とのことなので書きます。
男は精巧に造られたロボットだったのでは?
そうだとすると幾つかつじつまの合う個所が出てきます。
助手が出て行ったのは、操作している人の所へ内容を伝えに行った。
あらい (2005/06/15(Wed) 15:22:24)
どうも初めまして。あらいといいます。
問題を解くにあたり、ポイントは・・・
1,なぜ眼帯をしているか
2,なぜ部屋の隅を見つめているか
にあると考えました。
眼帯は如何にも怪しいものらしいので、そこに意識を引きつけるフェイクのものか、
それとも銅板が何かの意味を持っているかでしょう。
私は後者の解釈を採用し、次のような推理をしてみました。
部屋の隅には小さな針があった。
助手は、部屋を出ると答えをモールス信号で打つ。
こたえは電気信号となて、部屋の隅の針から発信され、
男は眼帯の銅板でそれを受ける。
その電気刺激の間隔で、こたえがわかる。
いかがでしょうか?
?? (2005/06/15(Wed) 16:42:42)
学者も仲間?
Σ (2005/06/18(Sat) 14:50:45)
助手が戻ってきたときに紙をみたとか
両目を隠す布に穴が開いていたとか
眼帯を渡すときにわざわざ助手に渡さなくても自分で渡せばいいのになぁ。
※ 問題中に使用されている人名、地域名、会社名、組織名、製品名、イベントなどは架空のものであり、実在に存在するものを示すものではありません。