スマートな解答求む
越智月久 (2004/02/29(Sun) 09:13:37)
答えは出ます。しかし、答えを出すまでのセンスを求めます。
スマートな解答を提出して下さい。
(1) 分数の研究をしたディオファントスという数学者。その墓石
には次のように刻まれている。彼の死んだのは何歳の時か。
ディオファントスはその一生の6分の1を少年、一生の12分の1を
青年、更にその後一生の7分の1を独身で過ごした。彼は結婚して
から5年後に子供が産まれたが、子供は彼よりも4年前に、彼の
寿命のちょうど2分の1でこの世を去った。
(2) ある牛乳屋では、7本の空き瓶を持っていくと交換に1本
サービスしてくれる。13本買うと、7本で1本もらい、残り
と合わせてもう1本、合計15本飲める訳だ。さて、私は1年
間毎日1本の牛乳を飲んでいる。今年は閏年だが、昨年は平
年なので365本飲んだことになる。私は最低何本の牛乳を
買ったのだろう。
BBQ (2004/02/29(Sun) 11:49:07)
(2)は、365×7/8=321.875
小数点以下を切り上げて322本ということでどうでしょうか。
(1)はスマートな解答を考え中です。
BBQ (2004/02/29(Sun) 12:20:41)
・・・と思ったんですが、(2)はもっと前の年の空き瓶が残ってない事が前提ですよね。
そうでなければ最低0本です。
(1)は方程式を解く時に通分する必要があります。
つまり、6、12、7、2の最小公倍数84が計算に出てきます。
普通はその倍の168歳なんかいないので84歳。
カナルシスト (2004/02/29(Sun) 12:15:06)
(1)
ディオファントスの寿命をx歳とすると、
> ディオファントスはその一生の6分の1を少年、一生の12分の1を
> 青年、更にその後一生の7分の1を独身で過ごした。
彼が結婚した時の年齢は、x(1/6+1/12+1/7)=11x/28(歳)
> 彼は結婚して
> から5年後に子供が産まれたが、
子供が産まれたのは彼が11x/28+5歳の時である。
彼が死ぬのはそれから、x-(11x/28+5)=17x/28-5(年後)
> 子供は彼よりも4年前に、
子供の寿命は、17x/28-5-4=17x/28-9(歳)
> 彼の
> 寿命のちょうど2分の1でこの世を去った。
すなわち、x/2=17x/28-9
x=84
彼の死んだのは84歳の時である。
てつや (2004/02/29(Sun) 23:08:14)
(2)
うーん、答えは313本なんですが、スマートに答えを導くのがなんとも・・・
もう少々考えて見ます。
natsu (2004/03/01(Mon) 01:38:33)
(2)おまけの数を考えてみると
最初の7本で1本おまけ、その後は6本ごとに1本のおまけ。
言いかえると、最初の7本買えばで8本飲めて、その後6本買うごとに7本飲める。
365=8+7+7+7+....と考えると、
365=8+7×51
このうち、買ったぶんは、7+6×51=313本
(あまり、スマートじゃないかも)
ちなみに、15本のばあいは、
15=8+7×1だから、
7+6×1=13本 かえばいい。
逆に、X本買ったら何本飲めるかというのは、もっと簡単。最初は、こっちから考えた。
Int((X-1)÷6)+X となる。(Intは、割算の商)
313本の場合は、
Int((313-1)÷6)+313=365
natsu (2004/03/01(Mon) 01:55:31)
(1)は、BBQさんの答えがすばらしいです。ただ、もしかしたら、168才やそれ以上生きる人もいるかもしれないので(笑)、
独身時代が、1/6+1/12+1/7=33/84=11/28
結婚したあと、1-11/28=17/28
これよりも9年短くいきた息子が1/2にあたるから、
9÷(17/28-1/2)=84才
カナルシストさんの解き方を小学生風に解いただけだけど。
/ (2004/03/01(Mon) 14:53:01)
この記事は削除されました
BBQ (2004/03/01(Mon) 16:07:49)
あっ(1)を間違えてました。一本取られました(←取られてないっての)。
(1)を改めて回答。全然スマートではないと思いますが。
牛乳を1本買ったとき実際に飲むことができる本数は、
1+1/7+1/49+1/343+・・・
=??(n=1,∞)(1/7)^(n-1)
=7/6
x本買ったとすると
7x/6≧365
x≧312.85・・・
よって最低313本買った、ということでどうでしょうか。
吉村 (2004/03/01(Mon) 16:58:27)
[Re2][Re6]で前の年のが残ってていいのなら、解答も、それ以前に買った分を入れなければならないように思います。
問題の「13本買うと」以下の説明が余計なことで、7本飲めば1本ただになるのだから、飲んだ本数365を7で割ればいい。すると、52余り1なので、ただでもらった分は52本、365−52=313で、皆さんの答えが正解だと思います。この説明はかなりいい線行ってる解答でしょ。
黒ラベル (2004/03/01(Mon) 19:19:57)
2は
タダで貰った空き瓶でもまた貰えるのだから。
313-7=306
更に、その7本も交換して
306-1=305本。
natsu (2004/03/01(Mon) 22:22:41)
BBQさん、吉村さんの回答はすっきりしているんですが、この問題のすっきりしていないところは、6本ではなくて、最初の7本を買わないとおまけがもらえないというところなんです。だから、BBQさんや吉村さんのやりかたは、ちょっとだけ違うんですよね。
買った本数 飲める本数 を表にすると、
1 1
2 2
6 6
7 8
12 13
13 15
となり、買った本数7、13、19ノノ飲める本数8、15、22ノとなるときにおまけが一つずつ増えます。
たとえば、BBQさんのやり方で、365本ではなくて、7本飲むには何本買わないといけないかという問題を解いてみると、
7x/6≧7で、
x≧6となり、6本買えば、7本飲めるということになり、おかしなことになります。7x/6>7とこの不等号に変えると正しくなるのですが、どうして正しくなるのか私にはよくわかりません。
私のやり方を無理矢理式で書くと、7(x-7)/6+8≧365
X≧313となります。(もう少し、きれいな式に直すと7(x-1)/6+1≧365)
同様に吉村さんのやり方もちょっと違ってて、365÷7ではなくて、(365−1)÷7=52本のおまけということで、
365−52=313本というのが正解です。どちらでも、同じように見えますが、問題が364本だとすると答えが違ってきます。(このやり方は、わかりやすいかも)
ただし、もしも、他の人からビンを借りてきて、後で返すということができるのであれば(もしかするとそうなのかも)、BBQさんや吉村さんのやりかたで正解です。例えば、6本ビンを持っていたときに、人から1本ビンを借りて、飲んだ後に返せば、6本買って、7本飲めます。
ただ、この場合は、365日とすると引っかけにならない(どちらにしても答えが同じ)ので、問題としては364日としたほうが、きれいかな。
もうひとつおまけとして、もしも、去年の残りのビンが7個余った場合を考えました(8個余ることはありえないけど、7個余ることはありえますよね)。この場合は、313−1=312本で良いことになります。私が最初に書いたやり方だと、
365=1+7×52(最初の1本はただで、あとは、6本買うごとに1本おまけがくる。)
0+6×52=312本
ちなみに、残りのビンが6本だったら、
365=2+7×51+6(最初2本のうち一本はただで、あとは、6本買うごとに1本おまけがくる。)
1+6×51+6=313本で、ビンがないときと同じになります。
黒ラベルさんの答えは、難しくて、よくわかりませんでした。
カナルシスト (2004/03/01(Mon) 23:13:21)
(2)
最初に7本買う。1本サービス。
つまり次のサービスは6本買えば良い。
そうなれば1本サービスが来る。
つまり次のサービスは6本買えば(以降繰り返し)
この6本買う繰り返しの回数は、
(365-7)を7で割った商すなわち、51(余り1)
この最後(51回目)の繰り返しによるサービスで1本得て
余りもなくなる。
簡単な表にすると
001 ,・・・, 007
(008),・・・, 014
・・・・・・
(358),・・・, 364
(365)
()はサービスで得たもの。
すなわち、実際に買った本数は
7+6*51=313(本)
(*は掛け算×のこと、・・・わかると思うけど念のため)
natsu (2004/03/01(Mon) 23:34:35)
カナルシスト さんの解き方は、natsuのと同じですね。
表があるから、わかりやすいです。
吉村 (2004/03/03(Wed) 07:29:11)
natsuさん、ありがとう。
x本飲んだ時、買わないでもらえた本数は、
(x−1)÷7
端数は無視ですね。
越智月久 (2004/03/04(Thu) 07:39:11)
皆さん、お見事です。natsuさんの解説がお見事です。
実は昨日、同じ問題で、240本という数値で中学入試に
出題されたのを発見しました。
※ 問題中に使用されている人名、地域名、会社名、組織名、製品名、イベントなどは架空のものであり、実在に存在するものを示すものではありません。