平凡な高校生の探偵日記その2「Demon's Archer」
Chisato (2003/10/17(Fri) 10:31:51)
ネタがない&ガッコが忙しいで無茶苦茶ご無沙汰なChisatoです。
久しぶりにネタが思いついたので逝ってみようと思います。
「ふぁ…」
昼休み、祐也は昼食を摂り終わり廊下を何をするでもなく歩いていた。
「きゃあああああああ!!」
「な、なんだぁ!?」
突然響いた悲鳴に驚いて悲鳴がしたと思われる方向に走り出す。
廊下をひとつ曲がると、そこには胸の辺りに『矢』らしきものが突き刺さって倒れている男子生徒と、男子生徒を泣きながら揺さぶっている女子生徒の姿だけがあった。
「どうしたんだ!?」
「ま、窓から……急に……矢が飛んできて…そしたら…」
震えた声で開いた窓の外を指差す女子生徒。
指差す先には、隣の校舎の屋上があった。
そのうち、他の生徒も集まり始めたので、祐也はその生徒に救急車を呼ぶように命令し、矢が射られたと思われる隣の校舎の屋上まで走った。
「ここか……!?」
息を切らしながら屋上を見回す祐也。
この校舎の屋上は立ち入り禁止になっており、人気はない。
「ん……アレは?」
何かが落ちているのを見つけ、駆け寄る。
「これは……ボウガンじゃねえか!」
そこに落ちていたのは、黒いボウガン。
「何だこれ…バラと……なんだこの紙?」
ボウガンの傍らには薔薇の花と1枚の紙が落ちていた。
それには、
《真紅のバラは死への誘い
語るな、黙れ
地獄の網はお前を捉えた
勝利だ
復讐はなる
死神に魅入られし『魔弾の射手』がお前の命を奪い去る》
「確か……ドイツオペラの一節…だったか?」
祐也は何かを思い出すように横を見た。
さっきの現場は既に人でごった返していた。
「……それにしても……こんなところから狙いやがったのか?」
この屋上からさっきの現場まで約70m以上はあるだろう。
「殆ど風はないとはいえ…こんなところから一撃で仕留めるたぁ…とんでもない奴だな……『魔弾の射手』とやらは…」
祐也は頭を掻きながらぼそりと呟いた。
「……どう?」
ところ変わって放課後の教室。
「……勝手に俺を主人公にするな」
「だって…適当な名前思いつかなかったから…」
祐也は目の前に座る少女――七海に文句を言っていた。
「大体何でこんな文章書く気になったんだ?」
「…小説の雑誌でさ、推理小説の賞があるのよ、それに応募しようと思ってさ…祐也に意見を仰ぎに来たのよ」
「ふ〜ん…」
もう一度読み返しながらつまらなげに欠伸をする祐也。
「で…これが一応考えてる容疑者のリスト」
といい、七海から一枚の紙を受け取る。
《1、長谷川 未祐
被害者が射られたとき傍にいた、被害者の恋人。
ちなみにボウガンなどは全くの素人。
2、金井 守
犯人が弓を放ったと思われる屋上の近くにいた男子生徒。
被害者とは犬猿の仲。
ボウガンはそこそこ扱えるが、交通事故で利き腕を骨折中》
「で…犯人を俺に当てろというのか?」
「そういうこと♪」
「はぁ…」
一息ため息をつく、そしてすぐに言い放った。
「…なーるほどね、この方法ならボウガンが素人だろうが利き腕が折れていようがまったく関係ない。人の固定観念を利用したなかなかうまい心理トリックだ」
「わぁ、祐也にほめられちゃった…で……答えを聞きましょうか?」
七海は祐也にずずいっと近寄って解答を求めた。
ってわけでリハビリがてらに書いてみました。
全てが一本に繋がる名解答をお待ちしています♪
?? (2003/10/17(Fri) 12:07:52)
恋人がボーガンを使わず手で刺して殺したってことでどうです?演出のためにボーガンをおいたってことで。もし矢に指紋がついていても、抜こうとしたってことで良いと思いますが。(だめ・・・?
ボン (2003/10/17(Fri) 17:42:54)
殺害方法については、?狽ウんに賛成です。
付け足すとすると、容疑者の金井がボーガンをそこそこ使えるということなので、矢を入手するのも簡単。ボーガンは予め屋上に置いておけばよい。
利き腕が骨折中なので、包帯の中に矢を隠しておける。
動機は、長谷川と金井が浮気していて、被害者のことが邪魔になったとか?(←推測)
もしかしたら二本目の矢が飛んでくるかもしれないのに、ずっと窓のそばにいたという行動もアヤシイ。矢が飛んできた方向を的確に示しているのもアヤシイ。
…ってところかな?
あの薔薇と手紙は何か意味があるのだろうか…
物的証拠がないので、ちょっと苦しいですね。
手紙から指紋が出たり、筆跡が一致すればいいかもです。
?? (2003/10/17(Fri) 17:47:43)
> 殺害方法については、?狽ウんに賛成です。
> 付け足すとすると、容疑者の金井がボーガンをそこそこ使えるということなので、矢を入手するのも簡単。ボーガンは予め屋上に置いておけばよい。
> 利き腕が骨折中なので、包帯の中に矢を隠しておける。
> 動機は、長谷川と金井が浮気していて、被害者のことが邪魔になったとか?(←推測)
> もしかしたら二本目の矢が飛んでくるかもしれないのに、ずっと窓のそばにいたという行動もアヤシイ。矢が飛んできた方向を的確に示しているのもアヤシイ。
>
> …ってところかな?
> あの薔薇と手紙は何か意味があるのだろうか…
> 物的証拠がないので、ちょっと苦しいですね。
> 手紙から指紋が出たり、筆跡が一致すればいいかもです。
いや〜。気が合いますねぇ。
実は動機もそれ考えてたんですが、書くのが面倒くさくってwww.手紙、考えてみます。
へぼ探偵 (2003/10/17(Fri) 18:39:11)
理由は分からんけど 犯人は金井だと思う。
三原ジュン (2003/10/17(Fri) 23:58:44)
屋上から正確に狙えるものなのでしょうか。
斜めに撃つのはむずかしいと思います。
窓ガラスが開いてなかったら被害者を死に至らしめることは難しい
でしょうし、なんか不自然なような気がします。
だから犯人長谷川があらかじめボウガンを屋上においておいて、
手で胸をひとつきにしたのだと思います。
でも、紙きれの意味がわかりませんね…
魔弾の射手のストーリーではそそのかした男に矢が当たるのですが…
オペラのストーリーは関係ないのかな?
?? (2003/10/18(Sat) 16:11:41)
じゃあ、最初は該者が金井を殺そうとしていたけど、恋人に裏切られ死んだ?
それにしても三原ジュンさんいろんなことに詳しいですね。
YAMATO (2003/10/18(Sat) 18:07:36)
『魔弾の射手』
たしか某「金〇一少年の事〇簿」でもでてきましたね。
たしか「最後の十本目の矢は敵を欺く」でしたっけ?
それをヒントに長谷川 未祐で。
※ 問題中に使用されている人名、地域名、会社名、組織名、製品名、イベントなどは架空のものであり、実在に存在するものを示すものではありません。