推理問題

1Neves-045　(2004/04/23(Fri) 16:47:04)

季節は冬。外は極寒とまではいかないがかなりの寒さで、ちらつく雪の中を分厚いコートを着た人々が忙しそうに歩いていた。そんな寒い日のこと、一人の男が、洋館風の立派な大きなホテルの一室で殺害されているのが発見された。
殺害されたのは近藤勇三(47)。海外を飛び回る貿易商を営んでいる男で、一週間前からこのホテルに滞在していた。

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彼の検死結果を以下に記します。

・死亡推定時刻は、午後三時から四時までの間

・死因は前頭部を数回殴打された事による出血多量死

・しばらくは(およそ一分)は意識があったと思われる。つまり、即死ではなかった様である

・被害者の手の甲や顔には引っ掻き傷の様な裂傷がある事から、被害者と殺害犯は争ったものと思われる

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警察はまず被害者が殺害された、彼の宿泊部屋の様子を見た。彼の部屋の主な特徴を以下に記します。

・ドアは普通の鍵式

・部屋は大きく３つに分かれており、ひとつはドアから入った下足場から通じているリビング風の主だった部屋、ひとつは浴室、最後のひとつは寝室になっている。被害者が殺害されていたのはリビング風の部屋である。床はリビングで絨毯が敷いてあった

・浴室は濡れてはいなく、使われた形跡が無い

・一室全体が荒らされた形跡がある

・部屋には大きな暖炉があり、その日被害者が使用していた形跡がある。発見された時には暖炉の火は消えていた

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次に被害者の特徴を以下に記します。

・被害者は仰向けに倒れており、そばには血に塗れた重そうなガラス製の灰皿が転がっていた。この灰皿は部屋に備え付けられた物だった。被害者の前頭部は叩き割られており、かなりの出血の量だったので顔は血塗れだった。

・被害者の格好は、タートルネックのセーターの下に長袖のシャツを何枚か着込んで、下は青のジーンズに靴下、スリッパを履いていた。ただ奇妙な点は、被害者は靴下とスリッパをそれぞれ片方しか履いていなかった

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次に部屋の中で奇妙な点があったので、以下に記します。

・下足場にある靴、下足箱の中のスリッパも片方しか無かった

・浴室にあったコンタクトレンズの洗浄機の中にレンズがあったが、これも片方しか無かった

・寝室のベッドには黒い背広、その下に着る真っ白なカッターシャツ、サスペンダー、立派な金の腕時計、真っ赤なスカーフ、茶色い革のベルト、黒いスーツのズボン、黒い靴下。ベッドの足元には靴。つまり彼の衣服が一式置かれていた。その服はその日の夜にホテルであるパーティーに出席するための夜会服のタキシードであった。彼が前日、メイドにクリーニングに出させていた。スーツは殺害された当日の朝、そのメイドによって運ばれた。ここでもやはり、靴と靴下は片方しか無かった

・その他の衣服は寝室にあったクローゼットに入っており、白いカッターシャツが　数枚と、それ以外のほとんどがカジュアルな服だった

・寝室にある窓に取付けられたカーテン。真ん中から左右に開け閉めするタイプのもので、これもやはり半分が無くなっていた

・寝室には他に彼のトランクがあり、中には洗面用具やパスポート、下着類が入っており、ぐちゃぐちゃになっていた。財布が落ちており、中にあったのはキャッシュカード等だけで、金は全て抜かれていた。また、海外で撮られた写真が数枚あった

・リビングにあった暖炉の中には、何かの布を燃やしたあとの灰があった。　また、無くなっていた靴やスリッパが灰にはならず、ところどころ焦げた　状態で残っていた

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警察の捜査の結果、捜査線上に以下の５人が浮かび上がった。容疑者と被害者の関係と、彼らの尋問に対する回答を以下に記します。
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?@土方歳文(39)：被害者の仕事上のパートナーで、被害者の隣に宿泊していた
やせた長身の男は、目に見えてそわそわしていた。指は落ち着きなく動いていたし、垂れ下がった目はキョロキョロしていた。

「ここへ来たのは、作家さんの誕生パーティーに出るためです。彼とその作家は仲良しで･･･彼のトランクの中に一緒に撮った写真があるはずですよ。三時から四時の間･･･ええ、私は隣室にずっといました。何も気付きませんでした。彼のことは･･･確かにあまり好きじゃなかったです･･･乱暴でしたからね。私もパーティーには出席するはずでした」

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?A沖田総介(47)：被害者の大学時代の友人で、このホテルの副支配人
真っ黒なタキシードに赤の蝶ネクタイをした彼は、いかにもホテルマンといった感じの中肉中背の男で、白髪混じりの髪を後ろに撫でつけ、黒い口ひげをたくわえていた。彼は常に笑顔で冷静に答えた。

「彼が日本へ帰ってきたときは、よく当ホテルを使っていただきました。今回はここで開かれるパーティーに出席するため帰国したと聞いていました。三時から四時･･･今夜のパーティーの用意で動き回っていましたからねぇ、部下も覚えてるかどうか。彼は大嫌いでした、学生時代から。身なりはいつも立派にしていますが、中身は昔と変わらず最悪でしたよ。いつも外見ばかり気にしてましたしね。身の振る舞いや格好は何ひとつ欠けさせることもなかったですよ、礼儀や道徳心以外はね」

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?B近藤陽子(37)：被害者の妻
黒く長い髪をカールさせ、青いアイシャドウに真っ赤な口紅を塗った女は、明らかに苛立っていた。

「私達の家は、このホテルのすぐ近くにありますわ。と言っても彼は海外を飛び回っていましたし、帰国してもこのホテルに宿泊してましたし。あんな男嫌いでしたよ。あの人は浮気をしていました。だからこのホテルを逢引きの場所にしてたんですよ･･･三時から四時？パーティーの用意をしてましたわ。私もパーティーに出席を･･･」

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?C芹沢美香(30)：被害者の愛人
相当泣いたらしく、目を赤く腫らした彼女は、茶色い髪を後ろに束ね、じっとうつむいたままだった。

「いまだに信じられません･･･私はこのホテルの前の通りをはさんで真向かいにある花屋をやってます･･･彼のことは愛してました。彼がなかなか奥さんと離婚してくれなくて、ケンカをしたりもしましたが･･･殺すなんて。三時から四時？･･･確かその時間は…外の通りをぶらついていました」

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?D永倉新平(50)：推理作家で、被害者の友人
あごひげを生やした彼は、黙りこくっていた。和服の袖に両手を入れたまま腕を組み、思慮深そうに尋問に応じた。

「彼には以前、借金をしました。このホテルの副支配人とのつながりで彼とは知り合いました。あまり虫の好く人間ではなかった。殺害されたと聞いても、ちっとも不思議じゃない。三時から四時･･･部屋にいました、スピーチの練習を。私の部屋？彼の部屋の四つ隣ですよ･･･確か四つ隣でした」

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彼らの中に殺害犯がいます。一体誰でしょうか？
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とりあえず答えだけ
永倉新平が犯人かな・・・？
合ってたら考え書きます

違ったときのための質問↓
１：単独犯ですか複数犯ですか？
２：被害者の部屋は密室だったのですか？


対して仲良くもないのによくトランクの中に
写真があるって知ってましたねぇ？

というわけで土方歳文ではないでしょうか

でも片方だけ燃やされてた理由が説明できないから違うかも


質問です。コンタクトとか靴、靴下など多くの物が片方しかないのは、被害者か犯人、どっちがやったことですか？


以前これ考えてたんで、答えが知りたいです。

ぶっちゃけ犯行方法まではもう解かれてるんですが、
犯人が分からないまま過去ログ入りしたんですよね。

※過去ログリンクは消しました。


返信遅くなりまして、大変申し訳ございません。
回答致します。

湯歌さん
＞とりあえず答えだけ
＞永倉新平が犯人かな・・・？
＞合ってたら考え書きます
是非そこまでの推理を聞かせて下さい。
＞１：単独犯ですか複数犯ですか？
＞２：被害者の部屋は密室だったのですか？
単独犯です、また、密室ではありませんでした。

まんじろさん
＞対して仲良くもないのによくトランクの中に写真があるって知ってましたねぇ？
これに関しては、仕事上のパートナーとしてよく地方を飛び回っており、その中で被害者がいつもいろんな写真を撮っては、それを持ち回っている、という事を土方が知っていたとして下さい(謝)。
ちなみに妻、愛人も知っていました。

へっぽこ推理野郎さん
＞質問です。コンタクトとか靴、靴下など多くの物が片方しかないのは、被害者か＞犯人、どっちがやったことですか？
これは…どっちだと思われますか(笑)？推理して頂きたいです…殺害犯が行いましたよ(小声)。

ＬＯＣＫＹさん
＞以前これ考えてたんで、答えが知りたいです。
その節は大変申し訳ございませんでした(陳謝)。諸事情により解答する事が出来ませんでした。つい最近、友人から私の問題を誰かがアップして解答を求めていたと聞きまして、ここにもう一度参加させて頂きました。

この問題に参加して頂いた皆様、どうぞ過去ログも参考にして頂きたいです。
ＬＯＣＫＹさんや他の優秀な探偵さんの素晴らしい推理を参考にして下さい。
ほとんど答えが出ています(笑)。



へっぽこな推理ですが、殺害された人は悲鳴をあげているはずですよね？
隣の部屋の人が聞こえないはずは？とは思ったのですがどうでしょうか？


heijiと同一人物です。
あと、気になる事があり、いろいろなものが片方だけ無いのが気になります。
コンタクトレンズから靴まで・・・犯人にとって二つあってはいけない物なのか？
パーティーの準備の間一回も抜けてない無いのですか？もし抜けているのなら抜けている時間も教えて下さい。＞Nversさん
一回も抜けていないのはないとは思いますが、どうなのでしょう？


過去ログも踏まえて考えてみます

凶器が備え付けの灰皿であることより突発的な犯行だったと思われます。

大量の出血であったということから犯人は返り血を浴びているはずです。

暖炉からカッターシャツのものと思われるボタンが見つかっているということから
返り血を浴びたシャツを脱いで燃やしたものと思われます。

しかし、燃やされたものがカッターシャツだと判明した場合、
犯人はカッターシャツを日常的にきている人物、ということから
ばれてしまう可能性があります。

そこで、他のいろいろなものを片方だけ燃やすという変わった行動をとり、
さらに物取りに見せることでカッターシャツに目をむけさせない工夫を
したのではないでしょうか？

以上のことから、日常的にカッターシャツを着ている?A沖田総介が犯人であると
思われます。


しかし、過去ログの通り「持ってかえって処分すればいいじゃん」と言われたら
反論できませんねぇ。出直します。


1Neves-045さん
> 是非そこまでの推理を聞かせて下さい。
ということなので拙い推理を書かせていただきます

「原田新平」の尋問のときの様子
> 和服の袖に両手を入れたまま腕を組み、思慮深そうに尋問に応じた。
から被害者と争ったときに腕に怪我をして、その傷を隠しているのでは
と考えました。
ですが、それだけでは「片方しかない遺留品の数々」の説明には
なりません。

その疑問を解決できそうだったのは、彼が尋問のときに言った
> 私の部屋？彼の部屋の四つ隣ですよ･･･確か四つ隣でした
という言葉です。
おそらく５０歳という高齢、いくら推理作家とはいえ物忘れが
激しくなってきているのでしょう。

それぞれが一人で部屋を取っているオートロックではないホテル。
そこで原田新平はおそらく
鍵を閉めずにうたた寝をしている被害者を見たのでしょう。
借金をネタにゆすられていたのかどうかは知りませんが、
原田新平は被害者を殺す絶好の機会を得た。

しかし彼は準備をしなければならなかった。おそらくは手袋を。
推理作家である以上、自分の指紋が残ってしまうことがどれだけ
危険であるか分かっているからです。
しかし、大事なパーティでのスピーチも覚えなければならない状況。
彼は物忘れで間違えて他人の部屋に入るわけにはいかなかった。

そこでドアから見える室内用スリッパを片方だけ被害者の部屋で燃やしておこうとした。
こうすればドアからのぞくだけで被害者の部屋かどうかの見分けが付く。

そこでスリッパを燃やしていたところ、なんと被害者は目を覚ましてしまった。
眠っているところを殺すつもりだった原田新平は何も武器になるものを持っておらず、争いの途中で腕に
怪我を負ってしまったが、なんとか灰皿で被害者を殺害。幸い周りにも気づかれていない。
しかしここで彼は重大なミスに気づく。スリッパ(おそらく塩化ビニル製)は暖炉の炎では燃やしきれないのだ。
しかしスリッパを両方とも燃やしてしまっては部屋の見分けのためだったと気づかれるかもしれない。
そこで部屋の中にある対のもの全ての片方だけを燃やして操作をかく乱させようとした。
そうして自分の部屋へ戻り被害者の返り血の付いた服から
怪我をした腕を隠せる和服へと着替えた。

長レス失礼いたしました　m(_ _)m


お久しぶりでございますね。
そして懐かしい問題が再出題されてますね。
わたくしもこの問題の正解を知りたかった多くの挑戦者の内の１人でした。
いまいちど過去ログも参考にしつつ推理してみましたので、
カキコさせていただきますです。

過去ログには、被害者は事件当日１度も部屋を出ていないとありましたので、
空き巣のような物取りの犯行の可能性はありません。
被害者が呼びつけたのか、犯人が勝手に被害者の部屋へ赴いたのかは不明ですが、
いずれにせよ何らかの話し合いの為、被害者自身が犯人を部屋へ迎え入れたはずです。
凶器が備え付けの灰皿ということから、突発的犯行の可能性が非常に高いので、
その話し合いがうまく進まず、衝動的に近くにあった灰皿で犯行に至った。
つまり、殺すつもりで被害者の部屋へ訪れたわけではなかった。

犯人が被害者を灰皿で殴った際、
出血の量から考えて多少なりの返り血を浴びているはずです。
過去ログには、数個のボタンも発見されているとありましたし、
カーテン以外の布の燃えカスもあったようですので、
何らかの衣服の類が暖炉で燃やされたのは確かでしょう。
ここで、返り血を浴びた犯人が自分の衣服を暖炉で燃やし、
被害者の衣服を拝借したと仮定すると・・・、
?B近藤陽子(37)：被害者の妻
?C芹沢美香(30)：被害者の愛人
この２人の犯行の可能性は極めて低くなります。
彼女らはホテルの外から被害者の部屋に訪れることになります。
事件があったのは真冬のかなり寒い日だったわけですから、
衣服の上に羽織るコートの類の防寒服を着ていたはずです。
しかし、客室内ではコートは脱ぐはずですので、
クローゼットの中かどこかのハンガーか、
少なくとも返り血が付着するような場所以外に掛けてあったはずです。
返り血を浴びてしまった衣服を殺害現場の暖炉で燃やすような危険な行為、
万が一燃え残ってしまったら否定できない証拠になる、
そんなことするよりも、
上からコートを羽織って、家に帰ってから洗濯でもしたほうがよっぽど安全です。

このように考えると、事件当日ホテル内にいた残り３人の容疑者の中に犯人がいるはず。
ホテルの客室内には当然洗濯機は無いでしょうし、
衣服に付着した返り血は石鹸などでは簡単には落ちません。
どうしてもホテルのクリーニングに出す必要があります。
しかしクリーニングに出すと、
係りの人間がポケットなどに私物が入っていないか事前にチェックするはず。
そのとき付着した血液を発見されれば動かしようの無い証拠となってしまいます。
かといって、血の付いた衣服を所持しているのはもっと危険です。
犯人は何らかの方法で衣服を処分する必要があった。
まもなくパーティーが始まる時間・・・、
それなりにかさ張る衣服を簡単に処分する時間的余裕も無い。
こう考えると、突発的犯行で焦っていた犯人が
被害者の部屋の暖炉で衣服を燃やしてしまったということも肯けると思えます。

では、替りに犯人が被害者から拝借した衣服はどのようなものだったのでしょうか。
クローゼットの中には、カッターシャツとカジュアルな衣服・・・。
これはカッターシャツの可能性のほうが非常に高いでしょう。
被害者はすでに１週間ホテルに滞在していたとありますので、
カジュアルな衣服のいずれかを着た被害者を
ホテルの従業員や、他の客が見ているかもかもしれません。
そんな衣服を着てしまったら、
「私が犯人です」と看板を背負って歩いているようなものです。
つまり返り血を浴びた衣服はカッターシャツだった可能性が高い。

しかしこれではまだ、犯人を１人に絞れません。
それにこの問題の最大の謎・・・、
暖炉に投げ込まれたさまざまな片方のみの物々。

以前の出題ではここであきらめてしまったのですが頑張ってみます。
返り血を浴びた衣服を暖炉で燃やしたとはいえ、
靴やカーテンを投げ入れる必要が犯人にあったのでしょうか。
その行為によって犯人にメリットが生じるのでしょうか。
いろんなものが片方だけ暖炉に投げ込まれていることには、
衣服の焼却とは別の理由があったに違いありません。
もし犯人が被害者の部屋を訪れた時に履いていた履物に
衣服と同じように血液が付着した場合について考えます。
これが普通の革靴だったら・・・、
万が一にも暖炉で燃やしてしまうはずはありません。
血液自体は拭けば取れますし、
靴の血液反応などよほどの証拠が無い限り検査されることはないはずです。
なにより燃え残った靴が被害者のものではないことなどすぐにばれてしまいますしね。
それでは犯人は同じ宿泊客で、ホテル備えの外履き用のスリッパで
被害者の部屋へ出向いていたとしたらどうでしょうか。
ホテルの客室には、被害者が履いていた室内用のスリッパと
下駄場においてあったホテル内を出歩くための外履き用のスリッパの
合計２つのスリッパがありました。
そしてこれらは、足のサイズに関係なくどの客室も同じ物だったはずです。
ホテルのスリッパは清潔感を出すために白系統のカラーが基本的に使われます。
もし色が付いていたとしても、赤や黒ではなかったはず。
当然スリッパに付着した血液は簡単には落ちません。
犯人は血の付いたスリッパを履いて逃げる訳にもいかないので、
被害者の下駄場にあったスリッパを拝借するしかなかった。
ここで犯人は自分が今まで履いていたスリッパをどうするか・・・。
落ち着いて考えれば被害者に履かせるのがもっとも安全です。
血液が付着していてもそれが被害者自身の血液なら何の不思議もありません。
しかし焦っていた犯人はカッターシャツ同様スリッパも暖炉に投げ入れてしまった。
これで犯人はさらにパニックに陥ったはずです。
スリッパが燃やされていることが燃えカスから調べられると、
宿泊客に容疑者が絞られ自分が逮捕されるのも時間の問題です。
そこで犯人は最後の手段として他の靴や室内用スリッパ、
挙句にカーテンやコンタクトレンズまで片方を暖炉に投げ入れた・・・。

?A沖田総介(47)は客室スリッパで館内をうろつくはずありませんし
被害者の靴やスリッパが暖炉で燃やされている奇妙な状況とも結びつきません。
?D永倉新平(50)は、普段は着物を着ているようですので、
カッターシャツの推理から容疑者からはずれると思えます。
さらに着物姿で被害者の部屋に訪れたと仮定すれば、
客用スリッパではなく草履の類を履いていたのではないでしょうか。
このように犯人の可能性が低い者を消去していくと・・・、
この事件の真犯人は?@土方歳文(39)ではないでしょうか・・・。

ながながとカキコしてきましたが、
わたくしの推理する犯人像にぴったり符合する人物はこの人?@でした。

ＬＯＣＫＹさんへ。
おひさしぶりですね〜。お元気でしたか？
かなりご無沙汰でしたが、たまたまここを開いたら
どこかで聞いたような名前の問題が・・・。
そしてＬＯＣＫＹさんの書き込みまである！と思ってびっくりしましたです。


和服になぜ着替えたんや？
普通パーティーやったら洋服とちゃうか？？


片方、残す必要性・・・

片方、処分しなければならない理由・・

即死でないんで、ダイイング・メッセージとして、当該者が行った・・・

形見分け⇒　片身分け・・・
妻、愛人・・愛人は、外を歩いていた。残りは妻・・

出直します　ヾ(･∀･)/ わｰい


この記事は削除されました


書き込み遅くなってしまい、大変申し訳ございません。
ぶんぶんさんもＬＯＣＫＹさんも、正解です(拍手)。
てか、前回の時点で正解は出たも同然だったんですが(謝)。

では、私が用意した解答を一応発表させてください(謝)。

この事件を解く鍵は「燃やされたあらゆる片割れ」でした。
なぜ片方だけ燃やされたのか、理由は唯一つ、そこに注意を向けるためです。
つまり裏を返せば、燃やされたもののなかに犯人を示す手掛かりがあるという訳です。さて、そこには何があったのか。

犯人はそこで何かを燃やしたのです。犯人は被害者殺害後、何を燃やしたのか。
凶器、は現場に残されていました。
ここで事件現場、被害者の状況を思い出してください。
「被害者は血塗れ、大量の出血だった」のです。

そこから導かれる推論は「殺害犯が返り血を浴びた事は必至」だという事です。

さて、ここまでは容易です。これと同様に容易に出来る推理は、この事件は突発的なものだった事です。凶器が現場にあった灰皿だったわけですから。
つまり犯人は、返り血を浴びても着替えがなかった訳です。
そこで犯人は、現場にあった部屋の服に着替え、返り血を浴びた自分の服を暖炉で燃やしたのです。燃えカスの中にあったボタンからも簡単に推理できます。

しかし、これだけでは足がつくかもしれない。そこで犯人は部屋中の片割れを燃やし、そこに何か意味があるかのように図ったのです。

ここからが僕の推論の重要な点になります。

殺害犯は何故、殺人現場で衣服を燃やしたのでしょうか。
殺害現場で服を燃やし、部屋中のあらゆる片割れを燃やすのは、かなりの時間がかかります。これは犯人にとってかなりのリスクです。
ここまでのリスクを背負ってまで。殺害現場で衣服を処分した理由は何か。
考えられる推論は唯一つ、「そこで燃やす以外になかった」のです。

では、容疑者たちを考えて見ましょう。

?@土方歳文と?D永倉新平は、被害者の宿泊部屋のすぐ近くに泊まっていました。彼らの階には、彼ら以外に宿泊客が殆どなく、ホテルスタッフもパーティーの準備でほとんどが会場にいた(これは過去の問題時に提出されたヒントで、今回は記載していませんでした。アンフェアでした、申し訳ございません)訳ですから、自分の部屋に戻って血の付いた衣服を燃やした方が安全だったはずです。
また、?B近藤陽子と?C芹沢美香に関しては、ホテルに泊まってはいなかったので、外から入ってきたはずです。
しかし考えてみて下さい。問題の冒頭に「季節は冬。外は極寒とまではいかないがかなりの寒さで、ちらつく雪の中を分厚いコートを着た人々が忙しそうに歩いていた」とあることから分かる様に、彼女たちがここまで来たのなら当然「コートを羽織っていたはず」なのです。
それならば、上からコートを羽織って現場をあとにしたほうが、きっと安全だったでしょう。

どちらにしろ上記の四人は、被害者の部屋でわざわざ衣服を燃やす必要はなかったはずです。
しかし一人だけ、その必要があった人間がいます。

彼はその時まだ仕事中でした。彼には他に服を処分する場所がありませんでした。血の付いた服を持ったままウロウロする事も出来ません。早く戻らなくてはと焦りました。現場には白のカッターシャツがあります。彼は急いでそれに着替え、血の付いたシャツとあらゆる片割れを燃やし、仕事に戻りました。

そう、犯人はシャツの殺害現場以外に処分場所がなかった?A沖田総介の他にいません…。


最悪な解答です、すみません(土下座)。これまで参加いただいた方、正解を出し続けてくださった皆様、ありがとうございました(感謝)。
ぶんぶんさん、ロッキーさん、尋熊さん、ありがとう！！！

今度はもっとちゃんとした問題を作成します。よかったら感想をお聞かせ下さい。



1Ｎｅｖｅｓ-045さん、お疲れさまでございました。
前回から引き続き参加させていただきましたが、
いろいろ考えることができてホントに楽しかったです。
わたくし個人的には推理の方向によって
いろいろな展開を考えることができる、
こういうタイプの問題はだいすきです。
また、機会があれば参加させていただきますので、
面白い問題、期待しておりますです。
感想レスでした。


すみません、何か書こうと思いつつ、遅くなってしまいましたｍ（＿）ｍ

◆1Ｎｅｖｅｓ-045さんへ
前回でもうお手上げ状態でして、
今回は皆さんの推理を興味深く拝見させてもらっていました。

こういうトリックものの解答は、文字数制限がありますから、
人それぞれ解釈が違うのかもしれませんが、
少なくとも僕は解答を見て十二分に納得いたしました。

最近、別のことに頭を使ってくたくたなので、
ＲＯＭ状態が続いていますが、またこのような面白い問題が出れば、
参加しますのでその際はよろしくお願いします。

以上、感想レス。

◆ぶんぶんさんへ
レス遅くなってしまい申し訳ありません〜。
お返事しようと思ったんですが単にそれだけ書いたら、
馴れ合いレスになってしまうし、
上記の通り推理レス付属の挨拶も出来ませんでした。ごめんなさい。

自分はもうネタ切れですが、
ぶんぶんさんが問題出されればいつでも参加しますよ。
自分も最近戻ってきたんで、以前ネタがかぶったことと言い、
不思議な縁を感じますね。

以上、挨拶レス。


変な解答すいませんでしたｍ（。＿。）ｍ

また、参加させてください。。


一応、（再度）済にしておきますが、
カキコしたい方はどうぞ。


※　問題中に使用されている人名、地域名、会社名、組織名、製品名、イベントなどは架空のものであり、実在に存在するものを示すものではありません。