イワ先生に挑戦
むた (2005/06/17(Fri) 07:01:46)
この間パクリ疑惑の問題の主人公になってしまった^^;イワ先生。
だが彼をこのまま死なせてしまうのは惜しいので、使ってみました。
イワ先生はなかなかの人物で、税理士だけでなく、AFPと宅建主任者の資格を持っている人です。そのせいで本業とは関係ない質問をされてしまいます。彼は人がいいのでそれに答えてあげるため、金にならない仕事が増える・・・・(−−;
それはそんな日常での問題です。
K氏からの質問。
K「先生、ちょっと聞きたいことがあるんですがいいですかね。」
イワ「なんでしょう?」
K「この間マンションを買ったんですよ。これなんですけどね。」
そこには分譲78?uという文字が躍っている。
K「買った後で登記簿を見たらこの面積と違うんだ。」
Kさんは私に登記簿を見せてくれた。そこには確かに79?uと書いてある・・・。
K「どちらかが間違っているのかね。どういうことか教えてくれませんかね?」
イワ「どちらも正しいんです。それは・・・」
問題:なぜ、不動産屋のチラシと登記簿の面積が異なるのだろうか?
ぱぷわ〜 (2005/06/17(Fri) 12:29:49)
どーも。
マンションの壁の厚みの中心から測定の面積と
壁の内側から測定の面積の違い?
むた (2005/06/17(Fri) 18:08:46)
視点が正しいので正解にします。正確には、壁の中心で囲んだ面積(チラシ)と壁の外側で囲んだ面積(登記簿)の違いとなります。さてその理由はというと・・・。
イワ「チラシは区分所有法の規定により面積を出しています。この法律の前提は持ち主の違う二つ以上の部屋が並んでいる状態となっていることです。たとえば1号室と2号室が並んでいる場合、間にある壁は二つの部屋で共有していることになります。それを壁の中心で分ければ合理的に自分の権利の範囲が特定できることになります。」
K「登記簿のほうは、なぜ外壁で分けているんですか?」
イワ「登記簿は登記法によっています。基準は床面積です。で、床の範囲を壁が立っているところまで含んでいるため両者の間に差異が出てしまうのです。」
K「ややこしいですねー。なぜ統一しなかったんでしょう?」
イワ「これは推測ですけれど、おそらく登記法ができたとき、共同住宅が一般的でなかったことが考えられます。一戸建てで考えると床面積基準は当たり前の発想であることがわかるでしょう。おそらく共同住宅が一般的になってから区分所有法を作り、登記法は置いてけぼりを食ったというのが真相ではないかと思います。」
ルールを厳格に守ったばかりに起こるパズル的状況の一例でした。ほかの事例はまた別の機会によろしく。
※ 問題中に使用されている人名、地域名、会社名、組織名、製品名、イベントなどは架空のものであり、実在に存在するものを示すものではありません。