不思議の国の密室

線分ft　(2005/07/25(Mon) 12:34:57)

2005/07/25(Mon) 12:45:09 編集(投稿者)
2005/07/25(Mon) 12:43:06 編集(投稿者)

こんばんは
アリスって結構超現実（シュール）ですねぇ……夢だから当然だけれど。S.カルマです。
……じゃなかった。確かにカルマ（業）は深いけれど。線分ftです。
（善いも悪いも同じ事。儘ならぬのは人の業……）

さて、一部スレでも予告していたアリスパロディ問題です。
内容は、『不思議の国』全登場人物+『鏡の国』のネタ少々+関連皆無のネタ。
以上を詰め込むのは、後日談も含めて達成はしましたが、さすがに大変でした＾＾；
アリスを読んだ事のない方、アリスの話を忘れてしまった方、ディズニーのしか知らない方は、
下に参考として挙げたリンク等で読み直して頂だかないと、全く分からないと思います＾＾；
アメリカ嫌いのMさんに敬意を表し（嘘）、ディズニーネタは皆無です。
トリックは荒唐無稽な上に大した事がないので、できるだけボケて頂きたくお願い致します。
無論、この問題はフィクションです。
それでは、アリスネタをお楽しみください（飽くまでトリックではない（え））。
追伸：問題文に4レス費やす程長いので、スミマセン、覚悟して読んで下さい＾＾；

参考：山形浩生氏訳
『不思議の国のアリス』日本語訳 "http://www.genpaku.org/alice01/alice01j.html "
『鏡の国のアリス』日本語訳 "http://www.genpaku.org/alice02/alice02j.html "

問題：（原作該当部分「何よ、貴方達なんてトラン」より続く）
」プの束じゃない！　と、アリスは言おうとしたのですが、
丁度その時、ヤマネが飛びこんできました。
「大変！　大変！　大蜜！　糖蜜！」
「大変」が何時の間にか「糖蜜」に変わるほど慌てています。
「そ奴の首をちょん切れ！」
それにしても、女王様は他の事を言えないのかしらと、アリスは思いました。
「す、少しお待ちを、女王様。おい、ヤマネ、どうしたんだ？」
白兎のこの言葉も、勿論、陪審員達は書きとめています。
「糖蜜、糖……蜜、とう……み……つ、……」
何事かとアリスが覗き込むと、案の定、ヤマネは寝ていました。
「法廷侮辱罪だ！」と王様。「首をちょん切れ！」と女王様。
「おい、ヤマネ、起きろ！」と白兎がヤマネを蹴飛ばしました。
「……ぅん、いや、俺もそう言おうと思っていたところだ」
「何をだよ」これは珍しい、白兎がツッコミを入れた。
（それにしても、白兎って常識人だなぁ……）
アリスはそのドタバタの間に、ポケットから茸の欠片を
取り出して食べ、元の大きさに戻っていました。
「さ、三月兎が殺されました！」ようやくヤマネがそう言うと、
王様は安心したように「一時閉廷！」と宣言しました。
そういえば、何時の間にか三月兎がいません。
聴衆がゾロゾロと出ていくのに紛れて、アリスも出ようとしました。
（女王様の前にいたら、何時首を切られるか、分かりませんから）
「あー、アリス、汝を特別捜査官に任ずる」
アリスが振り返った時には、王様は軽々と（ボール紙なので）奥の間へ行ってしまいました。
アリスは、命令されるのは今日何回目だろうかと考えようとして止めました。
今日は数えるのが嫌になるくらい、命令されていたからです。
「それではどうぞ、現場へ」
白兎は案内役も仰せつかった様です。白兎についていけ（『マトリックス』より）。
アリスは、探偵役なんて面白そうと、思ったので言われる通りにしました。
（アリスの時代には、既にE.A.Poe没。探偵小説は一応存在する。）
「三月兎さんが殺されちゃったのは可哀相だけれど、探偵は面白そう！
現場に着く前に少しは情報収集しておかなくっちゃ！」と、アリスは思ったので
（可哀相と言いながら好奇心を持つ。大衆の残酷さです）
「ねぇ、動機があるのは誰？」と白兎に尋ねました。
本当なら、全員を疑ってかかるべきなのですが、アリスは少し興奮していたのです。
「動機？　ああ、犯人ならもう分かっております。帽子屋です」
「え？　帽子屋さんが？　証拠は？」
「証拠も何も、帽子屋は先日この事件の懲役を終えて出てきたばかりです」
「ちょっと待って、事件より先に刑罰があったの？」
「勿論。事件は一番後です」白兎はさも当然そうに言います。
「それで事件が起きなかったら如何するの？」
「それは実に結構な事じゃないですか」
それはオカシイと、アリスが言おうとした時、グリフォンがやってきました。
―――

スミマセン、長すぎました。次のレスに続きます。


問題文続き：
「おや、お嬢ちゃん、特別捜査官だってな。がんばれよ」
「ええ、どうも。早速ですけど、何か御存知じゃありませんか？」
「とりあえず、あんたよりゃ知ってるな」グリフォンは鼻先で笑いながら言いました。
「えっと、じゃあ、帽子屋さんの動機も？」
「ああ、怒っていたんだろ。帽子屋（「怒り狂う人」の意味あり）だから」
「そんな、名前で決めるなんてオカシイわ！」
「俺に言わせりゃ、名前で何も分からないなんて、名前の意味がないじゃないか」
アリスが話しても無駄だと思って黙っていると、グリフォンが思い出した様に言いました。
「あの裁判もね、『ごっこ』なんだよ。盗んだのはジャックに決まっているしね」
「どうして？　証拠でもあるの？」
「盗むから、名前がジャック（「悪党」の意味あり）なんだよ」
「でも、オカシイじゃない。する事の方がする人より先に決まってるなんて」
「そんな事、カルヴァンとサルトルにでも議論させてりゃ良い」
（カルヴァン「職業召命観」、サルトル「実存は本質に先立つ」。）
ここでグリフォンはうっかりと、記憶を未来へ働かせてしまったのですが、
アリスもサルトルが誰かなんて訊いたらまた莫迦にされるだろうと、
黙っていたので、誰もそれに気がつきませんでした。
「何でも『ごっこ』なのね！」とアリスが皮肉混じりに言うと
「そう、誰でもキレイ事ばかりの『世間』に嫌になりながらも、
とりあえず世間に合わせて生きているんだからな。全て『ごっこ』だよ」と、
これは余り道化もせずに、グリフォンが言いました。（お前はどっかの中学生か）
その時、偽海亀の歌が聞こえてきたので、グリフォンは
「ちぇっ、あいつ未だ歌ってやがる」と呟いてそっちへ行ってしまいました。
アリスは偽海亀にも話を聞こうかと思いましたが、未だ歌は終わらない様でしたし、
それよりも先に現場を見ようと思って、三月兎の家へと急ぎました。
三月兎の家の近くには、何故か公爵夫人が待っていて、アリスを見ると尋ねました。
「女王様は、未だお怒りかね？」アリスは大丈夫そうだと安心させてあげました。
「まあ、それは良かった。ところで、私が何故此処にいるのか尋ねたいのでしょう？
それはね、コックがお茶会の料理を作りに勝手に家からいなくなったから、来たんですよ」
アリスは別にそんな事尋ねたいとは思っていませんでしたが、帽子屋さんが怒ったのは
コックが胡椒を使い過ぎた所為だろうと思いました。
「ところで、帽子屋さんはどこにいますか？」
「さあ？　私は存じませんね。さてさて、帽子屋の教訓は……
『怒るべき時、怒るべき相手に、怒るべき程度、怒るべき期間だけ怒る人は偉い』。
そして帽子の教訓は『大は小を兼ねる』。これは非誕生日の贈り物に差し上げますわ」
帽子屋の教訓がアリストテレス（だったかな？）の言葉だったりしましたが、
公爵夫人は気にする様子もなく、コックを連れて家に帰ってしまいました。
―――

スミマセン、更に続きます＾＾；


2005/08/07(Sun) 19:08:14 編集(投稿者)
2005/07/25(Mon) 12:50:46 編集(投稿者)

問題文続き：
さて、漸く三月兎の家ですが、改めて見るといよいよ変わった家でした。
煙突は耳の形で、屋根は毛皮で葺いてあり、目の部分に窓があり、口の部分にドアがあり、
庭の草は髭みたいに横に倒れて、まるで三月兎の肖像の様でした。
アリスが窓から覗いてみると、三月兎は首を切断されて横たわっていました。
ドアを開けようと試みると、鍵が掛かっています。窓にも内側から鍵が掛かっています。
如何仕様かと悩んでいると、蜥蜴のビルが通りかかりました。（憐れな奴だ……）
そこで、ビルは煙突から煤だらけになって家に入り、内側からドアの鍵を開けました。
家の中も、とても変わっていました。家全体が一部屋になっていて、仕切りはありません。
何故か天井にドアが幾つかあったり、壁の隅に妙な金具がついていたりします。
家具は、何故か手術台とミシンと蝙蝠傘、それと書き物机と大鴉の剥製しかありません。
（大鴉の剥製には「Nevermore」と銘が打ってありました。）
書き物机には、アミルスタン・ラムの特別料理が載っていましたが、
胡椒がたっぷり掛かっていたので、コックが作ったものだと分かりました。
三月兎の首は、手術台の上のメスで切断されたようでした。
「それにしても、これは密室だねぇ……」
声に驚いて振りかえると、チャシャ猫がニヤニヤと笑って座っていました。
「ドアや窓には全て鍵が掛かっていて、煙突も両方、誰も通った痕跡が無い。鍵は手術台の上。
しかも、ドアや窓に何か仕掛けを施した痕跡も無い。いや、なかなか面白そうな密室だ」
その時アリスは「そうだ。チェシャ猫なら鍵が掛かっていても入れるんじゃない？」と思いました。
すると、それを見透かした様に、チェシャ猫が「それは駄目だねぇ……」と言いました。
「だって、オレは空間を移動できるんじゃなくて、凄く速く動けるだけだもの。
例えば、今だって走っているけれど、アンタには見えないだろう？」
「走っているのに、同じ場所にいるの？」
「勿論。同じ場所に留まるだけで、もう、必死で走らなきゃならないんだよ」
「もし止まったら？」これは極自然な質問だと、アリスは思いました。
「エネルギーが全て質量に変換されて、冷えて重くなる」でも、答えはこんなものでした。
「まぁ、但し、熱力学第二法則は未だ完全には証明されていなかったと思うけどねぇ……」
（熱力学第二法則：エントロピーは増大する。）
（猫なので「シュレーディンガーの猫」から多世界解釈で説明しようとしたのですが
（良いコジツケが思いつかず、又、「止まる為に走る」を使いたかったので諦めました）
―――

スミマセン、まだ続き……長過ぎるよ！（書いた本人が言うな）


問題文続き：
丁度この時、アリスはまた大きくなり始めている事に気がつきました。
そこで、ポケットから茸の欠片を取り出そうとしたのですが、さっき食べ終えてしまったのでした。
「大変！　早く、あの茸をまた採ってこないと！」とアリスは思って、走り出しました。
森の中を走っていると、下に豚に成った赤子が置きっぱなしの木の上にチェシャ猫が座っていました。
「芋虫のところなら、反対側だよ。ここから先は名無しの森になっちゃう」
アリスはそれでは戻ってしまうと思いましたが、今日は変な事が続くので、
もしかしたら、その方が良いかもしれないと思って、反対側に走り出しました。
すると、芋虫が水煙管を吸っているのが見えてきました。
アリスが挨拶をして、茸を採ると、芋虫が話しかけて来たので、事件の事を話しました。
事件の話を聞き終わって、芋虫は憤然と言い放ちました。
「首をちょん切るなんて、野蛮な風俗だ！」
（ルイス・キャロルは英国人。ギロチンは仏の発明品。そして英仏は仲が悪い。）
（ギロチンがギヨタン博士に因んで命名された事は有名ですが
（ギヨタン博士は「残酷でない死刑方法を開発すべきだ」と主張しただけで
（しかも、刑具の名前にされるのを辞退していましたから
（個人的にはギロチン使用を推奨したミラボーに因んだ「ミラベル」の呼称が好いです。）
その様子がとても怒っている様なので、アリスは黙っていましたが、芋虫も何も言いません。
ここで、アリスはとても重要な事に気がつきました。
「あら？　でも、犯人が分かっていて、
裁判も終わっているなら、何を探偵すれば良いのかしら？」
アリスは暫し考えてみましたが、どうも分かりそうに無かったので、芋虫に尋ねて見ました。
「そんな事も分からんのか」と、やはり倣岸に芋虫が言いました。
「だって、この国の風習が全く分からないんですもの、ね？」
「『ね？』じゃない」それから芋虫は水煙管を吸って、欠伸をして言いました。
「もしも、受刑者が罪を犯さなかったら、賠償が渡される。
この場合は密室だから、帽子屋は犯行不可能だと主張するだろうな」
「賠償って？」
「バター付パン、もしくはスモモケーキ」言い終わると、草の中に入りこんでしまいました。
確かにそれは帽子屋さんが欲しがりそうだと、アリスは思いました。
そして、急いで現場へ戻ろうとしましたが、
三月兎の家が見えてきた途端に道が捻れて、茸の場所に戻ってしまいました。
アリスはそれを数回繰り返して、今度は逆方向に歩き始めました。
すると、鼠と鳥達にばったり出会いました。（ああ、しんどいなぁ……）
ここで又、アリスが事件の事を話すと、鼠と鳥達はアリスに付いてきました。
そして、現場に着くと皆で検証し始めました。
「ノブに何の痕もない。糸やら針やらのトリックではないわね」と何故かいる鳩。
「煙突も両方人が通った痕跡が無い」と首を突っ込んで調べたらしいフラミンゴ。
「鍵にも痕はないから、閉めてから中に入れた訳でもないな」とアヒル。
「蝶番にも痕がない。ドアごと外したというのは無さそうだ」とインコ。
「窓にも痕がない。どうやらこれは、完全な密室ですな」と鼠。
「いやいや、そう決めつけるのは早い」とドードーが考え深げに言いました。
「例えばだ、屋根を持ち上げるなんてトリックもあるし
もっと大掛かりだと、殺した後に壁を作ったり、家を作るというのもある」
「でも、それらの痕跡もないわな」と仔鷲。
その後も「ユダの窓」が如何だとか、そのトリックは今回の場合使えないとか、
皆が滅茶苦茶に喋って、しかも声がどんどん大きくなる物ですから、
まるで嵐の様な騒音になってしまいました。
「お願いだから、一気に喋らないで！」とアリスは叫びましたが、それも掻き消されます。
すると、突然犬の鳴き声がして、巨大な犬が鼠達を追い立てました。
ようやく静かになって、アリスは密室について考える事ができました。
そして、アナグマが転がるのを眺めながら、何とか密室の謎を解く事ができました。

さて、アリスが辿り着いた密室の謎とは、何だったのでしょうか？
―――

無理矢理に全登場者を登場させたので、話の流れが不自然……＾＾；
メリーアンやパットの様に名前だけの登場者、それとお姉さん達現実の人々は
さすがに出すのは難しいですし、長いので登場させませんでした。
その他の未だ出てきていない登場者達は、後日談で出てきます。
犬の大きさや芋虫の大きさが相対的に同じの儘である事については
どうせ原作も夢落ちなので見過ごしてください＾＾；
しかし、トリックは荒唐無稽とは雖も、実現可能ではありますので、御安心を。
個人的には、色々なネタを埋め込めたので満足です……
あまり推敲等はしていないので、誤字脱字等あっても、御寛恕を。
それでは、ご賢答（健闘）をお祈りします。


線分ftさん、こんにちは。
まずは長文お疲れ様です。
とりあえず突っ込みたいところが満載なのですが…
（なぜ「プ」から文章を始めたのか？、とか、
チャシャ猫とチェシャ猫は双子なのか？とか）
…まあ、夢オチですからね（無理矢理自己完結）
　
『アリス』は今でも良い評価を得ていますが、
現代日本では夢オチの物語を出版すると叩かれること間違いなしですね。
…あ、『電車男』は別か（笑）
　

さて、本題に入ってボケますか！
・高床式住居だったので、床下から進入できた。
・窓がサランラップで作られていたので、簡単に進入できた。
・三月兎が死んだことが、夢オチの夢オチだった。（コペルニクス的転回ネタが好きなもので…）
［問題文より抜粋］
＞「何でも『ごっこ』なのね！」
・つまり、「死体ごっこ」をしているだけで、実は生きている。（何だってー！
　
　
それにしても、本当に随所にネタが鏤められていますね。
じっくりと堪能させてもらいました。


線分ftさんこんにちは！
本当にお疲れ様です！
これだけの長文問題を瞬殺するとどれほど快感か？（酷っ！(^^)
ですがほにゃみさんにも指摘されてたrefrain→慎む(笑)なので
それは控えて・・・と言っても本当の答えは判ってないのでボケたつもりが
誤爆って事はありますのでその時はご勘弁を。

・アリスがプディングと間違えて切った。
・トランプが生きてるくらいだからメスも生きていて切った。
・訳者が解雇された兎を首を切られた兎と書いた。

で、お願いします。

ディズニー版の「なんでもない日バンザイ！」のフレーズがこの歳になっても
頭から離れないrefrainでした。（え？ディズニー禁止？いや、原作読んでないし･･･）


2005/07/25(Mon) 18:58:52 編集(投稿者)
2005/07/25(Mon) 18:44:09 編集(投稿者)

こんばんは
養老孟司氏は、有名なので嫌いな線分ftです。
（天邪鬼め……）

さて、何はともあれ、レスです。

（ルナさんのレス）
>（なぜ「プ」から文章を始めたのか？、とか、
「何よ、貴方達なんてトラン」まではアリスが実際に叫び、原作通り。
「プの束じゃない！」は問題文ではヤマネに遮られて、言っていないので
丁度、ここからパロディが始まる……と言う表現です（分かり難いよ）
後日談の最後は「『何よ、貴方達なんてトラン」になります
>チャシャ猫とチェシャ猫は双子なのか？とか）
「トゥィードルディーとトゥィードルダム」に掛けた双子ネタです。
……スミマセン。嘘です。只の打ち間違いです＾＾；
>・高床式住居だったので、床下から進入できた。
そうそう、三月兎の肖像みたいで、首の長さもちゃんと表現……（笑）
>・窓がサランラップで作られていたので、簡単に進入できた。
ビルが煤だらけになってドアを開けたのに……憐れな奴だ（笑）
>・三月兎が死んだことが……
そして、どれが現実か分からなくなって……（ドラえもん「うつつマクラ」）
>・つまり、「死体ごっこ」……
ナチュラルに嫌な遊びだ……＾＾；
全くこのスレには関連ありませんが、他にないので此処に。
「Q.E.D.」は雑誌掲載一つ目しか見ていないので
主人公が天才らしい事と、橋の問題が出てきた事しか知りません（凄い偏り……）
（幼い頃、同じ問題で「川の流れを変えて、陸地にすれば良い」と
斬新過ぎる解決法を考えていたのは秘密です（笑））

（refrainさんのレス）
>これだけの長文問題を瞬殺するとどれほど快感か？（酷っ！(^^)
そんな事も有ろうかと、奥の手を用意しておきました。
問題を、「隠されているネタを探せ！」に変更すれば良いのです（え）
>・アリスがプディングと間違えて切った。
帽子屋、完全に濡れ衣ですね（笑） 可哀想に……
>・トランプが生きてるくらいだからメスも生きていて切った。
「鏡の国」では、マトンまで生きてますからね……有りえる＾＾；
>・訳者が解雇された兎を首を切られた兎と書いた。
何だか斑猫さんのジョーク問題の様な……
ちなみに、私は解職されるクビは、「馘」と書きます。
>（え？ディズニー禁止？いや、原作読んでないし･･･）
いえ、私は良いのですが某Mさんは……（笑）
（月の星条旗燃やす日を楽しみにしてます（笑））

真面目に考えている方々（いるのか？）に一言。
私の場合、問題文に推理の材料は全て含まれています。
しかも、ヒントも含まれています。
（これは、気がつかなかった人達を嗤いたいからですが……（をい））
なので、問題文から推測できない事象は、無視して大丈夫です。
ちなみに、今回は題名はヒントではありませんが、他の場所に幾つか……（呟）


線分ftさんこんにちは！

今日は何時もにも増して暇だったので「アリス」の事を少し調べました。
「アリス人名辞典」というのがありました。「こいつら人？」と心の中で
突っ込んだのは言うまでもありません。(笑)
そこで帽子屋の事など読んでますとこの問題の答えにせまる事が書いて有りました。
が、それはそれ。（オイ　せっかくのボケ場所ですから答えは明日以降に。(^^)
（終わってたりして・・・）

・水煙管に見せかけた茸ならぬマジックマッシュルームでとんでた芋虫がやった。
・どうしても首をちょん切らせたかった女王様がブラックエンジェルスを雇った。
・自分だけ普通っポイ名前のヤマネが僻んで殺した。
・ネタに困った斑○さんが殺した。
・メスってのが兎の雌の事だった。

以上でお願いします！

何故「Q.E.D.」か解りませんでしたが「ケーニヒスベルクの橋」の事ですね？
あの中で初めて私は「もんじゃ焼き」がサボテンの花を酢ミソで和えた物だと知りました！（爆）



こんばんは
二十七宿星とやらでは「壁宿」の線分ftです。
（前置きのネタが無くなってきました……＾＾；）

さて、レスです
（refrainさんのレス）
>そこで帽子屋の事など……
多分、ハズレです。と、言うか、別に犯人は帽子屋でなくとも良かったのですが
「鏡の国」で釈放されたネタがあったので犯人にしただけなので……
>・水煙管に見せかけた茸ならぬマジックマッシュルームでとんでた芋虫がやった。
♪空を自由に〜トびたいなぁ〜♪はい、白い粉〜（え）
>・どうしても首をちょん切らせたかった女王様がブラックエンジェルスを雇った。
どうでも良いですが、一発変換が「ブラック焔じぇるス」でした（笑）
>・自分だけ普通っポイ名前のヤマネが僻んで殺した。
いや、ヤマネなら、殺しかけた時に寝てしまいそうな……
>・ネタに困った斑○さんが殺した。
成る程、すると三月兎の家は、実はクラインの壷だったのか（謎）
>・メスってのが兎の雌の事だった。
……って犯人は帽子屋である事を完全に無視ですね＾＾；
>何故「Q.E.D.」か解りませんでしたが「ケーニヒスベルクの橋」の事ですね？
です。
>あの中で初めて……
そうか、モンジャ焼き=（ほんの小さな出来事+愛+シャボンの泡+雪）酢味噌和え
だったのか……（「サボテンの花」歌：チューリップ）


線分ftさんこんにちは！

昨日思いついた、回答する前に駄目出しくらった(ToT)答えを書きます！

普通と逆転している流れで裁判があってから犯罪が行われるのなら
「死体発見」より後に「犯罪」が行われても良いのではないか？
つまり密室があってもまだ帽子屋は現場に入っていない！

以上です。
これなら線分ftさんの好みのタイプの答えではないかと思いました！(^^)

「不思議の国のアリス」と「鏡の国のアリス」って別物だったんですね。
入り口が違うだけと思ってました。(^^ゞ


2005/07/27(Wed) 14:13:49 編集(投稿者)

線分ftさん、こんにちは〜。
再度ボケるためにやってきましたよ〜。
　
＞アナグマが転がるのを眺めながら、何とか密室の謎を解く事ができました。　
ここに解決の糸口があるに違いない！
・その家は欠陥住宅で、床が傾いているために隙間ができており、
三月兎を殺した後、ずっとその隙間に隠れている。
　
＞何故か天井にドアが幾つかあったり、壁の隅に妙な金具がついていたりします。
それともここがヒントになっているのか？
・普通に天井のドアから入って三月兎を殺害した後、壁の隅の妙な金具に足をかけて、
普通に天井のドアから脱出した。
　
＞「さ、三月兎が殺されました！」ようやくヤマネがそう言うと
もしや、ここに真相が…！
・首を切断されているだけで殺人と考えるのはおかしい。よってヤマネが、量子力学の
観点からだと壁を通り抜けられるのを知っていたので、それを利用して三月兎を殺害した。
　
＞線分ftです。
分かりました、これが真相ですね？
・真実（ｔ）と虚構（ｆ）の世界（線分）に苛まれた線分ftさんが、「三月兎はなんか
白兎と混同しやすいから死んでもらおう」と思い、つい筆が進んでしまった。
　
　
２つ目が唯一まともな答えですかねぇ…。


こんばんは
ベルリンにでも行ってヒットラーを偲んできたい線分ftです。
（ドイツだと「我が闘争」発禁なんですよね……
（むしろ、読ませないと、また馬鹿な奴等が出てくると思うのですが……）

さて、相も変らずレスです。

（refrainさんのレス）
>普通と逆転している流れで裁判があってから……
『鏡の国』だと時流が逆だから、別解……と一瞬思ったのですが
（マンドラゴラとマンゴーとドラゴンについて、即興で関連づけられる
（私の論理力を侮ってはいけません（え））
『鏡の国』でも、記憶を未来に働かせられるだけで、現実は後からついてきます。
つまり、時流の逆転は情報に関してのみで、物理的な事象には何等関しない。
拠って、発見されてから犯行に及ぶのは不可能である。……Q.E.D.（笑）
>これなら……
ええ、こういう全く関係無い観点で解く答は好きです（笑）

（ルナさんのレス）
>・その家は欠陥住宅で……
そういえば、帽子屋が登場していませんね……＾＾；
……どうしよう、これだと辻褄が合うなぁ……
別解……いや、もう少し考えます（私は結構、往生際が悪いです（笑））
>・普通に天井のドアから入って三月兎を殺害した後……
惜しい……少しズレました。（いや、ボケ解答としては惜しくないか）
天井の扉は、萩尾望都の「キャベツ畑の相続人」の魔女達の家で
何故か天井に扉があったので使ってみただけだったりします。
（物理学から少女漫画まで、色々なネタを揃えております（謎））
……まぁ、鳥達の検証が「どの扉」と限定していなので
全ての扉を調べたと考えて下さい。　
>・首を切断されているだけで殺人と考えるのはおかしい。……
いや、むしろ並行世界の軸を歪めて、殺した後に部屋に入らなかった世界を
連続させれば簡単に密室が完成……！（いやいや、無理だって）
>・真実（ｔ）と虚構（ｆ）の世界（線分）に……
大丈夫です。既に現実逃避で虚構の世界にいますから。幻影城万歳！
それに、私の中では「院長=白兎=三月兎=赤き死の仮面」という公式が
成立しているので、大丈夫です。（大丈夫なのか？ それは……）


線分ftさんこんばんは！

違いましたか･･･。んじゃちゃんと推理しよう！（今までのは？）

・大鴉の剥製の中に隠れている。
・トイレが汲み取り式で(笑)潜って出た。（お食事中の方スミマセン！）
・家の鼻に該当する穴が表現されてないので見えにくいのでしょうがそこから出た。
・書き物机の引き出しの中に隠れてた。
・手術台が手品用のギロチン台のように中に人が入れるようになっていた。
・帽子屋だけにハットしてｇｏｏｄだった。（意味は？(笑)）
・出題者が何故かＱ・Ｅ・Ｄに拘っているので照明（証明）の上に隠れてた。(^^)

以上でお願いします！



2005/07/28(Thu) 14:13:42 編集(投稿者)
2005/07/27(Wed) 21:25:47 編集(投稿者)

線分ftさん、どうもです。
まさか、別解候補にノミネートされたり、惜しい答えがあるとは思いませんでしたよ。
　
正解を狙いたい気持ちと、またボケたい気持ちが拮抗している
この状態で回答してみます。（どちらに傾くか！？）
　

（真面目な解答）
＞ビルは煙突から煤だらけになって家に入り
　　↑
　　矛盾
　　↓
＞煙突も両方、誰も通った痕跡が無い。
＞「煙突も両方人が通った痕跡が無い」と首を突っ込んで調べたらしいフラミンゴ。
・帽子屋はビルとチェシャ猫とフラミンゴを買収していた。［共犯説］
（ボケ気味の解答）
・その時は夜だった。実は三月兎は妖怪『飛頭蛮』だったので、翌日の朝には
何事もなかったかのように振舞った。［妖怪説］
・帽子屋は人ではなく蟻だった。［生物説］
・帽子屋は小さくなるケーキと大きくなるケーキを入手していた。［薬服用説］
・帽子屋は宇宙の真理を把握できたから何でもできた。［超人説］
　
比率が…ＯＴＬ
　

〜refrainさんへ〜
「Ｑ.Ｅ.Ｄ.」のことなのですが、ここではマンガの題名を指しているのです。
詳細は『あるなし２９ｔｈ』を閲覧してみてください。
（何か宣伝っぽいですが、そこのところは気にせずに（＾＾；））
元々は、自分が振って、それに線分ftさんが少し乗っかったものと
考えていただければ良いかと。
　
　
…そういえば、『クラインの壺』も「Ｑ.Ｅ.Ｄ」で少し触れていましたね。
確か、入口と出口が別々に同じところにある壺ですよね。…あれ？変な文章になった（笑）
つまりは『メビウスの輪』の発展形ですよね。（…と、無意味にもう少し引っぱってみる）
　
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
編集でrefrainさんにお返事を…。
　
＞Re[7]のレスでふれた「もんじゃ焼き」も「凍てつく鉄槌」からです。
そうだったのですか、『ケーニヒスベルクの橋』が強く心に残っていたので、
「もんじゃ焼き」が急に出てきて「？」と思ってしまいました。
　
＞ここまで書いて思い出したけどルナさんは他レスをあまり読まなかったんですよね。(^^ゞ
ちゃんと読んでますよ〜。ただ、ところてんのようにすぐ抜けていくことが時折あります（笑）
　
＞私も「オイラーの公式」なんてあのマンガで初めて見ましたし・・・。
自分としては「ライデン瓶」が気に入っていますね。（話の論点がずれてしまった…）
　
　
線分ftさん、どうも失礼しました。
（「どうも」の使い方を間違えているという突っ込みは無しの方向で…自分がよくする挨拶、
「どうもです。」も明らかに間違っているのは承知の上で使っているので…。）


2005/07/28(Thu) 00:35:30 編集(投稿者)

線分ftさんこんばんは！
ルナさんもこんばんは！

『あるなし２９ｔｈ』から引っ張ってたんですね。
＞「Ｑ.Ｅ.Ｄ.」のことなのですが、ここではマンガの題名を指しているのです。
読んでますよ〜！(^^)Re[7]のレスでふれた「もんじゃ焼き」も「凍てつく鉄槌」
からです。と、ここまで書いて思い出したけどルナさんは他レスをあまり読まな
かったんですよね。(^^ゞ

私も「オイラーの公式」なんてあのマンガで初めて見ましたし・・・。




2005/07/28(Thu) 16:48:50 編集(投稿者)
2005/07/28(Thu) 16:39:18 編集(投稿者)
2005/07/28(Thu) 16:05:43 編集(投稿者)
2005/07/28(Thu) 15:59:49 編集(投稿者)

こんばんは
大内裏の門で、藻壁門は何となくマイナーですね……線分ftです。
（内裏の図を見ていると楽しい……あ、ここで光源氏が、とか）

さて、前レスで意味不明な部分が幾つかあったので、解説
（意味不明なのはいつもだって？　……確かに）
>（マンドラゴラとマンゴーとドラゴン……
以前、試験前にする事が無くなって、知人の邪魔をしていた時に
「マンドラゴラとマンゴーとドラゴンをコジツケられるなら聞いてやる」と
言われたので、コジツケました（レスに全く関連無いな……＾＾：）
>幻影城万歳！
江戸川乱歩「幻影の城主」より。まぁ、空想世界の事です。
>「院長=白兎=三月兎=赤き死の仮面」という公式
これは完全に意味不明ですね＾＾；
私が書こうとしている小説のネタです（え）
この公式から「アリスは零時に処刑」が導かれます（謎）
詳しく知りたい方は当方ホームページへ（いや、URL公開してないだろうが）

もう一つ、「帽子屋は隠れていた」に対する反論を思いつきました
「鼻が利く筈の猫や兎が、隠れている帽子屋に気がつかないのはオカシイ」です。
ふふふ……私の、理系と「古今東西元素の名前」勝負で勝つほどの
負けず嫌いさを侮ってはいけない（何をやっているんだ、お前は）

（refrainさんのレス）
>・大鴉の剥製の中に隠れている。
そしてアリスが「其は荒涼たる夜半なりけり……」
帽子屋がうっかり「またとなけめ！」（E.A.Poe『大鴉』より）そして逮捕（違）
>・トイレが汲み取り式で(笑)潜って出た。（お食事中の方スミマセン！）
懐かしい……！　果たして不思議の国にバキュームカーは在るのか？（笑）
>・家の鼻に該当する穴が表現されてないので見えにくいのでしょうがそこから出た。
……鼻、忘れてました＾＾；　鼻に該当する物……鼻に該当する物……
あ、きっと雨樋が鼻の位置にあるのでしょう（明らかに設計がオカシイ）
>・書き物机の引き出しの中に隠れてた。
長持ちの中なら、乱歩ファンの私は別解にしたかも……（笑）（乱歩『お勢登場』）
>・手術台が手品用のギロチン台のように中に人が入れるようになっていた。
椅子の中なら、（以下略）（乱歩『人間椅子』）
>・帽子屋だけにハットしてｇｏｏｄだった。（意味は？(笑)）
ハットをカットしてフット我に返ってハット驚いたけれどグッドだったんですね（謎）
>・出題者が何故かＱ・Ｅ・Ｄに拘っているので照明（証明）の上に隠れてた。(^^)
アリスの発刊が1865年、エジソンが電灯を発明するのが1879年。
電灯発明以前の照明の上に隠れるのは、熱過ぎて不可能。Q.E.D.（気に入ったらしい）
（本文では時代考証なんてしていない癖に、なんだこの細かい証明は（笑））

（ルナさんのレス）
>・帽子屋はビルとチェシャ猫とフラミンゴを買収していた。［共犯説］
あ、本当だ……矛盾してる……＾＾；
いや、チェシャ猫の事だから、ビルが煙突から入るのくらい見ていただろうし
フラミンゴは、その前のアリスが話した時にビルが通った事も聞いたと考えれば……
その前に、煙突から出たとすると、帽子屋が煤だらけでバレバレですね＾＾；
>・その時は夜だった。……[妖怪説］
兎の耳なら、飛べそうですね……でも、中国の妖怪が英国まで行けるかどうか……（え）
>・帽子屋は人ではなく蟻だった。［生物説］
そうか、皆、テニエルの挿絵に騙されていたのか……
>・帽子屋は小さくなるケーキと大きくなるケーキを入手していた。［薬服用説］
さて、如何した物か……この答えだと物語世界での辻褄が合うなぁ……＾＾；
アリスの大きさが変化するのは、幼少時の自我と周囲の不安定さを示していて
茸を手に入れた事は、それを自分で調節できるまで成長した事を現しているので
アリス以外の大きさが変化する事はありえない……Q.E.D.（気に入ってるらしい）
……って、これじゃ物語自体が否定されてしまう……う〜ん……別解で。
……と、思っていたら、問題文の下に「実現可能ではあります」と書いてあるので
一応、ハズレという事で……（書いておいて良かった……）
>・帽子屋は宇宙の真理を把握できたから何でもできた。［超人説］
羨ましい……私なんて、毎回初詣に「全智を下さい」と願って、未だに貰えないのに……
（賽銭を入れないからだとか言わないように（無神論者なので賽銭は入れない（矛盾）））
>…そういえば、『クラインの壺』……
クラインの壷はメビウスの輪の三次元版ですね……
但し、三次元では存在できませんが＾＾；

ちなみに、正解のトリックを使った証拠まで、問題文に書いてあったりします。
更に言うと、ヒントも今までに五回出ていたりします（え）
その癖、本文に穴が多いのは、天邪鬼な所為です（笑）
さて、何故か今まで言うのを忘れていましたが、とりあえず言っておきましょう。
引き続き、ご賢答（健闘）をお祈り致します。


2005/07/28(Thu) 18:09:43 編集(投稿者)

こんにちは〜、またまた挑戦（ボケ）にきました。
そろそろ核心に触れるような回答をしたいのですが、
なぜかボケに走ってしまう自分がいるわけで…。
　
　
・帽子屋が鎌鼬を雇った（痛み止めの薬を塗る鎌鼬は丁度産休）［妖怪説２］
　
・帽子屋は隙間風が入る数個の穴を利用して、何らかの方法で風を送ることで、
「かまいたち現象」を人工的に発生させた。メスは実はフェイク。［賢者説］
　
・実は帽子屋と三月兎は交際中で、帽子屋は合鍵を持っていた。［恋人説］
　
・ドアはオートロックだった。［時代考証無視説］
　
・帽子屋は体全体にファブリーズ（無臭）的なものを吹きかけていた。［別解支持説］
　
　
それではどなたか解答をズバッと出しちゃってください（人任せ）
　
　
＞「古今東西元素の名前」勝負で勝つほどの負けず嫌いさ
線分ftさんのことだから、まずはランタノイドとアクチノイドから
答えていくという天邪鬼っぷりなのでしょう。


線分ftさんこんばんは！

線分ftさん好みの答えにしようと乱歩作品を思い出そうとしましたが
なんせ読んだのがウン十年前ですからそうそう出てきませんで・・・(^^ゞ

・屋根裏に潜んでいた。
・壁の厚みを利用した部屋を作っていた。
・顔に硫酸をかけて誰だか判らなくしようとしたら全身融けて無くなった。

以上乱歩ネタ（だよな？）でした。

あと二つ

・コックが作った調理で三月兎にクシャミをさせ後ろに吹き飛んだ三月兎が
手術台の上に突き立てたメスに自分から当たって首が切れた。
・部屋にあった蝙蝠傘は実は帽子屋の歌に出てくる蝙蝠でお盆のような
飛び方でエレベーターのように帽子屋を乗せ煙突に痕跡を残さず潜り抜けた。

で、お願いします！



こんばんは
愛知万博で「水のカーテンが壁代わり」と聞いて行きたくなった線分ftです。
（「行きたく」一発変換が「逝きたく」……私らしい＾＾；）

さて、十四時頃書き込んだお陰で又書く事に……まぁ、良いのですが

（ルナさんのレス）
>・帽子屋が鎌鼬を雇った（痛み止めの薬を塗る鎌鼬は丁度産休）［妖怪説２］
いや、一番目の突風を起こす鎌鼬も必要なさそうな……（笑）
>・帽子屋は隙間風が入る数個の穴を利用して、……［賢者説］
凄い風圧だ……いや、もしや、実はARMS？（又、漫画ネタ＾＾；）
>・実は帽子屋と三月兎は交際中で、帽子屋は合鍵を持っていた。［恋人説］
兎は三月頃が発情期で、気が狂った様になるらしいので
帽子屋の動機を、「三月兎が撓垂掛ってきたから」にしようかとも思ったのですが……
（石原慎太郎氏は、撓垂掛ってきたボーイ（まぁ、そういう店だったのですが）を
（平手打ちした。という逸話の持ち主……（無駄豆知識））
まぁ、種族が違いますから（何だこの妙にマトモな理由は）
>・ドアはオートロックだった。［時代考証無視説］
鍵持って出ないと大変ですね……って、誰か気づけ！（笑）
>・帽子屋は体全体に……［別解支持説］
水に浸るだけでも効果はあるかも……
でも、バター付パンと紅茶の匂いで分かりますかね
>線分ftさんのことだから……
残念。111番目の元素：ウンウンウニウム（Rg）からでした（十分、天邪鬼）


2005/07/28(Thu) 19:35:07 編集(投稿者)

数分違いのレスだったので、続けて書きます。

（refrainさんのレス）
>・屋根裏に潜んでいた。
『屋根裏の散歩者』……って、西洋では屋根裏は普通に部屋ですから……
（その為、乱歩作品が英訳された時、英訳されなかった作品の一つ）
>・壁の厚みを利用した部屋を作っていた。
これは……A.C.ドイルの『ノーウッドの建築業者』ですかね？
>・顔に硫酸をかけて誰だか判らなくしようとしたら全身融けて無くなった。
『石榴』……そういえば、実際に硫酸プールで死体を溶かそうとした
殺人犯がいたなぁ……でも、かなりの量が無いと溶けきらないと……＾＾；
>・コックが作った調理で……
素晴らしい切れ味だ。（乱歩『地獄風景』より）
>・部屋にあった蝙蝠傘は……
蝙蝠傘って普通の洋傘ですから！残念！台風七号斬り！（何となく、懐かしいネタ）


こんにちは。職場からアクセスするとＩＤが変わりますがVegaです。
それが証拠に「小さいって素晴らしい！」

ところでだいぶ前のレスでブラジルでシリコン盗難とかいうニュースの話がありましたけど、何とかしてあの犯行グループと連絡を取りたいと思ってます。
主犯はうちのシリコン調達部長かもしれませんが（ｗ


さて解答です。職場からなのでボケもせず一点勝負で。

声マネの上手い帽子屋は、窓の外から三月兎を指して女王の声で「そ奴の首をちょん切れ！」と言った。
それを聞いたトランプの兵が忠実に命令を実行した。
トランプはペラペラだからちょっとしたドアの隙間からでも出入りできる。

どうでしょう、相性の良い線分ftさん？


こんばんは
20レスの壁を突破しましたねぇ……線分ftです。
（私の問題は、確か、20レス以上行った事がなかった）

さて、20レスを越えたと思ったら、天敵登場ですね（笑）
（Vegaさんのレス）
>……何とかしてあの犯行グループと連絡を取りたいと思ってます。
男性三人組だとか……
でも、盗品だと病気に感染しても、泣き寝入りしかないですからねぇ……
果たして、犯人はどうする積もりなのだろう……？
>声マネの上手い帽子屋は……
原作だと、結局誰の首も切られてないのですよねぇ……
なんだかんだ言って、内容は兎も角、裁判が行われている以上
女王の「首をちょん切れ」発言はグリフォンの言う通り「ごっこ」だと思われます。
拠って、不可能。Q.E.D.（まだ使うか……）
>どうでしょう、相性の良い線分ftさん？
ふふふ……人間は日々、進歩するものです。以前の様にはいきませんよ
（とか言って、次の解答で正解されたら格好悪い事この上ないな（笑））

何だか、他人の解答を否定し続けていると
「じゃぁ、お前の用意した正解は完璧なのか」と思われるかもしれませんが
そんな事は全く無いので、正解発表して、それが下らなくても怒らないで下さい。
……ところで、ヒントはコッソリと幾度も出しているのですが
何方も触れないのは、気づいていないのでしょうか？
まぁ、何はともあれ、ご賢答（健闘）をお祈りします。


こんばんは。
そういえば家に「鏡の国のアリス」を持っているのに一度も完読したことのないVegaです。
（だって英語読むのめんどいし・・・）

さて、明日は５時半起きで出かけるので簡潔に行きますよ。

・例の小さくなる茸を食べて鍵穴から侵入→元のサイズに戻って殺害→また茸を食べて出る

今回は家からなので一応ボケも考えてみました。

・芋虫の糸を京本○樹ばりの技術で隙間から通し、三月兎の首にかけて引っ張り指でピーンとはじくと三月兎はガックリ死亡（首切れてないし）

あ〜シャーロックホームズのDVD-BOX欲しいな・・・


2005/07/29(Fri) 22:12:06 編集(投稿者)

線分ftさん、こんばんは。
本文とレスを読み直してきましたが、「Ｑ.Ｅ.Ｄ.」しか目に付きませんでした…ＯＴＬ
　
とりあえず、なるべく（←ここ大事）文章だけから判断できる回答をします。
　
・帽子屋はトランプの兵隊と癒着しており、トランプの兵隊が
ドアの隙間（蝶番が無い側）から普通に出入りして殺害した。［癒着説］
　
・三月兎を殺害した後、鍵を掛けて、煙突からその鍵を入れた。そして、
傘を広げたときのＵ字型を利用して上手く手術台の上に載せた。［案外まとも説］
（暖炉の描写が無いのが気に掛かりこう推理しましたが、この方法は色々無理がありますね…）
　
・帽子屋は一流の鍵師で、鍵とメスを手術台の上において外に出た後、
鍵穴に一切痕を付けない方法で施錠した。［鍵師説］
　
・帽子屋は磁力のスタンド「バステト女神」の使い手だった。［ＪＯＪＯ説］
（分からなかったら、これは無視してください。）
　
・帽子屋は変装の達人で、蜥蜴のビルに変装して、
偽者の鍵を本物とすりかえた。［イエロー・テンパランス説］
　
う〜ん、難しい。
自分としては「壁の隅の妙な金具」が気になりますが、おそらくフェイクなのでしょうね…。



こんばんは
イェルサレムの聖跡は、何故かユダヤ教だけ名前が格好良いと思う線分ftです。
（まぁ、宗教は嫌いですが……）

さて、PCが違うのでIDが違いますが、本人です。
そしてレスです。

（Vegaさんのレス）
>さて、明日は５時半起きで出かけるので簡潔に行きますよ。
お疲れ様です。
>・例の小さくなる茸を……
小さくなった後、鍵穴まで攀じ登れるのか……が問題ですねぇ……
>・芋虫の糸を……
いや、むしろ鍼を飛ばして……（それは梅安だな）
>あ〜シャーロックホームズのDVD-BOX欲しいな・・・
あの、ホームズの額がちょっと広い（笑）、グラナダのですね？
私も欲しいですが、その前に光文社乱歩全集……

そういえば、このハンドルでの初出題「雷神橋問題」は
三部作の予定だったのだよなぁ……（呟）
閑話休題、レスの続きです。

（ルナさんのレス）
>・帽子屋は……［癒着説］
トランプ兵達にも手足があるので、それが引っ掛かって通れませんね
>・三月兎を殺害した後、……[案外まとも説］
本当だ……暖炉がない＾＾；
まぁ、ビルが煤だらけになっていますし……
>・帽子屋は一流の鍵師で、……[鍵師説］
そういえば、鍵ごと外して、施錠してから付け直すトリックが何かで……
>・帽子屋は磁力のスタンド……[ＪＯＪＯ説］
と、言うより何より、波紋はどこ行った……！（笑）
第一部でジョナサン・ジョースターはあれ程辛酸を嘗めたのに
後の人々はスタンドで楽してるじゃないか……（長いよ）
>・帽子屋は変装の達人で、……[イエロー・テンパランス説］
ストリングス等でも可ですね……（あ、でもあれはゴリラか）
>自分としては……
ふふふふふ……はてさて、どうでしょう……

引き続き、ご賢答（健闘）をお祈りします。


線分ftさんこんにちは！

ルナさんのレス
＞「Ｑ.Ｅ.Ｄ.」しか目に付きませんでした…ＯＴＬ
この通りで線分ftさんがおっしゃるヒントはこれと思います。
「Ｑ.Ｅ.Ｄ.」は塔馬想の決めゼリフ（セリフとしては言いませんが）として使われてますが元々エラリークイーンが使ってましたので
エラリークイーン→２人１組を指しルナさんが近い答えを書いてありましたが
「帽子屋とビルが共犯だった！」（ビルは鍵を持って入っただけですが）

あと一つボケ回答を
・内側のノブの中心のボッチを押し込んでバタンと閉めれば鍵のかかるタイプだった。(^^)

以上でお願いします！



こんばんは
デスクトップ（机上）なのに貼るのは壁紙、統一できないのか疑問に思う線分ftです。
（まぁ、そうでも良いのですが……）

さて、蝉の声が嘲笑に聞えるのを無視して、レスです。
（refrainさんのレス）
>この通りで線分ftさんがおっしゃるヒントはこれと思います。
ふふふ……違います＾＾；
関連の無いネタなのですが、少々引っ張り過ぎましたね＾＾；
>「帽子屋とビルが共犯だった！」（ビルは鍵を持って入っただけですが）
ビルは通りかかっただけですからねぇ……
下手すると、アリスが自分で煙突から入りかねないので無理でしょう。
エラリー・クィーンとすると、色々考えられますね……
二人一役、一人二役（エラリー・クイーン、バーナビー・ロス）
Yの悲劇ではハッター家がありますし、『キチガイお茶会の冒険』という短編も……
まぁ、関係ないのですが……＾＾；
>・内側のノブの中心のボッチを……
真面目に考えている鳥達、莫迦ですね……誰か気がつけ！（笑）

何だか、この儘だとヒント探しになってしまいそうですが……
面倒なのでヒントの隠し場所を次レスで公表します。
知りたくない方は、「待った」とレス下さい。
何はともあれ、ご賢答（健闘）をお祈りします。


2005/08/01(Mon) 09:39:02 編集(投稿者)

線分ftさん、おはようございます。
とりあえずヒントを待っていたのですが、もしかして誰かが回答しないと次レスは
発生せず、ヒントも出てこないシステムだったりするんですかね？
　
よって、ネタが尽きかけつつもボケます。
　
・むしろアリスと帽子屋が癒着していて、密室の謎は、ビルの単独犯行ということで
一件落着。
　
・帽子屋は壁の隅の妙な金具から謎の電磁波を発生させる装置を作り、三月兎を
いい感じに狂わせて、自ら首を切断するように仕向けた。
　
・犯行に使われたメスは、ラジコンだった。
　
・犯行に使われたメスは、帽子屋に雇われた刺客だった（メス自体が生き物だった）
　
・犯行に使われたメスは、「ニュートロンジャック」という２つ名を持っていた。
　
…これまた実現するのが難しいものばかりだなぁ。

こんばんは
昨日は久方ぶりに人が多い場所へ行って、世間との壁を感じた線分ftです。
（人間が嫌いです。人間が嫌いです。人間が嫌いです。（日記より））

さて、ルナさんのレスが何故か図表モードですが……それはさて置き
（ルナさんのレス）
>とりあえずヒントを待っていたのですが、……
いえ、誰も前レスを見ていなかったら、ヒントを出して欲しくない人がいるのに
ヒントを出してしまう可能性があるので……
>・むしろアリスと帽子屋が癒着していて、……
最近は警察も不祥事続きですからねぇ……
世界の警察を自称している或る馬鹿な国も不祥事続きですしねぇ……
>・帽子屋は壁の隅の妙な金具から……
被害者に恐怖を与えてショック死させるトリックなら何かに有った気が……
でも、暗示も死に関しては効かないですから（例外はあるらしいですが）
>・犯行に使われたメスは、ラジコンだった。
外見は只のメスなのに、飛行出来る……うわぁ、分解してみたい（笑）
>・犯行に使われたメスは、帽子屋に雇われた刺客だった（メス自体が生き物だった）
メスが犯人なら、とりあえず現場から逃げ出しそうな気が……
>・犯行に使われたメスは、「ニュートロンジャック」という２つ名を持っていた。
過激で豪腕か……小沢一郎氏？（まぁ、「豪腕」と呼ばれたのも以前の事ですが）

それでは、ヒントの隠し場所発表です。
私のレスには毎回「こんばんは/X線分ftです。/（Y）」の形の前置きが付きますが
そのXの部分に、毎回同じキーワードを隠してあります。
（明記されずに、連想として暗示している場合もあります）

それでは、ご賢答（健闘）をお祈りします。


2005/08/01(Mon) 18:01:20 編集(投稿者)


線分ftさん、こんばんは〜。
キーワードは分かった気がします。そういえばこれについて
鳥たちはあまり言及していませんでしたね。
　
・武家屋敷に存在するような、回転する仕掛けの壁があった。（目印は壁の隅の妙な金具）［忍者説１］
　
・「壁蓑」の術で、うまく壁にカモフラージュしていた（勿論ファブリーズ済み）［忍者説２］
　
・三月兎を殺害したあと、壁を壊して、外に出てから以前と遜色の無い壁を再度作った。［地味な努力説］
　
・三月兎の家の壁は「ぬりかべ」だった。［妖怪説３］　
　
・三月兎の家の壁は檻のように作られていたので、簡単に出入りできた。
アリス達は冷静さを失っていたので、その事に全く気づかなかった。［ＯＴＬ説］
　
…まあ、キーワードが分かっても正解に辿り着けるとは思っていませんが。［超ネガティブ説］
　
ついでに、「ニュートロンジャック」は、建物を残して人だけを切るという皮肉だった
のですが…（もしここまで理解していたならば、この文章は意味なしですが一応。）


こんばんは
やっと、この部分でヒント以外の事ができて安心した線分ftです。
（一つの言葉で幾つも書くのは、さすがに大変＾＾；）

さて、レスです。
（ルナさんのレス）
>・武家屋敷に存在するような、……［忍者説１］
惜しいです。金具はもっと積極的な使い方です。
そしてあの仕掛けの名称は「どんでん返し」だったと思います。
>・「壁蓑」の術で、……（勿論ファブリーズ済み）［忍者説２］
一時的に身を隠すには良いですが……
>・三月兎を殺害したあと、……［地味な努力説］
内側から見た時、不自然でしょうねぇ……
>・三月兎の家の壁は「ぬりかべ」だった。［妖怪説３］　
塗り壁は、下の方を木の枝で払うと消えるそうです。是非お試し下さい（え）
>・三月兎の家の壁は檻のように作られていたので、……［ＯＴＬ説］
そういえば、「OTL」が「○|￣|＿」の文字版である事を最近知りました
>…まあ、キーワードが分かっても……［超ネガティブ説］
「ポジティヴ」と書いて「開き直り」と読む（謎）
>ついでに、……
小沢氏は人を残して党だけを切る……（違）

どうせなので、ヒント公開。「壁」です。
どの様に隠れていたかは次の通り。
「シュール」「S.カルマ」から連想で、阿部公房著「壁−S.カルマ氏の犯罪」。
「養老孟司」から連想で、「バカの壁」。「壁宿」。
「ベルリン」から連想で、「ベルリンの壁」。「藻壁門」。
「水のカーテンが壁代わり」。「20レスの壁」。
「イェルサレムの聖跡」「ユダヤ教」から「嘆きの壁」。「壁紙」。「世間との壁」。

そんなこんなで、ご賢答（健闘）をお祈りします。


2005/08/02(Tue) 19:23:18 編集(投稿者)

線分ftさん、こんばんは。
ここまで長くなると宮月さんの100レス突破を思い出しますね。
　
自分は基本的にボケ担当なので、推理問題はあまり正解になったことが無いのですが、
ここら辺で正解を狙っていこうと思います。
　
・壁の隅の妙な金具は外側から取り外すことが可能で、それによって
外とのアクセスが可能になり、そこから鍵に糸をつけて入れ、
手術台の上にあるメスを利用して糸が残らないように切った。
　
・実は壁の隅の妙な金具が最新鋭のラジコンで、自由自在に動かすことができ、
あっという間に三月兎を殺害して、本文にあるような状況を作り出した。
　
・壁の隅の妙な金具は、実は帽子屋に忠実な生物で、自由自在に動くことができ、
あっという間に三月兎を殺害して、本文にあるような状況を作り出した。
　
　
すいません、壁の隅の妙な金具を積極的に使い、かつ、おそらく実現可能な方法で
あるような密室トリックは自分ではこれが限界ですかね…。
　
誰か真相を暴いてくれぇ…、自分は、やはりボケに回る側みたいなので。
　
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
まさかダブるとは…。
後10数分早ければ…！


こんばんは
「死にたい」という本で、二冊目が微妙に大きいのは何故か……線分ftです。
（しかもサブタイトル「ラスト・ワルツ」って……）

さて……大変な事に、レスする事に疲れてきました。
タイミングの良い事に、殆ど正解の回答も出ているので
特に問題が無ければ、明日、正解発表しようと思います。
まだ解きたい方は、「待った」とレス下さい。
自分勝手でスミマセン


こんばんは
一月に図書館に予約したCDが、ようやく届いた線分ftです。
（♪流れゆけ、流れてしまえ〜立ち止まる者達よ〜）

さて、ルナさんの回答が正解から外れていっていますが
まるで何も無かったかの如く（え）
「待った」レスが無いので正解発表します。
「壁に蝶番（妙な金具）をつけて、扉代わりにした。」です。
庭の草が倒れていたのは、壁を開いた時に倒されたわけです。
そういう訳で、後日談……

後日談：
ようやく、密室の謎を解いた時、魚に似た召し使いがやってきて言いました。
「特別捜査官殿へ〜、王様より〜、裁判開廷のお報せ〜」
すると、案の定、蛙に似た召し使いが何時の間にか部屋にいて、順序を変えて繰り返しました。
「王様より〜、裁判開廷のお報せ〜、特別捜査官殿へ〜」
見ていると、これも案の定、両方がお辞儀をして、カールが絡まってしまいました。
裁判所に行ってみると、裁判が一つ終わった後らしく、庭師達が連行されていきました。
そして、アリスが到着するのと同時に、帽子屋が被告人席に立ちました。
これはとても重要な（王様の事ですから、非重要かも知れませんが）裁判らしく、
兵隊や廷臣、王様の子供に来賓の方々が全員集まっていました。
それにしても、首切り役人までいるのは、とても不気味でした。
「それでは陪審員達よ、判決を纏めるが良い」アリスが到着するや否や、王様が言いました。
「未だです。まずは被告人の主張を聞かないと」と白兎（忙しい奴だ……）。
「被告人、述べよ」と、王様は帽子屋に言いました。
「こ、国王陛下。現場は密室だったというじゃありませんか。どうして私に殺せるというのですか」
帽子屋の声が震えているのは、又も女王様に睨まれていたからです。
「しかし、ハムサンドにハムを挟む人間がいるように、
殺人には殺した犯人がいなくてはならぬ」と、王様。
これにはあちこちで拍手が起こりました。そりゃまぁそうだと納得したからです。
その間に女王様は、春のコンサート歌い手一覧を持って来るように廷吏に命じました。
「では判けts」「捜査官殿、捜査結果を」王様を白兎が遮って言いました。
王様は困惑した顔をしましたが、白兎はもう、無視する事に決めた様です。
「その前にお尋ねしたいのですが、問題点は密室の謎だけですか？」とアリス。
「無論」と王様が無駄に重重しく言い、帽子屋は俯いて黙っていました。
「密室の謎は解けました。壁に蝶番がついていて、ドアの代わりになります。
最近開けられた証拠に、庭の草が倒れていました」
「陪審員達判決を！」と王様。一覧を見終えて「首をちょん切れ！」と女王様。
「ち、ちょ、懲役を終えた後に更に刑を科される事は憲法に違反する！
私は、国王陛下のこの御横暴に御抗議申し上げ奉る！」と帽子屋が悲痛に叫びます。
（帽子屋以外は王様を全く敬っていない気がするのですが……）
「そうよ！　同じ事件で二度も罰するなんてオカシイわ！」とアリスは言いました。
モルモットが又もや喚声を上げて鎮圧されました。
「王も神と法の下に在り！」と、帽子屋はブランクトンの言葉を誰から聞いたのでしょう。
「口を慎め！　王権は神聖不可侵なるぞ！　こ奴の首をちょん切れ！」と女王様。
アリスは叫びました。「何よ、貴方達なんてトラン（原作該当部「プの束じゃない！」に続く）


ついでに、本文中に解説の無いアリス以外のネタの説明を……
>「そんな事、カルヴァンとサルトルにでも議論させてりゃ良い」
>（カルヴァン「職業召命観」、サルトル「実存は本質に先立つ」。）
カルヴァン「職業召命観」とは「職業は神から命じられた天職」という考え。
サルトル「実存は本質に先立つ」とは「人間は目的より先に存在する」という考え。
（では、これまで人間は遺伝子以外に何か遺したのか？（嗤））
ピコ・デラ・ミランドラでも良かったのですが、記憶を未来に働かせたかったので
アリスの時代に存在しないサルトルにしてみました。
>そして帽子の教訓は『大は小を兼ねる』。
これは只のヒントです。大（壁）は小（ドア）を兼ねる。
>手術台とミシンと蝙蝠傘
Lautreamont『マルドロールの歌』に出てくる。
「手術台の上のミシンと蝙蝠傘の偶然の出会い」
>大鴉の剥製には「Nevermore」と銘が打ってありました。）
E.A.Poeの詩『大鴉』で大鴉が唯一言う言葉が「Nevermore」
>アミルスタン・ラムの特別料理
Stanley Ellin『特別料理』に出てくる。
作中で明記はされていないが、人肉の事だと推測される。
>すると、案の定……
三箇所で「案の定」が出てきますが、中井英夫の随筆「孤独すぎる怪人」で
「乱歩の作品に出てきた『案の定』が気に入っていたから、
自分の子供の頃の作品には『案の定』が頻出しているに違いない」と
いう趣旨の事を書いていたので、アリス好きの中井英夫に敬意を表し（？）、使ってみました。
>「しかし、ハムサンドにハムを挟む人間がいるように、
>殺人には殺した犯人がいなくてはならぬ」……
Thomas Burke『オッタモール氏の手』に出てくる。
>「ち、ちょ、懲役を終えた後に更に刑を科される事は憲法に違反する！　……
日本国憲法第三章第三十九条：遡及処罰の禁止・一時不再理
>「王も神と法の下に在り！」
イギリスでマグナ・カルタを国王に突きつけた頃の、裁判官ブランクトンの言葉。
>……王権は神聖不可侵なるぞ！　……
大日本帝国憲法第一章第三条：天皇ハ神聖ニシテ侵スヘカラス
―――

ここまでネタを詰め込んだ癖に
肝心のトリックが荒唐無稽でスミマセン


※　問題中に使用されている人名、地域名、会社名、組織名、製品名、イベントなどは架空のものであり、実在に存在するものを示すものではありません。