禅の公案から
むた (2003/06/29(Sun) 10:21:35)
この間、禅の入門書を読んでいたらこんな問題が出ていました。みんなも考えてみてね。
ある尼寺に一人の修行僧がやってきて、尼寺に一夜の宿をお願いし安寿様が快くOKを出すところからこの話は始まります。
その夜、修行僧が寝ていると一人の若い女性がこの修行僧を誘惑しにやってきます。かなりきわどいことまでこの女性はやったようですが修行僧は知らん顔。彼は最後にこういって女性を追いはらます。
「私は心は枯れた木のようなもの。誘惑など無駄なことです。」
第三者から話を聞き、一部始終を正確に知った安寿様は、怒って修行僧をたたき出す。
このあと問題は次のように続きます。
問:修行僧はどのようにしたら安寿様を怒らせずに住んだのでしょう。
一応答えは用意していますがみなさんもちょっと考えてみてください。
み〜や (2003/06/29(Sun) 10:58:34)
その女性を泊めてやればよかった…とか?
KIU (2003/06/29(Sun) 12:11:10)
うーん。
心を枯れた木ではなく、何事にも動じない巨木に例えた方が良かった。
もしくは安寿さんが、木は枯れない、土に還って他の植物の糧となるだけ、とか訳の解らない説法をしたかった。
とにかく、「悟る」ということは「枯れる」ということではない。そう安寿さんは考えていたのでは、と思います。
まあ自分としては、愚か者を怒るようでは安寿さんはまだまだ悟りを開けていないなあと思います。感情的になるのはあまり仏教的ではないと思うんですが、それも流派次第ということでしょうか。
むた (2003/06/29(Sun) 12:19:58)
えー、ヒントだすと答えがでやすくなってしまうのでとてもあやふやなヒントを。
むかし、大学の授業「宗教学」でこの問題が出たとき先生を「なるほど!」といわせた答えを出したのは女性でした。
KIU (2003/06/29(Sun) 12:27:49)
求められたら応えてやりなさい、でしょうか?
蒼鉛 (2003/06/29(Sun) 18:44:20)
際どい事させる前に断れ
ですかね……
むた (2003/06/29(Sun) 19:33:32)
徐々にいい答えになってるみたいです。
えーと、授業で先生が出したヒント
「禅の公案とか、修行僧とか先入観をとってから問題を読んでみてね。」
岩名 杏奈 (2003/06/29(Sun) 20:30:58)
こんばんは♪
「私は心は枯れた木のようなもの。私にはその誘惑は勿体無いです。」
ん〜と、安寿様はその若い女性が枯れた木の様な心を潤す事も出来ない位
魅力がないと言われた様な気がして怒ったと思うので、
魅力はあると言って断れば良かったのかと思いました(^^;
でお願いします♪
KIU (2003/06/29(Sun) 21:19:19)
じゃあ、「女に恥をかかすな!」で。
古来奥ゆかしいとされる女性が恥を忍んで誘ったんだから、相手してやれ。
もしくは、「据え膳食わぬは男の恥」
むた (2003/06/30(Mon) 02:46:27)
さすがは女性。岩名さんの考え方が用意した答えですね。男性はなかなかこのような視点がもてません。(山岡鉄舟は日記で何年かかってもいまだ解けないといってます。)
つまり、先入観とってみれば女に男が愛を告白したというただそれだけの事実が残るわけです。(手段はあまりいいとは言えませんが。)それに対してこの態度はやはり大問題です。別に相手する必要はありません(修行僧としての立場もありますから)が断り方は重要です。
「そもそも修行するのは、人格を高めるためだ。それに対しこの修行僧は己が誘惑に乗らないことを誇り、女性に対する配慮を欠いている。これでは何のための修行かわからない。」というのが禅的な考え方だそうです。とはいえこの後解釈の書は次のように続きます。
「これが唯一の答えではない。」考えることが大事ということでしょうか。
しかし、鎌倉時代にこのような考え方が出てきたことはやはり驚きです。
岩名 杏奈 (2003/06/30(Mon) 13:56:19)
こんにちは♪
正解ありがとうございます(^^)
女性って勝手なんですかねぇ(・・;(汗)
でもいつの時代も同じって事なんですかね(^^;(苦笑)
「悟りをまだ開いていない為落ち込んでいるので、
最近はそんな気分になれないのです」
でも良かったんですかね(^▽^)(笑)
ありがとうございました♪
※ 問題中に使用されている人名、地域名、会社名、組織名、製品名、イベントなどは架空のものであり、実在に存在するものを示すものではありません。