さらば、ダイヤよ
古畑 (2004/01/06(Tue) 21:19:54)
えっと・・・・一応オリジナルのつもりなのですが、すでに出ていたらすみません・・・☆警部補「今畑慎三郎」は友人で貿易会社の社長の関泰造の屋敷でバーベキューをしていた。そこには他に3人、今畑の部下の「水川かずみ」、関の同業者の「三木祐樹」、
三木の秘書「内川憲正」、そして関と家政婦の「水谷真」を加えると合計6人だ。
関はあまり人を屋敷に呼ばないと聞いていたので、不思議に思った一同だったが、関が最近、珍しいダイヤを手に入れそれを鑑賞すると聞いて皆、納得した。ダイヤは月の光に照らすと素晴らしい光を放つといわれているので、夜まで皆、適当に時間をつぶした。
夕食中
水谷「今日は旦那様の誕生日です。お気に入りのワインを開けましょうか?」
関「うむ、ありがとう。さて月は出ていますかな?」
三木「じらさないで、早く見せてくださいよー。」
水川「楽しみだな〜!昼間に皆で拝見しましたが大きいダイヤですね。」
関「ええ、直径十センチはありますね。重さも相当ありますよ。」
さて、皆で明かりを消して、関がショーケースの鍵を開けて、ダイヤを取り出したそのとき・・・
(ガタン!)どうやら、誰かがテーブル倒してしまったようだ。
(バリン!)続いてワイングラスや他の食器も割れる音がする。
関「うわ、何をするんだ!」
突然関が叫び声をあげる。今畑が急いでスイッチをつけると関の手からダイヤが消えていた・・・
関「あれにはまだ保険金もかけてないのに・・・(号泣)」
警察が到着し、全員の身体検査と昼間のアリバイが調べられた。(身体検査では何も出なかった。)
関泰造:今畑とダイヤのある部屋でチェスをしていた。
三木祐樹:ダイヤのある部屋の真上の部屋のベランダで昼寝。
内川憲正:会社に一度帰っていた。
水谷真:家事をしていて、場所は一定でない。
水川かずみ:庭の散歩。
今畑「なるほど・・・」
水川「ええ〜!僕も容疑者なんですか!酷いですよ!」
今畑「(無視して)しかし、酷い現場だ、ワイングラスも食器も割れて、ぐちゃぐちゃだな・・・踏まないようにしないと・・・」
水川「料理も落ちてますよ、もったいない・・・もう外部の犯行でいいんじゃありませんか?」
今畑「いや・・・犯人とその方法は・・・」☆
さて誰がどのような方法で?(長文ですみません)
黒ラベル (2004/01/06(Tue) 21:48:00)
ずばり、水谷真が犯人。
隠し場所は、落ちた料理の中。
大和魂 (2004/01/06(Tue) 23:28:19)
犯人はズバリッ、ダイヤの持ち主『関泰造』ですね
僕はこの犯行を関の狂言と推理しました
ダイヤは実はガラス玉で隠し場所は「割れたグラスの破片」
動機はただの『自慢』
方法:グラスを落とした瞬間にダイヤ(ガラス玉)を床に落とす
その破片はグラスの破片と混ざって見ただけではまず分かりません
稚拙な文章ですみません^^;
本城 (2004/01/06(Tue) 23:20:31)
関が犯人。
同業者である内川の会社の信用を落とすため。
容疑者の内、二人は警察官。一人は家政婦。(家政婦なら盗む事はいつでもできるし、こんな失敗の可能性の高い方法は選ばない。)
よって、内川か三木に疑いがかかる。
ダイヤはガラス製の偽物。
騒ぎに紛れて、偽ダイヤを割り、ワイングラスの破片と紛れ込ます。
関は水川の「大きいダイヤですね。」の答えに「直径十センチ」と答えている。
普通ならカラットで答えるのが自然である。
ちょっと、考えすぎかな?
味噌 (2004/01/07(Wed) 00:47:23)
人の意見にケチつけるようで悪いんですけど直径10センチのガラスの塊ってそんなに簡単に割れるもんなんですかね?ワイングラスの破片と混ぜるってことはそれほど細かく(薄く)割らなければいけないわけですし。。。
本城 (2004/01/07(Wed) 23:50:22)
味噌さんの指摘から再検討。
じゃあ、中が空洞になってるガラス製のダイヤだったらどうですかね?
それだったら、関は「重さも相当ありますよ。」の言葉は空洞になってる偽ダイヤの存在を隠そうとした。
空洞になっていれば、床でも砕く事はできそうだし、足で細かく砕く事も不可能ではなくなるかな。(やってみないと解らん。)
/ (2004/01/08(Thu) 15:36:11)
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古畑 (2004/01/08(Thu) 16:32:24)
皆さん、ほぼ真相にたどり着いているようなので、解答をします。
★味噌さん
>直径10センチのガラスの塊ってそんなに簡単に割れるもんなんですかね?
鋭いご指摘ありがとうございます。やっぱり思い付きではこう言うボロが出る・・・でも、一応割れるということにしておいてもらえませんか?
(以下解決編)
今畑「そもそも、今回の事件ははじめから計画されていたものではなかったと考えられます。そうでなければ、失敗の高いこのトリックは使わないでしょう。」
今畑はミステリお約束で皆を集めて語り始める。
一同「そのトリックとは・・・」
今畑「あのダイヤは偽物だったのです。犯人はあらかじめダイヤを精巧に作られたガラス製のダイヤとすり替え、明かりを消したとき、ワイングラスとともに割って紛れ込ませたのです。
水川「木は森の中に隠せって事ですね!そんなことができたのは一度会社に戻った内川さん・・・」
今畑「冷静に考えろ。私と関さんはダイヤのあるこの部屋でチェスをしていた。関さんはあまり人を屋敷に呼ばない。今日来た内川さんには無理だ。ダイヤはもっと以前からすりかえられていたんだ。昼間見たのも偽物さ。」
水川「そんなことができるのは関さんと水谷さんの二人だけ・・・」
今畑「確かにここまででは1人に絞れない。だが論理は犯人を縛る。このトリックはワイングラスがないと使えない。では誰がそのように誘導した?」
三木「確か、今日は関さんの誕生日だからと水谷さんが・・・」
今畑「その通り。彼はそう言う理由でワイングラスをテーブルへと置かせたんだ。犯人はあなたですね?水谷さん。」
今畑の問いに青ざめた水谷が答える。
水谷「そんな!私ならいつでも盗むことができますし、外部犯の仕業に見せかける事だって・・・」
今畑「いつでも盗めるということは同時に最初に疑われるということになります。第一、関さんには動機がありません。」
水谷「動機なら自慢とか、三木さんの会社の信用を落とすためとか色々あるじゃないですか!」
今畑「関さんはダイヤに保険金をかけていなかった。その動機でこれを実行するには代償が大きすぎる。ダイヤを闇ルートでさばくという手もありますが、珍しいそのダイヤが市場に出たら、警察が関さんや三木さんの貿易会社を調べる危険性もあります。そんな危険を冒してまでするメリットは関さんにはないのですよ。」
水谷「そうか・・・水谷さんならショーケースの鍵の型を取ることもできるし、偽物とすりかえて、バレる前にここを辞めて逃亡することもできる・・・」
今畑「ああ、恐らく彼もそのつもりだったのだよ。外部犯に見せかけるより、リスクも少ないしな。しかし、偶然にも関さんがダイヤを鑑賞すると言い出した。ダイヤが偽物だとわかったら最初に疑われるのはあなただ。あなたは焦りながらも今日の昼、この計画を考え出した。そうですね?」
今畑は鋭い視線を水谷に向ける。
今畑「あらゆる可能性から犯人はあなたしかいません。後でゆっくり、本物のダイヤの隠し場所を話してもらいましょうか。」
こうして水谷は逮捕され、その後、彼が偽物の製造を依頼したことも、本物のダイヤが彼の自宅にあることも判明し今畑の推理を裏付ける結果になった。(完)
このトリックは関と水谷両方使えるということで、関の動機をなくしてみたのですが、
本城さんから思いもよらない動機が出たときは正直どうしようかと思いました。
大和魂さん(お久しぶりです)、本城さん、ダイヤのトリックの推理、お見事でした。
黒ラベルさんも犯人の推理はお見事だったのですが、直径が10センチもあるダイヤということで多分料理の中に入らないだろうと思い、違うかなあと判断させていただきました。
次回はもっと考えてから出題したいと思います。解いていただき本当にありがとうございました。
※ 問題中に使用されている人名、地域名、会社名、組織名、製品名、イベントなどは架空のものであり、実在に存在するものを示すものではありません。