時限発火装置

三原ジュン　(2004/01/24(Sat) 13:59:03)

ある博士が発明した。
それは水と反応して発火するという薬品である。
その薬品を使って時限発火装置を作った。
コップを用意し、その下に薬品の入ったトレーをしく。
コップに半分くらい水を入れ、コップのふちギリギリまで
水位がくるように氷を入れる。
氷が溶けて水があふれると薬品と反応して発火するという物である。
博士は早速助手にこの時限発火装置を披露した。
ところが助手は
「博士、この発火装置は使い物になりませんよ」
「いや、そんなことはない！」
「この装置で発火させることは無理です！」
「そこまで言うなら実験してみようじゃないか！」
博士と助手は激しく対立した。
さてこの勝負、どちらの勝ちか？


理論的には、助手の勝ち。
しかし、現実的には博士の勝ちとなった。
氷が解けても同じ分量のみずになるだけなのでコップから溢れない。
しかし、コップの周りに結露で水滴が付き、それが落下して発火した。


模範解答ありがとうございます(^^)
氷が溶けても水位は変わりませんが、結露がついて
水滴が落ちるとこの装置は発火できます。
ということで博士の勝ちでした。


※　問題中に使用されている人名、地域名、会社名、組織名、製品名、イベントなどは架空のものであり、実在に存在するものを示すものではありません。